芸術の秋!浜松「秋野不矩美術館」でインドの風感じてみない?

芸術の秋!浜松「秋野不矩美術館」でインドの風感じてみない?

今回ご紹介するのは、独特の雰囲気がなんともお洒落な浜松市の美術館「秋野不矩美術館」です。とっても絵になる美術館の中では、これまた独特の世界観が溢れる地元出身・秋野不矩(あきの ふく)画伯の作品が常設展示されています。館内では靴を脱いで観賞。なんだか癒しのひとときが過ごせてしまう不思議な美術館なんです。秋野画伯の描くインドを題材とした作品そのものも、力強くもほっこりとした温かみがあり思わず癒されちゃいますよ。

2017年09月09日

なんだか絵になる「秋野不矩(あきのふく)美術館」

温もりに溢れた癒し系美術館

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建築好きにはたまらないユニークなフォルムの「浜松市秋野不矩美術館」は、日本画家・秋野不矩の作品を数多く収蔵・展示した美術館です。館内では所蔵するインドにインスピレーションを受けた秋野画伯の日本画作品を常設するほか、さまざまな企画展も不定期で開催されています。

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出典:

美術館の入り口までのプロムナードには、画伯がこよなく愛したインドの女性をモチーフにしたレリーフが置かれています。画伯の世界観たっぷりの美術館を覗いていきませんか?

ところで秋野不矩(あきのふく)さんって?

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出典:SUBALさんの投稿

日本画の技法をもってインドの風景を描くという、一風変わった日本画家・秋野不矩画伯。その誕生は1908年。日本画の技法を19歳から学び、28歳で官展で受賞という早くから画家としての地位を固めた女性画家なんです。その後も日本画家としての道を歩むも、50代からインドに魅了され、晩年はひたすらインドを題材とした作品を描き続けました。

ところで秋野不矩(あきのふく)さんって?1227916

出典:cyouyouさんの投稿

インドの地に強烈なインスピレーションを得た秋野画伯。豊かな大地、乾燥しきった風、そしてたくましく生きる人々。寺院をはじめとした建物や、仏像などの美術様式にも深く心を魅了されたのですさらにはアフガニスタン、ネパールなども旅し、自然や風俗をモチーフにした創作活動も展開。1999年にはその業績が認められ、文化勲章を受章しました。そんな秋野画伯の描いた貴重な作品が見られるのが「秋野不矩美術館」なんです。

どうやって行くの?

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出典:チーノさんの投稿

浜松市の市街地から離れた二俣町にあり、秋野画伯の生誕の地を見下ろす、小高い丘の上に建っています。最寄の天竜二俣駅からは、歩いておよそ15分。美術館までは少し長い上り坂になっています。木々や季節の花が植えられているので、風景を楽しみながら歩けばさほど気になりませんよ。ただ、見た目より傾斜もあるので、足の弱い方や車椅子の方は、美術館入り口までタクシー等を利用するのがおすすめです。

秋野不矩美術館の見どころをご紹介!

秋野不矩作品にほっこり

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秋野不矩美術館に無くてはならないもの、当然ながら秋野不矩作品です。優しい色づかいに筆づかい。時にその迫力に驚かされたり、ほっこりと癒されたり。不思議な魅力を秋野不矩作品を一部ご紹介します。

秋野不矩の代表作が『オリッサの寺院』です。インドのオリッサ州にある異なる3つの寺院を組み合わせ、1つにしたというこの作品は、縦約1.2m×横約7mという大作です。見るものは思わず圧倒されます。

『ガンガー』は、ガンジス川を渡る水牛の群れを描いた作品です。インドを象徴する聖なる川・ガンジスの悠久の流れと、生命の力強さを感じさせる一枚です。秋野画伯が生涯でインドを訪れた回数は14回。最後にかの地を訪れた時は、91歳だったというから驚きですね。

秋野画伯の最後の作品が『砂漠のガイド』です。彼女が最晩年に訪れた、アフリカのサハラ砂漠を描いたものです。風紋を描き出すその筆致は、93歳という年齢を感じさせません。

自然の温もりに包まれながら鑑賞

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天竜杉や漆喰など自然素材を駆使して作られた建物は昨今流行の“フォトジェニック”なアートスポットのようですが、実はオープンは今から20年近くも前。建築家・藤森照信氏が設計したもので、1998年、画伯が90歳の年にオープンした美術館なんです。建物だけでも一見の価値があります。

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出典:

エントランスの大きな柱と木の扉が、とても印象的ですね。フォルムは独特だけど、全体的にアースカラーのためとってもナチュラルな雰囲気。なんだか癒されます。

靴を脱いで開放感たっぷり

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こちらの美術館の大きな特徴は、靴を脱いで鑑賞するというスタイル。非常に珍しいですよね。しかも途中まではスリッパ着用ですが、展示室の中はそれすらも脱いで、自然素材の温もりを裸足で直に感じながら、作品を観賞します。これは設計者である藤森氏が「画伯の絵の汚れのなさと土足は合わない」と考えたことから、このようなスタイルが取り入れられました。

第一常設展示室の前の入口。ここからはスリッパを脱いで進みましょう。作品が展示されているのは、第一常設展示室と第二常設展示室。展示室は写真撮影ができないのでご注意ください。第一常設展示室ではござが敷かれた通路を。第二常設展示室の床には大理石が敷き詰められた通路を素足でわたります。足の裏に広がる感触とともに作品を楽しんでみてはいかがでしょうか?

自然と一体化する感覚を味わう

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出典:

こちらの美術館には、テラスも設けられています。開放感あふれるテラスからは、自然豊かな二俣町の風景を見渡すことができます。森林浴を楽しめるのも魅力のひとつです。

重厚な木の手すりにもたれながら緑を眺めていると、この建物も、そして自分自身も自然の一部なのだと、きっと実感できるはずです。

特別企画展もチェック!

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不定期で開催される特別展では思いもよらない素敵な作品と出会えるかもしれません。こちらも忘れずチェックしましょう。

もっと秋野画伯の作品を味わいたいなら

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エントランスホールでは、ポストカードや図録といったグッズが販売されています。お気に入りの作品を記念に、またはお土産にいかがでしょうか?

また、第一展示室の隣には、映像ルームが用意されています。こちらでは、秋野画伯の生涯や作品を紹介するビデオが上映されています。お時間のある方は、こちらもぜひ。

秋野不矩美術館の詳細情報

秋野不矩美術館

住所
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130
アクセス
1) 天竜二俣駅から徒歩で10分 2) 西鹿島駅からバスで遠州鉄道・天竜浜名湖鉄道西鹿島駅から二俣山東行きバス - 秋野不炬美術館入口から徒歩で5分
営業時間
9:30〜17:00
定休日
[月] 祝日の場合は開館
料金
高校生 150円 常設展 大人 300円 常設展

データ提供

いかがでしたか?

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出典:チーノさんの投稿

秋野不矩画伯がこよなく愛した国・インド。彼女の生まれた緑あふれる天竜二俣の土地に建つ美術館で、その乾いた風の香りを感じてみて下さいね。

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