
【奄美大島】島グルメを食べつくそう♪しまっちゅ直伝の「ご当地グルメ」10選
鹿児島本土から南へ約380km下ったところに浮かぶ亜熱帯の島「奄美大島」は、温暖な気候と島というその周囲を海に囲まれた環境からアマミノクロウサギ、オオトラツグミなどの固有種の動物が多く生息し、海の美しさや太古から生きる動植物の豊富さから「東洋のガラパゴス」といわれています。そんな奄美大島の郷土料理や、南国特有のフルーツを使ったスイーツなど、奄美大島に来たならぜひ訪れてほしいおすすめグルメのお店を厳選してご紹介します。
2018年05月29日
奄美大島は鹿児島県と沖縄県の間にある南国の自然豊かな島。ここでは、土壌豊かな海から獲れる新鮮なお魚、豚肉や黒糖、季節のフルーツなど豊富な島の恵みを味わえます。
そしてなんといっても奄美大島のグルメで外せないのは、奄美群島でしか製造が許されていない黒糖を原料とした「黒糖焼酎」。甘い香りが特徴で飲みやすく、ミネラル豊富なのに糖分は0、という女性にはうれしいお酒です。そんな黒糖焼酎のお供にも合う、この島のおいしい素材を使った島グルメが食べられるお店をランチ・おやつ・ディナーなど用途に分けてご紹介します。
ランチにおすすめのお店からご紹介します!
1.きょら海工房
焼き立てピザや黒糖スイーツを海に面したテラスで
きょら海工房は島の食材を使った焼き立てピザや、黒糖を使ったスイーツが食べられるレストランです。メニューはあおさとサーモンのピッツァ、奄美の島タコや車海老を使った海人(うみんちゅ)のトマトソースパスタなど、地元食材をふんだんに使用したグルメがいただけます。きれいな海と波の音をBGMに、奄美の島の恵みがたっぷりつまったランチをどうぞ。
併設された黒糖工場では奄美大島の特産品である黒糖づくりを行っており、その黒糖を使ったシロップをかけた黒糖フレンチトーストが大人気です。甘くてコクのある黒糖シロップがじゅわっとしみ込んだふわふわのフレンチトーストは、ソフトクリームとの相性抜群。一口頬張れば誰でも笑顔になってしまいます。
お天気のいい日にはテラス席でのお食事が最高です。海をバックにインスタ映えする写真も撮れますよ。
2.レストランフォレスト(Forest)
島の食材を使った本格的なイタリアンが味わえる
レストランフォレストは奄美大島の中でも有数の海の透明度をほこる倉崎海岸に建つリゾートホテル「ネイティブシー奄美」の中のレストラン。主に宿泊客の食事提供をしていますが、一般利用もできます。島の海で獲れた朝日ガニのパスタや島魚のワイン煮など、奄美の恵みを生かしたイタリアンが食べられます。
パスタやサラダのお野菜は自家農園で採れたものを多く使っています。採れたてなので、とっても新鮮!野菜本来の甘みが味わえます。
窓からの景色。下の海岸でシュノーケリングしている人が見えることも。目の前に広がる海の浅瀬から深いところに行くまでの青のグラデーションが美しいです。
3.みなとや
こってり鶏スープが絶妙の鶏飯専門店
「鶏飯(けいはん)」とは奄美大島の郷土料理で、ゆでた鶏肉を裂いたもの、錦糸卵、シイタケの煮つけやパパイヤの漬物など7~8種類の具をご飯の上に乗せ、その上に鶏をまるごと煮てだしをとったスープをかけたものです。お茶漬けのようですがこれがおいしくてやみつきに。奄美大島には数々の鶏飯のお店がありますが、スープがお店によってそれぞれ個性があり違ったおいしさが楽しめます。こってり派には断然このみなとやさんがおすすめです。
このように盛り付けて鶏スープをたっぷりとかけていただきます。こってりと濃厚なスープはご飯と具と調和しておいしさに拍車がかかり、夢中でサラサラッと流し込んでいるうちに気づいたらおひついっぱいのご飯が完食、なんてことも。お茶碗には一度にたくさん入れすぎず、ご飯と具を少なめにしてスープを多めにかけ、おかわりを繰り返すのが「通」の食べ方です。
大きな鶏の像が印象的なお店の外観。初めて訪れるときも目印になって安心ですね。空港から車で約10分の距離にあります。
みなとやの詳細情報
1000みなとや
龍郷町その他 / 郷土料理(その他)、鳥料理、和食(その他)
- 住所
- 鹿児島県奄美市笠利町外金久81
- 営業時間
- 11:00~15:00頃(材料がなくなるまで)
- 定休日
- 不定休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
4.なにわ食堂
早い、安い、うまいが人気の昔ながらの地元の食堂
奄美大島最南端の町、古仁屋(こにや)にある「なにわ食堂」は、地元の人たちに愛される昔ながらの食堂です。やきそば、やきめしなどのメニューの中でも一番人気はちゃんぽん。味ももちろんですが注文してほどなく提供されるスピードの速さと450円という安さが人気の秘密かもしれません。豚骨ベースのスープはこってりしすぎずまろやかで、お野菜たっぷりの食べ応えある一杯になっています。
お店の外観。実はうなぎ屋さんなんです。メニューにはかばやき、うな重もあります。
なにわ食堂の詳細情報
5.島魚 あま海(しまざかな あまみ)
奄美の獲れたて新鮮なお魚で作る海鮮丼
こちらも古仁屋にあるお魚屋さんで、毎日近海で獲れた新鮮なお魚を一匹まるごとやお刺身にして販売しています。その店内で食べられるのが1日10食限定の海鮮丼。ネタは日替わりで、その日に獲れたお魚を豪華に盛り付けてあります。獲れたてのお刺身は新鮮プリプリ!これが魚汁つきで600円とコスパも最高です。
お店がある古仁屋はのんびりとした港町です。野良猫たちも思い思いに暮らしています。腹ごなしにぶらりと散歩してみたら、こんな可愛い子に出会えることも!
島魚 あま海の詳細情報
ドライブで疲れたら、休憩がてらおいしいおやつを!
6.ラ フォンテ(La Fonte)
島のフルーツや黒糖、塩を使ったジェラートのお店
島のフルーツや特産の黒糖、海からつくった塩を使ったジェラート専門店です。奄美大島の太陽をたっぷり浴びて育ったマンゴー、すももなどのジェラートは果汁たっぷりのフレッシュなおいしさが魅力で、ちょっと休憩したいときのおやつに最適です。
こちらは黒糖、ミルク、真塩(ましゅ)のトリプル。黒糖のやさしい甘さとミルクのコク、真塩のほのかなしょっぱさがアクセントになって最高の組み合わせです。
おしゃれな外観。お天気のいい日はテラスで食べてもいいですが、すぐ近くの海岸で海を見ながら食べるのもおすすめです。
ラフォンテの詳細情報
7.ヘルシーアイランドカフェ
農場で育ったヤギのミルクを使ったソフトクリーム
ヘルシーアイランドカフェは、経営する農場で育てているヤギのミルクを使ったソフトクリームや、奄美原産にこだわったフルーツのスムージーがいただけるお店です。ヤギ独特の風味と味わいをぜひ体験してみてください。
スムージーも人気です。こちらはすもものスムージーとパッションフルーツ&ドラゴンフルーツのスムージー。すぐ近くに「ハートロック」という観光スポットがあるので、これを片手にのんびり歩いてみては。飲んだ後のゴミはもちろん持ち帰ってくださいね!
店内ではお土産用のジャムやはちみつも販売しています。裏の農場には本物のヤギもいますので、一緒に写真を撮ったりして触れ合うのもおすすめ。
ディナーにおすすめのお店はこちら!
8.郷土料理 かずみ
島の家庭料理と島唄を堪能できる居酒屋
「郷土料理かずみ」は、奄美大島中部にある島の中心地、名瀬(なぜ)という町の中でも一番の繁華街といわれる屋仁川(やにがわ)というナイトスポットの近くにあり、奄美大島のお母さんの手料理が食べられる居酒屋です。誰もが迷わずオーダーする店主おまかせ料理は、奄美の旬の食材を使った郷土料理を存分に味わえるコース料理。奄美ではよく食べられるトビンニャ(マガキガイ)という貝の塩ゆでや魚のから揚げ、島の野菜や豚肉を使った煮物など食べきれないくらい出てきます!
赤うるめ(タカサゴ)のから揚げ。外側は揚げたてパリパリ、中は身がホクホクで熱いうちにかぶりつくのがおすすめですよ。
豚足と島野菜の煮物。豚のうまみが野菜にしみこみ美味です。ここの豚足がおいしくて豚足嫌いが治ってしまう人も。コラーゲンたっぷりなのでぜひ食べてくださいね。
おいしい島の料理にはなんといっても黒糖焼酎。夜は長いので、普段ロック派の人も奄美では水割りにしないとすぐ酔いが回りますよ!
経営者の西和美さんは島唄の唄者。なんといってもここの売りは、料理を食べながら奄美の三味線と島唄を聴けるところです。奄美の島唄は女性が神とされているため、女性の声に近づけるべく男性もキーを高くして歌います。また必ず2人以上必要で、メインの島唄に合わせ三味線の伴奏の人がお囃子(おはやし)を歌い、この掛け合いが島唄の醍醐味となっています。最後は六調という手踊りで締め、ほろ酔いになったお客さんも一緒になって踊っておひらきになります。島の文化を体験できる数少ないお店です。
郷土料理 かずみの詳細情報
9.鳥しん
焼き鳥はもちろん、お刺身もおすすめのお店
鳥しんはその名のとおり鳥料理がメインの居酒屋さんです。鶏飯もありますが、地元の人は好んでこの「もものひらき」を頼みます。やわらかいもも肉を甘辛のたれで焼き上げた、ビールも焼酎もすすむ一品です。
鳥のお刺身も新鮮なお肉が手に入るこの店ならでは。これがまた黒糖焼酎に合うんです。
島のお店でも珍しい「夜光貝」のお刺身はいかがでしょうか。貝のコリコリ歯ごたえのある部分と、身がやわらかく甘い部分との味の違いが楽しいですよ。奄美にはこの夜光貝の貝殻を磨いて、ランプやアクサセリーなどをつくって売るお店もあります。
ここではパッションフルーツチューハイやマンゴーチューハイなど、島のトロピカルフルーツを使ったチューハイもおすすめです。焼酎苦手な女子にもぜひ。
店内は木のぬくもりを感じさせる落ち着いた内装となっています。カウンター、テーブルの他に掘りごたつ式の座敷もあるので1人でも、大人数でも気軽に利用できます。棚には地元のお客さんの焼酎キープがずらり。
10.喜多八(きたはち)
島の家庭料理がコースで味わえるお店
喜多八は島の家庭料理をコースで味わえるお店です。まず前菜は島うり(島きゅうり)とかつおの和え物。夏の食欲のない時期でも漬物やサラダ感覚であっさりと食べられる島の夏の風物詩です。
お刺身もこちらでは定番の酢味噌をかけて。さっぱりしているのにコクのある酢味噌がお魚の旨みを引き立ててくれます。島の甘いお醤油が苦手な人も、ぜひ試してみて。
他にも島野菜と豚骨の煮物や、奄美の家庭料理である油そうめんをアレンジした油うどん、イカスミ汁など島の家庭料理がぞくぞくと出てきます。奄美では料理をたくさん用意して、お腹いっぱいにさせるのがおもてなしと考えられています。
シメには奄美群島のソウルフードである卵おにぎり。中身は白飯、具入りなど家庭によりさまざま。こちらはかつお入りの混ぜご飯を包んであります。ふー、もうお腹いっぱいになりましたね!
喜多八 の詳細情報
いかがでしたか?
青い海、白い砂浜、濃い緑の森・・・奄美大島の自然豊かな山や海からの恵みを使ったおいしいものが食べられるおすすめのお店をご紹介しました。奄美大島に来たらぜひあたたかい島の人との触れ合いを楽しみ、きれいな景色を見て癒され、そしてここのおいしいご飯やスイーツで心も身体もパワーチャージしていってくださいね。