2018年01月23日

【京都】和モダン空間で焼酎とともに京料理を。京町家のお店6選

【京都】和モダン空間で焼酎とともに京料理を。京町家のお店6選

古都・京都の面影を残しながらも、洗練された雰囲気を漂わせている京町家。そんな風情ある空間で、京料理を楽しみながら美味しい焼酎で心地良く酔う…という何とも贅沢なことができるお店があるんです。このように京都らしいひとときを過ごせたら、日本独自の「粋」の良さを再認識できることでしょう。そこで、京料理と焼酎を堪能できる、京町家をリノベーションしたお店をご紹介します。

京町家で、焼酎と京料理を堪能。

京町家で、焼酎と京料理を堪能。1496396

出典:マサイさんの投稿

紅殻格子(べんがらごうし)、虫籠窓(むしこまど)、犬矢来(いぬやらい)、京町家を象徴する外観は1000年の歴史と文化を視覚を通して感じさせてくれます。長い時間の中で洗練された佇まいを体いっぱいに感じながら、お酒を楽しめる贅沢を味わってみませんか。京料理と焼酎が堪能できる京町家の居酒屋を、コスパのいいお店から名店までご紹介します。

【下京区】restaurant IRO(レストラン イロ)

「restaurant IRO」内観 1261068 玄関にかかる暖簾をくぐると、そこには和洋のリラックス空間が待っています。

出典:

四条烏丸から徒歩約5分。暖簾をくぐると、玄関まで続く玉砂利の小径が京情緒を醸し出しています。おしゃれで落ち着いた空間で創作料理を味わえるお店です。

「restaurant IRO」内観 1261069 暖簾をくぐれば、町家の枠にとどまらない、和洋折衷のリラックス空間がそこにあります。

出典:

プライベートを守る完全個室から、落ち着いた照明と和洋折衷のデザインが出迎えてくれるテーブル席。大人数から二人だけの語らいまで、お好みに応じた席が用意されています。

「restaurant IRO」料理 1261070

出典:kazu( 。゚Д゚。)さんの投稿

京都の家庭料理おばんざい盛り合わせ。和食であっても肩肘を張らない、おばあちゃんの手料理を味わうような、そんな感覚が蘇ってきます。

「restaurant IRO」料理 1261073 ≪ぐじの唐揚げ≫

出典:

焼き物や揚げ物は、シンプルだからこそ素材の新鮮さが味に大きく影響します。鱗まで食べられる「ぐじ(アマダイ)」の唐揚げは京料理の定番です。

「restaurant IRO」料理 1261076

出典:

赤紫蘇の優しさと風味を楽しめる紫蘇焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」や栗の甘い香りが懐かしく女性でも飲みやすい「ダバダ火振(栗焼酎)」など焼酎好きにはたまりません。京都の酒問屋と九州の蔵が作り上げた、オリジナル麦焼酎「祇園の女(ひと)」も味わえます。

restaurant IRO

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

【下京区】一知富士(いちふじ)

「一知富士」外観 1261082

出典:

四条烏丸から徒歩約3分。明治後期から昭和初期にはやった総二階形式の京町家をリノベーションした居酒屋。京町家特有の間口が狭く奥行きの長い「うなぎの寝床」です。

「一知富士」内観 1261086 【大切な方と】落ち着いた空間で創作料理をお楽しみください。

出典:

奥行きの広い店内は、1階にカウンター席、1階と2階には6〜8名で利用できる個室、最大で33名の個室が用意されています。

「一知富士」料理 1261091

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「京町家宴会コース」には、京都らしさを感じる旬の刺身から季節の炊き合わせなど、そのときどきの旬の食材を使用したものをいただけます。京料理を目と舌で感じてみてください。

「一知富士」料理 1261093

出典:

京都ではここと系列の2店舗のみで提供されている名物メニューが内山家の下町コロッケ。大阪にある「内山精肉店」から提供されるコロッケは、玉ねぎのみじん切りを加え甘みと口当たりが優しい逸品です。

「一知富士」料理 1261095

出典:

おすすめは麦焼酎「兼八」。大分県宇佐市にある「四ッ谷酒造」が醸す麦焼酎で、麦本来の香りが深い旨味と味わいに仕上がった「本物の麦焼酎」と呼ばれています。

一知富士

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

【下京区】なごみ煉(なごみれん) 烏丸店

「なごみ 煉 烏丸店」外観 1261099

出典:Brillat‐Savarinさんの投稿

四条烏丸から南へ徒歩約3分。お手軽価格で女子会や会社の宴会に最適な、京町家を改装した居酒屋があります。予算に合わせて色々なコース料理を用意しています。

「なごみ 煉 烏丸店」内観 1268259 ロフト

出典:OrionStarさんの投稿

店内はさまざまな宴会に応じられるように、個室から掘りごたつ式のテーブル席まであり、シチュエーションによって使い分けられます。町家ならではのくつろぎの空間が最高です。

「なごみ 煉 烏丸店」料理 1261104

出典:Brillat‐Savarinさんの投稿

名物はマグロ料理。三崎港から直送のマグロを、刺身、唐揚げ、ステーキなど、さまざまなスタイルで提供してくれます。旨味と自然の脂は天然の証です。

「なごみ 煉 烏丸店」料理 1261108

出典:etpapaさんの投稿

マグロは刺身だけが美味しいのではありません。「三崎マグロのカマ塩焼き」はまた違った美味しさでいただけます。

「なごみ 煉 烏丸店」メニュー 1261109

出典:Brillat‐Savarinさんの投稿

焼酎の品揃えは豊富です。京都の造り酒屋が醸す本格米焼酎「美山(びざん)」は、低温発酵、低温減圧蒸留、低温熟成と3つの低温製法を駆使し、米焼酎独特のクセを抑えてすっきりとした味に仕上がっています。

なごみ 煉 烏丸店の詳細情報

なごみ 煉 烏丸店

四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営) / 居酒屋、日本料理

住所
京都府京都市下京区烏丸通仏光寺西入釘隠町242
営業時間
[月]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) [火]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) [水]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) [木]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) [金]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) [土]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) [日]  17:00 - 23:30(L.O. 料理22:30 ドリンク23:00) ■ 営業時間 12月31日は閉店時間は22時 ■ 定休日 1月1日
平均予算
  • ¥3,000~¥3,999

【中京区】露地もん(ろじもん)

「露地もん」外観 1265358

出典:パーソナルトレーナー彦さんの投稿

烏丸御池から徒歩約3分。築130年の京町家をリメイクしたお店は、京都の情緒がそこはかとなく漂うお店です。人気の個室からは、純和風の中庭が眺められ季節の移り変わりを感じられます。

「露地もん」内観 1265360 都会の喧騒から離れてホッと一息。贅沢な時間を味わえます

出典:

店内は8名から10名まで利用可能な個室から、カップルに人気のカウンター席、掘りごたつ式のテーブル席と風情ある中庭を眺めながら利用シーンに応じてチョイスが可能です。

「露地もん」料理 1265366 ざる豆腐

出典:mugichoconekoさんの投稿

料理の基本は「季節の露地もんコース」と名付けられたメニューですが、オススメの単品は汲みあげ豆腐です。長い伝統に支えられた京都の豆腐作り、古都ならではの逸品を堪能してください。

「露地もん」料理 1265368

出典:いんてりやくざさんの投稿

京都の家庭料理といえば「おばんざい」。色とりどりの旬の野菜をふんだんに使っているのですが、あれもこれもと頂いてみたいですね。そんな時には「日替わり・おばんざい三種盛り」はいかがでしょう。少しづつ色々な料理を味わってください。

「露地もん」ドリンク 1265371 京生粋 純米吟醸

出典:くねたんさんの投稿

焼酎は芋、麦、黒糖、米と一揃えありますが、少し変わったところでは、鹿児島県霧島にある「霧島町蒸溜所」が造る本格芋焼酎「明るい農村」。2017年鹿児島県本格焼酎鑑評会で総裁賞を連続受賞した味をお試しください。

露地もん

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

【中京区】くぐり鍋 六白屋(ろっぱくや)

「くぐり鍋 六白屋」外観 1265345

出典:ヒノッチさんの投稿

四条烏丸から北西へ徒歩約5分。幕末の名士たちが好んで食べたと言われる、鹿児島県特産の「六白黒豚」を京町家で味わえるお店があります。

「くぐり鍋 六白屋」内観 1268290

出典:ヒノッチさんの投稿

ここも人気は個室です。離れ個室の掘りごたつ席があります。他の個室とは離れていることから、周りを気にせずゆったりとくつろげる空間となっています。

「くぐり鍋 六白屋」料理 1265351 前菜盛り合わせ

出典:☆NON☆さんの投稿

まずはいかにも京都らしい先付けから頂きましょう。厳選された旬の京野菜は、契約農家から届く新鮮野菜たち。味が濃く大地の恵みを感じられます。

「くぐり鍋 六白屋」 料理 35965035 六白黒豚 くぐり鍋!

出典:sarugoriさんの投稿

メインはもちろん「六白黒豚」。熱々の特製出汁に豚肉をさっとくぐらせて頂く「くぐり鍋」は、この店オリジナルの鍋です。おひとりさまには嬉しい、小鍋で提供される一人鍋コースもあります。

「くぐり鍋 六白屋」内観 1265346 カウンターへ案内されたよ

出典:Natalieさんの投稿

鹿児島の黒豚をいただくからには、メインはやっぱり鹿児島の芋焼酎ですね。鹿児島県櫻井酒造の「金峰櫻井25度」は家族経営の小さな蔵で造られる限定焼酎。芳醇な香りと辛口のキレがある口当たり、芋焼酎の理想形だとも言われています。

くぐり鍋 六白屋の詳細情報

くぐり鍋 六白屋

烏丸、四条(京都市営)、烏丸御池 / 居酒屋、日本料理

住所
京都府京都市中京区室町新町の間四条上ル観音堂町452-1
営業時間
[月]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) [火]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) [水]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) [木]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) [金]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) [土]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) [日]  17:00 - 00:00(L.O. 23:30) ■ 営業時間 [月~日] 17:00~24:00(L.O.23:30) 2021年10月1日〜10月21日 時短要請に基づき17:00〜21:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ¥5,000~¥5,999

【左京区】草喰 なかひがし(そうじき なかひがし)

「草喰 なかひがし」外観 1265386 お店

出典:皿まわしさんの投稿

最後はミシュラン2つ星を獲得し、予約が超困難と言われる名店をご紹介します。JR京都駅から車で約20分、銀閣寺近くに店を構える「草喰 なかひがし」です。

「草喰 なかひがし」内観 1265388 竈

出典:abicatさんの投稿

このお店のコンセプトは「お竈はんのご飯に炭火の肴と山野草を添えて」。落ち着いた部屋のしつらえと、お客さんに喜んで欲しいという「おもてなし」を追求した店内には、ご飯竈(かま)がどんとその存在感を主張しています。

「草喰 なかひがし」料理 1265389 八寸

出典:きゅいそんさんの投稿

「食べられる物は全て食べ尽くせ」「美味しい物だけをつまみ喰いするな」、人間の知恵で食べつくすことが成仏につながると、自然の味わいを大切にする主人の信条です。メニューはコース料理のみ、どんな食材が目の前に現れるか、ワクワクドキドキが楽しめます。

「草喰 なかひがし」料理 1265390 御飯(松茸とからすみ)

出典:Mハルさんの投稿

店内で人一倍存在感を主張する「お竈(かま)」、京都で「おくどはん」と親しみを持って呼ばれる、その竈で炊かれるふっくらご飯は絶品です。

「草喰 なかひがし」ドリンク 1265391 麦焼酎 かぴたん 南蛮渡来の秘蔵酎 福田酒造(長崎県平戸市)

出典:kinako-ankoさんの投稿

こだわりの焼酎は、長崎県平戸の福田酒造が造る麦焼酎「南蛮渡来の秘蔵酎 かぴたん」。大麦100%、独自手法の発酵、常圧蒸留とこだわりながら醸された焼酎は、ヴィンテージワインかはたまたブランデーかと思わせる香りを放ちます。上質のウイスキーを思わせる味わいを楽しんでみてください。

草喰 なかひがしの詳細情報

500

草喰 なかひがし

元田中、茶山、出町柳 / 日本料理

住所
京都府京都市左京区浄土寺石橋町32-3
営業時間
[月]  定休日 [火]  12:00 - 14:00  18:00 - 21:00 [水]  12:00 - 14:00  18:00 - 21:00 [木]  12:00 - 14:00  18:00 - 21:00 [金]  12:00 - 14:00  18:00 - 21:00 [土]  12:00 - 14:00  18:00 - 21:00 [日]  12:00 - 14:00  18:00 - 21:00 ■ 定休日 月曜日(祝日も休み。月末の火曜日も定休日となります)
定休日
月曜日
平均予算
  • ¥10,000~¥14,999
  • ¥30,000~

京町家で、粋を味わう

「粋」とは、江戸における一つの美意識であり、生き様でもあります。京町家という日本伝統の建築には、武士にはない町衆の美意識と生活の匂いが染みついています。幸いにも先の大戦で空襲をまぬがれた京都には多くの町家が残されましたが、時代の流れとともにその数を減らしていきました。そこで、本当の京都の粋を味わって欲しい、京町家を残したい、そうした思いがリノベーションをすることで生き残ってきました。京都へお越しの際には、ぜひ京町衆の粋を味わいにいらしてください。

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