2020年02月10日

【2020年】和の魅力を再発見♪ 岐阜県観光のポイントとエリアの特徴をご紹介
3000m級の雄大な山々と、その山々を源とする木曽三川が流れる岐阜県。世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」やユネスコ無形文化遺産「本美濃紙」が有名で、かつては織田信長が支配していた土地でもあるんですよ。飛騨牛や鮎などの名物グルメ、温泉や街巡りなどの観光が楽しめるので旅行にぴったり。そんな岐阜県の情報を詳しくお伝えしていきます。観光のポイントも紹介しますので、旅行の際の参考にしてみてくださいね!
目次
外国人観光客の人気が高い
日本のど真ん中、「海なし県」としても知られる岐阜県には、古きよき時代の面影がそのまま保存されている場所がたくさん残っています。沿岸部の大都市から離れていたため、西洋化の波に呑み込まれずに済んだことがその理由です。世界遺産「白川郷」を筆頭に、中山道の宿場町「馬籠」、水のキレイな「郡上八幡」など、日本らしい風景を求めて岐阜県を訪れる外国人が多いのも納得。今回は、そんな「和の魅力」あふれる岐阜県の観光スポットをたっぷり紹介させていただきます。
岐阜県観光のポイント
岐阜県は面積がとても広く、濃尾平野から日本アルプスまで標高差もあります。事前に計画を立て、移動や観光にかかる所要時間を確認してから訪れるようにしてください!効率よく岐阜県を観光したい人が押さえておくべき、基礎知識・ポイントをまとめてみました。
5つのエリアに分けるとわかりやすい
岐阜県は広いので、以下の5つのエリアに分けて捉えるとわかりやすくなり、無駄のない旅ができます。最初に言っておきますが、5つのエリア全てを1日で回り切るのは難しいです。メインで訪れたいエリアを1つ決め、そこを中心に観光ルートを検討するとよいですよ♪
・中濃(ちゅうのう)エリア…岐阜市、関市、美濃市など
・西濃(せいのう)エリア…大垣市、養老町、関ケ原町など
・東濃(とうのう)エリア…多治見市、恵那市、中津川市など
・郡上&下呂エリア…郡上市、下呂市など
・飛騨エリア…高山市、飛騨市、白川村など
今回の記事は、これら5つのエリアごとに観光スポットの紹介をしています。2つ以上のエリアにまたがって観光したい場合は1泊2日、あるいは2泊3日以上の日程を確保するのがベスト!
クルマがあると便利
岐阜県内の移動は、クルマがあるととても便利!もしもマイカーを持っていない場合は、新幹線のJR岐阜羽島駅や在来線のJR岐阜駅、JR高山駅などにレンタカー店があるので、ぜひとも利用したいところ。岐阜県内、ほとんどの観光スポットが駐車場完備です♡
電車・バスでもOK♪
バス路線が充実している岐阜市内や、駅から徒歩で人気スポットにアクセスできる大垣市、高山市、飛騨市などはクルマがなくても観光することができます。運転免許を持っていない人同士で観光する際におすすめのスポットです。
四季がハッキリしています
冬になると岐阜県の山間部は通常、雪が降り積もります。そのため、春から秋がベストシーズンと言えるでしょう。しかし、雪景色の美しい観光スポットも捨てがたい!初めて訪れる人にはハードルが高いかもしれませんが、いつかは雪の岐阜県にもチャレンジしてみてください。幻想的な風景を見ることができます。
各エリアの魅力的なスポットを詳しくチェック!
先ほど紹介したように、岐阜県は5つのエリアに分けるとわかりやすくなり、効率よく旅行することができます。それでは、エリアごとに詳しくチェックしていきましょう。
中濃エリア

岐阜市内を流れる長良川の天然鮎。5月中旬から10月中旬までが美味しく食べられるシーズンです。オススメは定番の塩焼き♪
宿泊地に最適
中濃は県庁のある岐阜市を中心とした標高の低いエリア。JR東海道本線の岐阜駅が拠点になります。岐阜市内にはビジネスホテルやシティホテル、温泉旅館が多数あり、宿泊地としても最適。ベストシーズンは、長良川の鵜飼いが行われる5月中旬~10月中旬です。
岐阜タウン
必ず立ち寄りたい観光スポット
岐阜市街地のすぐ東、濃尾平野を見渡すことができる金華山の一帯は「岐阜公園」として整備されています。公園内には「信長の庭」と呼ばれる日本庭園や「日中友好庭園」、「歴史博物館」や「昆虫博物館」、そして山頂の岐阜城に通じる「金華山ロープウェイ」があり、岐阜市観光のメインスポットとなっています。
岐阜公園の詳細情報
岐阜公園
- 住所
- 岐阜県岐阜市大宮町
- アクセス
- JR岐阜及び名鉄岐阜からからバスで0分 で(岐阜バス)岐阜公園、長良橋・高富方面行き及び市内ループ左回りのバス乗車。「岐阜公園歴史博物館前」徒歩1分バス停下車
- 定休日
- 無休
- 料金
- 無料
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関市
今ブレイクしている注目のエリア
岐阜市内から北へクルマで45分ほど、関市にある「モネの池」は、一部マスコミに取り上げられたのをきっかけに、一躍注目の観光スポットに!キレイでフォトジェニックだと、カメラを持った観光客が訪れています。絵画のような美しい風景は、心に焼き付きますよ。
鎌倉時代から受け継がれている、「刃物」づくり。「関鍛冶伝承館」では、関を代表する「兼元」、「兼定」をはじめとする日本刀が展示されていますよ。最近では刀剣を愛する方が増えはじめ、こちらの施設も人気に。毎年10月初旬と一般公開日には、日本刀鍛錬などが見れて貴重な体験ができます。
根道神社 (モネの池)の詳細情報
関鍛冶伝承館の詳細情報
関鍛冶伝承館
- 住所
- 岐阜県関市南春日町9-1
- アクセス
- 長良川鉄道刃物会館前駅から徒歩で3分 - 東海北陸自動車道関ICから車で15分
- 営業時間
- 09:00〜16:30
- 定休日
- 火曜日・祝日の翌日(いずれも休日を除く)
- 料金
- 大人 300円 高校生 200円 中学生 100円 小学生 100円 ※団体割引あり(20名以上で入館料50円割引)刃物まつり開催日、打ち初め式(1/2)、いい刃の日(11/8)は無料
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美濃市

江戸時代から明治時代にかけての古い家屋が建ち並ぶ「うだつの上がる町並み」。和紙の製造販売で栄えた美濃市ならではの風景です。
いたるところに立派な「うだつ」
岐阜市からクルマで45分ほどのところにある美濃市の「うだつの上がる町並み」は、国の伝統的建造物群保存地区に指定されています。「うだつ」とは、建物と建物の間に設けられる防火壁のようなもので、裕福な家ほど豪華な「うだつ」を屋根の上に建設する傾向があったため、「うだつが上がらない(=裕福でない)」という言葉が使われるようになったと言われています。
美濃市古い町並みの詳細情報
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西濃エリア
クルマなしでも大丈夫♪
水都(すいと)と呼ばれる、大垣市を中心とするエリア。豊富な地下水に恵まれていて、市内には水汲み場が20ヵ所以上も設けられています。JR大垣駅、JR関ヶ原駅、養老鉄道養老駅から徒歩圏内に観光スポットがあるので、クルマなしでも快適な観光ができるエリアと言えます。春は関ヶ原の新緑と桜、夏は大垣市内の水、秋は奥の細道むすびの地の紅葉がオススメ♪
養老エリア
間違いなく日本でココだけ
「養老天命反転地」はアメリカ在住の世界的なアーティストが設計した、巨大なモダンアート作品です。実際に作品内に足を踏み入れ、登ったり這いつくばったり飛び越えたり!夢中になりすぎて、時間をも忘れてしまうほど。時空のゆがみを感じる不思議な空間。こんな体験ができるのは、日本でも間違いなくココだけでしょう。もともと人気の高い施設でしたが、「Google検索」のTVコマーシャルで取り上げられたこともあり注目度が更に高まっています。
日本の滝百選に数えられている、「養老の滝」。清らかな水が流れ落ちて、巨岩を打つ姿は美しい!撮影ポイントがあるので、滝の全景をいれて撮りましょう。春の桜や夏の新緑、秋の紅葉と四季を感じられます。
養老天命反転地の詳細情報
養老天命反転地
- 住所
- 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
- アクセス
- 1) 養老駅から徒歩で10分 JR大垣駅より養老鉄道 ※土日祝日限定で無料シャトルバス(期間限定)も運行あり 2) 養老I.C.から車で10分
- 営業時間
- 09:00〜17:00
- 定休日
- [月] (祝日の場合はその翌日)、12/29〜1/3
- 料金
- 大人 770円 高校生 510円 中学生 310円 小学生 310円 幼児 小学生未満無料

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養老の滝(岐阜県養老町)の詳細情報
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大垣市
松尾芭蕉の旅を追体験
江戸を出発した松尾芭蕉が、弟子たちと一緒に俳句を読みながら旅をする様子を描いた紀行作品、「奥の細道」。有名な作品ですが、その旅のゴール地点がどこだったのかを正確に答えられる人は多くないでしょう。実は岐阜県の大垣市だったんですよ。記念館を訪れると、5ヶ月間かけて日本を半周した松尾芭蕉の旅を追体験することができます。
大垣市奥の細道むすびの地記念館の詳細情報
大垣市奥の細道むすびの地記念館
- 住所
- 岐阜県大垣市船町2-26-1
- アクセス
- JR大垣駅・駅前4番のりばからバスで7分 (名阪近鉄バス)「奥の細道むすびの地記念館前」バス停下車 - 養老鉄道 西大垣駅から徒歩で14分 - 名神高速道路 大垣ICから車で12分5.3km
- 営業時間
- 09:00〜17:00 芭蕉館、先賢館 09:00〜21:00 観光・交流館
- 定休日
- 無休(ただし、12月29日〜1月3日及び展示替えの場合は休館)
- 料金
- 大人 300円 芭蕉館、先賢館 団体 150円 芭蕉館、先賢館 ※団体扱いは20人以上とします。 1000円 芭蕉館、先賢館(年間) ※当館以外に「大垣城」「郷土館」「守屋多々志美術館」に入館できる共通入館券も販売します。(一般:600円、団体300円) ※年間入館券は、発行年度(4月1日から3月31日の期間)のみ有効です。 ※入館料が無料となる場合:18歳以下の方、障がい者手帳をお持ちの方及び介護者の方、ぷらっと西美濃通行手形をお持ちの方、通訳案内士の資格をお持ちの方で外国人のお客様に同行される場
大垣城の詳細情報
関ケ原
各武将の陣地跡を復元
今もなお多くのTVドラマ・映画で描かれ続ける「天下分け目の決戦・関ヶ原の戦い」。その舞台となったのが岐阜県・関ヶ原町です。各武将の陣地跡が復元されるなど古戦場として整備され、歴史ファンならずとも楽しめる場所になっています。

関ヶ原古戦場の近くにある「関ヶ原ウォーランド」もオススメ。およそ1万坪の敷地に、実物大の武将を再現したコンクリート像が240体も置かれています。併設の資料館では貴重な展示物が見られるほか、館長による歴史解説も聞くことができますよ。
関ケ原古戦場 決戦地の詳細情報
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東濃エリア

秋から冬にかけ、中津川市や恵那市などの東濃地方で提供される「栗きんとん」。栗を布でくるみ、ギュッと絞って作る伝統の和菓子です。おせち料理の「栗きんとん」とは別物なので、食べて違いを確かめてみては?
ズバリ秋がおすすめ
ひょうたん型をしている岐阜県の右下、多治見市から恵那市、中津川市にかけての一帯を東濃地方といいます。五平餅が一般家庭でも食べられているなど、長野県と文化的に共通している部分があります。「紅葉」と「栗きんとん」を求め、秋になると名古屋方面からクルマで訪れる観光客が多いのも大きな特徴でしょう。というわけで、観光のベストシーズンはズバリ秋!
多治見市
不思議な美しさを体験!
陶磁器やセラミック製品の工場がたくさんある多治見市は、「モザイクタイル」の生産量日本一を誇ります。モザイクタイルというのは、わかりやすく言うと、少し昔のお風呂場や台所のカベに使わていた小さなタイルのこと。そんな多治見市に2016年にオープンしたのが「モザイクタイルミュージアム」です。ちょっと不思議で美しいタイルの魅力に、夢中になってしまいますよ。
多治見市 モザイクタイルミュージアムの詳細情報
多治見市 モザイクタイルミュージアム
- 住所
- 岐阜県多治見市笠原町2082-5
- アクセス
- 多治見駅からバスで20分 東鉄バス東草口行きまたは羽根行き、「モザイクタイルミュージアム前」下車。 - 多治見ICから車で25分 - 土岐南多治見ICから車で15分
- 営業時間
- 09:00〜17:00 (入館は閉館の30分前まで)
- 定休日
- 毎週月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始
- 料金
- 個人:常設310円、年間パスポート 1020円 団体(20名以上):常設250円 高校生以下無料 ※療育手帳、身体障害者手帳、精神障碍者手帳をお持ちの方、およびその付き添いの方1名は無料です。 ※企画展の場合は別に定めます。
本町 オリベストリートの詳細情報
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恵那市
紅葉が特にオススメ
「恵那峡(えなきょう)」は、木曽川に建設されたダムによって誕生した人造湖を中心とする景勝地です。湖の両岸は切り立ったガケになっていて、珍しい形をした岩が数kmにわたり広がっています。遊覧船から眺める景色はオールシーズン楽しめますが、美しい紅葉が見られる晩秋が特にオススメです。
恵那市には、大正時代のレトロな資料館や博物館がある「日本大正村」があります。好きな色の着物を選んで、ハイカラさんスタイルで待ち歩きができますよ。当時の街並みを散歩していたら、タイムスリップした気分に♡
恵那峡(岐阜県中津川市)の詳細情報
日本大正村の詳細情報
日本大正村
- 住所
- 岐阜県恵那市明智町456
- アクセス
- JR中央本線「恵那駅」で明知鉄道に乗りかえ終点明智駅で下車 JR中央本線「瑞浪駅」で東鉄バスに乗り換えて終点「明智駅前」で下車
- 営業時間
- 9:00〜17:00 12月15日〜2月末は10:00〜16:00
- 定休日
- [12月29日〜1月3日]
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中津川市
気分は江戸時代の旅人
江戸時代に中山道の宿場町として栄えたのが「馬籠宿(まごめじゅく)」。当時の建物や風俗を再現する努力をし、観光客を迎えています。石畳の上を歩けば気分は江戸時代の旅人そのもの。外国人観光客からの人気が高い観光スポットです。
馬籠宿の詳細情報
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土岐市
県内唯一のアウトレットモール
「土岐(とき)プレミアム・アウトレット」は2005年に開業した、岐阜県内唯一のアウトレットモール。物販店と飲食店を合わせて180軒ほどの店舗が営業しています。高速道路を使えば名古屋市から1時間かからない距離にあり、週末になると大勢の買い物客で賑わいます。お買い物やお食事を楽しみたい時に、おすすめ♡
土岐プレミアム アウトレットの詳細情報
土岐プレミアム アウトレット
- 住所
- 岐阜県土岐市土岐ケ丘1-2
- アクセス
- 中央道 土岐インターから車で10分 - 東海環状自動車道 土岐南多治見インターから車で5分 - JR多治見駅南口バスターミナル「3番のりば」からバスで30分 学園都市線「土岐プレミアム・アウトレット行」
- 営業時間
- 10:00〜20:00
- 定休日
- 年1回(2月第3木曜日)
郡上・下呂エリア

岐阜県内でも、南飛騨(下呂市など)と奥美濃(郡上市など)の限られたところだけで食べられるご当地グルメ「鶏ちゃん(けいちゃん)」。味付けされた鶏肉と野菜を、鉄板の上で焼いたものです。これが美味しくないわけありません♪
渓流と紅葉を堪能したい
ひょうたん型をしている岐阜県の「くびれ部分」、郡上市と下呂市。ともに鉄道路線が走っていますが、他のエリアも訪れたい場合はクルマを使ったほうがいいでしょう。山間を流れる渓流と、色あざやかな紅葉を堪能したいスポットなので、観光は夏から晩秋にかけてがおすすめです。
郡上市
夏は川遊びと盆踊り
郡上市(ぐじょうし)の八幡地区は長良川の支流・吉田川が流れ、日本の名水百選に選ばれている湧水「宗祇水(そうぎすい)」があるなど、とにかく水がキレイな町です。一般的には「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」の名で知られています。夏の川遊び、そして「郡上おどり」と呼ばれる盛大な盆踊りも行われる夏がおすすめ!
「郡上おどり」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。7月初旬から9月までの30日夜開催!8月13日~16日は、翌朝5時ごろまで踊り続ける「徹夜おどり」がありますよ。一晩で5万人ほど訪れる、賑やかな祭り。夏を1晩中満喫したい方は、ぜひ行ってみてください♪
宗祗水の詳細情報
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下呂市
日本三名泉の一つ
江戸時代の学者・林羅山(はやしらざん)が、「兵庫県・有馬温泉」「群馬県・草津温泉」とともに日本三名泉の一つに挙げたことから一目置かれる存在になった「下呂(げろ)温泉」。木曽川の支流である飛騨川沿いに温泉旅館が建ち並んでいます。ちょっと面白い地名ですが、じつは市内に「中呂(ちゅうろ)」と「上呂(じょうろ)」もあるんですよ。
足湯や無料の露天風呂(水着着用必須)があったり、食べ歩き出来るお店が並ぶ下呂温泉街。足湯に浸かりながら、スイーツを食べるのがおすすめ♡他にも、地ビールや飛騨牛の握りが味わえるのでお腹を空かせていきましょう。
ゆあみ屋の詳細情報
ゆあみ屋
下呂 / その他、ソフトクリーム、スイーツ
- 住所
- 岐阜県下呂市湯之島801-2
- 営業時間
- 9:00~21:00(4月~11月) 9:00~18:30(12月~3月)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
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飛騨高山エリア
初めて訪れる人には夏がオススメ
「飛騨地方」は、ひょうたん型をした岐阜県の上部、高山市と飛騨市を中心とするエリア。ちなみに高山市は日本で一番面積の広い市で、なんと東京都よりも広いんですよ。冬になると当たり前のように雪が積もる寒い地域なので、初めての人は夏に訪れてみて下さい。春と秋のハイシーズンは外国人観光客が多く、ホテルや交通機関が想像以上に混雑するので注意してくださいね。
高山市
ミシュランで三ツ星を獲得
高山市の「古い町並み」はミシュランガイドで三ツ星を獲得するほど。岐阜県を代表するというよりは、もはや日本を代表する定番観光スポットだと言ってもいいでしょう。常に外国人観光客で賑わっています。造り酒屋や和風の小物を売っているお店、飛騨牛を使ったお寿司やハンバーガーのお店などが人気。食べ歩きができる、観光スポットです。
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御食事処 坂口屋の詳細情報
飛騨市
飛騨古川で映画「君の名は。」聖地巡礼
高山市から北に15km、山あいに広がる人口2.5万ほどの小さな街が飛騨市(ひだし)です。大ヒットアニメ映画「君の名は。」の主要な舞台になったことから脚光を浴び、若い観光客が急増しています。市内には古い町並みが残っており、かつてNHKの朝ドラにも登場した「和ろうそく」のお店が今も営業しています。
瀬戸川と白壁土蔵街の詳細情報
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白川村
世界遺産・白川郷(白川村)!ベストシーズンは初夏から晩秋
周囲の田んぼや森林の変化とともに四季を通じてさまざまな表情を見せる白川郷ですが、観光のベストシーズンは、やはり初夏から晩秋にかけての期間でしょう。合掌造り集落の見学にかかる所要時間は2時間から3時間ほど。前後のアクセスに必要な時間も考慮すると、下呂温泉での宿泊とセットで計画を立てると丁度よいかもしれません。
世界遺産白川郷合掌造り集落の詳細情報
世界遺産白川郷合掌造り集落
- 住所
- 岐阜県大野郡白川村荻町(かん町地区他)
- アクセス
- 1) 高山駅からバスで50分 JR高山駅横、高山濃飛バスセンター発白川郷行き約50分、「白川郷」下車。 - せせらぎ公園 駐車場から徒歩で5分 せせらぎ公園駐車場より徒歩5分 2) 白川郷ICから車で5分4km 東海北陸自動車道白川郷ICより国道156経由約5分。 3) 荘川ICから車で40分35km 東海北陸自動車道荘川ICより国道156号経由約40分。
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岐阜の旅をもっと楽しくするために♡
岐阜県の美しい風景を写真に収めよう
岐阜県は豊かな自然と歴史遺産に恵まれているため、フォトジェニックな旅写真もいっぱい撮ることができます。せっかく訪れるからには、「いいね!」がたくさん寄せられる写真を撮っていただきたいのです。スマホで写真を撮るときのコツを厳選して、3つだけ書いておきますね。
【1】3分割の構図を意識する
この写真の場合、メインで撮りたいのは城です。しかし、城を中央に置くのではなく、画面を上下、あるいは左右に3分割したラインを意識して、あえてズラしてみるとプロっぽい構図におさまります。余裕があれば、少しずつ構図を変えながら何枚か撮ってみるのもよいでしょう。
【2】大胆に寄ってみる
臆することなく、手前にあるものにグイッと寄ってみましょう。ピントが合ったもの以外をぼんやりさせることで、人間の目で見たときと同じような感覚になる写真を撮ることができます。こんなに近づけちゃって大丈夫なの?と不安になるぐらい大胆に寄るのがコツです。
【3】カメラを低く構えてみる
スマホを地面スレスレまで低い位置に下げ、シャッターをパチリ。たったそれだけのことで、このように奥行きを感じる写真を撮ることができてしまいます。岐阜県内の各地に残る「両側に建物が迫っている古い路地」や、ネコなど地上を歩く動物を撮るときに効果的な撮影方法です。
岐阜県へのアクセス
東京から
新幹線で
《岐阜駅へ》JR東京駅からJR名古屋駅まで新幹線「のぞみ」で約1時間40分、JR名古屋駅から在来線でJR岐阜駅まで約20分です。岐阜駅から、各線に乗換えとなります。
クルマで
《岐阜市へ》「東京インター」→新東名経由→名神高速「岐阜羽島インター」まで、約5時間。
《高山市へ》中央自動車道「八王子料金所」→岡谷ジャンクション経由で長野自動車道へ→「松本インター」から国道158号線経由で高山市へ、約4時間50分。
冬は雪道になるので、気をつけて向かってくださいね。
大阪から
新幹線で
《岐阜駅へ》JR新大阪駅から新幹線「のぞみ」でJR名古屋駅まで約50分、JR名古屋駅から在来線でJR岐阜駅まで約20分となります。
クルマで
《岐阜市へ》名神高速「豊中インター」→「岐阜羽島インター」まで、約2時間30分。
《高山市へ》名神高速「豊中インター」→一宮ジャンクション経由で東海北陸自動車道へ→「飛騨清見インター」まで、約4時間。
こちらも、冬は雪道に気をつけてください。
いかがでしたか?
ここまで岐阜県の魅力、とりわけ「和の魅力」という部分にこだわってお伝えしてきました。岐阜県を旅すると、普段、当たり前だと思っている景色や食材が実は特別で、とても価値のあるものだということを改めて思い知らされます。そんな岐阜県へ、皆さんもぜひ訪れてみてください。