極上の京菓子や甘味を♡京都にある老舗の和菓子「鍵善良房」

極上の京菓子や甘味を♡京都にある老舗の和菓子「鍵善良房」

京都の「鍵善良房」は、享保年間創業の京都でも指折りの老舗和菓子店。創業当時から作り続けている名物の落雁、極上の美味しさが評判の名物のくずきりなど、どれをとっても至極の和菓子が並びます。デパートや催事などの出店はないので、お店に足を運んだからこそ食べられる価値ある一品ばかり。和菓子や和スイーツ好きはもちろん、甘味に目がない方にもおすすめしたい、京菓子の老舗「鍵善良房」をご紹介します。

2017年07月21日

丁寧でこまやか。変わらずにあり続ける京菓子の老舗

「鍵善良房 四条本店」外観 1254176

出典:kanmi-073さんの投稿

「鍵善良房」は江戸の享保年間の創業。京都の花街・祇園の一角にあり、昔から現在まで変わらずに京菓子を作り続けているお店です。古い歴史を持つ千年の都・京都。平安期から続いた都では能や茶の湯、絵画に和歌などの文化が栄え、その中で京菓子は磨かれ、高度に洗練されてきました。一方で新しいアイデアを取り入れながら、常に新鮮な京菓子の魅力を伝えています。
「鍵善良房 四条本店」外観 1240107

出典:四谷 菊千代さんの投稿

京都・祇園の格式ある町文化

八坂神社の門前町で、格式高い花街でもある祇園。江戸のころから神社参りの後に、芝居小屋で芝居を見たり、お茶屋で遊ぶ芸能文化や、お茶屋の仕出しの文化が形作られました。菓子屋はお茶の用意を頼まれ、お鉢に生菓子を盛り合わせて持参。抹茶椀など道具一式の貸し出しもしていました。「鍵善良房」はそんな祇園の文化に育てられた、由緒ある京菓子店なのです。
「鍵善良房 四条本店」外観 1240110

出典:マサえもんさんの投稿

四条本店は祇園商店街にあります。お店の外観を飾る季節感のあるディスプレイ。

「鍵善良房 四条本店」内観 1254249 店内

出典:Mハルさんの投稿

店内も昔ながらの雰囲気が活かされています。

「菊寿糖」と「くずきり」がお店の代名詞

「鍵善良房 四条本店」料理 1240204

出典:カメさん7さんの投稿

「鍵善良房」の代名詞となる名物が、落雁の「菊寿糖」と「くずきり」。菊の花を象った愛らしい干菓子「菊寿糖」、シンプルな夏の甘味「くずきり」は、ともに日本古来の自然の恵みを素材に、滋味を引き出した京菓子の逸品です。

150年以上続く干菓子「菊寿糖」

「鍵善良房 四条本店」料理 1240198 菊寿糖

出典:ロンアルさんの投稿

幕末の元治元年(1864年)の菓子型を使用して作られる干菓子「菊寿糖」は、150年以上は続いているロングセラーの逸品です。

素材は厳選された和三盆

初期のころは素材に片栗粉を使っていましたが、昭和に入り和三盆を使用するように。当時は珍しく、茶人や文化人の間で好まれるようになりました。現在は徳島県阿波市・土成町特産、少量生産の和三盆糖を使用。繊細な甘味、なめらかな口どけ、すっきりしたあとくちが特徴です。

手間をかけて、ていねいに作られる

製造過程は大きく3つに分かれます。最初にサトウキビの汁を搾り取り、次に搾り汁からアクを抜き、煮詰めて冷ました白下糖にします。最後は白下糖から糖蜜を取り除いて仕上げ。仕上がりまで3週間ほどと、大変手間がかかりますが、江戸期から代々続く製法を今も守っています。

シンプルの極み「くずきり」

「鍵善良房 四条本店」料理 1240196 くずきり③

出典:ロンアルさんの投稿

つるんとしたのど越しとコシの強さが絶妙な「くずきり」。シンプルな甘味で、昭和に入った頃から祇園のお茶屋や南座に出前していたのが始まりです。昭和30年代から評判となっていき、喫茶室のメニューとなりました。

素材もシンプルに

「鍵善良房 四条本店」料理 1240215

出典:yama-logさんの投稿

素材は葛と黒糖蜜、水のみ。葛は奈良吉野・大宇陀町の「森野吉野葛本舗」のものを使用しています。最上級の葛ならではののど越しの良さ、ほど良いコシの強さがたまりません。

昔ながらの手作業にこだわって

「鍵善良房 四条本店」料理 1240214 ツルリとしたのど越しの”くずきり”は蜜と葛のシンプルな美味さ

出典:lagoさんの投稿

寒さの一番厳しい時期に、葛の根を細かく砕き、地下水に何度もさらす「吉野晒し」で精製した後、自然乾燥。昔ながらの手作業で手間をかけて採れる葛粉は、根の重量の1割ほど。黒糖は沖縄産で、吉野葛に良く合う風味を選んでいます。

道具へのこだわり

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玄関上部の壁には、菓子を成型するために使用する木型がずらり!中には江戸時代のものもあり、店内には古くから伝わる道具が並んでいます。

細長くスタイリッシュな木型は、それ自体が装飾品のよう!古い木型の意匠から、今どきのデザインにふさわしい木型を彫りおこすこともあるそうです。厨房で使う鍋なども、長く同じものを大切に使っています。

ものづくりの作家に愛された文化サロン

「鍵善良房 四条本店」料理 1240201 ここを通り案内され着座します

出典:てるてる!(^^)!さんの投稿

12代の店主が熱心に民芸を取り入れたこともあり、店内は調度品として民芸が息づいています。特に菓子棚はどっしりとした特別な存在感。陶芸家とも親交があり、ものづくりの作家による茶器や調度品があります。

喫茶室&カフェ

「鍵善良房 四条本店」内観 1254263 店内は少し照明が落とされた落ち着いた雰囲気♪

出典:コイチ050306さんの投稿

喫茶室は祇園町北側の四条本店、東山の高台寺店、祇園町南側にモダンなカフェもオープンしています。名物のくずきりや生菓子は、喫茶室の方でいただけます。

喫茶メニュー

「鍵善良房 四条本店」料理 1240488 まずはお茶と落雁が出てくる

出典:ミヤマヤさんの投稿

まず、お茶と小さな落雁が出てきます。

くずきり

「鍵善良房 四条本店」料理 1240220 くずきり

出典:パーカーやっておしまいさんの投稿

漆塗りの器に入っています。

「鍵善良房 四条本店」料理 1240225 くずきりを黒蜜でいただきました(900円)

出典:森のコロちゃんさんの投稿

中は二段になっていて、上に黒蜜、下に氷水で冷やされたくずきりが入っています。たっぷりのくずきりを、黒蜜につけていただきます。

わらび餅

「鍵善良房 四条本店」料理 1240511

出典:よーつーさんの投稿

四条本店のみのわらび餅。本わらび粉とくず粉を使用した独特の歯ごたえ♪たっぷりのきな粉に、美味しい黒蜜をかけていただきます。

おうすと生菓子

「鍵善良房 四条本店」料理 1254270 【おうすと生菓子 880円】

出典:コイチ050306さんの投稿

抹茶のお薄と生菓子のセットは、4種類の生菓子から選べます。季節ごとに変わる生菓子が楽しみ♪

おうすと水羊羹

抹茶のお薄と甘露竹の水羊羹のセット。青竹に入った水羊羹が何とも涼やかです。口に入れるとすーっと溶ける、みずみずしさがたまりません!しっかりした甘さとさらりとした後味が、暑い夏にぴったりの甘味です。

グリーンティ

冷たく冷やした抹茶。見ているだけでも涼しい気分になりそうです。

引出物やお土産に喜ばれる季節の和菓子

「祇園囃子」
京都の祇園祭をイメージした生菓子。涼やかさと賑やかさを表現しています。

「祇園まもり」
祇園祭りの時期限定の生菓子。羽二重より少し硬めのお餅を包んだ優しい甘味。

「琥珀」
半透明のガラス細工のような京菓子。表面はパリッと硬く、中は寒天の柔らかいゼリーです。夏のお茶席やお中元に最適!

「落雁 うつろひ」
夏の空や海を思わせる爽やかな色合い。

「落雁 飴雲」
季節の落雁を揃え、落雁普及活動に力を入れています。

鍵善良房 四条本店の詳細情報

5000鍵善良房 四条本店

祇園四条、河原町、三条京阪 / 甘味処、和菓子、カフェ・喫茶(その他)

住所
京都府京都市東山区祇園町北側264
営業時間
<菓子販売> 9:00~18:00 <喫茶> 9:30~18:00(L.O.17:45)
定休日
月曜(※祝日の場合は翌日)
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

データ提供

日本の美を映し出す宝石のような京菓子

豊かな四季の移ろいや、日本の美を映し出す京菓子は、食べる宝石のようなもの。それだけでなく化粧箱や掛け紙、栞など意匠も合わせて、それ自体がひとつの文化と言えます。京菓子の奥深さに触れるため、一度「鍵善良房」に足を運んでみてください。

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