2016年04月10日
東大に入ろう!自然豊かなキャンパスツアー&小石川植物園散歩
開発が進み、街から「歴史」と「自然」も消えていく中、大学キャンパスはそれらを両方残す貴重なスポットになりつつあります。中でも、日本の最高学府「東京大学」の本郷キャンパスには江戸を感じられる建造物・庭園や、広大な自然が残っています。また徒歩圏内にある東京大学大学院の付属施設である「小石川植物園」も緑豊かでおすすめのスポットです。みんな気になる「東大」のアレコレ、ご紹介していきます!これを読めば東大生気分になれるかも?!
もともとは加賀藩の屋敷跡に作られた東大の敷地は、都心とは思えないほどとても広大です。有名な「三四郎池」などは、当時の大名の庭園だった時のもの。日本庭園的な要素も楽しめ、散歩にもってこいのコースです。
正式には「東京大学大講堂」という名の安田講堂は、安田財閥の寄付により1925年に竣工しました。その恩恵をしのび安田講堂と呼ばれるようになったそうです。有名な事件として、1968年の東大紛争の占拠となったことを聞いたことがあるかもしれません。その後長期間閉鎖されましたが、90年代以降、演奏会や卒業式などの際利用されるように。1996年に国の登録有形文化財に登録されました。講堂内は関係者以外入れませんが、地下の学生食堂は利用できるので覗いてみてくださいね。
江戸時代、大名家に嫁ぐ将軍家の子女が居住する奥御殿があり、その御住居の門が赤門でした。東大の赤門は、旧加賀藩主前田家上屋敷で、第11代将軍徳川家斉の第21女、溶姫を迎える際につくられました。江戸時代に多くあった赤門も、今はここ東京大学にしか残っていません。国の重要文化財に指定されています。
三四郎池の正式名称は「育徳園心字池」ですが、夏目漱石の小説「三四郎」以来、この名で親しまれています。池の形が、「心」という字をかたどっています。この池の周りには小さな森が形成され、100種近くの植物が存在しています。四季によって異なる表情を見せてくれる、安らぎの空間です。
2011年東京大学医学部、医学部附属病院創立150周年記念事業の一環として開館しました。医学部の歴史などが常設展に展示されてます。また、企画展も開かれているので、企画のたびに通っても面白そうです。
健康と医学の博物館
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お散歩で小腹が減っても安心。東大構内には飲食店が沢山あります♪
廚菓子くろぎ
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安田講堂の地下にある、東大生協の中で代表的な食堂。一般の人も利用できますが、11:30から13:30までは学内の人で混んでいるので利用を控えた方が無難です。名物は「赤門ラーメン」。営業時間は平日は11:00から21:00、土日祝日は11:00から14:00です。
東京大学 中央食堂の詳細情報
東京大学 中央食堂
根津、東大前、本郷三丁目 / 学生食堂
- 住所
- 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 安田講堂前広場 B1F
- 営業時間
- [月] 08:00 - 21:00 [火] 08:00 - 21:00 [水] 08:00 - 21:00 [木] 08:00 - 21:00 [金] 08:00 - 21:00 [土] 11:00 - 19:00 [日] 11:00 - 19:00 [祝日] 11:00 - 19:00 ■ 定休日 なし
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
「小石川植物園」の前身は、江戸幕府によって開園された「小石川御薬園(おやくえん)」でした。また、「小石川御薬園」は、青木昆陽が飢饉対策として甘藷(サツマイモ)の試験栽培も行った場所でもあります。2012年に「小石川植物園(御薬園跡及び養生所跡)」として国の名勝・史跡に指定されました。
園内は約東西600m、南北200mくらいの面積があり、都内とは思えないほど鬱蒼とした自然も垣間見られます。珍しい樹木や植物の他に日本庭園や神社、小石川養生所の井戸なども。栽培されている植物は約4000種で、薬草園や分類標本園などの施設も整っていますよ。
小石川植物園
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東京大学は日本の最高学府として、ついつい敷居が高く感じられてしまいますよね。でも、意外にも、とても多くの方が観光や散歩や食事に利用しているのです。学生時代、東大と縁があった人もなかった人も「本郷キャンパス」や「小石川植物園」で、東大デビューしてみましょう。東大が身近に感じられ、さらに世界が広がるはずですよ!
東京大学
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