2017年08月21日

神話が宿る町「高千穂」へ。パワーをもらう1泊2日のモデルプラン
宮崎県の最北端にあり、天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫・ニニギノミコトが天界からやってきた地として語り継がれる町「高千穂」。多くの神話が宿る「高千穂」で出会えるのは、高千穂狭をはじめとした、神秘的な風景の数々。悠久の文化や美しい景色に触れ、パワーをもらう旅へ出かけてみませんか?高千穂を1泊で巡るプランをご紹介します。
日本神話のゆかりの地として有名な宮崎県、高千穂。毎年多くの人が訪れている観光地です。天照大神の孫・ニニギノミコトが高千穂に降り立ったとされる天孫降臨伝説の地とされており、この伝説以外にもこの地を舞台とした神話が数多く存在しています。
そんな高千穂には、ため息がでるほど神秘的で美しい風景がたくさん。そんな景色に心を洗い、町に点在するパワースポットからエネルギーをもらう旅へ出かけましょう。おすすめのモデルプランをご紹介します。
まずは、旅のプランをパワーアップ
まちなか案内所
見どころがギュッとつまった高千穂。なるべく多くの場所を見て回りたいところです。効率よいプランを組むために、まずは高千穂バスセンター前にある「まちなか案内所」で情報収集や旅のプランを相談してみるのがおすすめ!
広々とした店内には、ガイドブックの閲覧場所があるほか、現地ツアー・体験メニューの手配などをしてくれるカウンターがあります。レンタカーやレンタサイクルの貸し出しもあり、手荷物の預かりもしてくれるのでとても便利です。
1箇所目は、ご利益たっぷりのこの場所から
高千穂神社
高千穂バスセンターから歩いて15分ほどの場所にある「高千穂神社」は、パワースポットとしても有名な神社。高千穂皇神(タカチホスメガミ)を主祭神とし、この土地に舞い降りたとされるニニギノミコトやコノハナサクヤヒメが祀られています。夫婦円満・諸願成就などのご利益があり、カップルや夫婦に人気のスポットですが、良い出会いに巡り合いたい!悩みとさよならしたい!という方にもおすすめです。
互いの木の根元がくっついた夫婦杉(めおとすぎ)。大切な人と手をつないで3回周ると、縁結び・家内安全などの願いが叶うのだそう。
悩みや世の乱れが鎮められるとの言い伝えがある、鎮石(しずめいし)。気持ちがモヤモヤしてスッキリしない人はぜひ訪れたい場所です。
高千穂の味を満喫しよう!
ふる里茶房 石の蔵(ふるさとさぼう いしのくら)
約120年前の石造りの酒蔵を移築したというカフェ、「ふる里茶房 石の蔵」。高千穂牛を使ったハンバーガーや秋元神社の御神水を使った珈琲が有名なお店です。
椅子やテーブルには高千穂産の杉を使うなど地元愛も感じられるあたたかな雰囲気の店内。1階はテーブル席、2階は板の間になっているので足をくずしてゆっくりと寛ぐことができそうです。
こちらが一日20食限定という高千穂バーガー。こんがりと焼けたバンズは古代黒米が練りこまれ栄養たっぷり。そこに挟まれているのは高千穂牛100%のパテと、地元でとれた新鮮野菜!お肉の美味しさをダイレクトに感じられる食べごたえ抜群のバーガーです。
ふる里茶房 石の蔵 (フルサトサボウ イシノクラ) - 高千穂/カフェ [食べログ]
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
撮影スポットも満載、高千穂峡は見逃せない
高千穂峡
高千穂一番の絶景と言えばここ「高千穂峡」。古代に阿蘇山から噴火した火砕流が帯状に流れ出し、急激に冷やされたために切り立ったような崖が複雑に形成された峡谷です。
高千穂峡と言えば「真名井の滝」。ボートの貸し出しがあり、滝を間近で感じることができます。大人気のボートは、行列必至なので時間に余裕を持って訪れてくださいね。
「真名井の滝」付近には散策に嬉しい遊歩道が整備されています。自然の造形美や伝説を楽しみながらゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか?記念撮影も忘れずに!
遊歩道の対岸にそびえたつ「仙人の屏風岩」は高さ70メートルもあり迫力満点です。
こちらは「鬼八の力石(きはちのちからいし)」。高さ3メートル、重さ200トンとも言われる巨大な石で、鬼八という悪行ばかり重ねる鬼が、退治しにきたミケイリノミコトに投げつけて力自慢したという伝説があります。
「高千穂三橋」。ひとつの渓谷に3本の橋がかかるのは全国でも珍しいのだそう。
季節によって表情を変える高千穂峡の風景を楽しんでくださいね。
がんばって歩いた体にご褒美を
千穂の家 元祖流しそうめん
散策をするとお腹が減ってきます。そんな時は敷地内にある食事処でエネルギーチャージしましょう!開放的な作りの「千穂の家 元祖流しそうめん」では、店先で串だんごやヤマメが焼かれています。おいしそうな香りについ引き寄せられてしまいます。
ボリューム満点&ヘルシーな「やまめ定食」はさまざまな食材がちょっとずつ楽しめるのでおすすめです。
ちょっと小腹がすいている時は香ばしく焼かれたお団子をどうぞ♪
なんでも高千穂は「流しそうめん」発祥の地だそう。千穂の家ではそれに由来して、流しそうめんを提供する時期があります。夏の暑い日にチャレンジしてみたいですね。
千穂の家の詳細情報
雲海を夢見る宿でおやすみなさい
雲海の宿 千木(うんかいのやど ちぎ)
高千穂のもうひとつの絶景が国見ヶ丘の雲海です。雲海は早朝に見られるため、こちらの「雲海の宿 千木」で一泊しましょう。厳選した季節の食材を使った料理に評判があり、部屋から高千穂の大自然を楽しむことができるお宿です。
高千穂牛にイワナ、煮しめなど、高千穂の食材をふんだんに使った田舎料理が楽しめます。
そしてこちらが朝食。食材を活かした様々な料理を少しずつ味わえます。自家製のお米も美味しい!
公式詳細情報
雲海の宿 千木
宮崎県 / 高千穂 / 旅館
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町押方404-6
- アクセス
- JR 延岡駅バスセンター→高千穂バスセンターより車で10分
- 宿泊料金
- 11,600円〜 / 人
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
毎夜行われる神への踊りを見学
高千穂神楽
心地よい宿で夜を過ごすのも良いですが、宿から車で8分、夜の高千穂神社に足をのばしてみませんか?高千穂神社では夜神楽が毎晩行われています。通常は11中旬から翌年2月上旬にかけて、町内約20の集落で夜を徹して行われる夜神楽ですが、高千穂神社ではシーズン以外にも楽しむことができます。
通常は、三十三番の神楽を一晩かけて奉納する高千穂の夜神楽。高千穂神社の夜神楽はその中から代表的な4番のみを公開したダイジェスト版です。天照大神をはじめ、神話に登場する神々がたくさん登場しますよ。
早起きは三文の徳!雲海を見にいこう
国見ヶ丘
雲海を見れる可能性の高い時期、そしてそうでない時期も、がんばって早起きをしてみませんか?そして天気が良ければ国見ヶ丘へおでかけしてみましょう。
天候などの条件が揃えば、標高513mから、高千穂盆地や周囲の山々を覆い隠す見事な雲海を見ることができます。雲海の見ごろは9月中旬~11月下旬。快晴で風がない早朝に見られます。いくつもの条件が重ならないと出現しない地球の神秘。見られたら長く心に残る風景になることでしょう。
雲海が見られなくても、国見ヶ丘からの絶景はすばらしいものです。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星を獲得した眺望なんですよ。
高千穂に舞い降りたとされるニニギノミコトとオオクワコクワの像があるので記念撮影にどうぞ。
食べて買って、エネルギーとお土産補充
道の駅 高千穂
神楽のお面をモチーフにした迫力満点のモニュメントがお出迎えする「道の駅 高千穂」。地元の名産が並ぶ「高千穂物産館」がありますので、お土産探しに立ち寄りたいスポットです。
建物の中には「道の駅高千穂レストラン」も。買い物ついでに腹ごしらえするのもいいですね。
言わずと知れた宮崎名物・チキン南蛮を丼にしたメニューです。甘酢が旅の疲れを癒してくれそう。食事を終えたら、物産館にお土産を買いにレッツゴー!
大正時代から一枚一枚手焼きで作られている「高千穂せんべい」は素朴で優しい味。幅広い年齢層に喜ばれそうなお菓子です。お土産にぜひどうぞ。
道の駅 高千穂の詳細情報
高千穂の旅で、パワーチャージ完了!
高千穂の神秘的な風景を見ていると、心と体がデトックスされるようです。心を洗ったら、たくさんのパワーをもらって、明日からの英気を養いましょう。神話が宿る不思議なパワーを秘めた町・高千穂でパワーをフルチャージする旅をぜひどうぞ♪