「泊まれるアート」で五感を研ぎ澄ませよう♩京都のアートなホテル7選

アートって正解がないからこそ面白い。何を感じるか、どう捉えるかも人それぞれ。一人で観るか、恋人や友達といっしょに観るかも人それぞれです。年齢を重ねるごとにアートの素晴らしさを知り、美術館に展覧会に足を運ぶことや、アート本を読むことが増えて、身近に感じるようになってきたって人も多いと思います。アートはふれることで感性が刺激されたり、心が落ち着いたりと、きっとあなたの人生をより豊かなものにしてくれていますよ♩

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アートの楽しみ方のひとつとして近年注目されているのが、「泊まれるアート」。全国各地で現代アートの祭典が行われる中でアートホテルが増えてきており、なかでも京都は魅力的なホテルがたくさんあるんです◎美しい京都の街に溶け込むアートから、建築や音楽との融合、五感を研ぎ澄ませて感じたい最新アートまで。今回は京都にある「泊まれるアート」をご紹介します。

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河原町駅から徒歩約5分の「BnA Alter Museum(ビーエヌエーオルターミュージアム)」は、客室丸ごとアートの体験型ホテル。さまざまな現代アーティストが手がけた31の客室は、それぞれに個性があってすべてが違う世界観です。そのうちのひとつ、Mon Koutaro Ooyama(モンコウタロウオオヤマ)さんが手がけた「NEXTEFX」は、壁と天井全面にペイントが施されたカラフルな一室。自然光や照明によって色彩がゆったり変化していく様は、そこにいるだけで心が落ち着いていくよう。昼間のポップな表情と、夜の深海のような神秘さとのギャップが見どころです。

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こちらは中野裕介さんが手がけたお部屋で、能の演目のひとつである「融(とおる)」をテーマにしているんだそう。ホテルの近くにある「六条河原院跡」が舞台になっているので、宿泊する前に舞台を観て世界観を理解しておくと、お部屋をより深く楽しめそう。照明を変えるとお部屋に月が浮かび上がります。月光に照らされながら瞑想をする、ヨガをする、自分の精神と会話する…、そんな静かな時間をお過ごしください。

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クリエイティブスタジオ・アシタノシカクと河野ルルさんによるコラボレーションルーム「偕老同穴(かいろうどうけつ)」。偕老同穴は深海生物のこと。その名前は 「夫婦が共に睦まじく年を重ね、死後は同じ墓に葬られる」という意味もあるんだとか。深海に生きるロマンチックな生物に包まれているかのような幻想的なベッドで、ふわふわとしたやさしい眠りに就けそうです。

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客室以外も館内はアートで彩られた異世界のよう。スタイリッシュなバーで、お酒を飲みながらアートの世界に浸ってみたり、ほかのお客さんと語り合ったりと、五感が研ぎ澄まされるような刺激的な時間を過ごせます。ほかにもアート作品を購入できるショップやラウンジも併設されており、ここで過ごす時間はとにかくアートづくし！あなたの新しい感性の扉が開く特別なステイをお楽しみください。

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烏丸御池駅直結の「Ace Hotel Kyoto(エースホテル京都)」。大正時代に建てられた旧京都中央電話局をリノベーションした棟と、新設された棟に併設されています。リノベーションを手がけたのは国立競技場や高輪ゲートウェイ駅をデザインした、世界的建築家の隈研吾さん。歴史が息吹く建築美、革新のデザイン、そして京都らしいつつましやかな雰囲気…。おしゃれで洗練された空間は、1ランク上のステイを楽しませてくれますよ。

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ホテルの内装デザインも隈研吾さんが監修。「East Meets West(イーストミーツウエスト)」というコンセプトのもと、コンクリートやタイルに京都杉を使った木組みといった、東洋と西洋の融合を感じるデザインになっています。建築の素晴らしさだけでもここに泊まる価値があるくらい見応え充分！

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全9タイプの客室にはポップなアートが飾られており、思わず写真に収めたくなるようなおしゃれな空間。アート&家具好きさんにおすすめなのが、78㎡の広々とした空間にアートが散りばめられた「エーススイート」。建設当初の面影を残した出窓、柚木沙弥郎さんのオリジナルアートやミッドセンチュリー家具など、おしゃれで可愛いお部屋です♩いつかこんなインテリアのおうちにしたいな～なんて夢が広がります。

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ホテルに併設されている「Stumptown Coffee Roasters(スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ)」は、日本初上陸のポートランド発サードウェーブコーヒー。ポートランドから届く新鮮な豆を使ったコーヒーは、コクが深くてホッとするお味です。滞在中に何度も飲んじゃいそう◎信楽焼のタイルや韓国の布工芸から着想を得たタペストリーなど、どこにいてもアートを感じられます。アートだけでなく、建築や音楽まで五感すべてが癒されるひとときを。

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十条駅から歩いて約6分の「THE REIGN HOTEL KYOTO(ザ・レインホテル 京都)」は、アートギャラリーの跡地に建つデザインホテル。ホテルのある京都駅南口は、飾らない等身大の京都が感じられるローカルなエリアです。そんな、今後発展が期待されるエリアに誕生したホテルは、京都の新しいクリエイティブと昔ながらの京都が交わる話題のスポット。アートギャラリーの面影を感じながら、新しい時代のクリエイティブを体験しましょう。

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全51室の客室は、デンマークのテキスタイルブランド「Kvadrat(クヴァドラ)」や家具ブランド「HAY(ヘイ)」など、北欧インテリアを配したシンプルでおしゃれなデザイン。日々の暮らしを快適で豊かなものにするために考えられた北欧デザインは、自然素材を用いたり、可愛らしいカラフルな色使いが特徴。そこにいるだけで暮らしが彩られ、身も心も飾らない等身大の自分で過ごせそう。

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「Premium Deluxe King with Terrace(プレミアムデラックスキングウィズテラス)」は広々としたテラス付き。テラスで気持ちのいい朝を迎えたり、太陽と風を感じながらごはんを食べたりと、優雅でさわやかなひとときを過ごせます。日中もそこで読書したり、恋人や友達と語り合ったりと、お気に入りスポットになること間違いなしです◎遠くには京都タワーを望むことができ、夜にはライトアップでやさしく光る姿も見られるんです。

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館内のいたるところに京都を拠点とするアーティスト・八木夕菜さんが撮り下ろしたアート作品が展示されており、アートギャラリーの中に暮らしているような感覚に。レストランでは北欧スタイルのデザインに囲まれながら食事を楽しめます。朝食には、デンマークの伝統料理「スモーブロー」というオープンサンドがいただけますよ。心地のいい空間で美味しい食事に、アート。まさに日々の暮らしが豊かである証ですね。

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青果卸業の社員寮だった建物をリノベーションしたホテル「KAGANHOTEL(河岸ホテル)」。「若手アーティストが住みながら制作活動を行う」というコンセプトをもとに、ホテルだけでなく、入居する若手アーティストのスタジオやギャラリーも併設する滞在型複合施設です。若手アーティストが共同生活を送りながら、制作活動を行うことができ、そこにコレクターやアート好きが集まる…。まさにアートの最先端スポット！なんだかそれを聞くだけでも足を踏み入れたくなりませんか？

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ホテルの地下1階には、アーティストが24時間利用可能なシェアスタジオと工房が完備されており、同じ建物の中で最新のアート作品が生まれているんです。そう思うとわくわくしてきませんか？完成した作品はギャラリーに展示されるので、最新のアートにいち早くお目にかかれるのもアート好きさんには堪りませんよね。訪れる度に違う作品に出合うことができるのもうれしいですよね♩

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最上階にある5つの客室では、入居アーティストの作品を泊まりながら鑑賞できます。生活の中にアートがあるって素敵だなって気づけたり、この人の作品が好みかもって自分の感性と向き合えたり。ベッドにかけられたファブリックもアート作品のひとつ。ブランケットのデザインはどんなデザインかその日のお楽しみです♩

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1階にあるカフェは、食べ物や飲み物の提供を通じてアーティストとゲストが繫がる場所。若手アーティストはホテルスタッフとしても働いているので、作品のことや制作の裏話まで聞けちゃうかも。人気メニューは「市場野菜とチキンのカレー」。スパイスたっぷりの本格カレーを楽しめます。ほかにも自家製のシロップドリンクやかき氷などのデザート類も豊富なので、ぜひご賞味あれ。

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九条駅から徒歩約8分の「HOTEL ANTEROOM KYOTO(ホテル アンテルーム 京都)」は、2011年にオープンしたアートホテルの先駆け的存在。築23年の学生寮をリノベーションした建物は、ホテルだけでなくアパートメントやギャラリーも併設された複合施設です。「友人であるアーティストの家」というイメージのもとデザインされたんだそう。京都のアートホテルデビューの人におすすめです◎

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客室は北館61室、南館67室の全128室。なかでも9室限定の人気アーティストが手がけた「コンセプトルーム」はアート要素たっぷりです。写真は、写真家・映画監督の蜷川実花さんが手がけた一室。客室全体をギャラリー空間に見立て、壁と天井を彩る桜の写真。訪れる季節が夏でも冬でも、いつでも満開の桜があなたを包み込んでくれます。いつもは上を見て眺める桜の中に入り込む感覚は、忘れられない思い出になりそうです。

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こちらは、彫刻家・名和晃平さんによるデザイン。「重力」というテーマで構成されており、全体が薄いグレーのトーンで統一されています。壁の平面作品は、垂直に張ったキャンバスの上から絵の具を流して描いたそう。そのスタイリッシュな雰囲気はまさにアートギャラリーのようで、その中で過ごすという贅沢感は非日常というにふさわしい感覚です。

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こちらはウォールペインターでもある宇加治志帆さんによるコンセプトルーム。壁に直接ペインティングを施したアートが特徴で、色鮮やかでポップな雰囲気にわくわく♩カーテンボックスをオレンジ色にペインティングすることで、夕陽がカーテンに映り込んでいるかのようなやわらかな雰囲気になっているんです。そんなお部屋で過ごしていると、心身ともに安らいでやさしい気持ちになれそうですよね。お好きなお部屋でアートの一部になった気分を味わってみて。

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烏丸駅と四条駅から徒歩約6分の「node hotel(ノードホテル)」。「アートコレクターの住まい」をコンセプトにしているため、館内のいたるところにアート作品が展示されています。ホテルの外観から始まり、エントランス、客室、レストランまで、すべてアートの世界。芸術は非日常の贅沢ではなく、暮らしの中で身近に感じられるものであり、人生を豊かにしてくれるもの…。そんなことを教えてくれる場所です。

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客室はグレーを基調としたシンプルな佇まいの中にアートが調和し、お部屋全体が美しさで統一された作品のよう。中世ヨーロッパを思わせるクラシックで高級感のある家具がより洗練さを演出しています。それでいて自邸のように落ち着く空気感は、あなたに癒しと新しい感性との出合いをもたらしてくれるはずです。

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コンクリート調やグレーをベースにした室内はスタイリッシュでかっこよく、シンプルだからこそアートが際立ちます。アートコレクターになった気分で、どんなアートを飾ろうかな、なんて考えたくなりますね♩コーヒーでも飲みながらアート本を読んだり、思い付いたアイディアをノートに綴ったりと、いつもよりクリエイティブな時間を過ごせそう。

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1階のカフェダイニング&バーもシックで大人の空間。オーダーメイドで作られた家具は、ピエール・ジャンヌレを思わせるおしゃれなデザインで、グレーで統一した張地が高級感を演出しています。夜は落ち着いた照明で、隠れ家のようなバーに変身！いつもよりシックなコーディネートでカクテルでも嗜みたいですね。ここでの宿泊をきっかけにアートを私生活に取り入れたり、アートをもっと深く知りたくなったり。アートとの向き合い方が変わるきっかけになるかもしれませんね。

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三条駅から徒歩約3分のところにある「ART MON ZEN KYOTO(アールモンゼン京都)」。本物の美術品が各部屋に設えられた、まさに「美術品を愛でるホテル」です。アート好きなら一度は夢見たであろう美術館のような空間への宿泊が、プライベートかつ広々とした客室で叶う贅沢…。ホテルのある古門前通は美術商街としても知られており、格式高い京都の美が詰まった、街も含めてアートづくしなんです。

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客室は趣の異なる全15室。全室天井の高さが3m以上と開放的で、広々とした造りです。内装には京都が育んだ数寄屋造りの技と美しさが随所に感じられ、品格のある和モダン空間が広がります。その中に置かれるのは、国内外から選び抜かれた美術品の数々。美しさに酔いしれながらも、その高貴な佇まいに背筋がピンと伸びるよう。

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お部屋だけでなくレストランも格式高い空間が広がります。「GALLERIA KYOTO(ガレリア京都)」は、日常から一線を画した上質かつ高級感ただよう雰囲気。「本物を知る大人のこだわり」をコンセプトに、豊かな日本の季節感を食材だけでなく、美術商監修の器や日本の建築美が宿る内装にいたるまで、贅を極めた大人だけの特別な時間を過ごせます。疲れや悩みも吹き飛んで、幸福感に包まれるひとときを。

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寄木のカウンターが目を引くバーも見逃せません。国産ウイスキーとジンの品揃えは専門店にも引けを取らないほどに充実しており、数々のカクテルコンペで受賞歴があるバーテンダーによる至極の一杯を堪能できます。季節のフレッシュフルーツを使ったカクテル片手に、美術品を眺めながら、優雅なアートタイムを楽しめそう。京都の格式高い大人のアート旅ならこちらで決まり◎

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京都は歴史情緒あふれる美しい街並みもアートのようで、アート旅にぴったりの場所。それでいて近年は「泊まれるアート」が増えてきているので、ホテルで過ごす時間さえもアートに浸れるんです。現代アート、若手アーティストの最新アート、建築美に器や家具まで、すべてが五感を使って感じ取りたいほどに充実しています。なんだか今はアートに浸りたい気分かも、なんて思ったら京都に出かけてみませんか？