仙台朝市を覗いてみよう！おすすめ仙台グルメを一挙ご紹介

仙台朝市は終戦直後の仙台駅前にできた「青空市場」が起源です。山形から青果を運んでくる行商人が、帰りに塩釜の鮮魚を買って帰っていく…そんな山の幸と海の幸が出会う場所として長い歴史があります。仙台市民にとっては日常の台所としての顔もありますが、特に正月料理の食材を買い求める場所として年末年始は一段と賑わいます。扱っている食材は鮮魚と海産物加工品、野菜・くだもの、精肉、漬け物、惣菜など仙台・宮城・東北の伝統的、庶民的な食が勢揃いしています。

仙台朝市と言えば、まずは鮮魚＆海産物！共に日本トップクラスの水揚げ量を誇る塩釜のマグロと気仙沼のカツオ、さらに女川のホヤ、石巻のウニ、ホタテ…などなど、「食材王国」を掲げる宮城の新鮮な海の幸が毎日ここ仙台朝市に集まってきます！とはいえ、旅行ついでに刺身はちょっと買いづらい…という場合も大丈夫！仙台名物「笹かまぼこ」に代表されるかまぼこ、練り物も仙台の味です。仙台朝市にはかまぼこや練り物を専門的に扱っている店もあります。「生産量日本一の塩竈（塩釜）のさつま揚げ」などいかがでしょうか？

市場、朝市というと魚のイメージが強いかもしれませんが、ここ仙台朝市は青果＆くだものも品揃え豊富です。仙台はフルーツ王国山形で収穫した果物の出荷地という性格もあり、宮城県内の青果・くだものとあわせて、バラエティ豊かな山の味覚が視覚的にも楽しめます。たくさんあるおすすめから一つ選ぶなら、例えば宮城県南のいちごでしょうか。亘理や山元では「食べる宝石」とも言われる高級ブランドいちごを生産しています。シーズンがあえば、市場のお求めになりやすい価格で購入できるかもしれません。見かけたらぜひ！

仙台朝市では他に、惣菜や漬物など様々な店が軒を連ねています。そのなかでも人気なのがコロッケなどの揚げ物惣菜。片手で持って食べ歩きもできますね。「斎藤惣菜店 ころっけや」の「じゃがじゃがころっけ」はSNSでも話題になる人気商品です。

仙台朝市の新鮮な海の幸、山の幸を見ていたら、もちろん食べたくなりますよね。それではそんな方におすすめ！仙台朝市エリアの食べ処へ行きましょう！

仙台朝市で見た新鮮なマグロ、魚介を使った海鮮丼が食べられるお店です。スタンダードな「鮪丼」、ガッツリ食べたい「大漁丼」などメニューも豊富ですが、やっぱりここで食べておきたいのは仙台朝市の名前を冠した「朝市丼」です！店頭に並んでいたあの魚介たちが、今度はどんぶりの上に盛られています。

仙台朝市は、全体的な雰囲気がどこか昭和チック。20世紀の仙台に迷い込んだような風情を感じますが、この朝市ラーメンはまさしくそんな風情を味わえる庶民派のお店。リーズナブルな値段も良心的です。そして、ここにもあります「朝市ラーメン」！中華そば風のシンプルなスープと細麺の上に、豚バラがドン！チャーシュー麺のようで、ちょっと違う…というか、チャーシュー麺は別にあります（笑）これが朝市ラーメンなんです！

全国の日本料理店で腕を磨いてきたという親方が目利きした新鮮魚介が楽しめる「東家（あずまや）」は昼も夜も大人気！仙台朝市、という名前から朝早くからお昼過ぎまでしか営業していないのかと思いがちですが、こちらのお店はディナータイムも営業しています。観光や出張の合間のランチも、仕事帰りの会社員からも愛されている「東家」では、ランチの「おみくじ丼」が人気。

お酒の取り揃えも自慢の一つ。季節や料理にあわせて400以上の銘柄が並びます。ランチで食べた新鮮な海鮮が気に入ったら、希少な地酒を味わいにぜひ夜も足を運んでくださいね。

仙台駅西口から徒歩7分、500mとすぐそこです。駅西口の南側対面にある「イービーンズ」を目指し、そのビルの裏に回れば仙台朝市の入り口が見えます。

仙台朝市で海の幸、山の幸を見て食欲を刺激された後は、仙台朝市の食材が味わえる各店で朝市メニュー三昧へ。一度に食べ尽くせない朝市ならではのメニューたちですが、あなたはどのように攻略しますか？ご紹介した以外にも沢山のお店が軒を連ねています。まずは本日のおすすめ生ジュースを飲みながら策を練ってみるのもいいかもしれません。