ここから見る景色は、何だか神秘的。窓からの眺めが美しい京都の寺院5選

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貞和2（1346）年、大徳寺の徹翁国師（てっとうこくし）により臨済宗の寺院として創建された「源光庵」。その後一時衰退したものの、元禄7（1694）年に加賀・大乗寺の僧が曹洞宗の寺院として再興し、現在に至ります。

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「源光庵」の見どころは、仏教の概念が込められた「迷いの窓」と「悟りの窓」。四角い形の「迷いの窓」は人間の生涯を象徴しており、生を受けた時から逃れることのできない様々な苦悩「釈迦の四苦」を表しているといわれています。それに対し、大宇宙を表現した丸い形の「悟りの窓」は「禅と円通」の心を表しているそうです。

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まず「迷いの窓」を見て自問自答したら、「悟りの窓」の前に座って自分自身を見つめ直すことで本来の自分に変わることができるといわれています。窓から見える風景は季節によって異なり、春夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と変わっていくのが魅力です。

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皇室とのゆかりが深い御寺泉涌寺の別院「雲龍院」。応安5（1372）年、南北朝時代の北朝第4代天皇・後光厳天皇の勅願で創建された真言宗泉涌寺派の別格本山です。

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「蓮華の間」にある窓からは、左から椿・灯籠・紅葉（楓）・松といった異なる景色を見ることができます。ライトアップ期間中は昼間とは違った幻想的な姿となり、こちらも名景です。

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「雲龍院」にも「迷いの窓」と「悟りの窓」があり、こちらからも美しい自然の風景を眺めることができます。

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やすらぎの郷として平安貴族や武士から愛されてきた八瀬の地に建つ、無量寿山・光明寺「瑠璃光院」。数奇屋造りの建物となっており、2階から望める紅葉は特に美しいといわれています。

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色とりどりの葉が自然の美しさを教えてくれるかのような「瑠璃光院」の紅葉。その景観が書院の磨かれた床に映り込み、幻想的な光景を生み出しています。

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力がみなぎるような青々とした新緑の季節も絶景が広がっています。「瑠璃光院」は春と秋の特別期間のみ拝観することが可能です。

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大原寺勝林院の僧坊（僧侶が生活する宿舎）として平安時代に創建された「宝泉院」。京都市指定の天然記念物となっている樹齢約700年の「五葉の松」など見どころが豊富です。

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客殿にある柱と柱の間の空間を額縁に見立てて鑑賞する「盤桓園」では、竹林と里の風景を見渡すことができます。「盤桓」とは立ち去りがたいという意味で、その名にふさわしい名景が広がっている人気のスポット。「額縁庭園」とも呼ばれています。

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雪景色も美しい「盤桓園」では、静謐な空間でおだやかなひとときを過ごすことができます。また、拝観料に含まれている抹茶とオリジナル和菓子をこちらの場所で楽しめるのも魅力のひとつです。

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高野山真言宗の「正寿院」は、50年に1度しか御開帳されないという秘仏の十一面観音菩薩が安置されているなど歴史ある寺院。夏には「風鈴まつり」が開催されることから「風鈴のお寺」とも呼ばれています。

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客殿には「猪目（いのめ）」という日本の伝統文様でもあるハート型の「猪目窓」があり、桜・新緑・紅葉・雪などの四季折々の風景を見ることができます。さらに、天井には花や日本の風景をモチーフにした160枚の画があるので見どころ満載です。

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窓から陽が差し込んだ時にはハートの影が生まれ、同時に2つのハートを見ることができます。このことは「幸せのおかげ」と呼ばれ、見られる時間帯は主に15～16時頃。この「猪目」は災いを除いて福を招く意があるため、幸せを祈願するスポットとしても人気です。

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