近大マグロに舌鼓。「近畿大学水産研究所」のここがすごい！

銀座コリドー通り沿い、歩道に行列ができる日も多い「近畿大学水産研究所」。マグロをメインとした、新鮮な魚料理が自慢のお店です。
なぜこの店がここまで評判なのでしょうか。それは大学内で研究された世界初の養殖マグロは、小売り以外はこのお店だけでしか食べることができないからです。マグロの他にも施設内で養殖されたブリ、ヒラマサ、ヒラメなど、教授と学生が情熱をかけて育てた新鮮な魚を存分に堪能できます！

一番人気のメニューは何と言っても、近大マグロと選抜鮮魚のお造り盛り。自慢の近大マグロのトロ、赤身の他、研究所で養殖された旬の魚を盛り合わせています。

新鮮なお刺身はもちろん、焼く、煮る、蒸すなど、お魚に合ったいちばんの方法で作った料理をご提供。本日のおすすめは、スタッフが丁寧に説明してくれます。

2013年にオープンしてから、メディアでも頻繁に取り上げられる近畿大学水産研究所。では、大卒のマグロの人気、美味しさをの秘密を紐解いてみましょう。

大阪府東大阪市にメインキャンパスをおく近畿大学。（株）日経ＢＰコンサルティングのまとめによると、2年連続で「大学ブランド力」第1位、また、一般入試志願者数でも第1位と全国的に人気の大学です。
この大学のブランド力に貢献したのが、農学部・水産研究所。和歌山県に位置し、大学と大学関連の企業とが研究を重ね2002年、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功しました。マグロの他に研究所で養殖されているのは、マダイ、ブリ、シマアジ、ヒラメなどなど。和歌山県の自然豊かな土地と美しい海が、美味しい魚たちを作り上げます。

日本で食べるマグロにはいくつかの種類があります。おなじみなのは天然物のメバチマグロやキハダマグロ。中でも高級なのはクロマグロで、マグロ市場の１割しかありません。クロマグロの魅力は何と言っても脂ののったトロ。甘くとろけるような切り身の口当たりは、他に類を見ない至極の味わい。観戦養殖に成功した近大マグロの味わいも天然に負けないほど、いえいえ天然以上とも言われる甘い脂が特徴です。

近畿大学水産研究所は銀座店と大阪の梅田店のみ。梅田店は、2013年にオープンした複合施設「グランフロント大阪」内にあります。どちらの店舗も、全国からお客様が押し寄せるため、行列は必須。1ヵ月以上待つこともありますが、予約もできるので確実な利用には便利ですね。

また、両店とも売り上げの一部は今後の研究開発に充てられています。日本の未来の魚のためにも、ぜひ美味しい近大マグロを食べてみてください！