2020年09月21日
奇をてらわない心地良さ。シンプルな魅力に癒される「料理宿やまざき」／福井県
便利な世の中だけれど、流れが早くて目まぐるしい。そんな風に感じたら、"昔ながらのもの"に癒されに行きませんか？ 今回ご紹介する「料理宿やまざき」は、時が止まったようなレトロな趣がある旅館。ゆっくりとした時間の流れに身を任せ、温泉と景色、そして越前がにをはじめとする日本海の幸を楽しむことができます。奇をてらわない心地よい空間とおもてなしが、忙しない日々に疲れた心を癒してくれるはず。のんびりしたいなと思った時、ぜひチェックしてみて下さいね。
新しい情報をどんどんキャッチできたり、趣味の合う人と交流できたり。インターネットがある現代は何かと便利です。でもあまりにもなんでも簡単にできて、流れが早くついていけない…と感じる時もあるのではないでしょうか。気がつけば情報に追われていて目まぐるしい。そんな風に感じたら、"昔ながらのもの"に癒されに行きませんか？
今回ご紹介する「料理宿やまざき」は、その場所だけ時が止まったかのようなレトロな趣があります。昔から変わらないものや、ゆっくりとした時間の流れに身を任せ、日本海のおいしい料理と温泉、そして景色を楽しむ。そんなひと時を過ごすことができますよ。
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奇をてらわない心地よい空間とおもてなしが、目まぐるしい日々に疲れた心と体を癒してくれるはず。この記事では、福井県にある「料理宿やまざき」で過ごす1泊2日の癒しの旅をご提案します。のんびりしたいなと思った時、ぜひチェックしてみて下さいね。
のんびりとした時間が流れる「越前町」
今回ご紹介する「料理宿やまざき」は、福井県の越前（えちぜん）町にある宿です。日本海に面した漁師町で、越前がにをはじめとする豊かな海の幸が自慢。旬のおいしいものをたっぷり味わって、のんびりと過ごせる場所ですよ。
「越前岬」から見える夕日は美しく、「日本の夕日百選」にも選ばれているほど。水仙の花畑や日本海を眺めながら、海岸沿いでドライブを楽しむのもおすすめです。また町には国宝の梵鐘（ぼんしょう）が収められている歴史館や、織田信長の祖先に縁のある「劔（つるぎ）神社」といった、歴史の古い寺社仏閣もあります。ゆったりと歴史探索をして、昔に思いを馳せてはいかがでしょうか。
海の見える古民家「料理宿やまざき」
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「越前岬」から車で約15分、砂浜の目の前に佇む「料理宿やまざき」。情緒たっぷりの建物は、築100年を超える古民家を加賀から移築・再生したものだそうです。伝統的な家屋の趣を活かした心地よい空間で、2010年にはグッドデザイン賞を受賞しています。磯の香りと古民家の温もりに包まれて、のんびりと過ごせますよ。
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玄関の向こうには広々としたロビーがあり、開放的です。見上げると、高い天井にはむき出しの梁（はり）が。木材の風合いが心地よく、旅の緊張がふっとほぐれます。チェックインを済ませたら、ロビーで庭を眺めながら一息をついてはいかがでしょうか。
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まったり過ごしつつ、あたりを見回してみましょう。柱時計やランプ、甕（かめ）など、調度品はどれも古民家と調和がとれていて素敵。使い込まれた家具や素材がまとう雰囲気は、心を落ち着かせてくれます。
どこか懐かしい客室でボーっと海を眺めて
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建物の雰囲気を楽しみつつ、今晩泊まる客室へ向かいましょう。お部屋は全部で6室。小ぢんまりとした宿ですので、騒がしさを忘れてゆったり過ごせますよ。
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うち4室はオーシャンビューで、目の前の越前海岸の景色を楽しむことができます。波の音は癒し効果があるのだそう。心ゆくまで眺めて、心のモヤモヤを忘れてしまいましょう。ちなみに、越前ガニの季節にはコタツを用意してくれます。コタツでぬくぬくしながら冬の海を眺めるというのも味わい深いですね。
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お部屋に着いたら、お抹茶と田舎まんじゅうでまったり。素朴な味わいでホッとします。可愛らしいデザインの草履や、フロントに繋がる黒電話など、お部屋の小物も素敵。派手さはないかもしれませんが、一つ一つの要素からおもてなしの心を感じます。
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布団で眠るのが慣れないという方は、和洋室の「しおん」がおすすめです。海側ではありませんが、和室の居間と別にベッドルームがあるので快適に過ごせるでしょう。
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また、「しおん」のお部屋には唯一専用のお風呂がついています。木の香りが漂う湯船で、のびのびとバスタイム。一日の疲れが癒されます。
波間にたゆたうような気分で温泉浴
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浴場は、日本海を見渡せる開放的な空間。障子のような窓のデザインが粋です。海と一体になるような気分で、ゆったりと天然温泉を楽しめますよ。夕食の時間までのつもりが、時を忘れて入浴したくなるほどの心地よさです。
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お湯は「越前くりや温泉」。源泉100%で、筋肉痛や冷え性などにも効果があるといわれています。夕方は日本海に沈む陽が美しく、幻想的な雰囲気に。24時間好きな時に入れるので、気ままに温泉三昧をするのも良いでしょう。
体に沁みこむ味わい。日本海の幸をたっぷりいただきます
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旅の疲れも程よく取れた頃、お待ちかねの夕食に差し掛かっているはずです。お部屋食（※）なので、周りを気にせずに自分たちのペースで食事を楽しめますよ。越前町は日本有数の漁師町。さらに宿でセリ権を持っているため、鮮度バツグンの魚介類を仲買や魚屋を通さずに仕入れられるのだそうです。どんな味覚を楽しめるのか、期待が高まりますね！（※人数によっては広間での食事になります）
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夕食は8～10品ほどの和食コース。定置網や底引網漁でその日に水揚げされた魚介類を使った、お刺身や焼き物、揚げ物などがいただけます。名物はやはり越前がに！ 様々なずわいがにの中でもトップブランドで、全国で唯一の皇室献上がにです。
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11月6日から翌年の3月20日が漁解禁の期間ですので、旬の時期に狙って出かけてみてはいかがでしょう？ 身がぎゅっと詰まった越前がには、うま味と甘みたっぷり。刺身や焼きなど様々な料理でいただけるのが嬉しいですね。
夕食はお部屋でいただきました。新鮮なお造りに茹でガニ、カニ刺し、焼ガニ、カニ味噌とカニ尽くし。ぎゃお、お腹いっぱいでございます。
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活イカやアンコウなど、年間を通じて獲れる魚介も魅力的です。透明なイカ刺しは鮮度の証。漁師町でないとなかなかお目にかかれません。たっぷり味わって、心まで満たされましょう。
朝の海のきらめきにハッとする
朝起きて天気が良かったら、海岸線の散歩に出かけてはいかが？ 宿の目の前は「くりや大浜海水浴場」という砂浜なので、ぶらりと散歩ができますよ。太陽を浴びて眩しいほどに輝く朝の海からは、エネルギーがたっぷり感じられるはず。見ているだけで元気になれるでしょう。（※画像はイメージです）
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朝の散歩や朝風呂を楽しんだら、朝食をいただきましょう。漁師さんの朝ごはんをアレンジした、豪快で贅沢な内容です。
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ヤリイカのお刺身、生のカレイの焼魚、かに鍋、かに雑炊などなど、季節によってメニューは異なります。4～5月、9～10月にはあんこう鍋がつくのだとか！ 朝からボリューム満点で、体が温まりますね。
越前ののどかな雰囲気を楽しんで
チェックアウト後は、越前町やその周辺でのんびりと観光を楽しんでみませんか？ ここでは、おすすめの観光スポットをご紹介します。ぜひ旅行プランの参考にしてみて下さいね。
海と花のコラボレーションに癒される「越前岬水仙ランド」
「越前海岸」は、日本水仙三大群生地といわれている場所。宿から車で15分ほどの「越前岬水仙ランド」では、例年12月〜2月にかけて約1500万本もの越前水仙を見ることができます。青い海原を背景に、白い可憐な水仙が咲き誇る様子は、眺めているだけでも癒されますよ。桜、桃、あじさい、椿などもあるので、いつ訪れても楽しめるでしょう。
お土産選びにピッタリの「越前がにミュージアム」
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kittychan825さんの投稿
「越前がにミュージアム」は、海中を歩いてるかのような体験ができる「海遊歩道」をはじめ、楽しい展示で越前がにや近海の魚たちについて学べる体験施設です。隣には海鮮マーケット「越前うおいち」があり、新鮮な魚介類やグッズを買ったり、ランチなどを楽しむことができますよ。お土産選びにぴったりのスポットですので、ドライブがてらぜひ訪れてはいかがでしょう？
越前がにミュージアムショップの詳細情報
”猫寺”のまったりとした雰囲気に癒される「御誕生寺」
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とるならさんの投稿
お隣の越前市には、”猫寺”と呼ばれるスポットがあります。正式には「御誕生寺（ごたんじょうじ）」という名称で、住職さんが境内に捨てられていた子猫を保護したことがきっかけで猫が集まるようになり、現在では数十匹の猫が暮らしているのだとか。荘厳なお堂の前でまったりくつろぐ猫を見ていると、心が和みますね。
穏やかな時間の中で癒される旅を
福井県の越前町にある「料理宿やまざき」をご紹介しました。目まぐるしい日々に疲れた時や、もう少しのんびり過ごしたいと思った時に、ぴったりな場所ですよ。たまには立ち止まって、心と体をゆっくりと癒してはいかがでしょうか。