2016年05月28日

銘酒酒場の先駆け大塚の「串駒」で、特別な日本酒を嗜む夜

銘酒酒場の先駆け大塚の「串駒」で、特別な日本酒を嗜む夜

東京の大塚にある「串駒」。銘酒を出す酒場の先駆けとなった、日本酒好きの間では伝説の居酒屋です。幻の銘酒「十四代」を広めたことでも有名。串駒で、特別な日本酒と、極めた空間を体感しに行きませんか?

「串駒 本店」ドリンク 596316 十四代

出典:robhinさんの投稿

日本酒ファンであれば、ご存じの方も多い「串駒」。銘酒居酒屋の先駆けとなったこのお店は、あの幻の酒といわれる「十四代」の人気の火付け役となったことでも知られています。

十四代だけではなく、オーナー自ら足を運び、厳選してきたお酒ばかりがラインアップされており、日本酒を愛してやまない人にはたまらないお店です。今回は、酒も肴も伝説も・・・心行くまで楽しめる「串駒」にお邪魔しました。

大塚に「串駒」あり!

「串駒 本店」外観 602261

出典:酒場のイチローさんの投稿

池袋と巣鴨に挟まれた、居酒屋が多く集う街「大塚」。名店揃いのこの町に、酒飲みには避けて通ることができないお店があります。大塚駅から徒歩4分。間違って帰り道にこのお店の前を通りかかろうものなら、不思議な引力に導かれ、のれんをくぐってしまうことでしょう。そのお店の名前は「串駒」。「大塚 居酒屋四天王」と、ささやかれるお店のうちの一つです。
「串駒 本店」外観 599391 ふ~ㇺ、なるほど

出典:bottanさんの投稿

一昔前の民家のようなたたずまい。この雰囲気だけでもほろ酔い気分に。

もとは串揚げと馬刺しのおいしいお店を目指したところから始まった「串駒」。おいしい地酒を追求するあまり、今では大塚に串駒あり!と言わしめんばかりの存在になりました。

日本酒への情熱を感じる店内

生酒を仕入れるために、いち早く日本酒専用の冷蔵庫を設置。当時は扱いが難しく、蔵元でしか飲めなかった生酒がお店でも飲めるようになりました。その他にも、店内は日本酒への愛情を感じるアイテムで溢れています。
「串駒 本店」内観 599379

出典:うどんが主食さんの投稿

酒樽のふたを使ったテーブルは趣と風情を感じます。

人呼んで「大塚の仙人」・・・前オーナー大林 禎さん

独特な風貌、お酒の知識の深さから、多くの人に「仙人」と呼ばれた前オーナー。「うまい酒がある」と聞けば、翌朝には飛んで出かけるフットワークの軽さ。人を驚かせたり喜ばせたりすることが、楽しくて仕方がないという人物でした。残念ながらそんな大塚の仙人は、2014年にお亡くなりになられました。その訃報に、多くの常連客が驚きと悲しみを隠しきれなかったといいます。

しかし、彼の意志と情熱は、残された現オーナー雪江さん(奥様)を筆頭に弟子たちに強く受け継がれています。
「串駒 本店」その他 602491 ご主人(実際はもっとハンサムです)

出典:一級うん築士さんの投稿

オーナーの写真や似顔絵は、今も店内の至るところにあります。

幻の日本酒「十四代」が安定して飲めるお店

さて、あまりにも有名な話ですが、日本酒ファンなら飲みたいお酒の一つ「十四代」。こちらのお店では、通年で15種類、さらに季節のものまで楽しめます。入手が困難なため幻の日本酒ともいわれる「十四代」を、日本中に広めた火付け役が「串駒」。そして、この幻の日本酒が、安定して提供されるのも前オーナーと製造元との固い絆あってのことです。
「串駒 本店」内観 599400 店内

出典:sasa333さんの投稿

当時、日本酒といえば「淡麗辛口」が主流だった時期。これに一線を画した「芳醇旨口」が「十四代」。製造元の高木酒造が「串駒」の前オーナーに日本酒を持ちかけ、これを気に入ったことから伝説は始まります。この後、瞬く間に「十四代」に人気は上がり、幻の日本酒としてその名を不動にしていきました。

主役はお酒。串駒で飲める、おすすめの日本酒は十四代?それとも?

「串駒」では、お料理に合わせたベストなお酒を丁寧に説明、チョイスしてくれます。そのときの「気分」に合わせたお酒も紹介してくれるんです。何せ、前オーナーが「ウマイ」と思って集めたお酒がズラリ。さらに、メニューにないお酒も加わるので・・・迷わずに、というほうが野暮なものです。

さてさて、今日のおすすめは・・・

「十四代 特別本醸造 本丸 秘伝玉返し」

十四代の中でも、一番低価格なものですが、ほかの吟醸酒に劣らない旨味があります。フルーティな香りと甘みが口の中にいっぱいに広がります。どこまでもストレートに味わえます。

「十四代 中取り大吟醸 播州山田錦」

「串駒 本店」ドリンク 598562 十四代 播州 山田錦

出典:YlangYlangさんの投稿

「十四代 中取り播州山田錦」。フルーティーな香りと、メリハリのあるスッキリしたお味の十四代。濃厚なうまみがあります。滅多にお目にかかれない、幻の1本。

「十四代 純米吟醸 龍の落とし子」

「串駒 本店」ドリンク 598560

出典:かわうそまんさんの投稿

高木酒造が18年の歳月をかけて交配・育種を重ねた、オリジナルの酒米「龍の落とし子」。高木酒造でしか飲めないお酒です。さわやかでフルーティーな香りと、甘みと心地いい、かすかな酸味。甘いのに甘すぎない、ぎりぎりの駆け引きに、味わうほどハマります。

「十四代」以外にも飲んでおきたいおすすめの日本酒

「串駒 本店」ドリンク 598568

出典:rocinanteさんの投稿

「奈良萬 おりがらみ」。微発泡系のフルーティーでさわやかな飲み心地。かすかな酸味と、お米の柔らかい甘みが口の中に広がります。

「串駒 本店」ドリンク 598593 酒酒ー!

出典:もんもんもん1999さんの投稿

「亀泉 純米吟醸原酒」。フルーティーな薫り高い、酸味のある甘口。あまり日本酒が得意でない方でも、飲みやすいお酒です。

「串駒 本店」ドリンク 598563 「天明 串駒スペシャル」 小徳利:1,200円

出典:hopkinsさんの投稿

「天明」。シュワッとくる微発泡系。福島県の曙酒造のお酒ですが、串駒のスタッフさんが自ら瓶詰めをしてくるという、このお店でしか飲めないもの。馬刺しとの相性が最高です。

お酒との相性を考え抜いた、魅力的なお料理メニュー

串駒のお料理は、日本酒に良く合う美味なものばかり。それもそのはず。訪れた蔵元のある、土地の料理を研究しメニューに反映しているのです。

「串駒 本店」料理 599425 お通しその1

出典:joaoさんの投稿

本日のお通し。一汁二菜のお通しは、しっかり手が加えられたもので美味。とことん飲もう、とテンションが上がります。

「串駒 本店」料理 598515 串揚げ5本

出典:YlangYlangさんの投稿

目の細かいパン粉で、丁寧に作られている「串揚げ」。串駒に来たら外せないメニューの1つです。

「串駒 本店」料理 598511 馬刺し

出典:robhinさんの投稿

「馬刺し」は口の中でとろけます。お酒の旨味が増し、さらに馬刺しのためにお酒が欲しくなるスパイラル。

「串駒 本店」料理 598524

出典:■ユーサク■さんの投稿

ジャガイモとレンコンの角切りが入っている、斬新な形の「串駒手巻きコロッケ」。カレー塩をつけて食べます。レンコンがサクサク・・・クセになるおいしさです。

「串駒 本店」料理 598525

出典:かわうそまんさんの投稿

魚醤で炊いた餅米と白米に、青のりやごまをまぶし火鉢で焼いた「いしり餅」。冬場のみ味わえる一品です。

「串駒 本店」料理 598554 串駒 レバーパテ

出典:bottanさんの投稿

しっとりとコクのある「レバーパテ」。お好みでブルーベリージャムをのせていただきます。

「串駒 本店」料理 598557 柿バター

出典:かまーちょさんの投稿

お菓子ではないの?と思いますが、お酒に合うのが驚きの「柿バター」。柿の甘みとバターのコク、適度な塩みがたまりません。

やっぱり日本酒はうまい

「串駒 本店」外観 602510 外観

出典:sasa333さんの投稿

幻の日本酒「十四代」をはじめとした、名だたる銘酒と、日本酒に合う料理を堪能できるお店「串駒」。飲めば飲むほど、日本酒の奥深さと旨味にはまっていきます。

この感動を言葉にしようとすればするほど、うまく表現できずもどかしくなりますが・・・、「串駒」の表札の真隣に掲げられている看板。「やっぱり日本酒はうまい!」この一言につきますね。

串駒 本店の詳細情報

串駒 本店

巣鴨新田、大塚駅前、大塚 / 居酒屋、串揚げ・串かつ、日本酒バー

住所
東京都豊島区北大塚1-33-25
営業時間
18:00〜23:30 (L.O 22:30) 日曜日 17:30〜23:00 (L.O 22:00)
定休日
月曜日(8月末まで無休)
平均予算
  • ¥8,000~¥9,999

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