【岡山】素敵な備前焼を求めて、ぶらり散策♪一人旅におすすめの一泊二日プラン

「普段立ち寄る雑貨店の器は可愛くて大好きだけど、旅先で出会った食器は特別感が違う。」という、器にこだわりをもつあなた。一人旅なら「もう一回あのお店の器を見たい…。」と、来た道を戻ってもOKです。時間を忘れて自分のペースで、器選びに没頭できますよ。

備前市の「伊部（いんべ）」は備前焼の産地として、有名な場所。昔の日本を感じる木造の建物が並ぶ、落ち着いた街です。窯元やギャラリーを目指してのんびり散策すれば、備前焼でつくられた案内板やレンガ造りの赤い煙突にも出会えます。

出典：びあんてGRANZさんの投稿

備前焼は、土を感じる茶褐色の落ち着いた佇まいが魅力。成形した器の表面に塗る「釉薬（ゆうやく）」を全く使わないのが特徴です。絶妙な凹凸感が味わい深く、手に持ったときに土の温かみを感じます。今回は、お気に入りの備前焼と出会う一人旅プランをご紹介。伊部の街をのんびり歩きながら、器探しを楽しみましょう。

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目指すは岡山県備前市にあるJR伊部駅（いんべえき）。備前焼の店が多い街です。まずはJR東京駅から新幹線で、岡山駅へ。そこから赤穂線に乗り、約40分で伊部駅に到着します。東京駅から約4時間20分の道のりです。車窓に映る風景を眺めながら、欲しい器をイメージしましょう。

出典：F.KATSUさんの投稿

伊部駅から徒歩約2分の場所にある、備前焼の老舗窯元「桃蹊堂（とうけいどう）」。赤レンガの煙突が目印です。作品の展示販売や登り窯の見学ができる、器好きにたまらない場所。土の質感をいかした味わいのある作品は、食器や花器、アクセサリーなど豊富なラインナップが揃います。伝統的な焼成方法を守りつつ、現代に合わせたデザインで普段使いしやすいのが魅力です。

※画像はイメージです

美味しいスイーツとコーヒーをいただいて休憩したあとは、「ギャラリー里房」から徒歩約4分の場所にある「天津神社（あまつじんじゃ）」へ向かいましょう。こちらは1000年の歴史をもつ、備前焼ゆかりの場所。到着すると、備前焼の狛犬がお出迎えしてくれます。その他にも屋根の瓦や、参道の敷石、塀の陶板など、あちこちで備前焼を発見できますよ。

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神社の中をのんびり歩いていると、動物の置物にたくさん出会えます。表情をじっくり観察するのも楽しいですよ。備前焼の美しさを存分に楽しめる、ここならではの神社です。

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伊部駅周辺で、たっぷり散策を楽しんだら「ゑびすや荒木旅館」へ向かいましょう。まずは駅からJR赤穂線で、西片上駅（にしかたかみえき）へ移動。伊部駅からは一駅です。旅館は西片上駅から徒歩約2分の場所にあります。江戸時代期の建物が残り情緒たっぷりの旅館は、一人時間を満喫したい女子にぴったりです。

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ゑびすや荒木旅館で朝食をとったら、再び伊部駅へ向かいましょう。一日目に買うのを悩んだ器をもう一度見に行くもよし、まだチェックしていないショップに立ち寄るのもよし。じっくりお買い物に集中できるのは、一人旅の特権ですよ。

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「一陽窯（いちようがま）」は伊部駅から徒歩約3分。メインストリートにぶつかったところにあります。店舗の奥に窯場・工房があり、製作過程を全て見学することもできます。販売スペースには、お皿やビールジョッキなど、一枚はもっておきたい定番の備前焼が並んでいます。「シンプルで飽きのこないものが欲しい。」という人は、要チェックですよ。

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「気に入った器は見つかったけれど、他のお店で一度見比べてから買いたい。」というのが女心。一陽窯から徒歩約1分の「陶吉（とうきち）」で、違ったデザインの器も見てみましょう。広くてお洒落な店内には、人間国宝作品から、和食器、アクセサリーまで幅広いアイテムがずらり。モダンなデザインの備前焼が豊富なのが特徴です。

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じっくり器を選んでお腹が空いたら、ランチタイム。こちらは、陶吉から徒歩約5分の場所にある「衆楽館本館（しゅうらくかんほんかん）」です。木造の古民家が懐かしい雰囲気を醸し出しています。座敷の一部には備前焼の販売コーナーもあり、気に入ったものがあれば購入可能。料理だけでなく、店の雰囲気も味わいましょう。

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「備前焼伝統産業会館」は衆楽館本館から徒歩約8分。JR伊部駅に併設しているので、旅の最後のお買い物にぴったりです。色々な窯元の作品が揃っており、じっくり見比べられるのが嬉しいですね。手頃な価格の備前焼もあるので、家族や友人へのお土産にもおすすめです。

備前焼の産地である伊部。駅周辺に窯元やギャラリーといったスポットが集まっているので、器好きの女子一人旅にぴったりです。お買い物はもちろん、散策しながら街の中にある備前焼を探すのも楽しいですよ。あなたもぜひ、特別な器に出会う一人旅を満喫してくださいね。