日本一の観覧車って一体どこ！？国内の観覧車高さランキング！

私たちが小さいころから当たり前のようにある「観覧車」。その歴史は18世紀に遡ります。ロシアの貴族が自分たち遊ぶために、観覧車の原型である乗り物を造らせたことがはじまりだと言われています。当時は今のように技術が発達していないので、車軸に巻きつけたロープを人が引っ張って人間の力で回していたそうです。人が乗っているのを回すので、相当な労力だったことでしょう…。

1893年に入ると、当時世界で一番高い建物であるエッフェル塔に対抗して、シカゴ万博で初の電動式大型観覧車がお目見えしました。当時の最先端技術と国の威信をかけて造られた観覧車は世界中の称賛を浴び、その後の世界中で観覧車の高さを競い合うきっかけとなっていきます。日本でも、1906年に大阪で日本初の観覧車ができてから、翌年には東京にできるなど、観覧車の建設がはじまります。日本では長い間東京と大阪で高さを競うように観覧車の建築がされてきました。現在はどちらに軍配が上がっているのか、今回のランキングで確認してみてくださいね！

観覧車には意外と知られていないトリビア（雑学）があります。ほんの一部ですがご紹介します♪

日本にある観覧車の中で最小の「浅草花やしき」にある観覧車は、ドイツ製で約675万円で建設されたそうです。いくら小さいとは言え、ちゃんとした観覧車なのに意外とリーズナブルに手に入るんですね。お金と土地に余裕があって観覧車好きな人は購入を検討してみては！？ちなみに、通常価格ですが全長100ｍ級のものだと20億～、半分の高さの50ｍ級のものでも5億～するそうです。なんとなく乗っている観覧車も、実はとってもお金がかかっているんですね。

観覧車は遊園地や商業施設の中にあって企業が管理しているというイメージですよね。でも、かつては日本に個人所有の観覧車がありました。北海道池田町にあった「ガリバーくん」という観覧車は、白幡諭氏が所有しており、街のランドマーク的な存在として愛されていました。白幡諭氏が亡くなられた後、その後の行方をファン達はとても心配していましたが、現在でも海を渡ったフィリピンの観光地で再利用されているそうです！海外で電車やバスが再利用されているという話は聞きますが、観覧車もまた新たな地で大切にされていると思うとなんだか温かいお話ですね。では、ここからは本題である観覧車の高さランキングを発表していきたいと思います！

愛知県の「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」にある大観覧車は、2005年に開催された万博公園跡地に造られた公園にある観覧車で、クーラーが完備されています。たまに特大サイズの人形が乗っているサプライズもあるそうですよ！車いすのまま乗車できたり、ペットも一緒に乗ることができるのも嬉しいポイント。団体割引なども用意されているので、大家族やお友達同士で遊びに行くのにもオススメですよ！

熊本県の「三井グリーンランド」にある大観覧車。この遊園地は日本最多の81ものアトラクションがあり、その中でもシンボルアトラクションとして老若男女に愛されているのがこのレインボーです。頂上からは有明海や阿蘇の外輪山まで見渡すことができ、熊本の美しい自然を眺めることができます。名前の通り夜になるとフルカラーLEDによって虹色に輝き、とても美しい景観を見せてくれますよ！360度シースルーのゴンドラもあるので、スリルを味わいたい人は是非乗ってみてくださいね！

神奈川県横浜市の「コスモワールド」にある大観覧車コスモクロック21。横浜と言えば美しい夜景が有名ですが、みなとみらい地区でひと際目を惹くシンボルとなっているのがこの観覧車です。世界最大の時計付きの観覧車で、横浜港や横浜の街並みを一望できます。

大阪の「天保山ハーバービレッジ」にある天保山大観覧車は、横浜にあるコスモクロックと同じ大きさです。海遊館からすぐの場所に建っているのですが、天気が良い日は明石海峡大橋や関西国際空港まで一望することができます。観光客が多いことから中では日本語と英語のアナウンスを聞くことが流れており、車いすでの搭乗もすることができますよ。

現在は光のアートと題して、観覧車自体に絵や文字を浮かび上がらせるライトアップを実施しています。世界初の手法で特許を出願中なので、まだ見たことのない人は是非見に行ってみてくださいね♪

東京の「パレットタウンお台場」にあるパレットタウン大観覧車。「観覧車から見る夜景NO.1」に選ばれたこともあり、都心の夜景を楽しみたい人にはオススメのスポットです。息を飲むような絶景なので、プロポーズにも使われる人気の観覧車なんですよ♪東京タワーやスカイツリー、レインボーブリッジ等、東京と言えばココ！と言われるような名所を観覧車から一望できるので、アレコレ行くのは面倒だけど東京の良いところを見たい！という人にもオススメです。

東京の「葛西臨海公園」にあるダイヤと花の大観覧車は、2001年にオープンして以来、日本最大として君臨してきたのですが、2016年春にその記録を超える観覧車の登場により2位になってしまいます。東京の名所は勿論、遠くは富士山まで見渡せ、都心にいることを忘れさせてくれるような体験ができると評判です。水族館を利用した人はチケットを持って行くと割引になるサービスも行っており、お得に利用できますよ♪

大阪の「EXPOCITY」に2016年春オープンするREDHORSE OSAKA WHEEL（レッドホースオオサカホイール）は、全長120ｍを超える高さ。一周が何分になるのかはまだ発表されていませんが、日本最大の観覧車なだけあって充実した空中散歩ができる時間になりそうです。写真は建設当初の物なのですが、建築中の様子を展望台で公開していることもあり、多くの人が珍しい風景を見ようと足を運んでいます。観覧車は普段何気なく乗るものですが、沢山の機械や工事の人が働いて造り上げていく様子は感動的です。日本一の高さの観覧車がお目見えする日はもうすぐ！楽しみですね♪

観覧車の高さランキングベスト7でした！いかがでしたか？1位の座をかけて東京VS大阪の戦いはまだまだ続きそうですね。ここからはちょっとオマケで、全国の変わった観覧車達をご紹介します♪

いかがでしたでしょうか？日本には魅力的な観覧車が沢山ありますよね！高いところが苦手な人でも、外から見上げてライトアップを楽しめるのも観覧車の魅力です。皆さんも是非お気に入りの観覧車で素敵な思い出を作ってくださいね♪