2020年11月18日

洋館とケーキで異国気分を満喫♪横浜「山手111番館」へ一人旅

洋館とケーキで異国気分を満喫♪横浜「山手111番館」へ一人旅

毎日、仕事ばかりで退屈な日々から抜け出したい。そう思ったら、海外気分を味わえる場所に一人でプチトリップしませんか?おすすめは、東京から近い横浜の山手エリア。開港とともに外国人の居留地となっていた街なので、美しい洋館が立ち並んでいます。その中でも、ケーキやお茶が楽しめるカフェをもつ「山手111番館」をピックアップ。一人でゆっくり巡ってスイーツを味わって、非日常な気分を味わってくださいね。

退屈な休日をわくわくに変えたいな

女性 ライフスタイル リラックス

仕事と家を往復をする平日は退屈で、指折り数えて待ちに待った週末も予定が何も入っていなくてやっぱり退屈。そんなときは、一人自由気ままに楽しめるプチトリップがおすすめ。アクセス抜群、異国情緒あふれる港町・横浜なら海外気分と非日常が味わえ、1人でも短時間でも十分にリフレッシュできますよ。

異国情緒あふれる横浜・山手エリアで海外旅行気分!

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出典:hinatakaさんの投稿

異国情緒あふれる港町・横浜の中でもより異国情緒を感じることができるのが、横浜開港時代に外国人の居留地だった山手地区。その山手地区には、西洋文化発祥の地とされる7つの西洋館が建つ「横浜山手西洋館」があります。JR石川町駅からも中華街からも歩いていける場所にありながら意外に見学者は少ない、穴場的スポット。なので一人でも気兼ねなく、西洋館巡りができますよ。

美しい庭園が出迎えてくれる「山手111番館」

バラが満開の港の見える丘公園

今回、一人プチトリップで訪れるのは、「横浜山手西洋館」のひとつである「山手111番館」。みなとみらい線 元町・中華街駅から徒歩約10分、「港の見える丘公園」のローズガーデンを見下ろすように建つスパニッシュスタイルの赤瓦と白い壁が特徴の美しい建物です。

美しい庭園が出迎えてくれる「山手111番館」2233971

出典:digicamepapaさんの投稿

横浜を中心に数多くの建物を残す建築家・J・H・モーガンにより設計された「山手111番館」。1926年にアメリカ人J.E.ラフィン氏の住宅として建てられ、数度の所有者を経たのち、1996年に横浜市が土地を取得、1999年より一般公開されています。

西洋文化が息づくフォトジェニックな館内

山手111番館 門 ~港の見える丘公園~

地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りの「山手111番館」。地階と1階部分が一般公開されており、無料で見学することができます。写真も、個人で使用する分には自由に撮ってOK。ここでは見どころをダイジェストで紹介していきます。

西洋文化が息づくフォトジェニックな館内2316138

出典:hattoさんの投稿

館内すべてがフォトジェニックであり、展示室では期間限定の催しもされているので見どころ満載。カメラ女子や西洋文化にあこがれを持つ人は、ついつい見学時間が長くなっちゃいますよ。

フォトスポット①開放感あふれる貴重なホール

フォトスポット①開放感あふれる貴重なホール2234336

出典:ポターさんの投稿

館内は土足禁止なので、入口で靴からスリッパに履き替えます。小さな玄関を通るとあらわれるホールは、天井まで吹き抜けになった開放感あふれる空間。この吹き抜けはモーガン建築の特徴であり、山手に存在する西洋館の中でもなかなかお目にかかれない貴重なもの。

フォトスポット①開放感あふれる貴重なホール2316140

出典:tsurumi_lifeさんの投稿

かつてホームパーティーなどが催された社交の場は、柱のない回廊やクラシカルなシャンデリア、食堂の暖炉と煙突を共有するために隣り合わせになっている木製マントルピースにタイルを貼った暖炉など。創建当初のしつらえをそのままに復元されています。

フォトスポット②テーブルセッティングが美しい食堂

フォトスポット②テーブルセッティングが美しい食堂2233982

出典:αあつしさんの投稿

ホールの奥にある食堂は、テーブルセッティングが施された華やかな空間。季節や行事ごとにテーブルや室内のディスプレイを変え、見学者を楽しませてくれています。

フォトスポット②テーブルセッティングが美しい食堂2233983

出典:にゃりんさんの投稿

ハロウィンやクリスマス、イースターの時期は、毎年、趣向を凝らした装いで見ごたえあり。お家女子会や彼とお家クリスマスをするときの参考にもなります。ちなみに写真は、牡蠣やシードルなどが並べられたノルマンディーのクリスマスをイメージしたもの。テーブルセッティングを通じてその国を知る、貴重な体験も出来ちゃいますよ。

フォトスポット②テーブルセッティングが美しい食堂2233979

出典:

一方、こちらは「東日本大震災」があった年のクリスマスに施されたテーブルセッティング。クリスマスツリーは「祈り」と「希望」の折鶴で表現されています。外国人の方も多く訪れる「山手西洋館」は、横浜の西洋文化だけでなく今の日本も伝える場所にもなっています。

フォトスポット③古き良き海外文化を感じさせる厨房

フォトスポット③古き良き海外文化を感じさせる厨房2236000

出典:

厨房と配膳室にある作り付けの戸棚は、創建当時のものと思われ趣があります。広くて収納スペースもたくさんある厨房は、アメリカのモノクロ映画やドラマに見たキッチンそのもの。厨房や食堂、ほかのお部屋もそうですが、当時の日本家屋の間取りを考えるととても広く、贅沢な使い方に驚きます。

フォトスポット③古き良き海外文化を感じさせる厨房2236001

出典:

出来たお料理を厨房から配膳室に渡す小窓がキュート♡並べられた食器もかわいらしく、思わずモノクロやセピアモードで写真が撮りたくなりますよ。

フォトスポット④西洋文化の象徴バスルーム

フォトスポット④西洋文化の象徴バスルーム2236002

出典:

足つきバスタブ、木製蓋のトイレ、丸い真鍮のドアノブ、ヒーター、当時のものが一部使われている腰壁の角タイル、床の六角形のモザイクタイルなどが配された、バスルーム。私たち日本人が最もアメリカを感じられる場所として、たまらない空間ではないでしょうか。人気スポットなので、譲り合いながら見学と写真撮影を。

フォトスポット⓹窓からのぞく風景

フォトスポット⓹窓からのぞく風景2235999

出典:フジペンタさんの投稿

「山手111番館」の窓はどれも大きく、館内のどこにいても春は桜、夏は深緑、秋は紅葉といったように季節を感じることができます。今日は一人、お気に入りの場所や写真が上手に撮れなかった場所があったら、また戻って横浜の西洋文化に浸ってくださいね。

ローズガーデンを見下ろす「Cafe the Rose」

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館内をめぐり終えたら、地下1階の喫茶店「Cafe the Rose(カフェ ザ ローズ)」でひと息つきましょう。天気がいい日は、四季折々の草花が咲き誇るローズガーデンを見下ろせるテラス席がおすすめです。

「カフェ ザ ローズ」 料理 66720458

出典:Ciraさんの投稿

ドリンク、デザート、フードがあり、ソフトクリームはイートインもテイクアウトもできます。イートインするなら「季節のフルーツ添えソフトクリーム」を。パリパリのコーンの中に、ソフトクリームとフルーツが詰め込まれています。「ローズソフト」「北海道ミルクソフト」から選べますよ。オリジナルローズティーのセットもあるので、ゆっくりとどうぞ♡

カフェ ザ ローズの詳細情報

カフェ ザ ローズ

元町・中華街 / カフェ

住所
神奈川県横浜市中区山手町111 山手111番館
営業時間
[月]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) [火]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) [水]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) [木]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) [金]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) [土]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) [日]  10:00 - 17:00(L.O. 16:30) ■ 定休日 第二水曜日、祝日の場合翌木曜日休み
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

横浜ステイで更に非日常感を楽しむ

日帰り圏内の横浜だからこそ、ステイすることで新しい横浜を発見できることも。一人プチトリップにふさわしいホテルや夜スパを紹介。日曜日にステイして、翌朝ホテルから出勤すれば退屈な月曜日もわくわく、新鮮!

一人の時間が有意義にすごせる「山手111番館」

春の桜吹雪舞う港の見える丘公園の景観

どの季節に訪れても美しい庭園が出迎えてくれる「山手111番館」。手入れが行き届いた建物や剪定された庭園が無料で見学できるのは、横浜市の税金、西洋館で販売されている関連商品の売上げ、募金、ボランティアの協力があってこそ。美しい建物やレトロな調度品、西洋文化に浸れることに感謝して、一人の時間を素敵に過ごしてくださいね。

山手111番館(旧ラフィン邸)の詳細情報

山手111番館(旧ラフィン邸)

住所
神奈川県横浜市中区山手町111(港の見える丘公園内)
アクセス
1) 石川町駅から徒歩で20分 2) 元町・中華街駅から徒歩で8分
営業時間
[9月〜6月] 9:30〜17:00 [7月〜8月] 9:30〜18:00
定休日
毎月第2水(祝日の場合は開館、翌日休) [12月29日〜1月3日]
料金
無料

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