2018年01月15日

きっと運命の一冊に出会える。愛知県内の小さな本屋さん7選+番外編
活字離れや電子書籍の台頭で、最近では紙の本の売り上げが落ち、本屋さんの数も激減。このままでは紙の本がなくなってしまうのでは……という心配の声さえ聞こえています。だけど本屋さんで購入する紙の本には魅力がいっぱいあるし、そんな本を並べている本屋さんも実は魅力的な場所なんです。そこで今回は、今だからこそがんばっている、愛知県内にある小さな書店をご紹介します。
読書は好きですか?1ヶ月に何冊本を読みますか?読むけど電子書籍ばかりだよ、なんて方も多いかも知れませんね。拡大する電子書籍市場に対し、街の本屋さんは縮小の一途をたどっています。だけど本屋さんには情報や知識だけじゃなく、夢だって落ちているんです。
今回は、街の中にひっそりと佇む、小さな本屋さんをご紹介します。
1.ON READING(オンリーディング)
一見、雑然として見える店内ですが、国内外のインディペンデントな出版物、CDや雑貨など、好奇心をくすぐるアイテムや、ユーモアあふれる雑貨が揃っています。また併設されたギャラリースペースでは、新進気鋭のアーティストを中心に、絵本の原画展や個展、似顔絵会など、様々なジャンルの企画展示やイベントが開催されています。
ちなみに店名の由来は、アンドレ・ケルテスの写真集「ON READING」から。こちらがその写真集です。「本を読む人は美しい」がテーマの、すべての本読みに捧げる小さな名作写真集なんですよ。
2.シマウマ書房
遅ればせながら、店を開けました。本山周辺はもうすっかり雪も解けてます。 pic.twitter.com/UDn92Ixwxj
— シマウマ書房 (@shimauma_shobou) 2017年1月15日
地下鉄東山線/名城線「本山」駅6番出口隣。四谷通りの坂道に面した、オレンジ色のタイルのビルの半地下にある「シマウマ書房」は、名古屋では有名な古本屋です。この界隈は大学が多いので、古本屋が多い街なんですね。
半地下になった店内は落ち着いた装いで、ゴチャゴチャとした雑多なイメージを残しつつも、個性的で少しだけおしゃれな雰囲気。素敵な装丁の本がディスプレイされていたり、所々に遊び心が取り入れられていたりと、見ているだけで楽しくなっちゃいます。
「シマウマ書房」は、一般書店でも流通している古本と、古書店でしか手に入らない絶版本を豊富に取り扱っているため、初めて古本屋に足を運ぶ若い人から古書マニアまで、思わぬ運命の出会いが期待できる人気店なんです。本との素敵な出会いがあるかも。買取もしてくれますよ。
3.古本カフェ 甘露(アムリタ)
サブカルチャー系の本が約1,500冊揃うという店内は、まるで東南アジアを観光しているような、雑多で賑やかな雰囲気。古本に囲まれながらインドカレーやチャイなどがいただけます。まさにアジアンな気分ですね。
本は売られているものなんですが、カフェで手に取って読むこともできちゃうんです。そのほっこり感に癒されますよ。
古本カフェ 甘露の詳細情報
4.七五書店
地下鉄名城線「新瑞橋」駅から徒歩10分。瑞穂区弥富通りの静かな住宅街の一角にある「七五書店」は、自家焙煎のコーヒーショップ「まほろば珈琲館」を併設する本屋さんで、本屋好きの間では知らない人はいないほど全国的に有名な書店です。
そんな有名店にもかかわらず、近所の小中学生や家族連れが気軽に入ることができる、とっても親しみやすい ”街の本屋さん” なんです。その品揃えは圧巻ですよ。
さらに地元の作家本や、話題の絵本、人気のシリーズ本など、こだわりのセレクトで本好きをうならせるラインナップなんですね。店員さんが常に定番を補充し、切らしてはいけない作品を把握し、目を引く本や、これはという本を並べているんだそうです。
5.曙光堂書店(しょうこうどう)
地下鉄桜通線「吹上」駅から徒歩10分。昭和区曙町の住宅街の中にある「曙光堂書店」は、元々ご夫婦で45年間営業されていた町の本屋さんでしたが、店じまいすると聞いた現店主が2015年にリニューアルオープンさせたお店なんです。紺色のテントが目印です。
まだあまり知られていない名古屋の魅力を紹介する本屋さんとして、名古屋出身の著者の本や、名古屋が登場する作品などが並びます。また、名古屋発のフリーペーパーなども置かれていますよ。
シャバーニに沸く東山動植物園。そこで見られる109種の絶滅危惧動物を集めた写真集。
— 曙光堂書店 店主 (@nagoyashokodo) 2016年5月28日
動植物園に行く前に読むと、彼らを見る目がちょっと変わるかもしれませんね。 pic.twitter.com/YnmzNAsZqF
名古屋人でもまだ知らない名古屋を発見できるかもしれませんね。
6.MÉRCY'S books&postcards(メルシーズ)
食べログに店舗情報が存在しないか一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
7.幸田駅前書店
愛知県の三河地方、人口4万人の小さな町・幸田町。JR「幸田」駅前にある、その名も「幸田駅前書店」は、いつ行っても読みたい本がある、そんな町の本屋さんです。駅前なので電車待ちの立ち寄りスポットにもぴったり。品揃えも豊富で地域の人に喜ばれそうな本が並んでいます。
お店のドアや店内のディスプレイ、さりげなく盆栽が置いてあることなど、そのどれもが居心地良くとってもお洒落な空間を作っているんですね。店主さんの本への愛がスゴすぎて、本の額縁を作ってもらったそうです。
店主おすすめの本は毎回、心が癒されるもの、人生が楽しくなるもの、しあわせになれそうなものなど、素敵なものばかり♩ぜひ手に取ってみてくださいね。
番外編 .ギャラリーカフェテオ
地下鉄桜通線「車道」駅より徒歩5分。「ギャラリーカフェテオ」は、アートと本のあるギャラリーカフェです。1階ではコーヒーを飲みながらゆっくりと読書ができ、2階はギャラリーになっていて、随時いろいろな作家の作品が展示されています。
1階のカフェスペースは、本を読むのにぴったりな落ち着いた空間。本棚にはさまざまなジャンルの本が取り揃えられており、カフェを楽しみながら読むことができるんです。