大自然のエネルギーで運気アップ♪北海道のパワースポット9選

北海道には、雄大な自然に囲まれた土地ならではのパワースポットがあります。綺麗な景色の中で深呼吸すれば、きっと大自然のエネルギーが吸収できるはず。今回は神社だけでなく、アイヌの神様の住む大自然の聖地など、恋愛運や金運などが上がる、北海道の開運パワースポットをご紹介します。

「神威（カムイ）」とはアイヌ語で「神様」のこと。神様が住む岬という意味の神威岬はまさに大自然のパワースポットです。余市駅から車で1時間。日本海に面した積丹半島の先端にある神威岬からは、美しいブルーの大海原のパノラマが広がり、浄化のご利益がある場所です。積丹は海が青くて美しいことで有名で「積丹ブルー」と呼ばれています。古来から伝わるアイヌの神様の神聖なパワーが感じられる岬です。

神威岬には、源義経とアイヌの娘チャレンカの悲恋により、チャレンカがここから身投げして「神威岩」になったという「源義経伝説」があります。女性が船に乗ると海が荒れたため、しばらく女人禁制でしたが、現在では女性も通れるようになっています。ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属していて、北海道遺産にも認定され、珍しいエゾカンゾウの黄色い花や、オオワシなどの野生動物も見られます。ここで獲れる生ウニ丼と、ミント風味の青いソフトクリーム「しゃこたんブルーソフト」が名物です。

日本百名山の1つで、支笏洞爺国立公園にあり、姿が美しく富士山に似ているため「蝦夷富士」とも呼ばれる羊蹄山。正式名は「後方羊蹄山（しりべしやま）」で「女山」と言われ、女性らしい魅力を高めて、恋愛運アップにご利益があるんだとか。すぐ側にある「尻別岳（しりべつだけ）」は「男山」で、夫婦山とされています。羊蹄山は、風水では「西の祖山」と呼ばれ、大地のエネルギーが噴き出す「龍穴（りゅうけつ）」に当たる開運スポットとも言われています。

ふもとの京極町には、北海道三大名水・日本名水百選・北海道遺産としても有名な「ふきだし公園」があり、羊蹄山のエネルギーたっぷりのおいしい名水が飲めて、癒しの気が吸収できます。羊蹄山の西側には三日月形の「半月湖」があり、金運アップにご利益があると言われています。登山の名所としても有名で、キタキツネ、エゾリス、エゾモモンガなどの北海道ならではの野生動物を見ることもできますよ！

洞爺湖は、風水で「山環水抱（さんかんすいほう）」という、山が環状になっていて内側に水があるという最高の地形で、金運アップにご利益があるそうです。特に、湖に浮かぶ「中島」は最も良い気が集まる場所なんだとか。中島には「ウンクル・セトナの桂の木」という、アイヌの戦士と乙女が木になって結ばれたという伝説のご神木があり、縁結びのご利益があるそうです。中島の一つ「弁天島」には、恋愛成就の神様「弁財天」を祀る三重の塔が建てられており、遊覧船から眺めるだけでもご利益があるそうです。

他にも中島には、大黒様・恵比寿様・菅原道真公が祀られている赤い鳥居の祠（ほこら）や、地下から冷風が吹き出してくる不思議な「風穴」というスポット、風水で「四神相応（ししんそうおう）」と呼ばれる最高の運気アップのスポット「大平原」などもあります。島はエゾシカの生息地にもなっています。湖のほとりの洞爺湖温泉では、「とうや湖黒毛和牛」や噴火湾のホタテやタコなどのグルメも楽しめます。肌の保湿効果がある塩化物温泉で、恋愛運アップだけでなく、お肌にも嬉しいスポットですね！

北海道三大パワースポットの一つで、恋愛運がアップすると評判の「美瑛神社」。美瑛駅から車で約5分。太陽を司る天照大神(あまてらすおおかみ)、夫婦の神様の伊邪奈岐神(いざなぎのかみ)と伊邪奈美神(いざなみのかみ)が祀られており、縁結びや恋愛運にご利益があるおすすめの神社です。その他、金運や仕事運にもご利益があるとか。

美しい社殿には本殿の正面を始め、「隠れハートマーク」がたくさんあります。実はこのハート、「猪目（いのめ）」模様といって、猪の目をモチーフにした日本古来の魔よけの印なんです。付近には白金温泉や、青い池、パッチワークが美しい美瑛の丘などの有名スポットの他、高山植物が咲き乱れる大雪山国立公園があり、たくさんの美しい景色が眺められるスポットになっています。

アイヌ語で「カムイミンタラ（神々が遊ぶ庭）」と呼ばれ、大雪山系の一つである旭岳は、風水では「東の祖山」として、北海道でも有数のエネルギーが湧き出すスポットになっています。その中で、大きな「鏡池」が男、反対側の小さな「擂鉢（すりばち）池」が女で、この二つは夫婦池と呼ばれており、恋愛運アップのご利益があると言われています。カップルで訪れると幸せになれるんだとか。

旭岳ロープウェイに乗って、終点の姿見駅から遊歩道を歩くと第三展望台があり、夫婦池が見えてきます。山の頂上付近は寒く、天気が変わりやすいため、長袖の上着や歩きやすい靴をおすすめします。徒歩で一周すると１時間ほどの広い登山道で、残雪や高山植物や紅葉など、四季折々の景色が楽しめる絶景ポイントでもあります。山頂駅では地元東川産のじゃがいもと旭川笹豚を使用した手づくりコロッケや、旭岳源水で淹れたオーガニックコーヒーなども味わえます。

大雪山国立公園唯一の自然湖で、中島の「弁天島」では、美や芸術、恋愛運、金運を司る女神の弁財天を主祭神として祀っています。弁天様は芸術の神様のため琵琶を持っていて、音楽や芸事上達、金運、学業成就、そして何より恋愛成就にご利益があるとして崇められています。弁天島は普段は上陸ができない「禁断の島」なので、遊覧船や対岸から島に向かって祈りを捧げると良いそうです。

然別湖では、夏はカヌーやシーカヤック、冬は凍った湖の上に出現する氷でできた村「しかりべつ湖コタン」が楽しめます。エスキモーなどが作る氷の家である「イグルー」が建ち並び、建物もグラスも全て氷でできたアイスバー、氷上露天風呂、氷のホテルである「アイスロッジ」など、ここでしかできない体験ができます。周囲には氷河期から生息している、生きた化石「ナキウサギ」などの貴重な動物も生息しています。

阿寒湖は洞爺湖と同じく、龍が巻くように周囲に山があり、内側に水があるという、風水での「山環水抱（さんかんすいほう）」の地と呼ばれています。湖に浮かぶ「ヤイタイ島」は、「白龍神王（はくりゅうしんのう）」を祀っており、蛇の化身の龍神は金運の神です。金運に強力なご利益のあるパワースポットと言えるでしょう。阿寒湖畔にも「白龍神王」の祠があり、こちらは参拝しやすい場所になっています。

阿寒湖はマリモが有名で、中島のチュウルイ島にはマリモ展示観察センターもあり、特別天然記念物に指定されています。阿寒湖温泉や、近くの白湯山では冬にスキーも楽しめます。阿寒湖アイヌコタンは、北海道最大のコタン（村）で、アイヌ生活記念館でアイヌ文化が学べたり、アイヌ料理を食べたり、幸せを運ぶ小人神「コロポックル」の人形などの民芸品も購入できます。

カムイトー（神の湖）と呼ばれる摩周湖の伏流水からできているという言い伝えが名前の由来の「神の子池」。日によってエメラルドブルーやコバルトブルーに見える美しい池です。水の中の倒木が風水のエネルギー全てを表す「五行（五角形）」の形をしていて、浄化と開運のご利益があるそうです。見ているだけで癒されて力がもらえそうですよね。

「阿寒摩周国立公園」に指定され、水が澄んでいるので底まで見えますが水深5ｍもあり、北海道にしかいないというイワナの仲間の魚「オショロコマ」が泳いでいます。水が青い理由は、太陽光のうち青い光だけが底の白い火山灰に反射するためとか、水酸化銅の色だとか、まだ解明されていないようです。そんな所も不思議ですよね。

知床八景の一つに数えられ、世界遺産・知床にある5つの湖「知床五湖」。知床はアイヌ語で「シレトク（地の果て、地の突き出た所）」という意味で、ヒグマが暮らす神の聖地と言われ、知床半島全体が浄化のご利益があるパワースポットです。知床五湖は一湖から五湖までの名前がついていますが、湿地帯のため、雪解けの頃には数が増えるそうです。

エゾシカやエゾリスなどが見られるトレッキングコースが楽しめたり、オシンコシンの滝、フレペの滝、などの滝の名所もあります。クマにはご注意を。特にカムイワッカの滝は温泉の滝という珍しいスポットで、上流まで川の中を歩いて行くと、滝つぼの温泉に入れるという野湯になっています。海岸からは国後島が見え、冬には流氷が押し寄せる様子を見ることができます。斜里岳付近には縁起のいい名前の「来運神社（らいうんじんじゃ）」があり、願い事が叶うというご利益があります。

大自然のパワースポットは、恋愛運や金運などの運気が上がるだけでなく、綺麗な景色とおいしい空気で心もリフレッシュさせてくれるもの。幸運に恵まれたい人は、ぜひ訪れてみて、運気をアップさせてくださいね。