2016年03月31日
西表島観光の途中に寄ろう!八重山諸島の小さな島・由布島
沖縄県・八重山諸島の一島である由布島。島の広さは約0.15平方キロ、1周はわずか2キロという小さな島で、西表島に寄り添うように隣接しています。間の海の水深が浅いため、水牛車や徒歩などでで渡ることができます。島全体が亜熱帯の植物園となっていて、1時間もあればぐるっと一周できてしまうエリアの中には、忘れられなくなる絶景と、島ならではゆったりした時間が流れています。今回はそんな由布島をご紹介します!
沖縄は八重山諸島の中にある周囲2キロのとても小さな島「由布島」。西表島からわずか500メートルほどの近さに隣接していて、その間の海は満潮時でも水深1メートル程度。歩いて渡れる離島です。
元々は西表で農業を営む人々が暮らし、学校などもできて栄えていましたが、昭和44年の台風で壊滅的な被害を受けて廃村に。その後、一組残ったご夫婦が植物を植えて人々の帰りを待ちながら島を手入れしていき、現在の植物園の姿として息を吹き返した島なのだとか。努力の末に花開いた楽園に、早速出かけてみましょう!
海と自然が満面の笑みをたたえて迎えてくれる由布島。島へ向かうには、西表島から水牛の引く牛車に乗ります。この海は干潮時は大人の膝よりも浅いくらいの水深になるため、歩いて渡る人もいます。牛車だと干潮時なら15分ほど、満潮時は20〜30分くらいです。
島は全体が植物園ですので入場料が必要です。牛車と入場料のセット料金と歩いて渡る人のための入場料のみの設定があります。初めて行く際にはやはり牛車に乗ってみたいですね。水牛が実はとても可愛い顔をしてることがよくわかりますよ。
三線の音色に彩られながら島に到着すると、最初に迎えてくれるのはやっぱり水牛です。繁殖期など、タイミングがいいと赤ちゃんも見られることがあるのだとか。そんな幸運にめぐり合ってみたいですね!
沿岸のマングローブやヤシの木、豊富なシダ類、そして咲き乱れる花々はまさに南国の楽園そのものです。たくさんの花々を見比べながら歩いていると、まるで時間が止まったかのような錯覚を感じます。
南国ならではの色鮮やかな花々を堪能しながらしばらく進むとオオゴマダラを飼育している「蝶々園」が見えてきます。オオゴマダラは日本では最大のサイズの部類に入る蝶で、その蛹が金色に輝くことでよく知られています。こちらでは、季節を問わず羽化があるそうなので、いつでも金色の蛹を見ることができるそうです。実際に目にすると、本当に金色なのできっと驚くことでしょう。
蝶々園の先に、売店とレストランの建物があります。郷土料理などを中心としたメニューが人気の、島内唯一のレストランです。ランチはこちらで頂きましょう。八重山そばや、各種チャンプルー、タコライス、どれを食べようか迷ったら、いろんな郷土料理が少しずつ詰め合わさっているお弁当もオススメですよ!
由布島レストランの詳細情報
由布島レストラン
竹富町その他 / 食堂、沖縄料理、ジューススタンド
- 住所
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見689
- 営業時間
- [月] 11:30 - 16:00 [火] 11:30 - 16:00 [水] 11:30 - 16:00 [木] 11:30 - 16:00 [金] 11:30 - 16:00 [土] 11:30 - 16:00 [日] 11:30 - 16:00 ■ 営業時間 お食事
- 平均予算
- ~¥999
レストラン・売店の向こうには、かつては村の生活道路だった道が続きます。今では深い緑が心地よい散策道として蘇っています。珍しい貝殻を展示した「貝の館」やかつての村の学校跡地などを見つつ、水牛で着いた時とは反対側の浜へ出ると、ヨナラ水道の海に小浜島を望む絶景が迎えてくれます。
ヨナラ水道がマンタの通り道であることから、マンタの浜と呼ばれるこの浜にはにあるのが「由布島茶屋」。いかにも沖縄っぽい平屋とテラスの海辺カフェですが、島内では随一の人気を誇る飲食施設なんです。
こちらではご当地ジェラートが人気で、泡盛や黒糖・地のかぼちゃを使ったジェラートがいただけます。他にも紅芋のケーキやマンゴーのソフトなど、どれにしようか目移りしてしまいます。もちろん、ジェラートになっていない泡盛や、地ビールなどもいただけます!
メニューを決めたら、この眺めと一緒に堪能しましょう。マンタの浜だからか、マンタのオブジェが今にも飛び上がりそうな勢いで鎮座しています。余談ですが、この島、このマンタだけではなく水牛やヤマネコなど、ちょっとゆるめのオブジェが沢山あります。これをチェックして歩くのも楽しいですよ。
由布島茶屋の詳細情報
由布島茶屋
竹富町その他 / ジェラート・アイスクリーム、カフェ
- 住所
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見689
- 営業時間
- [月] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [火] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [水] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [木] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [金] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [土] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [日] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [祝日] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [祝前日] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) [祝後日] 10:15 - 16:15(L.O. 16:00) 3/14,3/22はお休みさせていただきます。楽しみにしてくださったお客さま、申し訳ございません。
- 平均予算
- ~¥999
マンタの浜からさらに島の一番奥を目指して歩くと、ブーゲンビリアガーデンに着きます。その名の通り、色とりどりのブーゲンビリアが咲き乱れていて、まるで夢の中にいるのではないかという気分。ここまで来たら、水牛で着いた浜の反対側の奥まで来たことになります。小さな島ですので、あっという間に縦断も横断もできてしまうんですね。
島へ向かう水牛車から始まり、島内のどこを切り取っても南国の楽園風景が楽しめる島。八重山へ観光に行く際は、ぜひ由布島へも立ち寄ってみてください。小さな島ではありますが、ゆったりとした時間を楽しめますよ。