小田原～熱海・伊豆にかけて。アートを楽しむひとり旅へ出かけましょ

出典：ユキデビさんの投稿

お休みの日は、日常から少し離れてのんびり過ごしたい。そう思うときもありますよね。誰かと出かけてまったりするのもいいけれど、本当にのんびりしたいならひとり旅がいちばん。誰にも気遣わずに、自分の思うまま、素敵なお店やアイテムと出合うことができます。

出典：なおと。さんの投稿

小田原～熱海・伊豆エリアにはここ最近、アートを感じられるスポットが増えてきました。それらは、建物自体が美しかったり、きれいな景色が見られたり、一日のんびり過ごせる場所だったりと、アートだけではないさまざまな魅力があって、ひとりでもじっくりと時間をかけて楽しめるのでひとり旅にぴったり◎。

出典：karin☆さんの投稿

マイペースに楽しむひとり旅では、カフェやレストランなど、ゆっくり休憩できる場所も大切ですよね。小田原～熱海・伊豆エリアには、女性がひとりでも入りやすいようなスローペースなお店が点在しています。今回は、神奈川県・小田原と、静岡県・熱海&伊豆にある、アートスポットとカフェをご紹介していきます。

出典：hatapooonさんの投稿

相模湾に面して建つ壮大なギャラリー。「小田原文化財団 江之浦測候所」は、形ある作品だけでなく、周りを囲む自然や音、光、建物自体など、すべてを「アート」として体感できる場所です。3千坪もの敷地内には、100mのギャラリーに茶室や竹林、庭園などがあり、時間をかけて見て回りたくなります。

出典：Daikon photoさんの投稿

写真の突き出た通路は、上に立てば相模湾の大パノラマが楽しめます。内部には光が差し込むと、心が揺さぶられるほどの美しい光景に…。そんな景色は、友達や恋人はもちろん、他人の存在を気にせずに、ひとりでゆっくり見たいですよね。見学は事前予約制、時間は午前の回と午後の回で分かれているので、時間をかけて回れますよ。

出典：Daikon photoさんの投稿

中でも印象的なのが「光学硝子舞台」という野外に設置された舞台です。舞台の客席からは海を見渡すことができ、心に焼き付けたくなるような景色が広がっています。客席に座って、ゆったりとした時の流れを楽しんでみて。江之浦測候所へのアクセス方法は、根府川駅からの無料送迎バスを利用するか、もしくは真鶴駅からタクシーで行くことができます。

出典：こみうり新聞湯河原支局さんの投稿

江之浦測候所を思う存分満喫したら、「サドルバックカフェ」でひと休みしましょ。江之浦測候所からは歩いて20分ほどで向かうことができます。こちらのカフェは、テラスの席から海が一望できることがおすすめのポイント。背後には山の緑、目の前には大海原と、自然に癒されながら、美味しいスイーツやコーヒーなどに舌鼓を。

出典：或　真宗さんの投稿

アートを楽しんだ後は、美しいスイーツを食べてその余韻に浸りましょう。ココアスポンジとブラッドオレンジムース、カシスムースがきれいに4層に分かれた「ベリー&ブラッドオレンジケーキ」は、見た目の美しさもさることながら、ベリーとオレンジの酸味がいいアクセントになっていて、目でも舌でも楽しめます。

出典：cathlienさんの投稿

おなかが空いていたら、カレーやハンバーグ、海鮮グルメなどをいただきましょう。中でもおすすめなのが、パンの中にグラタンやカレー、ビーフシチューが入ったメニュー。パンは外側がカリッとしていて、中に入ったカレーなどとの相性◎。サイズは大きくて食べ応えがあります。海を見下ろしながら、絶景とグルメをゆっくりと堪能してくださいね。

出典：Keyholeさんの投稿

熱海駅からバスで約7分。高台にある「MOA美術館」は、海が見える美術館として有名です。リニューアルにより鑑賞環境が整えられ、より一層展示物を楽しみやすい空間へと生まれ変わりました。メインロビーからは初島や伊豆大島が一望でき、心がスッと軽くなるよう。

出典：masa315さんの投稿

エスカレーターホールには、万華鏡のマッピングが施されています。直径約20mもある円形ホールで、日本最大規模の大きさなんですよ。鮮やかな色彩の変化は、じっくり眺めていると時間の流れを忘れそう。またエスカレーターの壁面や天井の照明もさまざまな色に変わっていき、まるで別空間にいるようです。

敷地内の庭園「茶の庭」には、茶室や石造りの美術品が点在しています。またここは四季を楽しめる場所としても人気で、特に秋の紅葉は格別。庭園の朱色に染まったもみじの間を、ゆったりとおさんぽしてみてはいかが？誰にも気兼ねなく、自分のペースで楽しめるのがひとり旅のいいところ。カフェや甘味処には、その時期にあわせたスイーツなども並びます。

出典：izuみかんさんの投稿

MOA美術館を楽しんだ後、ぜひ立ち寄ってほしいのが「CAFE KICHI(カフェキチ)」です。熱海駅から歩いて5分ほどの場所にあり、ノスタルジックな佇まいがひとりでも居心地よさそうな雰囲気。周辺の賑やかなムードとは異なり、アートの余韻に浸れる静かな場所です。

出典：yume04さんの投稿

落ち着いた雰囲気の店内でいただく、優しい味わいのスイーツや、香り高いコーヒー。女性ひとりでも気兼ねなく過ごせる空気感も嬉しくて、時間を忘れてついつい長居したくなるかも。

出典：かがさんの投稿

せっかく熱海を訪れたのなら、新鮮な海鮮料理を味わいたい。そんな人には、「kichi+(キチプラス)」がおすすめ。熱海駅から徒歩5分の場所にあり、伊豆・熱海近郊の食材を使った料理をいただくことができます。店内は木の温もりを感じられる落ち着いた雰囲気。女性ひとりでも入りやすく、ゆったりと食事ができますよ。

出典：ま☆しゅさんの投稿

kichi+では、新鮮なしらす料理をいただくことができます。中でも、生しらすと釜揚げしらす、桜海老が乗った「三色丼」は色合いも美しくて、味だけでなく見た目にもうっとり。鮮度が命の生しらすは、熱海へ訪れたからこそ食べられるもの。ひとり旅の思い出に、ぜひ食べてみては？

出典：こくぼっち＠待受画像集さんの投稿

三島駅から無料シャトルバスを利用して約25分。「クレマチスの丘」は文化とアート、自然が楽しめる複合文化施設。4つの美術館と文学館、4つのカフェとレストランがあり、一日あそべるほど広大な場所です。盛りだくさんな施設内容なので、ひとり旅でも時間を持て余すことなく過ごすことができますよ。

出典：役満太郎さんの投稿

「ヴァンジ彫刻庭園美術館」では、現代のミケランジェロとも称されるイタリアの彫刻家、ジュリアーノ・ヴァンジの作品が展示されています。屋外に置かれた作品は手で触れることもできるので、アートをより近くで楽しめます。また美術館敷地内の庭園「クレマチスガーデン」には、一年を通してさまざまな品種のクレマチスの花が咲き誇り、ガーデン内をのんびりおさんぽするだけでも癒されますよ。

出典：Y.SHUHEIさんの投稿

「ベルナール・ビュフェ美術館」では、フランスの画家ベルナール・ビュフェの作品が展示されています。白・黒・灰色を基調としたビュフェの作品は、当時の混沌とした情勢を表していて、世界中から支持されています。この美術館のコレクション数は世界で最も多くて、ビュフェの世界観にどっぷりと浸ることができますよ。作品に見入ってしまい、時間が過ぎるのを忘れてしまうかも。

出典：さやか**さんの投稿

アートを存分に堪能したら、カフェでひと休みをしましょう。ベルナール・ビュフェ美術館に併設されているカフェ&ショップ「TREEHOUSE(ツリーハウス)」はいかが？木を基調とした落ち着いた空間の中、季節の焼き菓子やコーヒーをゆっくりと味わえます。ビュフェの作品がプリントされたオリジナルバッグや、カフェのオリジナルアイテムもあるので、お土産さがしにも。

出典：

クレマチスの丘でのランチにぴったりなのが、「CIAO CIAO(チャオチャオ)」というピッツェリア＆トラットリア。店内にある大きな薪窯で焼き上げられた、モチモチの本格ピッツアをいただけます。ガラス張りの店内でいただくのも、テラス席で外の空気を感じながらいただくのも、どちらも素敵。

出典：ピンクサファイア♪さんの投稿

ケヤキの森の中にある「うつわ茶房 KEYAKI(ケヤキ)」は、IZU PHOTO MUSEUMに隣接した森の中に佇む茶房。店内では軽食やスイーツなどをいただくことができます。食べる道具にもこだわりが詰まっているので、食事の美味しさだけでなく、うつわの美しさも楽しみながら味わいましょう。

出典：hiroron_1208さんの投稿

小田原と熱海・伊豆は、小旅行にぴったりの距離感。お休みの日の2日間を利用して、サクッと行くことができます。アートや風景、建築、美味しいグルメに囲まれて、ゆるやかな時間をひとりで過ごしてみてはいかが？