北海道を列車＋αで観光♪女心をくすぐる「一人旅スポット」10選

誰かと一緒の旅は楽しいけれど、「相手に気を使ってしまって、気になる観光地にあまり時間を割けなかった…」なんてこともありますよね。その点、一人旅は自由そのもの。自分が好きな場所に集中的に時間をかけられます。また、「●にも行ってみたいから、もう一泊しようかな～」なんていうプランの変更もOKです。

今回は、そんな気ままな一人旅で訪れたい北海道の観光地をご紹介。絵本の世界のようなお花畑、レトロなレンガ造りのレストラン、癒しの温泉など女心をくすぐる場所を厳選しました。ちなみに、今回ご紹介するスポットは列車＋αで行けるのでレンタカーを使わない旅でも安心ですよ。ちょっぴり長めのお休みをとって、あなただけの旅行プランを満喫しませんか？

まずは、函館～札幌間を結ぶ「特急北斗」の停車駅周辺にあるスポットをご紹介しましょう。この列車は海沿いを走るため、車窓からの景色も最高なんですよ♪

函館駅から市電で6分ほど。「十字街」の電停から徒歩約5分の「金森（かねもり）赤レンガ倉庫」は、函館旅行の定番スポット。レンガ造りの建物の中には、おしゃれなレストランやカフェ、ビヤホール、雑貨屋さんなどが入っています。誰の目も気にせずお茶したり、掘り出し物を見つけたり、海や建物の写真を撮ったり…気ままな一人時間を楽しんで♪

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レンガ造りの倉庫を利用したお店は重厚感たっぷり。繊細なガラス細工に、オルゴール、アクセサリーなど、心ときめくお土産が並んでいます。「北海道」の魅力が詰まった玉手箱のようなところなので、一日中いても飽きません。

出典：ひけんさんの投稿

昼も夜も楽しめる「函館ビヤホール」は、130余年の歴史を持つ建物を利用したレトロ空間。赤レンガの壁や温かみのある間接照明が非日常へ誘います。サッポロビールの工場から直送した“樽生ビール”を味わうもよし。地元の海産物や新鮮野菜を使った絶品グルメを堪能するもよし。ちょっぴり特別な時間を過ごせますよ。

出典：ゆうゆ@さんの投稿

甘いもの好きな女子に立ち寄って欲しいのが、数々の受賞歴を誇る「パティスリー プティ・メルヴィーユ BAYはこだて店」！北海道産の牛乳や卵、欧州のクリームチーズなど厳選食材を使ったスイーツを味わえます。ひとくちサイズのチーズケーキ「メルチーズ」や、トロトロ食感がたまらない「メルちゃんのプリン」は特におすすめ♡多めに買っておけば、移動の列車内で優雅なティータイムを楽しめそう。

出典：chabugakiさんの投稿

温泉に癒されたい…というお疲れ気味な方は、函館駅から特急北斗で2時間半ほどの「登別温泉」を巡りませんか？ここは豊かな湯量と多彩な泉質に恵まれた北海道屈指の温泉地。日帰り温泉施設はもちろん、上質な温泉宿も充実しています。荒々しい火山活動が作り上げた自然の絶景「登別地獄谷」の散策も楽しいですよ。

出典：すずたまさんの投稿

「登別地獄谷」の周辺を散策してみたいけど、一人だとちょっと不安という方は、「ゲートウェイセンター」の地獄案内人（登別コンシェルジュ）が案内してくれる散策プランに参加するのもアリ。ショートコースから本格的なトレッキングまで選べますよ。運が良ければ、かわいい野生動物にも出会えるかもしれません。大湯沼川（おおゆぬまがわ）沿いにある天然の「足湯スポット」も要チェックです♪

ちなみに、登別温泉には湯の守り神「湯鬼人（ゆきじん）」がいるとされていて、各地に鬼の像が立っています。写真は無病息災や諸病平癒の願いを込めて建てられた「湯かけ鬼蔵」。この他、恋愛成就を願う鬼や、商売繁盛を願う鬼の像もあります。鬼巡りをして運気アップを祈願しませんか？

お次は、札幌駅～旭川駅を結ぶ「特急ライラック」や「特急カムイ」の停車駅周辺にあるスポットをご紹介。北海道らしいお花畑はもちろん、スイーツの街やアートスポットなど多彩な旅先がそろっていますよ♡

まるで絵本の挿絵のような光景ですが、ここは美術館「アルテピアッツァ美唄（びばい）」。廃校となった古い木造の校舎と、美唄出身の彫刻家・安田侃（やすだかん）氏の作品が作り上げる穏やかで優しい空間です。時が止まったような静かな場所は、一人旅にぴったり。心地良い時間を過ごせそうですね♪アクセスは美唄駅からバスで15分ほど。

出典：chancoさんの投稿

豊かな森とどこまでも続く緑の大地。そんな中にポツンと佇むアート作品はフォトジェニック。鑑賞できるのはもちろん手で触れることもできるんですよ。石なのに柔らかそうで、温もりさえ感じられますね。

出典：okattsuさんの投稿

校舎内や体育館にも作品が展示されています。今となっては見かけることが少なくなった木造校舎は、レトロでちょっぴり懐かしい雰囲気。いろいろな思い出が蘇ってきそうですね。

出典：mie...*さんの投稿

札幌から少し離れたところにある砂川市は、かつて“炭鉱の町”として栄えた場所。労働者たちの疲労を癒したのが、甘～いお菓子でした。炭鉱が閉山してもその歴史は残り、現在ではスイーツ店が立ち並ぶ「すながわスイートロード」と呼ばれる人気スポットになっているんです。写真は、開放的なテラス席で食材にこだわった手作りスイーツを味わえる「季の庭 YA-YELL（キノニワ ヤエール）」。

出典：スズキ ゴンさんの投稿

「季の庭 YA-YELL」のソフトクリームバーは暑い日にぴったり♡バニラの風味と旬のフルーツのおいしさをかみしめてくださいね。お店の近くにある“砂川遊水地”をバックに写真を撮れば、インスタ映えすること間違いナシ。アクセスは砂川駅から徒歩15分ほどです。

出典：あか。さんの投稿

昭和23（1948）年から地元民に愛され続けている「ナカヤ菓子店」もおすすめ。3代目が生み出したアップルパイは、外はサクサク、中はトロ～リとろけます♡甘さ控えめで、あっという間に完食してしまいますよ。アクセスは砂川駅から徒歩約13分。

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旭川駅に近い「1条8丁目」の停留所からバスで30分ほど。丘陵地帯に位置する「嵐山公園」は、自然が好きな方におすすめのスポット。広大な園内には約600種類もの植物が生育する「北邦野草園（ほっぽうやそうえん）」があり、緑に包まれてゆったりお散歩を楽しめますよ。運が良ければ、かわいらしい野鳥やエゾリスに会えるかも♡

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力強く咲くお花を見れば元気をもらえそうです。特に、春先に咲く紫の“カタクリ”とブルーの“エゾエンゴサク”は一見の価値あり。淡い色彩のお花たちがとっても可憐ですね♡「北邦野草園」の営業期間は4月中旬～10月下旬まで。

「北邦野草園」から30分ほど山を登った先には、街を見晴らせる「嵐山展望台」が！旭川八景に選ばれている絶景を眺めれば、開放的な気持ちになれそうです。

出典：紅茶＋スコーンさんの投稿

ついでに「北邦野草園」から徒歩7分ほどの「北の嵐山」も訪れてみませんか？ここは陶房（とうぼう：陶磁器を作る仕事場）やガラス工房、染色工房などが集まる穴場スポット。緑に包まれたカフェもあり、ゆったりした一人時間を過ごせますよ。写真は休憩にぴったりなカフェ「TOTTO（トット）」。

札幌駅～網走駅間を結ぶ「特急オホーツク」は観光に欠かせない存在♪ここでは、その中でも旭川駅～網走駅の周辺にあるスポットをご紹介します。キタキツネに会える観光地や、時期によっては流氷を見られるスポットなど、旅心をくすぐる場所がそろっていますよ。

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生田原（いくたはら）駅から徒歩10分ほどの「ちゃちゃワールド」は、世界中から集められた約1万点もの「木のおもちゃ」や、幻想的な“影絵”に会える場所。童心に戻って館内散策を楽しめます。ドイツの巨大な“煙出し人形”、チェコ共和国のマリオネット（人形劇の人形）などに囲まれていると、物語の世界に迷い込んだような気分になれそう。

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館内には、影絵作家・藤城清治（ふじしろせいじ）氏が手掛けた作品が並ぶ「コロポックル影絵美術館」も。北海道の風景や、伝説の妖精“コロポックル”などをテーマにした30作品を鑑賞できます。光と影が織りなす世界に酔いしれて。

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お土産にぴったりなグッズがそろうショップも併設されています。世界各国の“木のおもちゃ”はもちろん、魅力的な影絵のアイテムもラインアップ。時間をかけて掘り出し物を探したいですね♪

出典：キクチャンさんの投稿

もふもふの毛並みと、フサフサの尻尾が愛らしいキタキツネ。そんな北海道の人気者に会えるのが「北きつね牧場」です。お昼寝したり、のんびりお散歩したり…自由気ままに過ごす姿に癒されますよ。動物好きにはたまりませんね♡アクセスは留辺蘂（るしべ）駅からバスで約20分です。

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キタキツネと聞くと、高橋宏幸氏の絵本「チロヌップのきつね」を思い出される方もいるのでは。キタキツネの親子愛を描いた作品はアニメ化もされました。旅をきっかけに読み返したくなる名作です。

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ちょっぴり疲れたら、「北きつね牧場」から徒歩15分ほどの「美白の湯宿 大江本家」で温泉につかりませんか？源泉かけ流しの“温根湯（おんねゆ）温泉”は良質そのもの。14時〜21時の時間帯には日帰り入浴もできますよ。

毎年1月下旬～3月上旬に北海道を旅するなら、網走の“流氷”を見に行きませんか？海岸からも見学できますが、どうせなら「網走流氷観光砕氷船 おーろら」に乗ってワクワク探検気分を味わっちゃいましょう。船の乗り場には、網走駅から直通バスに乗って10分ほどでアクセスできます。

南極観測船と同じ構造を持つ船は、氷の塊を砕きながら進んで行きます。氷が大きく音を立ててぶつかる様子は迫力満点ですよ。こんな雄大な景色を目の前にしたら、小さな悩みなんてどうでも良くなりそう。

運が良ければ、氷の上でのんびり過ごす海獣や、大空を滑空するオジロワシなどを見られます♪写真はゴマフアザラシ。つぶらな瞳や丸いフォルムが何とも愛らしいですね。

最後に、旭川駅～富良野を結ぶ「富良野線」の停車駅周辺のおすすめスポットをご紹介しましょう。このエリアは絶景の宝庫。7月後半～9月後半の土日祝日に、期間限定の観光列車を利用できるのも魅力的です。

北海道の富良野といえば、「ファーム富田」のラベンダー畑が外せません。明るい紫色のじゅうたんが広がる景色に憧れている女子は多いのでは？ラベンダーの見頃は例年7月上旬～中旬ごろ。お花はもちろん、その向こうに広がる富良野盆地や十勝岳連峰も美しいですよ。アクセスは「ラベンダー畑駅」より徒歩7分ほど。なお、この駅に停まるのは臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」だけなので注意してくださいね。

4種類のラベンダーを一度に見られる「倖の畑（さきわいのはたけ）」、ラベンダー×色々なお花のコントラストを楽しめる「彩りの畑」など、ここだけの景色が満載。気ままな一人旅なら、時間を気にせず好きなだけ眺めることができますよ。

出典：B.Eさんの投稿

歩き疲れたら、ラベンダーのソフトクリームでパワーチャージしませんか？酪農王国・北海道のミルクの甘さは、意外とさっぱりとしていて暑い季節にぴったりですよ。ラベンダーの精油工場を見学できる「香水の舎」や、ラベンダー畑を見晴らせるテラス席を備えた「ポプリの舎」も見逃せません♪

「六花亭（ろっかてい）」といえば、北海道を代表する製菓ブランド。ビスケットでクリームをサンドした「マルセイバターサンド」を一度は食べたことがあるのでは？富良野にある「カンパーナ六花亭」は、スイーツも観光も楽しめる穴場スポット。周辺を散策したり、ギャラリーでアート作品を鑑賞したり、絶景カフェで一休みしたり…思い思いの一人時間を過ごせますよ。アクセスは学田（がくでん）駅よりタクシーで4分ほど。

出典：swiiitchさんの投稿

お土産用をたっぷり買い込みたいところですが、その前に眺めのいいカフェでお腹を満たしましょう。写真は、チーズ好きにおすすめの「雪こんチーズ」。ココアビスケットで冷たいチーズケーキをサンドした逸品です。これ、絶対おいしいヤツだ！と思いませんか？

出典：紅茶＋スコーンさんの投稿

店内からは、広大なブドウ畑を見晴らせます。ここが日本であることを忘れてしまいそう。

スイーツに絶景、かわいい動物までそろう北海道は、女心をくすぐるスポットの宝庫。誰かと一緒の旅もいいけれど、一人なら好きな場所に好きなだけ時間をかけられます。列車に揺られて、あなただけの“オリジナルの旅”を満喫しませんか？