工芸の町・松本を散策!クラフト女子ワクワクのスポット&イベント17選

工芸の町・松本を散策!クラフト女子ワクワクのスポット&イベント17選

クラフトブームは衰えを知らず、女性を中心に愛好者は増え続けています。城下町・松本は古くから腕の立つ職人が集まり、特に木工芸に長い伝統があります。今でもクラフト関係の職人が大勢住まい、素敵なショップもたくさんあるので、レトロな建物、伝統を感じる町並みを散策しながら質の高いクラフトに触れることができます。さらに、初夏に開催されるイベント「クラフトフェアまつもと」は必見! クラフト女子におすすめの松本のクラフトスポット、クラフトシーンを詳しくご紹介します!

2017年10月07日

松本が「工芸の町」と呼ばれるワケ

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出典:

松本は城下町なので、江戸時代からさまざまな職人がおひざ元に集められ、今で言う「工芸」につながる匠の技が発展・集積してきました。「松本家具」(和家具)については、起源は安土桃山時代までさかのぼると言われています。加えて、信州は木材が豊富で、松本は年間を通して空気が乾燥しているため、木工の職人にとって条件のよい土地でした。それで、とりわけ「木工」に関する工芸品が目立つのです。
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出典:

松本の木工の中でもっとも有名なのは「松本民芸家具」です。この創始者である池田三四郎は、戦争でいったん途切れた松本の木工技術を復活させるために、腕ききの木工職人を集めて洋家具を作らせるようになりました。そして池田は、民芸運動のキーパーソンである柳宗悦、バーナード・リーチとも交流を持ち、松本民芸家具の基礎を作ったのです。1976年には、家具業界で初めて当時の通産大臣より「伝統的工芸品」に指定されています。

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出典:peiperさんの投稿

工芸の町・松本をクラフト尽くしで楽しんじゃいましょう。おすすめのショップやイベントなどを楽しみ方別で紹介していきますね!

【楽しみかた1】松本の工芸といえばまずは「中町通り」を散策

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松本の旧町名「中町1、2、3丁目」からなる中町商店街がある通りです。善光寺街道沿いにあり、古くから呉服店・酒造業などでにぎわってきた界隈です。モノトーンの土蔵造りの家が残る町並みは、独特の落ち着いた雰囲気があります。クラフト系のお店をはじめ、さまざまなセンスの良い専門店が立ち並んでいるので、まずはこの通りを散策するのがおすすめです。

ちきりや工芸店

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小鹿田焼、出西窯などの日本各地にある伝統的かつ有名な陶芸をはじめとした民芸品、アジアの面白い雑貨などが所狭しと並んでいます。うつわは日常づかいの大らかな味わいのものがメイン。ガラス製品はカラフル、レトロテイストでとりわけ目を引きます。ちょっとしたものを見つけるのが楽しく、時間を忘れそうです。

松本民芸家具・中央民芸ショールーム

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松本民芸家具で作っている実物が見られるショールーム。定評のある椅子、ダイニングセット、棚、照明など重厚で美しいさまざまな家具が並んでいます。1点ずつ手作りであること、そして洋家具ですがどこか和のテイストも感じられ、懐かしさがありつつも時代を超えた普遍性を持つのが、松本民芸家具の特徴です。お値段は安くはありませんが、世代を超えて長く使える家具なので、いつかは「松本民芸家具」と考えている人も多いようです。

陶片木

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全国各地の工芸品、作家もののうつわや木工品などを置いています。遊び心があり、実用的で使いやすいものが多いです。

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一番人気は溝のない「すり鉢」。よく擂れる上に、擂ったごまなどが引っかからずにきれいに取れると好評です。すりこぎもユニークなかたちをしています。手作りなので数がなく、在庫がない場合も。食卓に出しても絵になる美しさを兼ね備えており、店主の美意識を感じます。

工藝マエストロ

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出典:

うつわを中心に、竹細工のかご、漆器など匠の技が光るものを選び抜いて並べています。たしかな選択眼を感じさせるラインナップで、民芸調ではなく、日々の暮らしになじみやすいものが多いです。お値段も手ごろなので安心して見ることができます。ショーウインドーが明るいので入りやすく、石畳のアプローチにもセンスが光ります。

グレインノート

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こちらのオーナー、指田哲生さんは家具作家でもあります。ギャラリー内の家具は指田さんの作で、注文も受けています。置いてあるものは地元の作家ものが中心で、たとえば松本在住の陶芸家・田中一光さんのポットなどがあります。1階は木製小物、器、布、ガラスなどを販売し、2階は椅子やテーブルなどの常設展示や、貸しギャラリーとしても運営しています。

coto.coto(コトコト)

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「楽しむ、暮らしとアート。」をコンセプトに、小さなお店に、まさしく「アート」と呼べるような素敵なアイテムがいろいろと並んでいます。アクセサリー、フェルト製品、オブジェなど他ではあまりないような作品も多く扱っています。全体に優しい色味、テイストで、見ているだけで和みますよ。ちょっとしたプレゼントにもなりそうですね。

手仕事商會すぐり

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お店は、路地を入って奥に進んだ先にあります。昔の蔵を改装したお店で、ギャラリーも併設しています。山ぶどうの籠や竹細工、照明などを販売しているほか、テイクアウトできるクッキーやドリンクもあり、店の前のベンチで一休みできます。2階のギャラリーでは、革製品や洋服などさまざまな手仕事の展覧会を積極的に行っていて、Facebookで随時情報を発信しています。

【楽しみかた2】クラフト+αの個性派ショップ巡りに出かけよう

LABORATORIO(ラボラトリオ)

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出典:

松本城の西側、大手一丁目にある昭和初期に建てられた薬局だったビルを改装したお店です。1階は松本に工房を構える井藤昌志のシェーカーボックスを置いてある「the BOX SHOP」、元実験室だっという2階はクラフト・雑貨のお店とカフェになっています。お隣のビルの2階に「faber LABORATORIO」も構え、こちらではアーツ&サイエンスなどの衣料品を販売しています。いずれもセンスを感じさせるものを揃え、独特の雰囲気を楽しめます。
「ラボラトリオ」 内観 14192911 店内①

出典:モリモリ三太郎さんの投稿

かつては実験室だった面影を残したカフェは町歩きのひと休憩にぴったりな落ちついた空間です。

10cm

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出典:

松本在住の木工作家・三谷龍二さんのお店です。前出のLABORATORIOから歩いてすぐのところにあります。普段は、無垢の材を使った子ども向けの机や椅子などを展示していますが、イベント・展覧会もたびたび開催しています。ハイセンスな内容で参加者は少人数に限っているため、質の高いイベントとして定評があります。

ギャルリ灰月(かいげつ)

木のうつわ、ガラス、陶器などのクラフト作品を中心に、日々を大切に過ごしたい人のための道具を販売しているギャラリーです。作家の1点ものからプロダクト品まで、オーナーのお眼鏡にかなったものが置かれていることに定評があります。絵画や版画作品が展示されることも。季節ごとに企画展も行われています。松本PARCO、松本市時計博物館の近くにあります。

栞日(しおりび)

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こちらは、クラフト好きならきっと気に入るこだわりのブック&カフェです。インディペンデント系出版社を中心に、独自の選書で「心地よい暮らしのヒント」になる本を置いてあります。企画展、古本市、ポップアップストアなども積極的に行っています。朝早くから営業しているので、モーニングを食べて本を選ぶ楽しみ方も。なお、同じビルの2~4階では、1回1組限定の中長期滞在型ホテルも経営しているので機会があれば利用してみて。まつもと市民芸術館の並びにあります。

Gallery自遊石

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伊藤石材店という石屋さんの2階にあるギャラリーです。石と日常に転がる素材を組み合わせたもの、石で作った硬いテディベアなど、一目では石であることが信じられないような衝撃の作品が並びます。かなりハイレベルなアート作品で一見の価値アリ。ときどき企画展などもやっています。まつもと市民芸術館と、中町通りの中ほどにあります。

北欧ヴィンテージ食器&デザイン雑貨Kirsikka(キルシッカ)

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水玉柄のかわいい階段をあがると、味わいのある木の床、クリアな水色にペイントされた壁が印象的なお店が現れます。スウェーデン、フィンランドを中心に、オーナー自らが現地で買い付けてきた食器や雑貨、テキスタイルが並びます。北欧ヴィンテージといえば鮮やかで大胆なデザインが目を引きますが、日本のクラフト品と並べても違和感のない、自然をモチーフにしたどこか懐かしさを感じるものも数多くあります。松本駅前から松本PARCOに行く途中に位置します。

【楽しみかた3】民芸館で昔のクラフトを見よう

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出典:

工芸や民芸で有名な土地にはかならずと言っていいほど「民芸館」があります。ここ松本も例外ではありません。松本民芸館は1962年にできました。中町通りにある「ちきりや工芸店」の当時の主人・丸山太郎は民芸に傾倒し、約6800点もの民芸品を蒐集してこの松本民芸館を開いたのです。建物そのものにも一見の価値があり、中を回遊すると空間の面白さが体感できます。
【楽しみかた3】民芸館で昔のクラフトを見よう1357316

出典:

松本の中心部からは離れたところにあり、住宅が立ち並ぶ中に突如、立派な長屋門が現れます。大きな木やとりどりの草花が植えられた庭を進むと建物の入り口に行き当たります。「美しいものが美しい」という言葉を残した丸山太郎が愛した各地の民芸品を見ることができる、貴重な博物館です。企画展や体験教室も随時行われています。

松本民芸館の詳細情報

松本民芸館

住所
長野県松本市里山辺1313-1
アクセス
1) 松本ICから車で20分 2) JR中央本線松本駅からバスで30分 ⇒下車徒歩2分
定休日
[月曜日(月曜日が祝日の場合は]
料金
大人310円 小・中学生無料

データ提供

【楽しみかた4】季節限定のイベントに行こう

クラフトフェアまつもと

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出典:SAYAKA...☆さんの投稿

毎年5月の最終土曜日・日曜日に行われる青空イベントです。「あがたの森公園」に日本全国から約280組のクラフト作家が集い、5万人近くの観光客が押し寄せ、一大クラフト市の様相を呈します。今でこそあちこちで行われているクラフトフェアですが、ここ松本は1985年から30年以上にわたって開催されています。木工作家たちが中心になってスタートしたところがいかにも松本らしいですね。
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出典:

広大な芝生の広場に各作家の展示ブースが並び、その場で買うこともできます。出展希望者が増えて途中から選考制になっただけあって、質の高いクラフト作品ばかり並ぶのもクラフトフェアまつもとの強みです。いちばんのお楽しみは、作った作家本人とコミュニケーションが取れること。より愛着が湧きそうな制作秘話や思いがけない話なども聞けるかもしれません。多彩な飲食ブースも出展しているので、芝生の上でのんびりピクニック気分も味わえます。

工芸の五月

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出典:bluceさんの投稿

「クラフトフェアまつもと」を盛り上げようと、5月の約1か月間を「工芸の五月」と銘打ち、さまざまなイベント開催を2007年にスタートしました。松本を中心に、美術館、博物館、各ギャラリーなど約70の会場で工芸の企画展やワークショップが開催されます。質の高いガイドブックを発行したり、オリジナルクラフトビールを発売したり、多方面に展開して盛り上げています。工芸を「暮らしの道具や生活品」と翻訳し、あらゆる人が気楽に工芸に触れる機会を作り、現在のクラフトシーンに新しいエネルギーを注ぎ込んでいます。

松本クラフトピクニック

毎年10月半ばに開催している体験型のクラフトイベントです。初夏の「クラフトフェア」、秋の「クラフトピクニック」というかたちで年々定着しつつあります。場所はクラフトフェアと同じ「あがたの森公園」。もちろん大人も楽しめますが、子どもに「ものがどうやってできているのかを見てほしい」という思いもあるとか。第16回目の2017年は、10月14日(土)・15日(日)の2日間開催され、100組以上のクラフト作家が出展し、内容はほとんどがワークショップ。この2日間だけ現れる「職人の町」にぜひ行ってみませんか?

松本へのアクセス

東京方面から

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出典:shino77777さんの投稿

電車ならば2つのルートがあります。新宿駅が始発のJR「特急あずさ号」で「松本駅」まで。東京駅から北陸新幹線で長野まで行き、そこからJR篠ノ井線で「松本駅」まで。車ならば、中央自動車道を下り、岡谷JCTで長野自動車道にスイッチして「松本IC」で降ります。どのルートも約3時間です。

名古屋方面から

名古屋方面から1357373

出典:piero-kunさんの投稿

名古屋からはJR「特急ワイドビューしなの号」1本で「松本駅」まで約2時間。車ならば、東名高速道路から中央自動車道に入り、岡谷JCTで長野自動車道にスイッチして「松本IC」で降ります。約2時間半かかります。

「松本」はクラフト好きのあなたをいつでも待っています!

「松本」はクラフト好きのあなたをいつでも待っています!1357419

出典:蝶々sanさんの投稿

松本のおすすめクラフトを見られる・買える・楽しめるスポットをご紹介してきました。古い城下町という歴史と伝統に裏打ちされた、松本ならではのお店やイベントがたくさんあります。ふらりと行っても十分期待に応えてくれますが、せっかくならば大きなイベントに合わせて行くのがおすすめです。日本のクラフトシーンの今と昔を同時に知ることができる松本で、あなただけのお気に入りをぜひ見つけてください!

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