2019年01月10日
心ゆくまで読書を楽しむひとり旅。「箱根本箱」でおこもりステイ
人気の温泉地・箱根にブックホテル「箱根本箱」という宿泊施設があります。フォトジェニックな壁一面の本棚の他、箱根温泉郷にあるホテルらしく温泉も楽しめると今話題のホテルです。本とともにのんびり過ごせる「箱根本箱」は、おこもりひとり旅の目的地としてピッタリ。今回は、そんな「箱根本箱」の魅力についてたっぷりとご紹介します。
人によっては、電子書籍で本を読んでいるという人もいるでしょう。確かに、電子書籍での読書も立派な読書。でも、紙の本を読むことは電子書籍では得られない点もあるんですよ。それは、本を読み進んだ量は見開きのページの厚みが教えてくれたり、本独特の香りで読書している実感が得られたり。さらに、ノルウェー大学の研究によると紙の本のほうが記憶に残りやすいとか。ふと手に取った本から何かのインスピレーションを得られるかもしれません。本は、さまざまな“きっかけ”を与えてくれるんです。
最近は、ブックホテルという本と宿泊施設を合体したようなホテルが増えてきています。そんなブックホテルは、女性がひとりで宿泊するのにおすすめ。ゆったりと本を読んで、美味しいご飯を食べて、また本を読む。そんな本三昧なステイが実現できます。今回は、東京からアクセスしやすい神奈川県の箱根にある「箱根本箱」をご紹介します。
箱根温泉郷の強羅温泉に今回の旅の目的地「箱根本箱」はあります。“本に囲まれて暮らすように滞在する”をコンセプトにしたブックホテル。エントランスをくぐって、まず目に飛び込んでくるのは、吹き抜けの壁一面に作られた大きな本棚です。「箱根本箱」の館内には、約12,000冊の本が収められてその規模は箱根最大級。本好きはもちろん、普段あまり本を買わない人や、最近本を読んでない人など本と人が出会える場所となっています。宿泊施設を中心に大浴場、レストラン、ショップ、シアタールームが備わっているので女性がひとりで滞在しても安心のホテルです。
本は文学作品や絵本、レシピ本など“衣・食・住・遊・休・知”をテーマに選書されています。もちろん、新刊だけでなく古書や洋書も揃っています。本の陳列の仕方が、図書館や本屋さんとは全く違っていてるのが特徴的。日々の暮らしに直接かかわる“衣・食・住”の本は目線の高さ、そのうえに非日常である“遊・休・知”の本を並べてあるんです。こうすることで、普段は手に取ることのない本にも興味が持てるようにしてあるんです。沢山の本の中から、自分が興味を持てそうな本を探すのはとってもワクワクしますよ。
素敵な本と出会えたら、そのまま買うことができるのも「箱根本箱」の特徴。平均4冊、多い人だと10冊は買って帰るそうです。「箱根本箱」には、人を惹きつける本がたくさんあるということなんでしょうね。自宅に本を送ってもらう場合は、新品が届くので新品が欲しい方は自宅に送ってもらうといいかも。
いたるところに本箱があるかと思えば、いたるところに本を読むスペースが確保されているのも特徴です。館内に2カ所にある“おこもり部屋”は、滞在中1度は利用したい場所。本に囲まれた小さな部屋で読書したり、思索にふけることができます。気分は物書き。ぜひ、探してみて。他にも、吹き抜けの巨大本棚には、掘りごたつ風、椅子、屋根裏風の場所などさまざまな読書スペースが。こじんまりとした空間なので、どっぷりと本の世界に入ることができますよ。
壁一面の本棚は、実はフォトスポットでもあるんです。外国の図書館や本屋さんのようなデザインになっているので、構成を色々考えずにカメラのシャッターを切ってもオシャレな写真が撮れるんです。「本棚ってこんなにオシャレだったっけ?」と、きっと思うはず。
「箱根本箱」の客室は、全18室で洋室です。大文字焼きで有名な明星ヶ岳や金時山などの箱根外山がみえるマウンテンビューサイドと木々が広がるグリーンビューサイドに分かれます。“本のある暮らし”を提案している「箱根本箱」の客室は、書斎をイメージして作られているのが特徴。客室全体は、木のぬくもりを感じられるような造りになっていてほっこりとした雰囲気があります。読書したり、日記を綴ったり思い思いの時間を過ごすのにピッタリ。
全室に露天風呂が付いていて、しかも強羅温泉のお湯が引かれています。ガラスで囲われたブースには、シャワーとカランがついているのでちゃんと身体も洗うことができます。ボディソープやシャンプー・コンディショナーが常備されているのも嬉しいポイント。お部屋でのんびり読書にふけり、気が向いたら客室露天風呂でボーっとお湯に浸かる。また、読書に没頭。贅沢な時間の使い方ができますよ。
ひとり旅で案外面倒なのが、鍵を持ち歩くこと。「箱根本箱」のお部屋には“鍵”はありません。鍵がないってどういうこと?となりますが、実は「箱根本箱」のお部屋はオートロックかつキーコードで開くようになっているんです。だから、煩わしい“鍵”を持ちあるく必要がないんです。大量の本を両手に抱えて部屋に帰ってきても、鍵で開けないので簡単。とっても便利なシステムになっているんです。
「箱根本箱」の半分以上のお部屋から箱根外輪山の景観を見ることができます。素晴らしい景色を眺めてリラックスモード。本を読んで目が疲れたら、箱根の緑で目を休めましょう。
全ての客室に『あの人の本箱』という本箱があります。本箱に入っている本は、歌人・俵万智などの著名人が選んだ本が並んでいます。どの本箱が、どのお部屋に設置されているかは泊まってからのお楽しみ。どんな本箱に出会えるかドキドキ・ワクワク。素敵な本に出会えるといいですね。
「箱根本箱」の魅力は本だけではありません。女性にとっては宿泊施設のアメニティって気になるところ。タオルやバスローブなどのリネン類は、肌触りが良くて心地良い仕様。さらに、タオルウォーマーがあるので、温泉に何度入っても心地よいタオルで身体を拭くことができます。クレンジングオイルや化粧水、乳液などは、オーガニックのものを使用しています。オーガニック使用で肌に優しいものが準備されているから、スキンケアの心配をしなくても良いのは嬉しいですよね。スキンケア用品を持っていくと荷物が多くなってしまうけど、「箱根本箱」なら荷物がコンパクトになりそう。
巨大本棚に負けず劣らずのフォトスポットが、館内にあるレストラン。ロシア出身のアーティストによる、小説や教科書などの古本をキャンパスに見立ててペインティングした作品が、レストランの奥の壁一面に飾られています。シンプルでスタイリッシュなレストランに、フォトジェニックなブックアートがとても映えます。まるで、ニューヨークのギャラリーのような雰囲気。
そんなレストランでは、相模湾や駿河湾で水揚げされた魚介類、神奈川県や静岡県の有機野菜や柑橘類などを使ったオーガニックイタリアンを食べることができます。カウンター席と個室がありますが、調理や盛り付けを見て楽しむことのできるカウンター席がひとり旅にはおすすめ。スタッフとの会話を楽しみながら食事をするのもいいですよ。
盛り付けもシェフの感性が光っていて、宝石のように美しい。お料理が目の前にサーブされた瞬間、心が躍ります。調理法も凝っていて見事な料理を味わうことができます。アルコールやノンアルコールドリンクと一緒に、素晴らしい料理とのマリアージュを楽しんで。
本を夢中で読んでしまうと、目が疲れるだけでなく、肩や首など全身が凝ってくるもの。そんなときは、大きなお風呂で身体を思いっきり伸ばして全身の疲れを取り除いてあげましょう。
「箱根本箱」では、強羅温泉の源泉から引いた無色透明のお湯と、大涌谷温泉から引いた白濁したお湯の2つの泉質を楽しむことができるんです。女湯の内湯は、強羅温泉のお湯。ふわっと身体を優しく包み込むような柔らかいお湯が特徴です。余分な角質や皮脂を落としくれるという女性にとっては嬉しい効果が期待できるお湯です。また、身体を芯から温めてくれるので、湯上りに入ると湯冷めしにくいですよ。
露天風呂のお湯は、大涌谷温泉から引いています。40℃ほどと少しぬるめのお湯なので、身体を伸ばしてゆっくりと浸かるのにおすすめ。大涌谷温泉のお湯は殺菌力が高いといわれているため、ニキビなどの改善に役立つといわれています。
朝食は、オリジナルのニンジンジュースや自家製ロースハム、旬の野菜たぷっりのミネストローネなど寝起きに優しいラインナップとなっています。起きたばかりでお腹が空いてなくても、身体に優しい朝食を食べているとだんだん身体が目覚めていくのがわかるはず。ゆっくりと優雅にひとり旅の朝食を楽しみましょう。
「箱根本箱」は、箱根登山鉄道ケーブルカー「中強羅」駅から歩いて4分ほどの場所にあります。気軽に遊びに行ける立地にあるので、ちょっと時間ができたというときに訪れてみてはいかかでしょうか。箱根の独特なゆったりと流れる時間の中で、本三昧な1日を過ごせば、きっとあなたにとっての“新しい物語”が始まるはずですよ。
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詳細を見る詳細情報
箱根本箱
神奈川県 / 箱根、強羅 / ビジネスホテル
- 住所
- 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
- アクセス
- 電車をご利用の場合 小田原駅から車で約45分 箱根登山鉄道 中強羅駅から徒歩4分 車をご利用の場合 西湘バイパス 箱根口ICより (約30分) 東名高速道路ルート 東名高速道路 御殿場ICより (約30分)