2018年08月23日
御朱印ガール必見♪「名古屋の七福神」を巡る1泊2日のひとり旅プラン
最近、若い女性の間でブームとなりつつある御朱印(ごしゅいん)。観光地としても人気の高い名古屋にも、御朱印をいただける寺社が多数あります。なかでも、福をさずかるといわれる「七福神めぐり」は、県外からの御朱印ガールも回るコースです。そこで1泊2日で名古屋の七福神をまわる1人旅プランをご紹介します。7か所のお寺はどれも名古屋市内にあるので、電車やタクシーを使ってのんびり1人旅。福を授かりに行きましょう。
一生懸命がんばっているのに、仕事や人間関係がどうにもうまくいかない…。人間の運気にはリズムのようなものがあり原因がなくても落ちこんでしまうこともあります。そんなときは1人でプチ旅をして、生活に福をもたらすという七福神をまわってみませんか?東京から名古屋までは新幹線で1時間半ほど。1人旅には、ちょうどいい旅先です。
七福神めぐりとは、縁起のいい七人の神様がまつられている七つの寺社に参拝し、福をさずかることです。七福神めぐりをしたら、七つの災難をよけることができ、七つの幸福を授かると言われています。ちなみに七福神とは大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)で、恵比寿天以外はみんなもともとインドや中国の神様です。
名古屋の七福神めぐりの旅では、七つのお寺でそれぞれ七福神の御朱印(ごしゅいん)をいただきましょう。御朱印とは、お寺のご本尊や神社名が書かれたありがたいものです。もともとはお経を書き写したものを寺社に納める「納経」のときに頂いたものですが、今では参拝のあとに、御朱印帳に授与してもらいます。
御朱印は、いただくときに「お志」としてお金を払います。金額はだいたい300円くらいが一般的ですが、御朱印の種類などで「お志」は変わります。いただく時に確認しましょう。
名古屋七福神には、参拝用の宝印帳や色紙が販売されています。手持ちの御朱印帳でもいただけますが、七福神めぐり用のものを使うと、より気分がアップするでしょう♪七福神のあるお寺で販売していますので、自分専用に購入してみてはいかがですか。
七つのお寺ごとにページが作られている、御朱印帳です。何回も七福神めぐりができるように、それぞれのお寺名と神様の名前が印刷してあります。お参りするたびにご朱印をいただけるので、熱心な人の宝印帳は御朱印で真っ赤になっているそうです。こちらへの御朱印は押印だけですので、1回100円でお願いできます。
三つ折りの色紙の真ん中に、名古屋七福神めぐりと書いてあり、両側にお寺名と神様の名前が印刷されています。三つ折りで閉じることができるので、収納もコンパクト。御朱印もきれいなままキープでき、旅のいい思い出になります。こちらへの御朱印も、1回100円でお願いできます。
金色の大きな色紙に、お寺ごとにお寺の名前と御朱印をいただきます。ひとめで全ての御朱印が見られて、とてもゴージャス。お部屋に飾りたい人におすすめです。色紙への御朱印は、文字と御朱印と両方なので、1回300円になります。
それでは、名古屋の七福神めぐり旅に出発しましょう。1日目は東京から名古屋駅まで新幹線で来て、南区「笠寺観音(かさでらかんのん)」→中区「大須観音(おおすかんのん)」→中区「萬福院(まんぷくいん)」→中区「福生院(ふくしょういん)」の順に4か所を回ります。
名古屋駅に着いたらJRから名鉄線に乗り換え、名鉄名古屋本線の「本笠寺駅(もとかさでらえき)」でおりましょう。名駅からは、準急に乗って約16分。本笠寺駅を降りたら、徒歩約3分で最初の「笠寺観音(かさでらかんのん)」に到着です。
1か所目は南区の「笠覆寺(りゅうふくじ)」です。名古屋では「笠寺観音(かさでらかんのん)」という呼び名が一般的で、大須観音(おおすかんのん)に次いで有名な観音さまです。1人旅なら、厄除け・縁結びの祈願もあわせて、時間をゆっくりとっておきましょう。こちらには恵比寿(えびす)さまがが祀られています。
恵比寿(えびす)は、財運と商売繁盛の神様です。自営業の人だけでなく、最近ではネットサイトの運営などをする個人起業家にも人気があります。仕事運と財運を一緒に上げたいときにおすすめです。
七福神めぐり用の御朱印は、真ん中に跳ねるタイが躍っています。商売繁盛!という、勢いがつきそうな御朱印です。
笠寺観音の御朱印は複数あり、こちらは「大悲閣」の御朱印。複数の御朱印があるところは、何回も参拝してそのたびに頂くのが楽しみです。
笠覆寺の詳細情報
つづいて、2か所目の「大須観音」に移動しましょう。本笠寺駅から名鉄に乗り「金山駅(かなやまえき)」で、地下鉄・名城線(めいじょうせん)に乗り換えて「上前津駅(かみまえづえき)」下車。そのまま、大須商店街を通り抜けてたら、大須観音です。
つづけて、中区にある「大須観音(おおすかんのん)」にまわります。大須観音は日本三大観音のひとつに数えられ、徳川家康が名古屋の大須に移転させたと言われる由緒あるお寺です。こちらには布袋尊(ほていそん)があります。
布袋尊(ほていそん)は商売の神様と思われがちですが、実は家庭円満・良縁・子宝の神様。恋愛運アップや子宝祈願をしたいときにおすすめです。
七福めぐり用の御朱印です。布袋尊の文字の上に押されている御朱印は、うちわの形。布袋尊がもっているうちわに、なぞらえてあります。
大須観音では、複数の御朱印がいただけます。ご本尊の御朱印は「大悲殿」という文字が、なんともアーティスティック。1人旅なら心おきなく時間をかけて、いただきたい御朱印をまとめて授与してもらいましょう。
大須観音(寶生院)の詳細情報
せっかく大須観音に来たなら、ランチは地元民にも観光客にも人気の大須商店街に行きましょう。のんきな1人旅なら、食べ歩きがおすすめ。ここでは行列ができる焼きパオズのお店「包包亭(ぱおぱおてい)」をご紹介します。
「台湾の焼き包子 包包亭 (たいわんのやきぱおず ぱおぱおてい)」は、テイクアウト専門のお店です。包子とは、中華点心の一種で、小麦粉の皮で具を包んだものです。 包包亭では具が肉の「肉包(ロオパオ)」と野菜の「菜包(ツァイパオ)」の2種類があります。店主さんは台湾で包子修行したそうで、連日大行列ができる人気店です。
肉包(ロオパオ)は、テレビ番組で「焼きショウロンポウ」と紹介された通り、中にアツアツの肉汁&スープがたっぷり入っています。食べるとジュワワッとスープが出てきて、肉のうまさを存分に味わえます。
菜包(ツァイパオ)は、スパイシーな味付けをした野菜包子です。外側の皮はもちもちで、中にはキャベツやシイタケ、油ネギなどが入って、しゃきしゃきの歯ごたえが抜群です。女子1人なら、迷わず肉包子も野菜包子も両方オーダーしましょう。アツアツを食べれば元気も復活!さて、御朱印の旅に戻りましょう♪
台湾の焼き包子 包包亭の詳細情報
台湾の焼き包子 包包亭
上前津、矢場町、大須観音 / 肉まん、中華料理、飲茶・点心
- 住所
- 愛知県名古屋市中区大須 3-20-14
- 営業時間
- [月] 11:30 - 20:00 [火] 11:30 - 20:00 [水] 定休日 [木] 11:30 - 20:00 [金] 11:30 - 20:00 [土] 11:00 - 20:00 [日] 11:00 - 20:00 [祝日] 11:00 - 20:00 ■ 営業時間 売切れ次第終了
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
お腹いっぱいになったら、3か所目の「成田山 萬福院(まんぷくいん)」へ向かいます。大須商店街の最寄り駅である地下鉄・名城線の「上前津駅(かみまえづえき)」から乗って、次の「矢場町駅(やばちょうえき)」で下車。矢場町駅の3番出口から、徒歩約10分で到着します。
「成田山 萬福院(まんぷくいん)」は、全長約3メートルの総ひのき造りの不動明王坐像があり、日本最大級の大きさのお不動さんとして有名です。七福神のうち、福禄寿(ふくろくじゅ)が祀られています。
福禄寿(ふくろくじゅ)は、財運と長寿の神様です。健康とお金という、人生で最も大事なものの運気アップをしたいときにおすすめ。1人旅なら、念入りにお参りしておきたいところです。
七福神めぐり用の御朱印は中央に扇子があり、扇子の真ん中に「福禄寿」と書いてあります。いかにも縁起のいい御朱印です。
ご本尊の御朱印には、不動明王の文字が力強く書かれています。不動尊のパワーがみなぎっていて、御朱印ガールならずとも、ぜひいただきたい御朱印です。
萬福院 -名古屋栄の成田山-
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1日目最後の参拝は「福生院(ふくしょういん)」です。萬福院からは約2キロ。徒歩で約30分かかりますので、時間によってはタクシー利用を。ゆとりがある時は名古屋随一の繁華街である栄のど真ん中を抜けて、オアシス21などの観光スポットをながめつつ、歩いていきましょう。
「福生院(ふくしょういん)」は別名「袋町お聖天」ともよばれ、名古屋有数の繊維問屋街のど真ん中にあります。七福神としては、毘沙門天(びしゃもんてん)が祀られています。
毘沙門天(びしゃもんてん)は勝負事の神様です。開運・立身出世・知恵・財運のご利益があると言われますので、出世運をつかみたいときにおすすめです。
こちらが七福神めぐり用の宝印帳の毘沙門天です。見開きになっていて、七福神の絵姿と御朱印がまとめて見られるようになっています。
七福神以外に、ご本尊の御朱印もあります。大聖歓喜天と書かれた堂々たる御朱印です。
福生院の詳細情報
4か所の御朱印を集めたところで、1日目は終了です。明日の日程を考えて、宿は名駅付近のきれいなビジネスホテル「リッチモンドホテル名古屋新幹線口」に宿泊しましょう。地下鉄・桜通線の「久屋大通駅(ひさやおおどおりえき)」から名古屋駅へ向かい、駅構内を突っ切る形で、新幹線改札口ちかくの「太閤口(たいこうぐち)」から徒歩約5分です。
客室はナチュラルな雰囲気。客室がすべて禁煙で煙草の匂いがしないところも、女子としては嬉しいポイントです。館内では無線LAN(Wi-Fi)が無料で使えますし、客室には有線LANもあります。タブレットなどで旅の情報を集めておきましょう。
こちらのホテルでは、朝食ビュッフェに40種類以上のお料理が並びます。名古屋めしメニューが多いのも、1人旅には嬉しいところ。ホルモンを赤味噌で甘辛く炊いたドテ煮や、刻んだウナギが入ったウナギ飯など、少量ずつ食べたかった名古屋めしにチャレンジしましょう。朝食は6:30からやっていますから、2日目も早めに出発できます!
公式詳細情報
リッチモンドホテル名古屋新幹線口
愛知県 / 名古屋 / ビジネスホテル
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区亀島2-12-3
- アクセス
- JR名古屋駅太閤通口より徒歩約5分!各線アクセス抜群!
- 宿泊料金
- 4,900円〜 / 人
- 宿泊時間
- 14:00(IN)〜 11:00(OUT)など
名古屋七福神めぐりの旅。2日目は名古屋市内でも、ちょっと遠方に足を延ばしましょう。「興正寺(こうしょうじ)」昭和区→「辯天寺(べんてんじ)」港区→「宝珠院(ほうしゅいん)」中川区です。辯天寺と宝珠院の2か所は最寄駅からタクシーを利用して、効率よくまわりましょう。
まずは最初の「興正寺(こうしょうじ)」へ。名古屋駅からは地下鉄・東山線で「伏見駅(ふしみえき)」へ行き、鶴舞線(つるまいせん)に乗り換えて「八事駅(やごとえき)」で下車。名古屋駅からは、約30分で到着です。
1か所目は「興正寺(こうしょうじ)」です。こちらは尾張藩の二代目藩主・徳川光友が帰依したことから、尾張徳川家の祈願寺になりました。五重塔は国の重要文化財です。七福神としては、寿老人(じゅろうじん)が祀られています。
寿老人(じゅろうじん)は、富貴と長寿の神様です。お金をもって長生きできると言うご利益があります。財運だけでなく、末長い隆盛をお願いしたいときにおすすめです。
七福神めぐり用の御朱印は、中央に丸く雲が湧き出しているような図柄です。長寿をしめす、縁起のいい御朱印です。
ご本尊の御朱印には、大日如来の文字が見えます。御朱印帳のページいっぱいに書かれた御朱印からは、迫力さえ感じます。
興正寺(尾張高野)の詳細情報
興正寺(尾張高野)
- 住所
- 愛知県名古屋市昭和区八事本町78
- アクセス
- 地下鉄鶴舞線・名古屋線:八事駅から徒歩で3分1番出口
- 営業時間
- 7:00〜17:00 境内自由 本堂7:00〜17:00 普門園拝観は10:00〜16:00
- 料金
- 無料 普門園拝観 500円(抹茶・菓子付)
興正寺の参拝を終えたら、いったん名古屋駅に戻ります。朝ごはんが早いと、このあたりでお腹が減ってくるはず。早めのランチは、おひとり様が利用しやすい名駅でいただきましょう。おすすめは、「トラッツィオーネ ナゴヤ ウィズ カゴメ」。ケチャップでおなじみのカゴメは名古屋に本社がある地元企業で、名駅内にカフェレストランを出店しています。
メニューはもちろん、カゴメケチャップのおいしさを味わえるオムライスやナポリタンです。ちょっと濃い目の味が、名古屋めしらしいです。名古屋名物・鉄板ナポリタンも、こちらの人気メニュー。鉄板の上の薄焼き玉子、赤いウィンナーと、王道の鉄板ナポリタンです。
名古屋コーチンの卵を使った、可愛いプリン「ぴよりん」。名古屋に来た観光客に人気急上昇中ですが、名駅内でいただけるのは2店舗のみ。そのうちの1点が、トラッツィオーネ ナゴヤ ウィズ カゴメです。このかわいらしさ、ぜひとも体験してみましょう。
トラッツィオーネ ナゴヤ
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
2か所目は「辯天寺(べんてんじ)」です。名古屋駅から、あおなみ線に乗り「荒子川公園駅(あらこがわこうえんえき)」まで約15分。ここからタクシーを利用して、駅から約10分で到着です。
2か所めは、港区の「辯天寺(べんてんじ)」です。こちらは琵琶湖の竹生島(ちくぶじま)にある宝厳寺の名古屋別院。ご本尊は8本の腕の合う辯財天(べんざいてん)ですが、お正月にしか御開帳されません。同じ姿を七福神めぐりの辯財天(べんざいてん)で参拝できます。
弁財天(べんざいてん)は学問・芸能・財運の神様です。学問だけでなく芸能運も上がるので、ピアノや音楽関係の習い事が上達したい人にもおすすめです。
七福神のなかで唯一の女性の神様だけあって、御朱印のデザインもキュート。何回も集めたくなる御朱印です。
こちらは、ご本尊の御朱印です。七福神めぐり用と同じですが参拝日が入りますので、日にちを入れてほしい人は御朱印帳をもう一冊準備していきましょう。
辨天寺の詳細情報
最後の「宝珠院(ほうしゅいん)」へは、辯天寺からいったん「荒子川公園駅(あらこがわこうえんえき)」へ戻り、あおなみ線の「荒子駅(あらこえき)」で下車して、荒子駅からはタクシー約5分で到着です。
最後は「宝珠院(ほうしゅいん)」にお参りしましょう。宝珠院は名古屋では、厄よけで有名なお寺です。境内全域が名古屋市の緑地保全地区に指定されている、緑の多いお寺でもあります。1人旅のお疲れをいやすためにも、ゆったりと時間を取ってお参りしましょう。こちらには、大黒天(だいこくてん)が祀られています。
大黒天(だいこくてん)は豊作の神様です。米俵の上に立って、大きな袋の中にある福を授けてくれるといわれ、財運とともに福運がアップするので、何となく気持ちが弱っている時におすすめです。
七福神めぐり用の御朱印には、大黒天のお面と打ち出の小づちが描かれています。ふくよかな大黒天の顔が、幸運をもたらしてくれそうな御朱印です。
ご本尊の御朱印は「薬師如来」と書かれています。手書きの御朱印にはそれぞれ味があり、福をさずかる感じがします。
名古屋市:福聚山宝珠院(昭和区)
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名古屋の七福神めぐりは、七か所を全部をめぐると満願成就です。どれもそれぞれ味わいのあるお寺で、まわっていると心が晴れ晴れとしてくるようです。ついでに名古屋グルメも楽しんで、福とパワーをもらっていきましょう♪