2018年07月05日

【城崎温泉】週末旅行、しませんか?カップルにおすすめの旅館10選
忙しいと、週末デートもおうちでのんびりしたり近場で過ごしたりと、ついついマンネリになりがち…。でももし、その合間をぬって2人とも土日の2日間を空けられそうになったなら、思い切って旅行に出かけませんか?兵庫県豊岡市にある城崎温泉は、そんな旅行にうってつけ。温泉街の風情あるしだれ柳、その中を浴衣姿でのんびり散策、美味しそうなグルメや地ビールを食べ歩いたり飲んだりして…、そして夜には名物のカニグルメを堪能。今回はそんな素敵な大人のカップル旅行にあわせたい、のんびり過ごせる城崎の旅館をご紹介します。

そうは言っても、色々詰め込む旅行だと疲れるし、逆に何もなさすぎると、結局だらだらしてしまって普段とあまり変わらない…なんてことになりがちです。でも兵庫県豊岡市の城崎温泉は、その間を取ったような、忙しいカップルの旅行に最適な魅力があるんです。
城崎温泉の魅力は知っていますか?

城崎温泉は、兵庫県豊岡市にある温泉街。1,300年以上の歴史を誇り、有馬温泉や湯村温泉と並ぶ、兵庫県を代表する温泉地です。そして明治から昭和にかけて活躍した小説家・志賀直哉をはじめ、数多くの名立たる文豪が名湯での癒しを求め、訪れた場所でもあります。大谿川(おおたにがわ)沿いに広がる温泉街には木造3階建ての旅館が並び、古き良き趣を残しています。

歴史と風情を感じられ、ゆっくりと時間が流れる城崎。名湯に癒された後は、浴衣姿でぶらりと温泉街を散策してみましょう。冬には城崎名物のカニ料理、それ以外の時期には新鮮な海の幸や但馬牛に舌鼓、湯上りには地ビールやさっぱりスイーツをいただいて、文学館や ”地産地読” の本で ”城崎文学” を存分に感じて……等々、2人でほどよく楽しめるものがいっぱいです。今回は、そんな城崎での思い出を素敵に彩る、カップルにおすすめの旅館をご紹介します。
1.文豪・志賀直哉の愛した歴史あるお宿
城崎温泉 三木屋
詳細情報
2.四季折々の表情が楽しめる5万坪もの広大な庭園
城崎温泉 西村屋ホテル招月庭
詳細情報
城崎温泉 西村屋ホテル招月庭
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島1016-2
- アクセス
- 【電車】JR城崎温泉駅から旅館組合無料乗合バスで5~15分【車】北近畿豊岡自動車道・但馬空港ICから約25分
3.お風呂はすべて貸切!3つの中から選ぼう
城崎温泉 旅館 但馬屋
詳細情報
城崎温泉 但馬屋(たじまや)
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島453
- アクセス
- JR 城崎温泉駅より徒歩13分, 車 大阪より 中国道→吉川JCT→舞鶴若狭自動車道→春日JCT→北近畿豊岡自動車道
みんなの過ごし方
4.バラが浮かぶ無料の貸切風呂で非日常感を
湯楽 Yuraku Kinosaki Spa&Gardens
詳細情報
城崎温泉 湯楽 Yuraku Kinosaki Spa&Gardens
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島844
- アクセス
- 城崎温泉駅から徒歩20分『送迎あり』北近畿豊岡道、播但連絡道路、但馬空港ICより→312号線を北上.
みんなの過ごし方
5.数々の財界人や文豪をもてなしたハイクラスな旅館
城崎温泉 旅館 西村屋本館
公式詳細情報
城崎温泉・豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島469
- 地図を見る
- アクセス
- 【車】北近畿豊岡自動車道 但馬空港ICより約25分 【電車】...
- 宿泊料金
- 40,200円〜 / 人
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 11:00(OUT)など
6.夕刻にやさしく輝くかがり火で、幻想的な光景が広がる
かがり火の宿 大西屋水翔苑
詳細情報
城崎温泉 かがり火の宿 大西屋水翔苑
兵庫県 / 城崎温泉、豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町桃島1256
- アクセス
- 車:北近畿豊岡自動車道 (日高神鍋IC最終) より約30分/電車:JR城崎温泉駅より徒歩約15分、もしくは無料バス(組合バス)で約5分
7.昭和レトロな空間に大人の落ち着いた雰囲気が漂う
お宿 白山 花まんだら「花のれん」
公式詳細情報
8.大正ロマン溢れるレトロな空間で疲れを癒す
深山楽亭
公式詳細情報
城崎温泉・豊岡 / 旅館
- 住所
- 兵庫県豊岡市城崎町湯島1011
- 地図を見る
- アクセス
- 大阪方面より中国道~舞鶴道~北近畿豊岡自動車道~但馬空港IC...
- 宿泊料金
- 5,500円〜 / 人
- 宿泊時間
- 15:00(IN)〜 10:00(OUT)など
9.外湯も内湯も、日本酒バーも…2人でマイペースに楽しめる
城崎温泉 錦水
城崎温泉の泉質
ナトリウム・カルシウムー塩化物・高温泉(低張性、中性、高温泉)
城崎温泉の属する塩化物泉は、「熱の湯」とも呼ばれ、塩の効果で体の芯まで温まり、エネルギー消費効果も持続。冷え症・ダイエット・メタボ対策に最適。また、肌の保湿効果もあります。
10.城崎の歴史を語る、日本国内で2番目に古い温泉旅館
城崎温泉 旅館 千年の湯 古まん
詳細情報
〈おまけ〉お土産はここでしか買えない地域限定販売本を
近代文学で活躍した多くの文豪たちとのゆかりが深い、城崎温泉。彼らの文学作品の多くに舞台として登場し、物語を彩ってきました。そんな文学色の強い城崎で、ここでしか手に入らない貴重な3冊の本が制作・販売されているのはご存知でしたか?文学好きのカップルであれば、それらを買うために城崎へわざわざ訪れる価値は十分にあります。ここからは、読めばもっと城崎が楽しめる、城崎限定販売本3冊をご紹介します。
「城の崎にて」(志賀直哉著)/「注釈・城の崎にて」(江口宏志解説)
城崎とゆかりの深い文豪を代表するのが志賀直哉。療養のため訪れた城崎での体験をもとに、心象小説として生み出されたのが「城の崎にて」なんです。弱小動物が死に直面する場面をつづけて目撃した主人公は、哀れみと同時に命の儚さを痛感し、命拾いした自分と重ね合わせます。無駄のないストレートな文体でありながらも、生と死の狭間について考える主人公の心の瑞々しさは、作品化から100年以上経った今に至るまで、多くの人々の心に自省と共感をもたらしてきました。
そして2013年。志賀直哉が城崎を訪れたちょうど100年後に、「文学の地」としてのさらなる発展を目指し、城崎の旅館の若旦那衆が中心となり、NPO法人「本と温泉」が設立されました。その活動の第1弾として販売されたのが、前述の「城の崎にて」とさらにくわしい解説を綴った「注釈・城の崎にて」の2冊1組セットです。解説本には、「城の崎にて」が描かれた時代背景や当時の志賀直哉の置かれた状況などが徹底的に解説されています。このセットは発売以来、好評につき増版を重ねてきました。箱の色は版を重ねるたびに変わり、中にはこれまでに販売された全色を集めているという熱狂的なファンもいるんだそう。
「城崎裁判」(万城目学著)
第2弾の万城目学による「城崎裁判」は、この企画のために書き下ろされた小説です。驚きなのは、カバーがタオルになっていて、本自体には耐水性の高い用紙が使用されている点。せっかく城崎という温泉地で販売するからには、それにふさわしいコンセプトを、となり、その結果このスタイルに決まったんだそう。タオルと防水で温泉に浸かりながらでも読めるというのは、城崎の文学と温泉という両方の魅力が活かされていて、素晴らしいアイディアですよね。内容は、志賀直哉の「城の崎にて」の中で、主人公の投石によって死んでしまったイモリへの責任、「殺しの罪」の在りかを問うものとなっています。
「城崎へかえる」(湊かなえ著)
そして第3弾。湊かなえによる、城崎を舞台にした書き下ろしの短編小説です。その内容は、1人の女性が心の傷を癒して再生していくまでの物語を、城崎への親しみや懐かしさを込めた視点から、温かく綴ったもの。淡路島在住であり、ご自身も城崎には何度も足を運んでいるという湊さんだからこそ、書けた作品なのでしょう。本文中でカニを食べるシーンがあることから、カニの脚そっくりな筒状の箱の中に本が入っていて、その中から身である本を引き出す形になっています。