長崎土産の定番カステラ。老舗中の老舗「福砂屋」にフォーカスします!

長崎土産の定番カステラ。老舗中の老舗「福砂屋」にフォーカスします!

長崎土産の定番といえば、カステラ。長崎にはカステラ屋さんが数多くありますが、中でも、今回は寛永元年(1624年)創業の老舗のカステラ屋さん「福砂屋」にフォーカスします。福砂屋の歴史、カステラを美味しく作るためのこだわり、人気商品などをまるごとご紹介します!定番のカステラだけでなく、ポップな可愛いキューブカステラや手作り最中などもチェックしてくださいね♪

2017年09月06日

カステラの老舗店「福砂屋」

カステラの老舗店「福砂屋」1292233

出典:

長崎土産と言えば、カステラ。長崎にカステラの老舗は数ありますが、その中でも老舗中の老舗である「福砂屋」。本店は、長崎市思案橋(しあんばし)近く、丸山公園のそばにあります。瓦屋根に白壁、黒のシックな看板は、脈々と受け継がれてきた歴史を感じさせる佇まい。ひっきりなしに観光客や地元のサラリーマンが、手土産にと店を訪れています。今回は、この「福砂屋」の歴史や、素材へのこだわり、人気の商品などを詳しくご紹介します。

福砂屋の歴史

歴史あるカステラ。そのルーツとは?

「福砂屋 長崎本店」料理 1248856 南蛮船に風情を感じます

出典:一級うん築士さんの投稿

日本にカステラが伝来したのは、ヨーロッパ諸国が海外進出していた大航海時代真っただ中の16世紀中期。当時、日本ではスペイン・ポルトガルとの間で南蛮貿易が行われており、その窓口だった長崎にカステラをはじめとした様々な食べ物や文化などが伝えられました。その後、「南蛮菓子」だったカステラは独自の変化を遂げ、栄養価が高いことから医学従事者を中心に全国へ広まったといわれています。

「福砂屋 長崎本店」料理 1248857 それを開けると今度は由来が書いてあります

出典:一級うん築士さんの投稿

ポルトガルのお菓子と思っている人も多いと思いますが、実はカステラはもともと、カスティーリャ王国(現スペイン)がルーツといわれます。長崎に伝来した際、ポルトガル人が、「これはカステラ(ポルトガル語ではカスティーリャをカステラと発音)王国のお菓子だ」と言ったのを「カステラ」と日本人が聞き取ったことから、そう呼ばれるようになったといわれています。

「福砂屋」の名前の由来は?

「福砂屋 長崎本店」その他 1248875 こうもり です

出典:めたぼさんの投稿

創業年1624年、日本が鎖国へと向かっていく激動の時代に、初代福砂屋は、貿易商として砂糖、米など、様々な品目を扱っていたと考えられています。砂糖は福州(福建省)から長崎へ運ばれており、福砂屋の「福」は、中国の福州、福砂屋の「砂」は、砂糖の砂からといわれています。ポルトガルやスペインだけでなく、中国とのつながりも深いのですね。

福砂屋のトレードマークは「コウモリ」

「福砂屋 長崎本店」外観 1248855

出典:めたぼさんの投稿

福砂屋のトレードマークは何であるか知っていますか?正解は、「コウモリ」。初代は「福」の字を使った登録商標でしたが、明治時代に入り12代清太郎氏が、コウモリに改めました。コウモリと改めたのには、中国との繋がりにあります。カステラに使う砂糖など、当時、物資調達に重要な交流先であった中国では、コウモリは、幸運の印とされており、縁起が良いものでした。

「福砂屋 長崎本店」その他 1248876

出典:めたぼさんの投稿

パッケージのシールや暖簾など、注意して見ると、コウモリがたくさん見つかるはずです。

福砂屋の”こだわり”

①ミキサーは使わず、すべて手づくり

「福砂屋 長崎本店」料理 1248858

出典:ノバンディさんの投稿

1624年(寛永元年)に創業して以来、「手づくり」にこだわる福砂屋。卵を割ることから、泡立て、攪拌、焼き上げなどすべてのプロセスを職人さんが行っています。攪拌の際には、ミキサーは一切使わず、職人さんが長年の経験を積んで得た「手わざ」によって美味しいカステラが生み出されています。

②材料は「5つ」とシンプル

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福砂屋で使っている素材は、「卵、小麦粉、上白糖、双目糖(ザラメ)、水飴(米飴)」のみを使って、ふっくら焼き上げています。添加物、ハチミツ、水、牛乳、ふくらし粉などは一切使用していません。無駄なものを使わず、素材で勝負しているのです。

「福砂屋 長崎本店」外観 1248970

出典:isooさんの投稿

また、材料の一部である「卵」ですが、福砂屋ならではの行事として「卵供養」があります。1年に1度、毎年5月に菩提寺である正覚寺にて行われます。「社員全員が参列するもので、カステラの材料として日々に使う卵に感謝し、供養します。卵へのこだわりや愛情が感じられる福砂屋ならではの行事です。

③カステラの底のザラメ

「福砂屋 長崎本店」料理 1248859 底添付では無く、生地に沈ませた双目糖が分かる

出典:SG325さんの投稿

カステラの底にあるザラメですが、そうなっているのには理由があります。福砂屋では材料を攪拌するときに、ザラメ糖の角をすり減らしながら、生地に馴染ませていきます。その際その一部を沈殿させて残しているのです。

「福砂屋 長崎本店」料理 1248977 これこれ♪

出典:KUMAOさんの投稿

ザラメが溶けすぎてもダメ、全く溶けないのもダメ、コツはザラメをすり減らしながら、カステラの底に沈み残るようにすることだそうです。このザラメが職人さんによる手作りであることの証なのです。このザラメが、食べるときにシャリっとした独特の食感を生み出しています。購入後、保管状態によっては、ザラメが生地に溶けてしまうこともあるそうです。

定番の形から、キューブ状まで?商品ラインナップを紹介!

①定番のカステラ

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福砂屋といえば、このスタンダードなカステラ。そっと口に入れた瞬間、優しい卵の味わいが広がります。しっとりしており、きめ細やかな舌触り。そして福砂屋の特徴でもある底にあるザラメのシャリッとした食感が、アクセントになります。あらかじめ10切れにカットされているのが、嬉しい心遣い。

②オランダケーキ

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ココア、クルミ、レーズンが入った、オランダケーキ。カステラのように底にザラメはついていません。ほろ苦いココアの味が特徴で、甘すぎず男性のファンも多いとか。こちらも10切れにカットされています。

③特製五三焼カステラ

「福砂屋 長崎本店」その他 1248866

出典:ABONさんの投稿

砂糖、ザラメ、卵は多めに、小麦粉は少なめに配合を変えたスペシャルな「特製五三(ごさん)焼カステラ」。箱を開けた瞬間、ふんわり卵の香りがただよいます。普通のカステラとは材料配分が異なるため、熟練した職人の高度な技法が求められます。量産できない特別なカステラです。「五三」という名の由来は、「卵黄と卵白の割合が五:三であることから」という説や、桐箱に入れて贈呈することから「桐の家紋、五三の桐にちなんで」という説など、諸説あります。

「福砂屋 長崎本店」料理 1248873 五三焼き

出典:辣油は飲み物さんの投稿

色は卵黄に似た濃い黄色、手に取ると重厚感を感じます。きめ細やかで食感はふくよか、濃厚な味わいです。色は卵黄に近い濃い黄色で、写真で見るだけでもきめの細かさや、しっとり感が伝わってきますよね。

④フクサヤキューブ

④フクサヤキューブ1312867

出典:普通に美味しいものが食べたい人さんの投稿

かわいいサイコロのようなキューブ型の紙箱に入ったカステラ。女子ウケ抜群です!季節や地域ごとにパッケージが異なります。会社や家族への友達のお土産にもぴったりです。

「福砂屋 長崎本店」料理 1275505 さあ!食うど~

出典:アラジンとランプさんの投稿

中には簡易フォークもついており、至れり尽くせりの一品です。

⑤手づくり最中

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カステラで有名な福砂屋ですが、最中も人気商品。皮と餡が別々になっており、自分好みの量の餡を自分で詰めて頂くスタイルです。餡は北海道産の小豆を炊き上げ、ほどよく甘く舌触りのよい仕上がりに。


「福砂屋 長崎本店」料理 1248865 こう?

出典:★スマイル★さんの投稿

皮は香ばしく、パリと、軽い食感です。お客様にお出しすると、みんなで楽しめて、会話がはずみそうですね!

福砂屋 長崎本店の詳細情報

福砂屋 長崎本店

思案橋、観光通、崇福寺 / 和菓子

住所
長崎県長崎市船大工町3-1
営業時間
9:00~18:00
定休日
年中無休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥2,000~¥2,999

データ提供

いかがでしたか?

いかがでしたか?1306852

出典:普通に美味しいものが食べたい人さんの投稿

長崎土産の定番、カステラ。老舗の福砂屋のカステラは脈々と受け継がれた職人の技が詰まった逸品です。また、ポルトガルやスペイン、中国との深いつながりに想いを馳せるとより味わい深くなることでしょう。

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