
「どろぼう」が名物?!京都に残る駄菓子屋さん『格子家』で昔懐かしい味わいをお土産に!
二条城から近いので京都観光ついでに訪れやすい!子どもだけでなく、大人も懐かしい気持ちで楽しめる駄菓子。今回は、京都に唯一残る“山幸(しゃんこ)”を扱う駄菓子屋さん『格子家』についてご紹介します。機械を使わない手作りのお菓子は、どれも昔懐かしくほっこりとした気分にさせてくれますよ。
2017年12月08日
京都に残る町家の駄菓子屋
歴史的な観光スポットが集まる二条城エリアに、京都の駄菓子屋さん『格子家』はひっそりと店を構えています。観光の合間に立ち寄りやすく、心と身体をほっこりと落ち着かせてくれますよ。一見して駄菓子屋さんに見えないような、上品な佇まいも京都らしくて素敵。
京町家をリノベーション
もとは、菓子製造卸を専門として大正元年に創業されましたが、平成元年に自宅の町家を改装して格子家を開店。まだ昭和の雰囲気が色濃く残る、昔懐かしいノスタルジックな駄菓子屋さんが生まれました。
毎日家族で手造り!
「うれしなつ菓子」と名付けられた格子家のお菓子は、すべて家族による手作り!初代より受け継いだ、昔のまま味が込められています。
昭和時代にタイムスリップした気分に!
店先の赤もうせんの長椅子や、井戸水で冷やしているラムネ、冷やしあめなどの懐かしいジュース、そして店内には昔懐かしい紙風船や蛸などのレトロな玩具が並び、また昭和レトロを感じさせてくれます。
名物「どろぼう」とは?
時代の流れを感じさせるような、昔ながらの駄菓子
ユニークなネーミングが印象的な「どろぼう」は、名物である“山幸(しゃんこ)”の商品。そして、“しゃんこ”とは、米や粟など穀物を黒砂糖で固めた「おこし」のこと。昔は京都にも多くの山幸屋があったそうですが、今では格子家が最後の一軒となってしまいました。創業当時、まだ甘いものが貴重だった時代“どろぼうしてでも食べたい”と思われていたことから、この名前が付けられたとか。珍しい和菓子を食べてみたいという人にも、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店です。
ここでしか食べられない味
なかでも「どろうぼう」は、いなり生地(油揚げしたおこし)を使ったもの。見た目や味はかりんとうに似ていますが、サクッとしているのに中はしっとりとしている独特の触感が癖になります。黒砂糖の特徴であるコクのある甘さが魅力で、京菓子らしい上品さも兼ね揃えていますよ。
昔ながらの”うれしなつ菓子”♪
味も見た目もインパクト大!「貝ニッキ」
普通の駄菓子屋さんでは見かけることが少ない「貝ニッキ」は、本物の合わせハマグリの貝殻を使っています。開くと片側にニッキ砂糖が敷かれており、もう片方の貝殻で削りながら食べるという変わった駄菓子。食べ終わったら穴を開けて貝笛にすることができるので、旅の思い出として残しておくのも◎。
食べはじめたら止まらない「金魚あられ」
金魚の形を模した「金魚あられ」は、ころんとした丸みのあるフォルムがとてもキュート♡どこか懐かしい素朴な味わいは、一度口に入れると無くなるまで止まりません!
写真を撮りたくなる!カラフルな「ふるーつぼんぼん」
カラフルな淡い色合いが可愛らしい「ふるーつぼんぼん」は、やさしい甘みが口に広がる砂糖菓子。写真に撮って楽しみたくなる、ポップな見た目も魅力的。ほかにも「いちごぼんぼん」「さくらんぼ」などフルーツを模した可愛らしいぼんぼんが揃っています。子どもから大人まで、ハッピーな気分になれそうな和菓子はお土産にもぴったり。
見た目も可愛い「糸引き飴」
子どもの頃に食べた覚えがあるという人も多いはずの「糸引き飴」。何色の飴が引けるかワクワクしていた、子ども心を思い出せそう。
夏にはフワフワな「かき氷」を!
フレーバーも豊富で、宇治・黒みつ・黒ごまミルクなどの和風テイストのものから、キウイフルーツやイチゴ、レモンなどのフルーツ系も揃っています。とくに、名物「どろぼう」にも使われている黒砂糖を使った“黒みつ氷”が人気なのでぜひ。夏場の京都に訪れる際は、駄菓子屋さんのかき氷で涼んでみては。
昔なつかしのほっこり気分を味わって♪
店先の赤もうせんに座りながら駄菓子でほっこりするも良し、二条城エリアを散策しながら食べ歩きするも良し。格子家の駄菓子は、すべて手作りの昔ながらの製法でありながらも、ワンコイン以下で購入できる商品ばかりというのもうれしいポイント。旅行の合間に頬張るのはもちろん、京都土産としても喜ばれること間違いありません!ぜひ、京都唯一の駄菓子が味わえる格子家に訪れてみてくださいね。
格子家の詳細情報