2018年04月23日

本場ベルギーの味を、日本でも♪ベルギー王室御用達のチョコレート8選
西ヨーロッパにあるベルギー王国は、美食の国としても有名です。なかでもチョコレートは、国民みんなに愛されている人気のスイーツ。そんなベルギーには王室御用達のチョコレートブランドがあり、日本でおなじみのショップも認定されています。本場ベルギーの味を、日本でいただきませんか♪
ベルギーが深くかかわる、チョコレートの歴史
チョコレート大国とも呼ばれるベルギーでは、形も味もさまざまなチョコレートがたくさん作られています。そもそも、チョコレートの原料であるカカオは南米が原産なのに、どうしてベルギーでこんなに多様なチョコレート文化が花開いたのでしょうか?その理由は、17世紀にヨーロッパへカカオを持ち込んだスペインにあります。
17世紀のベルギーは、スペインの支配下にありました。そこで、スペイン王室を通じてカカオが伝わったと言われています。ただし当時のチョコレートはカカオのタネをつぶしてお湯にとかしたもので、お菓子ではなく薬として用いられていました。
苦いカカオを飲みやすくするため、1828年にベルギー西部のフランドル地方でオランダ人バン・ホーテンが、カカオ豆からココアバターを抽出する技術を編み出しました。おなじみの、バンホーテンココアの始まりです。これでココアパウダーがヨーロッパに広まり、チョコレートが浸透していったのです。
その後、産業革命時代のイギリスで固形のチョコレートができ、1876年にスイスでミルクチョコレートが開発されました。現在の甘いチョコレートができるまでに、南米からスペイン・ベルギー・イギリス・スイスなどたくさんの国々が関わっているのです。
プラリネチョコレートは、ベルギーブランド「ノイハウス」が発祥
ノイハウスを含めた8軒のチョコレートブランドは、ベルギー王室御用達に認定されています(2018年4月現在)。そのうちの4軒は日本国内に店舗があり、もう1軒はネット通販で購入できます。どれもこれもおいしいうえにキレイで女子心をくすぐるチョコレートばかりです。
日本国内に店舗があるお店から、ご紹介!
ベルギー王室御用達のチョコレートブランドで、日本に実店舗があるのは4軒です。ゴディバ(GODIVA)、レオニダス(Leonidas)、ヴィタメール(WITTAMER)、ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini))で、いずれも主要デパートのテナントに入っていたり、アウトレットモールにお店があります。カフェを併設しているところもありますから、気軽に利用してみましょう。
1.ゴディバ(GODIVA)
ベルギーの高級チョコレートブランドとして有名なゴディバ。ゴディバは1926年にベルギーのブリュッセルで、ショコラティエだったドラップス氏が始めたブランドです。当初は家族で運営していましたが、厳選された素材と高い技術で、たちまちベルギーの人気チョコレートブランドになりました。
ゴディバの店舗は、路面店のほか各地のデパートやアウトレットモールにあります。なかには店内にイートインエリアを作っているところもあり、濃厚なチョコレートスイーツをその場で味わえます。
2.レオニダス(Leonidas)
レオニダスは、ベルギー国内屈指の人気チョコレートブランド。1913年創業の老舗で、ベルギーでおこなわれたインターネットランキングでは、チョコレート部門で3年連続1位をとったこともあります。昔ながらの濃厚なチョコレートを作り続け、安定したおいしさが高く評価されています。
3.ヴィタメール(WITTAMER)
ヴィタメールは、チョコレートやケーキ、焼き菓子を作っているベルギーの人気パティスリー。日本にある店舗にはベルギーでの実地研修を終えたスタッフがいて、現地と同じ濃厚なチョコレートスイーツを作り上げています。オリジナルを尊重すると同時に、日本の季節感を生かしたチョコレートも開発しており、伝統と革新がうまく融合したチョコレートブランドです。
4.ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)
ピエールマルコリーニは、1994年にオープンした、こだわりのチョコレートブランドです。世界最高のカカオを集めて、ブリュッセルの工房で、でカカオの焙煎からチョコレートの完成までを一貫しておこなっています。カカオ豆の産地による味の違いを楽しめる高級チョコレートです。
店舗なしでも、通販で購入OKのチョコレートブランド
ベルギー王室御用達のチョコレートブランドには、日本に実店舗がなくても通販OKのところがあります。ガレー(Galler)は、以前は関東に複数のお店がありましたが、現在のところ残念ながら実店舗は見当たりません(2018年4月現在)。ネットで手に入りやすいので、チェックしてみましょう。
5.ガレー(Galler)
ガレーは、板チョコ製造が主力のチョコレートメーカーです。1976年にジャン・ガレーが創業し、品質の高さからたちまちベルギー人が愛するチョコレートブランドに成長しました。創業から間がないのに1995年にはベルギー王室御用達に異例のスピード合格。人気と実力を兼ねそなえたブランドです。
店舗のない3ブランドは、イベント出店を要チェック!
ベルギー王室御用達のチョコレートブランド8軒のうち、マリー(Mary)とノイハウス(Neuhaus)、ヴァンデンダー(VANDENDER)は、現在のところ日本に店舗はなく、通販で入手するのもむずかしいところです。しかしサロン・デュ・ショコラなどのイベントで、期間限定出店をしていることがありますから、見かけたら購入してみましょう。いずれもベルギーチョコレートのおいしさを味わえるブランドです。
6.マリー(Mary)
マリーは1919年に創業し、初代のショコラティエであるマリー・ドリュック夫人のレシピを今なお生かしている老舗です。以前、N.Y.タイムスの「死ぬまでに行きたい1000の場所」に、チョコレート店として世界で一軒だけ選ばれたこともあります。なめらかな舌ざわりのチョコレートで、創業当時に国王レオポルド三世の御用達となって以来、ずっと王室御用達でありつづけています。ちなみに、日本のチョコブランドの「メリーチョコレート」とは、提携関係はありません。
7.ノイハウス(Neuhaus)
1857年にベルギー・ブリュッセルで創業したノイハウス。創業当初は、お菓子と薬を売るお店でしたが、チョコレートの中にフィリングを詰めたプラリネスタイルを完成させて以来、チョコレートブランドに成長しました。現在も、色・形がさまざまなチョコレートが販売されて、どれから食べようか迷ってしまうほどです。
8.ヴァンデンダー(VANDENDER)
ヴァンデンダーは、2003年のベルギー皇太子の結婚式でお菓子作りを担当したことから、脚光を浴びたチョコレートブランド。一風変わったアーティスティックなチョコレートを作り続けており、チョコレートのクオリティを維持するため店舗を広げないというポリシーを持っています。1店舗経営を貫く孤高のチョコレートブランドです。
ベルギー王室の味わいを自宅でエンジョイ!
1年間に日本人の約4倍ものチョコレートを買うというベルギー人。ベルギー王室のロイヤルファミリーも、みんなチョコレートが大好きだそうです。ベルギー王室御用達の、香り高いチョコレートを味わって優雅なリラックスタイムを楽しみましょう♪