南阿蘇の大自然を駆け抜けよう♪レンタサイクルで巡る「南阿蘇の観光プラン」

「都会の喧騒を忘れてリフレッシュしたい…」そんな方は、友達と一緒に熊本屈指の人気観光地・阿蘇を巡りませんか？草原や山並みが織りなす雄大な景色を眺めれば、それだけで穏やかな気持ちになれそう。思い出にも残りそうですよね。ただ、一口で阿蘇と言っても広大なので、今回は“南阿蘇エリア”をピックアップ。

南阿蘇エリアには、驚くほど透明度の高い水源や、女心をくすぐるパワースポット、人気のCMに登場した駅など見所がたくさん♪癒しに飢えている大人女子におすすめの旅先なんです。レンタサイクルで巡れるのもうれしいですよね。自転車なら小回りが利くし、自分たちのペースでゆっくり景色を楽しめますよ。それでは早速、女子旅におすすめの「南阿蘇の観光プラン」をご紹介します。

まずは、「あそ望の郷くぎの（あそぼうのさとくぎの）」の中にある観光案内所で自転車を借りましょう。ここは、物産館やレストラン、芝生広場などが併設されている“道の駅”。「阿蘇くまもと空港」からだと、特急たかちほ号に乗って約30分で到着します。こちらが、今回のプランのスタートとゴール地点です。

ママチャリかクロスバイクを選べ、どちらもうれしい電動アシスト付き♪これなら走り出しも軽く坂道もスイスイ登れるので、しばらく自転車に乗っていない人でも安心です。レンタル料金もお手頃ですよ。

今回のプランは、上記のように南阿蘇周辺をグルリと回るコースです。寄り道しながら巡っても、所要時間は6時間ほど。各地でのんびりゆっくり観光を楽しんじゃいましょう。

「あそ望の郷くぎの」から自転車で15分ほど。名水100選に選ばれている「妙見（みょうけん）神社の池」は、静寂に包まれた泉。南外輪山の伏流水が毎分約1トンも湧き出るスポットで、地元の人からは“妙見さん”の愛称で親しまれています。水は透明度抜群で、泉の底がくっきり見えるほど。近くには柄杓（ひしゃく）が設置されているので、ここで渇いたのどを潤しましょう。近くには名前の由来である「妙見神社」が。地域住民より信仰されている水神様をお参りしませんか？

南阿蘇にはそのほかにも清らかな湧水群がたくさん♪涼し気な水辺の景色と、おいしい水を求めて、水源地を巡る旅も楽しそうです。

「妙見神社の池」から自転車で15～20分ほど。南阿蘇鉄道が停まる見晴台駅は、「午後の紅茶」のCMロケ地として使われた話題のスポットです。ちなみに、駅舎横に設置されている自動販売機で販売されているのは、すべて午後の紅茶なんですよ。

CMが撮影されたのはこちらのホーム。上白石萌歌さんが、HYの「366日」を口ずさみながら帰省する彼氏を待つ姿が印象的でした。上白石さんになったつもりで友達と記念写真を撮れば盛り上がりますよ♡周囲の田園風景も絵になります。ちなみに、「午後の紅茶」のCMでは南阿蘇村の「白川水源」も登場しました。時間に余裕があればこちらにも行ってみたいですね。

次に向かうのは、見晴台駅から自転車で20分ほどの「阿蘇白川駅」です。三角屋根と水色の壁がかわいらしく、「本当に駅なの？」と思ってしまうほど。駅舎の待合ロビーはギャラリーになっていて、定期的に展覧会が行われています。

ランチは、駅舎に入ってすぐ右手のカフェ「75th St.（セブンティフィフスストリート）」で。店内にはアメリカの地図や写真が飾られ、温かみのある雰囲気が漂います。オーナーは以前アメリカに住んでいて、店名は当時住んでいた家の前の“通り”から名付けたそう。南阿蘇の作家さんの雑貨なども販売されているので、お土産に一ついかが？

料理には、南阿蘇で採れた有機栽培の野菜を中心とした食材が使われていて、化学調味料は一切使われていません。そのため素材一つ一つの味がしっかり際立ち、優しい味わいが楽しめますよ。メニューは前菜・スープに加え、全粒粉パスタ・カレー・ピザからメインを一つ選びます。事前に連絡すれば、マクロビ食やビーガン食にも対応してくれるとのこと。健康志向の女子にはたまらないですね♪

もう一つ注目して欲しいのは、使われている食器！アメリカ発ブランド「ファイヤーキング」や「オールドパイレックス」の貴重な器がレトロでかわいいですよ♡食器は近くの自宅兼ショップで販売されているので、気になる方はオーナーに尋ねてみて。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。

タイミングが合えば、観光トロッコ列車の「ゆうすげ号」を近くで見られるかもしれません。ゆうすげ号は限られた期間でしか運行しないので、もし見ることができたらラッキー♪お店の窓から乗客たちに手を振りましょう。一期一会の出会いも旅の醍醐味ですよね。

自然派ランチでお腹を満たしたら、阿蘇白川駅から自転車で約5分の「明神池名水公園」へ。ここは、哀しい河童伝説が残る場所。その内容は、昔々、仲の良い男女の河童が住んでいましたが、男の河童はイタズラばかりしていたそう。そのため、神様に池から追放されてしまいました。女の河童は彼の帰りを待ち続けましたが、ついに戻らず、彼女が座っていた“石”だけが残った…というなんとも切ない言い伝えです。今ではその石の上に女の河童の像が建てられていて、彼の帰りをポツンと待っています。

ちなみに、この公園の湧き水は“誕生水”と呼ばれていて、飲むと子宝に恵まれるという言い伝えも。名水100選に選ばれている場所でもあります。水汲み場には鯉のエサが置いてあるので、二人でエサやりを楽しみませんか？

女子旅で忘れてはいけないのが、おいしいスイーツ♡ずっと自転車をこいでいるとやっぱり疲れてくるので、甘いもので元気をチャージしたいですよね。そんな時は、明神池名水公園から自転車で20分ほどの国道沿いにある「キャラメルプディング」で休憩しましょう。ここは、“阿蘇小国ジャージー牛乳”や平飼いの鶏が産んだ卵を使ったプリンが人気。童話に出てきそうな外観もかわいいですよね。

店内では数種類のプリンが販売されています。風味豊かな洋酒が香る「大人のプリン」や、コラーゲン入りの「うわさの白いプリン」など個性豊かで、どれにしようか迷ってしまいます。できれば全種類制覇したいところですね。テイクアウトはもちろん、外のテラスで食べることもできますよ。甘いプリンを食べながら、おしゃべりタイムを楽しみましょう。

キャラメルプディングから自転車で約10分。「白蛇神社 阿蘇白水龍神權現」は生きた白蛇様をご神体として祀るパワースポット。金運アップのご利益が噂されています。しっかりお参りした後は、授与所で白蛇様の御衣（脱皮された皮）が入ったお守りを授かりませんか？

写真は、水盤の水でお金を清めてから使うとご利益があると伝えられる「銭洗い弁天」。境内にはそのほかにも、参拝すると身が清められるという「岩屋」や、忘れたい事や悪い事が清められるという「愛の悲涙流し」など見所満載。友達と一緒にゆったり巡りたいですね。

もし桜の季節に南阿蘇を訪れるなら、「白蛇神社 阿蘇白水龍神權現」から「あそ望の郷くぎの」に戻る途中、「一心行（いっしんぎょう）の大桜」に寄ってみて。樹齢400年程の大きな桜は迫力満点。県外からも多くの人が訪れる人気スポットです。お花見は春ならではのお楽しみですよね♪アクセスは「白蛇神社 阿蘇白水龍神權現」から自転車で5分ほど。

サイクリングで汗だく…そんな時は、「あそ望の郷くぎの」のすぐ近く、日帰り入浴できる「南阿蘇久木野（くぎの）温泉宿　四季の森」でサッパリしましょう。ちなみに、敷地内では10時～19時に足湯が無料開放されているので、時間がない時はこちらだけ楽しむのもアリです。

阿蘇の絶景を眺めながら久木野温泉につかれるなんて贅沢ですね。運動した後なので、ことさら気持ちよく感じられるはず。友達と旅の思い出を語り合いながら、疲れた身体をリフレッシュさせましょう♪

サイクリングの良いところは、自由気ままに移動できること。また、澄み切った風をダイレクトに感じられるのも大きな魅力です。南阿蘇に来たら、レンタサイクルを使って“素敵な女子旅”を楽しんでくださいね♡