【近畿編】音を聞けば、土地の風景が見えてくる「日本の音風景100選」

【近畿編】音を聞けば、土地の風景が見えてくる「日本の音風景100選」

“日本の○○百選”など、日本の中でも選ばれた場所を集められたものはたくさんありますが、「日本の音風景100選」をご存知ですか?土地の風景と一緒にある「音」を主役に選ばれたスポットのこと。その音を聞くと、その土地の風景も思い浮かべられるほど印象的なものです。観光名所や自然たっぷりの場所まで、日本でずっと残しておきたい音風景の中から、近畿エリアにあるスポットをご紹介します。2017年08月11日 最終更新

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日本の音風景を探訪しよう♪~近畿編~

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出典:chitayu578さんの投稿

全国各地で地域のシンボルとして、将来に残していきたいという願いから選定された「音風景」。ご存知でない方も多いかもしれませんが、音風景について知ると現地に行ってその音を聞いてみたいと思うはず。今回は全国各地にある音風景の中から、近畿地方に的を絞って、選定されている全スポットをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてお出かけしてみてくださいね。

三井の晩鐘/滋賀県

滋賀県の宝物!安らぎを与える鐘の音♪

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出典:

日本三名鐘(天下の三名鐘)の1つに数えられている大津市の三井寺にある「三井の晩鐘」。日本三名鐘のうち、現在も昔と変わらぬ音を響かせているのは、この「三井の晩鐘」だけ!除夜の鐘でも有名な三井の晩鐘には、琵琶湖の主である大蛇伝説も残っています。

鐘の音が聞けるのは毎日夕方5時頃!

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三井の晩鐘は、毎日夕方5時頃に時を告げているので、その時間帯に三井寺の境内や周辺にいると聞くことができます。また、大みそかには除夜の鐘の行事が行われるので、年末に訪れるのもいいですね。

彦根城の時報鐘と虫の音/滋賀県

彦根城を背景に音色を楽しむ♪

彦根城を背景に音色を楽しむ♪1277929

出典:おにころんさんの投稿

琵琶湖畔の小高い丘の上に立つ彦根城、その彦根城の時を告げる時報鐘と虫の音が音風景に選出されています。元々は鐘の丸に設置されていましたが、付近の岩盤に反響して音が割れたため、幕末期に現在の場所に移され、その後鋳造の際に小判を入れ、以前とは違った美しい音色を奏でるようになったそうです。

1年中鳴る時報鐘と、季節で変わる虫の音

1年中鳴る時報鐘と、季節で変わる虫の音1277899

出典:

彦根城の時報鐘は、毎日6時、9時、12時、15時、18時の1日5回!虫の音は、7月から8月下旬はヒグラシなどの夏の虫、9月から10月にはスズムシやマツムシなど秋の虫の音を楽しむ事ができます。時報鐘や虫の音を聞きながら、城内を散策するとより風情を感じられるので、7月から10月の間に訪れるのがおすすめです。

京の竹林/京都府

京都を代表する風景が奏でる竹の音色

京都を代表する風景が奏でる竹の音色1283020

出典:空色しずくさんの投稿

空に向かって真っすぐに伸びた青緑の竹が美しい嵯峨野の「京の竹林」。この風景を眺めているだけでも、ここに来た甲斐があったと思わせるほど美しくて満足してしまいがちですが、そっと目を閉じて耳を澄ましてみてください。竹林を吹き抜ける風と竹の葉がザワザワと鳴る音が心地よく感じられ、心癒されること間違いなしですよ。

おすすめのシーズンは5月か6月

おすすめのシーズンは5月か6月1277960

出典:Bonjourさんの投稿

京の竹林は年間を通して楽しむ事ができますが、ここはとても人気の観光地なので、春の桜、秋の紅葉の時期は特に観光客が多くなります。音をゆっくり楽しむために、そしてこの緑をより楽しめるためには5月か6月がおすすめ。また、人が少ないオフシーズンか早朝など、時期や時間をずらしていくとのんびりできるかも!

るり渓/京都府

四季の美しさと、滝の音を一緒に感じる

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出典:琴音♪さんの投稿

国の名勝、音風景100選、京都の自然200選に選出されている「るり渓」。るり渓のるりは宝石の瑠璃に由来しているそうです。名瀑に奇石、巨岩が約4kmに渡って続いており、その光景に自然の神秘を感じます。渓流の音に野鳥や虫の音が合わさり、その抜群のハーモニーが心地いいですよ。

季節によって違う音を楽しめる♪

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出典:ともたかサーフさんの投稿

るり渓自体の音は年間を通して楽しめます。でも、せっかく訪れるなら、その滝の音に虫や野鳥の声が加わる季節に訪れるのがいいでしょう。国の名勝にも選定されている風景と共に楽しんでいってください。

琴引浜の鳴き砂/京都府

歩くと「キュッキュッ」と鳴る砂の音

歩くと「キュッキュッ」と鳴る砂の音1278000

出典:t007さんの投稿

琴引浜は京丹後市にある白い砂浜が広がる景勝地で、砂の上を歩くと「キュッキュッ」という音がする「琴引浜の鳴き砂」。かつては日本の多くの砂浜で鳴き砂の存在が確認されていましたが、現在は限られた砂浜でしか音を聞けなくなり、琴引浜はそのうちの1つです。

砂が綺麗で乾燥している時に♪

砂が綺麗で乾燥している時に♪1278009

出典:

石英を大量に含んでいること、綺麗であること、乾燥していることが鳴き砂の必須条件となります。1年中聞くことができますが、特に春先がおすすめ。人が多くなる海水浴シーズンは、砂の洗浄が追い付かなくなって砂が鳴かなくなる可能性が高いです。

淀川河川敷のマツムシ/大阪府

淀川河川敷のマツムシ/大阪府1278015

出典:senriさんの投稿

大阪を流れる淀川、その「淀川河川敷のマツムシ」が音風景に選定されています。目の前には梅田の摩天楼が煌いていますが、河川敷は街灯が一つもなく、その対比も心地いい場所です。その中でそっと耳を澄ますと、マツムシをはじめとする虫の鳴き声が聞こえてきますよ。

おすすめ時期は秋。日没から深夜にかけて!

おすすめ時期は秋。日没から深夜にかけて!1278014

出典:大目付さんの投稿

淀川河川敷の虫たちが活性化するのは秋!音風景に選定されているマツムシは丈の高い植物に多いので、草むらの中の散策路が最もおすすめな場所です。時間的にも空間的にも不思議な感覚がする場所ですので、ほっと落ち着きたい時に訪れるのが良いでしょう。

常光寺境内の河内音頭/大阪府

日本を代表する河内音頭の原型!

日本を代表する河内音頭の原型!1278030

出典:

日本を代表する音頭の1つである河内音頭、常光寺に語り継がれている「常光寺境内の河内音頭」が音風景に選定されています。河内音頭には多くの流派がありますが、常光寺のものが原型とされています。

毎年8月23、24日の2日間が盛大♪

毎年8月23、24日の2日間は盆踊りが開催され、祭りとともに音や踊り、屋台まで楽しめちゃいます。ゆったりとした河内音頭の原型「流し節」から、テンポの速い現代調の河内音頭まであるので、音と踊りに酔いしれましょう。

垂水漁港のイカナゴ漁/兵庫県

イカナゴ漁は2月下旬から4月下旬が最盛期♪

イカナゴ漁は2月下旬から4月下旬が最盛期♪1283280

出典:RAGさんの投稿

春の訪れを告げる役割も果たす「垂水漁港のイカナゴ漁」。イカナゴ漁の解禁日は年によって変動がありますが、概ね2月下旬から4月の下旬まで行われています。出港していく漁船のエンジン音、船員の掛け声、水揚げされたイカナゴのはねる音は、この地区の春の風物詩!イカナゴ漁解禁に伴って、祭りや料理教室などのイベントも開催されるので、音を聞きながらイベントに参加してみましょう。

※写真はイメージです。

灘のけんか祭りのだんじり太鼓/兵庫県

全国的にも有名!10月14日、15日に開催されるけんか祭り♪

全国的にも有名!10月14日、15日に開催されるけんか祭り♪1278083

出典:山椒さんの投稿

屋台と呼ばれる神輿をぶつけあう迫力が魅力の灘のけんか祭り、その「灘のけんか祭りのだんじり太鼓」が音風景に選定されています。毎年十数万人が見物に訪れる人気の祭りで、屋台のぶつけ合いは迫力満点!ただ、毎年のように事故が起きているので、見学するときは気をつけましょう。

灘のけんか祭りは毎年10月14日、15日の2日間開催。屋台がぶつかり合う音、威勢の良い掛け声、見学者の歓声、テンポの良い太鼓の音、どれをとってもテンションが上がりますよ。

春日野の鹿と諸寺の鐘/奈良県

身が引き締まる鐘の音、鹿の鳴き声♪

身が引き締まる鐘の音、鹿の鳴き声♪1278160

出典:

境内を悠然と歩く鹿、そしてお寺の鐘の音が「春日野の鹿と諸寺の鐘」として選ばれています。興福寺と東大寺の鐘の音は、お寺の境内や周辺で聞くことができます。現在、興福寺で撞かれている鐘は奈良時代に制作されたものの複製で、実物は国宝館に保存されています。奈良時代のものが現在も残っているなんて驚きですよね。

興福寺は1日3回、東大寺は1日1回♪

興福寺は1日3回、東大寺は1日1回♪1278154

出典:moconaさんの投稿

音風景に選定されている鹿の鳴き声は、鹿が近くにいれば1年中いつでも聞くことができます。興福寺の鐘の音は、朝晩6時に6回、正午に12回撞かれて一日3回。東大寺の鐘は毎晩8時の1回聞くチャンスがあります。「ゴォン」と身が引き締まるような音に可愛らしい鹿の声、このギャップがたまりませんよ。

不動山の巨石で聞こえる紀ノ川/和歌山県

音はいつでも聞けるが、気象条件によって!

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石に耳を当てると川の音が聞こえると言われる不動山の巨石、音風景には「不動山の巨石で聞こえる紀ノ川」という名称で登録。和歌山県橋本市杉尾にある不動山のいただきに巨石群があり、そのうちの1つに直径20cm程度の穴があいている石があります。その穴の開いている石が、音風景に登録されている巨石です。この石から聞こえてくる音は約7km離れた紀ノ川の音だろうと伝えられていますが、「あの世の音、この世の音」とも言われていて、自然の不思議さや神秘を感じますね。

那智滝/和歌山県

落差日本一の名瀑からの轟音♪

落差日本一の名瀑からの轟音♪1278233

出典:yipuさんの投稿

落差133m、日本三名瀑の1つとしても有名な「那智滝」。近隣の寺社を含む周囲一帯が世界遺産にも登録されているスポットで、豊かな自然が魅力的!滝のしぶきを浴びると延命長寿の効果があるとされ、その効果に期待する観光客が多く集まります。

おすすめ時期は多雨の時期!

おすすめ時期は多雨の時期!1278236

出典:丹波屋さんの投稿

滝の音はいつでも聞くことができますが、最もよく聞こえるのは水量が多くなる多雨の時期です。ただでさえ豪快なのに、水量が増えるとその迫力はさらに増します。目と耳で豪快さを感じ、体で自然を感じれば、心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。

まとめ

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出典:まさまさ66さんの投稿

近畿地方にある日本の音風景をご紹介しましたが、いかがでしたか?どのスポットも昔からの日本の良さを感じられるスポットばかりです。いつもと違う観点で旅行がしたいなと思っている方は、ぜひ参考にしてその音たちに触れてみてください。

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