2020年01月23日

かやぶき屋根の里でほっこり一人旅。「大内宿」の楽しみ方&おすすめ観光スポット
喧騒から離れて、のどかな場所でのんびり過ごしたい…。そんな気分なら、福島県の「大内宿」で一人旅をしてみませんか。「大内宿」は、江戸時代の姿を今に伝える宿場町。40軒以上のかやぶき屋根の民家が並んでいて、まるで”日本昔話”の世界のようです。初めて訪れても、不思議と懐かしい気持ちになりますよ。この記事では、「大内宿」の魅力と楽しみ方をご紹介します。ぜひ旅の参考にしてみて下さいね。

都会の喧騒を忘れて、のんびり過ごしたい……。そんな気分なら、福島県の「大内宿」で一人旅をしてみませんか。かやぶき屋根が並ぶ宿場町で、気ままに散策。昔話のような雰囲気の中で過ごしていると、心がほっと安らいでいきますよ。

四季折々の風景、会津の郷土料理、かわいい工芸品など、見どころはたくさん。会津のお国言葉”よってがさんしょ(お寄りくださいませ)”に誘われて、日々の中で固まった心と体をほぐしましょ。

この記事では女性目線で、「大内宿」の魅力と楽しみ方、おすすめのスポットをご紹介します。ぜひ心あたたまる旅の参考にしてみて下さいね。
大内宿の詳細情報
「かやぶき屋根」が素敵。昔ながらの暮らしが残る宿場町

「大内宿」は、会津西街道上にある宿場町。江戸時代には大名行列や旅人たちで賑わいました。今も約500mの街道沿いに40軒以上の古民家が並び、昔ながらの風景を残しています。昭和56年には、「国選定重要伝統的建造物郡保存地区」に指定されました。

「大内宿」の特徴は、日本昔話を思わせる立派なかやぶき屋根。軒先に柿や大根が吊るされたり、氷柱ができたり……。昔ながらの建物が、日本の四季を感じさせてくれます。

屋内は広く、雪国の積雪に耐えられるどっしりとした造り。囲炉裏からは煙が立ち上っています。この煙が防虫などの効果を生み、ススキでできた屋根を長持ちさせるそうです。昔ながらの知恵には感心するばかりですね。

「大内宿」の住民たちの間には”売らない・貸さない・壊さない”という原則があり、全員で景観の保存に取り組んでいます。屋根の葺き替えも作業も住民の手で行うそうですよ。伝統的な文化を大切にする気持ちが、「大内宿」を訪れる人の心に響きます。
食べ歩き&お買い物を楽しみましょ
「大内宿」の古民家のほとんどは、飲食店や商店、宿として営業しています。ノスタルジックな町を散策しつつ、食べ歩きやお買い物を楽しみましょう♪ ここでは、おすすめのお店をご紹介します。
1. 長ネギがお箸!名物「ねぎそば」にチャレンジ/三澤屋

インパクトナンバーワンの大内宿グルメといえば「ねぎそば」。長野県高遠地方ゆかりのお殿様がこの地に伝えたそうで、お箸の代わりに、なんと長ネギが丸ごと1本添えられています。蕎麦の風味や汁などはお店によって違うので、好みを探してみましょう。
三澤屋の詳細情報
三澤屋
下郷町その他 / そば、郷土料理、天ぷら
- 住所
- 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1
- 営業時間
- 9:30~16:00
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
2. 黒米を使った「きんつば」は、もっちり感がたまらない♪/本家玉屋
そば処 本家玉屋の詳細情報
3. 町を見渡しながら、パリふわの「岩魚の塩焼き」をがぶっ!/浅沼食堂
浅沼食堂の詳細情報
4. おしゃれな古民家カフェでのんびりコーヒータイム/分家玉や
分家玉やの詳細情報
5. 素朴でかわいい工芸品をお土産に/叶屋本家

とぼけた表情がかわいい「赤べこ」や、色鮮やかな絵が美しい「会津ろうそく」、縁起物の「起き上がり小法師」など、福島県会津地方には素朴な魅力の工芸品がたくさん。食べ歩きをしつつ、お土産探しを楽しんではいかがでしょう。

「叶屋本家」はちりめん細工の民芸品が揃うお店。小さいサイズの商品もたくさんあるので、自分用にもぴったりですよ。
叶屋本家の詳細情報
6. 現代の旅籠!かやぶき屋根の古民家にお泊り◎/民宿伊勢屋
公式詳細情報
民宿伊勢屋
福島県 / 南会津 / 民宿
- 住所
- 福島県南会津郡下郷町大内山本33
- アクセス
- 湯野上温泉駅よりお車にて約15分
- 宿泊料金
- 7,500円〜 / 人

じっくり読む この宿の良いところ
【大内宿】茅葺屋根の民宿に女子旅ステイ♡タイムスリップ気分が味わえる「民宿伊勢屋」
夏と冬のお祭りを見に行ってみよう
観光地であると同時に暮らしの場である「大内宿」では、生活に根付いた、季節を慈しむ行事が数多く行われています。中でも夏と冬に開催されるお祭は、町の2大イベント。里山の雰囲気を感じるなら、お祭りの季節に訪れてみてはいかがでしょうか。
心あたたまる冬の風景「大内宿雪まつり」

かやぶき屋根にこんもりと積もる雪、軒先のつららや保存食など、冬ならではの風景も見所です。寒いからこそ民家からもれる明かりがあたたかく、風景を眺めているだけでも癒されますよ。
※積雪量によってイベントの内容が変更されることがあります。詳しくは公式サイトにて最新情報をご確認ください。
大内宿雪まつりの詳細情報
高倉神社の例祭「大内宿半夏祭り」

毎年7月2日に行われる「大内宿半夏祭り」は、後白河天皇の第2皇子・高倉以仁王(もちひとおう)をまつっている「高倉神社」の祭礼です。天狗姿や白装束の人々が町を練り歩き、家内安全・五穀豊穣を願うというもの。古式ゆかしい賑わいで、タイムスリップしたような気分になりますよ。

夏は、自然水の水路で果物やラムネなどを冷やしていることがあります。その様子は、まるでジブリ映画「となりのトトロ」のワンシーンのよう。夏に訪れる際は、こうした”日本の夏らしさ”も楽しんではいかがでしょうか。
大内宿半夏まつりの詳細情報
昔ながらの暮らしと、人のあたたかさにホッとする旅を

初めて訪れても、不思議と懐かしい気持ちになる「大内宿」。伝統的な暮らしを守る人々の心の温かさが、居心地の良さに繋がっているのかもしれませんね。「大内宿」をのんびりと散策して、癒しのひと時を過ごしてはいかがでしょうか。
大内宿の詳細情報