2016年05月23日

群馬県民が愛する名物料理「焼きまんじゅう」の名店5選

群馬県民が愛する名物料理「焼きまんじゅう」の名店5選

群馬県は小麦が良く取れる気候であることから粉もの文化が発展しています。中身が入っていない素まんじゅうをこんがりと焼いて甘辛い味噌ダレを塗りつけた「焼きまんじゅう」もその一つ!群馬県にしかない食べ物であることから、かつてはかなりローカルな食され方をして来ましたが、近年では観光の目玉として他県の人にも人気となりました。そんな焼きまんじゅうを群馬県民がナビゲートいたします!

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出典:mishuさんの投稿

群馬県の郷土料理の一つ「焼きまんじゅう」。ふかふかの白い素まんじゅう(中身の入っていないおまんじゅう)を長めの竹串に刺してこんがりと焼き、甘辛い味噌ダレをたっぷりと塗ったものがオーソドックスです。主に前橋市・伊勢崎市・太田市・館林市・桐生市の東毛地域や高崎市などを中心に発達した食べ物ですが、近年では観光向けの目玉としての側面も強く持つようになったことから県内の多くの地域で販売されるようになりました。そんな焼きまんじゅうの名店を、群馬県民ならではの視点からご紹介したいと思います!

焼きまんじゅうは群馬にしかない

焼きまんじゅうは群馬にしかない595311

出典:ファインダーありさんの投稿

群馬県にはたくさんの名物が存在していますが、この焼きまんじゅうだけは群馬でしか食べられません。今でこそ観光に訪れる人にも食べてもらえるようになりましたが、かつてはかなりローカルな食べ物だったのです。群馬は小麦が盛んに生産される地域であったため、味噌やどぶろくなど家庭で作れる調味料等を合わせて広まったのではないかと言われています。多くのお店では作り置きをせずオーダーを受けてから調理を始めてくれますので、できたてアツアツの美味しさを堪能できますよ!

焼きまんじゅうは群馬にしかない596587

出典:minkyさんの投稿

露店から味噌ダレが焦げる香ばしさが漂ってくると、子どもの頃の郷愁に誘われる。口の周りに味噌ダレを付けながらかじりついた焼きまんじゅうの原風景、原体験が、父母に手を引かれて出かけたお祭りや幼なじみの顔とともによみがえる。焼きまんじゅうは、上州人のソウルフードと言えるだろう。

出典:“群馬の名物だ”と叫ぼう。/これを読んだら、あなたも「焼きまんじゅう」博士 - 高崎のニュースサイト 高崎新聞

「原嶋屋総本家」料理 596596

出典:カルグクスさんの投稿

どこかで焼きまんじゅうを売っているにおいがすると思わず食欲が刺激されてしまう。群馬県民ならばこんな人も多いもの。決して特別なものではなく、生活にしっかりと根付いたおやつなのです。それでは、群馬県に来たらぜひ食べてみていただきたい名店をご紹介して行きます!

原嶋屋総本店【前橋市】

県内イチの有名店

「原嶋屋総本家」料理 596243 焼きまんじゅう、1串¥180

出典:かずッチ2016さんの投稿

創業1857年(安政4年)前後の県内でも最古参の焼きまんじゅう店。「一串に4個を刺し、素まんじゅうのみを使用する」というこだわりの元に作り出される焼きまんじゅうの味わいは香ばしく食が進みます。コンロで焼きながらタレを何度も塗って生地に味が沁みているのが特徴。地元に住まう人にはもちろん、他県の人にも強い人気を誇るお店です。

「原嶋屋総本家」内観 596636

出典:tomotomo1129さんの投稿

店内にはいろりもあり雰囲気満点です。平日は店内で焼きたてを食べることができますが、土日にはテイクアウトのみとなりますのでご留意ください。

「原嶋屋総本家」外観 596244

出典:いなたろうさんの投稿

時代劇のセットのような古風な造りが魅力的な外観。

原嶋屋総本家の詳細情報

原嶋屋総本家

中央前橋、城東、前橋 / 和菓子、郷土料理

住所
群馬県前橋市平和町2-5-20
営業時間
■ 営業時間 10:30〜売り切れじまい ■ 定休日 火曜
平均予算
  • ~¥999

オリタ焼まんじゅう店【高崎市】

漫画版「孤独のグルメ」のモデルになった店

「オリタ焼まんじゅう店」料理 595296

出典:カルグクスさんの投稿

大人気ドラマ「孤独のグルメ」の原作に掲載(名前は異なっていますが)された老舗焼きまんじゅう店。昭和初期から高崎の地で営業しているとあって、美味しさには定評があります。焼きまんじゅう一串に対してのタレの割合は、他店と比較しても随一の多さであるのが特徴。昔ながらの大振りでパリッと香ばしい焼きまんじゅうを味わうことができます。オリタ焼きまんじゅう店では、提供の際に串を抜いてくれるので食べやすいですよ。

「オリタ焼まんじゅう店」料理 595297

出典:tomotomo1129さんの投稿

「あん入り焼きまんじゅう」は甘辛いタレとあんこの相性が抜群。焼きまんじゅう好きの県民の間ではあん入りは邪道であるであるか否かがしばしば話題に上りますが、好き!という人には絶大な人気を誇ります。

「オリタ焼まんじゅう店」外観 596687

出典:tomotomo1129さんの投稿

レトロ感にあふれた外観。地域柄高崎市には駐車場が少なく、こちらのお店にも車を停めるスペースがありません。近隣にコインパーキングがありますので、車で訪問する場合はそちらを利用されると良いでしょう。

オリタ焼まんじゅう店の詳細情報

オリタ焼まんじゅう店

高崎(JR) / 和菓子、甘味処、郷土料理

住所
群馬県高崎市田町108
営業時間
[月]  10:30 - 18:00 [火]  10:30 - 18:00 [水]  10:30 - 18:00 [木]  10:30 - 18:00 [金]  10:30 - 18:00 [土]  10:30 - 18:00 [日]  10:30 - 18:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ~¥999

忠治茶屋【伊勢崎市】

群馬が生んだ稀代の侠客を看板に

「忠治茶屋」料理 596256 焼まんじゅう

出典:taityo2009さんの投稿

江戸時代を駆け抜けた侠客である国定忠治ゆかりの焼きまんじゅう店。あん入り・あんなし両方を提供しており、ふわふわの食感に定評があります。こちらでは生地を柔らかく焼いていますので、固い食べ物が苦手な子供や高齢の方にもオススメ。他店と比較してややタレの甘みが強いように感じられますが、生地自体には甘みが少なくちょうど良い味わいを楽しめます。

「忠治茶屋」料理 596257 酒まんじゅう

出典:taityo2009さんの投稿

焼きまんじゅうのほかにもぜひ味わっていただきたいのが「酒まんじゅう」。お酒の風味が華やかに香る絶品おやつです。できたての頃はしっとりと柔らかい食感を味わえ、水分が抜けて硬くなった後にトースター等で再加熱するとぱりぱりサクサク食感を味わえます。ちなみに、こちらのあん入り焼きまんじゅうにはこの酒まんじゅうが使用されています。

「忠治茶屋」外観 596699 外観 正面

出典:@わにさんの投稿

忠治茶屋の店舗は、国定忠治が御用になったと言われる西野目宇右衛門の家を取り壊す際に出た木材などを使用して造られているのだそうで、歴史ファンにも一見の価値アリ。国定忠治の生きた時代に想いを馳せながら食べる焼きまんじゅうも乙なものです。

忠治茶屋の詳細情報

忠治茶屋

剛志、境町 / 甘味処、カフェ、和菓子

住所
群馬県伊勢崎市上蓮町657
営業時間
[月]  09:00 - 17:30 [火]  定休日 [水]  09:00 - 17:30 [木]  09:00 - 17:30 [金]  09:00 - 17:30 [土]  09:00 - 17:30 [日]  09:00 - 17:30
定休日
火曜日
平均予算
  • ~¥999

大甘堂【伊勢崎市】

焼きまんじゅう一筋の老舗

「大甘堂」料理 596701 焼きまんじゅう 1本 160円

出典:浦島太郎さんの投稿

明治13年に創業という老舗焼きまんじゅう店。2016年現在で、136年ほど営業を続けていることになりますね!メニューはあん入り・あんなしの焼きまんじゅうのみというこだわりのお店です。大甘堂(だいかんどう)という店名ながら、その味わいはやや塩気の勝ったサッパリ派。味噌のコクがしっかりと利いた奥行きのある焼きまんじゅうです。外側はパリッと、中身はふわっと焼けたおまんじゅうとタレの相性は最高!

「大甘堂」内観 596707 しっかり炭火♪

出典:浦島太郎さんの投稿

自家製で作ったおまんじゅうを炭火でこんがりと焼き付けていますので、より香ばしさが引き立ちます。

「大甘堂」外観 596710 お店外観@2015.02

出典:浦島太郎さんの投稿

通りに面した場所にあるお店の外観。やや天井が低いところに歴史を感じます。のれんをくぐった先には、小さなイートインスペースが。ペットボトル飲料の販売もありますので、待ち時間にのどが渇いたらぜひ。

大甘堂の詳細情報

大甘堂

伊勢崎、新伊勢崎 / 和菓子、甘味処

住所
群馬県伊勢崎市曲輪町36-5
営業時間
[月]  定休日 [火]  10:30 - 17:00 [水]  10:30 - 17:00 [木]  10:30 - 17:00 [金]  10:30 - 17:00 [土]  10:30 - 17:00 [日]  10:30 - 17:00 ■ 営業時間 10:30頃~17:00 ■ 定休日 月曜(祝日の場合は翌日休、1月1日休)
定休日
月曜日
平均予算
  • ~¥999

助平屋【太田市】

変わり種を味わいたいならここ!

「助平屋」料理 596475 焼きまんじゅう

出典:辣油は飲み物さんの投稿

群馬県太田市にある焼きまんじゅう店。こちらも、創業から95年の老舗です。源氏の流れを汲む武将・新田義貞ゆかりの地である新田木崎町に根差し、人気店として抜群の集客力を誇ります。「助平屋」という店名は、女性が妊娠しておなかが大きくなる様子とたくさん食べておなかが膨れる様子を掛けたものだそう。公平な気持ちで人と会し、ときには助けるという想いも込められているそうです。

「助平屋」料理 596736 竹炭で炙ることで芯からこんがりと。(旧店舗の調理場)

出典:高くて旨いは当たり前さんの投稿

助平屋の焼きまんじゅうは、甘辛のバランスが秀逸。炭火でカリっとする程度に焼かれた皮にたっぷりとタレを沁みこませてあり食が進みます。

「助平屋」料理 596471

出典:るるり-りりりさんの投稿

こちらのお店では辛みそだれやマヨネーズ味など変わり種の焼きまんじゅうもありますので、色々と食べ比べてみるのもオススメです。同じおまんじゅうが調味料一つで大きく味わいを変えますので、複数の種類を食べても飽きにくい!

「助平屋」料理 596472 黒焼きそば

出典:辣油は飲み物さんの投稿

太田市は焼きそばも名物の一つ。助平屋でもソースの豊かな味わいが特徴的な焼きそばを販売しています。お昼時には、焼きまんじゅうとセットになったお得なランチの提供もありますので、ぜひ一緒に召し上がってみてください!

「助平屋」外観 596740 店構え

出典:zinsei_OwTさんの投稿

江戸時代の茶屋のような雰囲気の外観。店前には駐車スペースもあるので、車で訪問する人にも安心です。一つ一つ手作りしている自家製の素まんじゅうをインターネットでお取り寄せすることもできますよ。

助平屋の詳細情報

助平屋

木崎 / 和菓子、焼きそば、郷土料理

住所
群馬県太田市新田木崎町526-11
営業時間
[月]  定休日 [火]  09:30 - 17:00 [水]  09:30 - 17:00 [木]  09:30 - 17:00 [金]  09:30 - 17:00 [土]  09:30 - 17:00 [日]  09:30 - 17:00 ■ 営業時間 通販もあります ■ 定休日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
定休日
月曜日
平均予算
  • ~¥999

お土産に買った焼きまんじゅうを食べるときには

焼きまんじゅうをテイクアウトした場合は、オーブントースターなどで再加熱すると風味と食感が蘇ります。水分が抜けやすく冷えると硬くなってしまう食べ物ですから、必ず温めなおして食べましょう。甘みのあるタレが焦げ付きやすいので、アルミホイルでサンドするようにして焼くなどすることがオススメです。

いかがでしたか?

いかがでしたか?596748

出典:川越きゅうりさんの投稿

群馬県の美味しい名物おやつ、焼きまんじゅうのご紹介はいかがだったでしょうか?お店によって色々な味わいを楽しめますので、群馬にお越しの際はぜひ試してみてください!焼きまんじゅうのタレは結構粘度がありますので、ウェットティッシュなどもお持ちになると便利です。甘くてしょっぱい群馬のソウルフードをおなかいっぱい召し上がれ!

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