2020年の大河は「明智光秀」！巡って高まる関西周辺のゆかりの地9選

みなさん！2020年の大河ドラマの主人公は、明智光秀です！大河ドラマ「麒麟がくる」で主人公に抜擢された明智光秀は、本能寺の変で知られる彼。織田信長を裏切った“裏切者”のイメージがありますが、民に慕われていたエピソードもあるという、ミステリアスな人物。せっかく大河ドラマの主人公に抜擢されたので、これを機に明智光秀のことを知り、ドラマを見る気持ちを高めましょう。

出典：NSeos50dさんの投稿

ここで、明智光秀を知らない方のために、簡単に彼を紹介します。明智光秀は、戦国時代の武将。家紋は桔梗紋。武士としては身分の低い生まれでしたが、織田信長に仕えると、冷静さと知力の高さからみるみるうちに出世していきました。織田信長の天下統一を手助けしていましたが、突然の裏切り！自分で天下統一を図ろうとしたのです。ですが、信長の部下だった豊臣秀吉との戦いに敗れ…天下を味わったのは、わずか10日ほどでした。

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そんな謎の行動をとった明智光秀、どんな人物だったか知りたくなりますね。実際にゆかりの地を巡ると、彼をより近くに感じられて、人生や性格が少しずつ理解できるかも。明智光秀のゆかりの地は、関西から中部地方に点在しています。大河ドラマを見る前や見たあと、見ている最中に巡れば、歴史や明智光秀について理解が深まり、ドラマがより楽しめますよ。ここでは、特におすすめのスポットを紹介していきます。

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明智光秀が自分のボスである織田信長を討った「本能寺の変」。「本能寺」は、信長が宿にしていたお寺で、京都にあるんですよ。当時は信長の部下がほとんど京都を離れていて、襲撃のまたとないチャンスでした。明智光秀史上、最も印象深い出来事が起こったのです。

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600年以上の歴史を誇る歴史あるお寺ですが、現在は別の場所に移転しています。福祉施設の敷地内に石碑があるのみ。石碑を眺めながら、静かに歴史に思いを馳せましょう。

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岐阜県可児市にある「明智城跡」。「明智城」は、明智光秀が生まれた場所として知られています。30歳ごろまでは、光秀は「明智城」で過ごしていたようですよ。天守閣は現存していませんが、二の丸跡や三の丸跡など、見所たっぷり！ハイキングコースとしても楽しめます。

当時本丸には見晴らし台があり、眺望抜群でした。明智光秀もこの景色を眺めていたかと思うと胸熱ですよね。

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周辺にある「天龍寺」には、明智光秀の位牌と明智氏歴代の墓所があります。せっかく来たのですから、あわせて見学するのもおすすめ。毎年6月には「光秀供養祭」が行われるので、その時期に訪れてもいいですね。

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織田信長が明智光秀に命じて比叡山の監視を目的につくらせた「坂本城」。できた当時は絢爛豪華であったことが書物の記録で知られています。二の丸、三の丸の堀は埋め立てられ、広めの道になっていて、周辺散策しやすいですよ。

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周辺の「坂本城址公園」には、明智光秀の像があります。世間的の謀反人のイメージからは想像できないような、なんとなくかわいい雰囲気。公園からは琵琶湖が眺められ、ゆったり過ごすのにぴったりです。

「坂本城」は、琵琶湖湖畔にありました。堀は琵琶湖につながっていて、坂本城内からそのまま船に乗り込めていたそうです。残念ながら豊臣秀吉に焼かれてしまいましたが、その不思議な構造のお城を見てみたかったですよね。写真は「坂本城址公園」からすぐの場所にある「日吉大社」鳥居。美しいので、立ち寄ってみては？

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明智光秀が丹波の拠点として現在の京都府福知山市に築城した「福知山城」。ここでは、明智光秀が民に慕われていたエピソードを知ることができます。注目は、石垣の石。積み方に規則性がなく、一見乱雑に重ねているだけかのように見えますよね。実は自然石を巧みに組み合わせて、頑丈なつくりになるようにしているんです。

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石は、当時勢力が強かった寺院を破壊して集めたものという説があります。石垣に使用することで、「信長の方が権力は上だぞ」と示す狙いがあったのでしょう。しかし寺院側としては破壊されては困ります。明智光秀は石を集めながらも、代用できる石と交換するなどして、民衆への心配りを欠かしませんでした。

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さらに、福知山を発展させるために宅地税を免除。“楽市楽座”という自由な市場を設けて、経済の発展に力を入れました。そんな事から、民からの信頼を得ていったのです。城内には日本一の深さを持つ「豊磐(とよいわ)の井」、周辺には明智光秀をお祀りしている「御霊神社」など、見所満載。時間をかけて散策してみてください。

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福知山駅から徒歩10分ほどの小さなカフェ。明智光秀を愛するオーナーが、光秀モチーフのスイーツを提供してくれます。店内にはイートイン席があるので、歩き疲れた足を休められますよ。歴史的なスポットではありませんが、寄ってみましょう。

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人気の「光秀の愛したプリン」。バニラビーンズたっぷりで固めの食感です。光秀には「玉子」という娘がいます。(のちの細川ガラシャ)娘にちなんだスイーツで、なんだか味わい深いですね。

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明智光秀の桔梗の家紋が可愛らしい！家紋入りの「桔梗ロール」は、見ているだけで気分が上がります。味は素朴で食べていると、心が落ち着きますよ。テイクアウト用のスイーツもあるので、お土産におすすめです。

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「周山城(しゅうざんじょう)」は、丹波制圧を織田信長に命じられた明智光秀によって、現在の京都市郊外に築城されました。現存したのは光秀の晩年3年のみ。光秀が「山崎の戦い」に敗れた後、地域住民によって破壊されたと言われています。※「山崎の戦い」は、本能寺の変で怒った秀吉と激突した戦いです。

観光地化はされていませんが、石垣が見応えあります。なかなか歩くのが大変な道なので、山歩きに慣れた女子におすすめ。雪が降る時期は避け、山歩きに適した格好で行くといいですよ。

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周山城の麓から歩いて20分ほどの場所に、「道の駅 ウッディー京北」があります。食事処があるので一息つけますし、お土産も揃っています。レンタサイクルもあるので、周辺の観光もできますよ。立ち寄ってみてくださいね。

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明智光秀は「本能寺の変」の約10日後、「山崎の戦い」で最期をとげました。先ほども説明しましたが、「山崎の戦い」は「本能寺の変」を知って怒った羽柴秀吉(豊臣秀吉)と明智光秀が激突した戦い。その戦場となったのが、京都府と大阪府の県境付近にある天王山周辺です。

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天王山周辺は、JR山崎駅を拠点に約4.8kmのハイキングコースになっています。コース途中には、「旗立松・展望台」をはじめとする、戦いの様子を伝えるスポットが点在。のんびり山歩きしながら古戦場を巡れますよ。

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「旗立松・展望台」では山頂側に展望台があり、「京都の自然二百選」に選ばれた美しい眺望でも知られています。「山崎の戦い」で明智軍は敗北。味わった天下は短いことこの上なしでした。そんな山崎の古戦場も確認できるので、ゆっくり眺めておきたいですね。

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「山崎の戦い」に敗れた明智光秀。逃走中に落ち武者狩りにあい、最後を遂げたと言われる場所です。光秀最期の地として、「明智藪」と呼ばれていますよ。雨の日に訪れると…どこからともなく軍勢の雄叫びが聞こえてくるとかこないとか…。

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観光地化されていないので、「明智藪」は石碑が建てられているのみ。マイナーですが、光秀ゆかりの地を巡るならマストなスポットです。隣接している「本経寺」には供養塔があるので、一緒に訪れてみるといいでしょう。訪れる際は、周りに迷惑がかからないようご注意を。

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明智光秀ゆかりのお寺である「谷性寺(こくしょうじ)」。光秀の首塚が祀られています。「山崎の戦い」で討伐された光秀の首を家臣が持ち込んで供養したとされています。

出典：自然堂哲さんの投稿

初夏には、明智家の家紋である桔梗が咲き乱れることから、“桔梗寺”とも呼ばれる美しい寺。「丹波かめおか光秀物語　ききょうの里」と呼ばれるイベントも毎年開催されていて、イベント時期に合わせて訪れると見ごたえがありますよ。

寺の門前に広大な花畑が広がり、「ききょうの里」と呼ばれています。なので、イベント名には「ききょうの里」と入っているのですね。ここにある「光秀の砦」には、武人として誇り高い光秀像が。名君主として称えられていた一面が見られ、胸が熱くなります。

出典：多趣味っちさんの投稿

今回は、2020年の大河ドラマの主役、明智光秀ゆかりのスポットを紹介してきました。半生がはっきり分かっていない人物で、謎が多い。だからこそ、興味をそそられますよね。裏切者というイメージがありつつ、スポットを巡っていると聡明で民想いな一面が見えてきます。明智光秀ゆかりの地を巡って、ドラマへの気分を高めてみてくださいね。