勝沼・有名ワイナリー☆歴史から美味しい食事まで見どころが満彩「シャトー・メルシャン」

出典：Amore Cantare Mangiareさんの投稿

中央高速道勝沼ICから車でおよそ5～6分。勝沼の中心を流れる日川にかかる「ぶどう橋」。そのそばにある「シャトー・メルシャン」は、日本でも有数のワイナリーです。明治時代、日本で初めて設立された民間のワイン醸造所「大日本山梨葡萄酒会社」がルーツになっていて、資料館やカフェスペースなど、多くの施設が併設されています。勝沼でワイナリー巡りをする際には、欠かせない観光スポットといえるほど。

出典：淫行員ながのさんの投稿

メルシャンのワインは、山梨県はもちろんのこと、長野や秋田にある自社畑のぶどうを原料にして、バラエティ豊かなシリーズを展開しています。

地元の甲州ぶどうが原料の「山梨甲州」や他県のぶどうをブレンドした「アンサンブルシリーズ」、自社栽培のぶどう“『椀子(マリコ)ヴィンヤード”を100％使用した「マリコ・ヴィンヤードシリーズ」など、国産ぶどうを原料にしながらさまざまな味わいが楽しめるのが特徴です。

出典：Challengerさんの投稿

ビジターセンターでは、ワイナリーツアーの申し込みや各施設の案内が行われています。

出典：Challengerさんの投稿

ワイナリーツアーは、「ベーシック」「スペシャル」「エクスクルーシブ」の3種類。どのコースでもワイン造りの製造過程やワインのテイスティングを学ぶことができます。ツアーは基本有料です。そして、事前に予約が必要なので注意しましょう。

出典：アリーちゃんさんの投稿

すべてのコースで歴史的建造物であるワイン資料館やモダンなワインギャラリーを見学するほか、「祝村ヴィンヤード」と言われるぶどうの見本畑にも実際に足を運びます。

出典：Challengerさんの投稿

また、上級コースになっていくほど、テイスティングの内容が広く深くなっていきます。ワイン好きさんは、ぜひエクスクルーシブコースに申し込んでみて。

出典：☆あんず☆さんの投稿

近代的な造りのワインギャラリーでは、製造されているさまざまな銘柄のワインと美味しい食事を楽しめます。

出典：アリーちゃんさんの投稿

メニュー表にはシャトー・メルシャンのワインの銘柄がずらり。手頃な価格で、すべてのテイスティングが可能です。また、「受賞ワインセット」「マリコヴィンヤードセット」「甲州セット」など、おトクなセットメニューもありますのでチェックしてみてください。

パスタやチーズフォンデュ、もっちりパンセットなど、食事のメニューもかなり充実した内容に。実はワインだけではなく、カフェテリアとしても人気のスポットなんですよ。

出典：アリーちゃんさんの投稿

おすすめメニューは、「ランチアペプレート」。パンや惣菜など、ワインに合う6種類の商品が大きなプレートに乗ってきます。見た目にもボリューム満点。ちょっと優雅で豪勢なランチを楽しめます。

気候の良い時期にはぜひテラス席へ。頭上を覆うぶどう棚の向こう側には、豊かな勝沼の自然が広がります。美味しい空気に豊かな田園風景と里山の眺め。舌やお腹だけではなく、身も心もたっぷり満たされましょう！

ワインギャラリーでは、もちろんワインの販売も行っています。銘柄はほぼ揃っていますので、テイスティングを参考にしながら、お気に入りのワインをおみやげにどうぞ。

ワインギャラリーとは対称的な、歴史情緒の溢れる建物がギャラリーに隣接しています。ここは『日本最古の木造ワイン醸造所』といわれる、シャトー・メルシャンのワイン資料館です。1904年に建てられたこの建物は、「山梨県指定有形文化財」にも指定されているのだとか。中は薄暗くて、まるでタイムスリップしたかのようなレトロな趣きです。この資料餡では、勝沼のワイン造りの原点に触れることができるので、ワインに興味がない人でも一見の価値がありますよ！

入場は無料。中には、年表や当時の写真などの資料の他に、当時ワイン造りに使われていた「醸造器具」が展示されていて、昔のワイン醸造の雰囲気がそのまま体験できます。

当時のポスターやワインのボトルやラベルなども展示してあるので、日本のワインの歴史や先人たちの軌跡・功績をたっぷり学ぶことができます。

シャトー・メルシャンには、“ワイン造りの原点”を五感で味わうことのできる施設が揃っています。ぜひ手で触れ、目で見て、舌で味わってみてください。そして、美味しいワインが生まれるこの土地の風土を肌で感じてみてください。勝沼を訪れた際には、ぜひ訪れて欲しい注目スポットです。