2016年04月05日

予約の取れないレストラン。代々木フレンチ「セララバアド」

2015年の1月にオープンしてからすぐに、予約の取れない人気店になった「セララバアド」。代々木上原駅から徒歩10分ほどの住宅街に佇む、東京の美食家が集まるレストランです。分子ガストロノミーという科学的な視点からとらえた創作フレンチが楽しめ、見るものをあっと驚かせる五感を刺激するレストランの魅力をご紹介します。

mashmaro

予約の取れないレストラン「セララバアド」

出典：きゅいそんさんの投稿

代々木上原駅から徒歩10分ほど。住宅街の中に突如あらわれる「セララバアド」は、まるで南仏のような綺麗な青とグリーン、オレンジの照明が素敵な雰囲気。料理は、ディナーコースのみ。一斉に19時からスタートするので遅刻は厳禁です。当日は18時50分までの入店をリクエストされます。

世界一のレストランで修行したシェフの店

出典：sakura007さんの投稿

世界のベストレストラン1位に輝いた、スペインのEl Bulli (エルブリ)で修行し、マンダリンオリエンタル東京タパスモラキュラーバーの料理長を勤め、2014年のレストラン世界ランキング1位、デンマークの noma（ノーマ）で働いた、華々しい経歴の橋本シェフ。

分子ガストロノミーをカジュアルに楽しめる

出典：ingridbさんの投稿

分子ガストロノミーとは、料理を科学や物理の視点からとらえ、食材をより美味しく、そして新しいものに創作したもののことを言います。エルブリのカリスマシェフのフェラン・アドリア氏が世界に広めたことでも有名です。セララバアドでは、四季によって、テーマと食材が違うので、食事が味わった後に、すぐに次の季節のコースを予約していく人も多いのだとか。数ヶ月先まで予約が埋まっている、今注目のフレンチレストランです。

出典：sweet sugarさんの投稿

調理中にはこれだけ煙がモクモクする場面も！？一体どんな料理が出て来て、どんな味がするのか・・・待っているだけでもワクワクしてきます。「モダンガストロノミー（現代の食文化）をもっとカジュアルに」をコンセプトとする橋本さんは、これまで一部の人間しか食べるチャンスがなかったモダンガストロノミーを、一般の人でも食べられるようにアレンジ。一見「こんな調理法で美味しいの？！」と疑問に思うかもしれませんが、そこは世界の一流レストランで働いてきた料理人。一度、来店した人は絶対にファンになりますよ。

思わず見とれる料理の美しさ

出典：ねこすけさんの投稿

各地から選りすぐった食材を使い、手間もかかるガストロノミーを7,000円～8,000円（ドリンクは別）ほどで手軽に楽しめます。お品書きだけを見ても全然想像がつかないので、どんな料理が出てくるのかワクワクして待つのも楽しみです。

食べるべき一品

出典：クワトロ☆さんの投稿

十勝産どろ豚の生ハム、オリーブオイルのカプセルはオプションですが、ぜひ注文してほしい一品。カプセルになったオリーブオイルと生ハムが絶品です。

コースを一部ご紹介

出典：きゅいそんさんの投稿

分子ガストロノミーと言う言葉を聞いたことがなかったとしても、ソースなどの液体を“泡”にして食べる「エスプーマ」なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。液状の食材に亜酸化窒素を混ぜ、泡状（ムース状）にする調理法です。

写真は“春の高原”と言うなんとも美しいサラダ。エディブルフラワーと言う食用花とローズヒップの酸味がなんとも言えないアクセントになっています。ローズウォーター×ハチミツ×クランベリーで作る泡は、口に入れた瞬間に別世界を堪能することが出来ますよ。