2016年08月15日

暑い夏をカキ氷でひんやり満喫♪全国の天然カキ氷の名店5選!

暑い夏をカキ氷でひんやり満喫♪全国の天然カキ氷の名店5選!

最近よく聞く「天然氷」という言葉。そんな中、氷なんてどれも一緒じゃないの?と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし天然氷と普通の氷は、その作り方から味わいまで全くの別物!一度食べれば、その違いに驚くはずです。今回はそんな天然氷で作ったカキ氷が食べられる全国の名店をご紹介。気軽に行ける都内のお店から、本場氷室直営店まで、幅広く調べました!この夏は天然カキ氷を食べて夏の暑さを楽しみましょう。

「天然氷」って何?

「松月氷室」料理 614029 天然氷

出典:或 真宗さんの投稿

「天然氷」とは、湧水などを冬の自然の寒さだけで、じっくりと時間をかけて凍らせた氷のこと。時間をかけて凍らせることで、不純物を含まない透明な氷になります。天然氷ができるまでには、2週間から20日程度もかかるのだそう。その間、雪やゴミを毎日除去する必要があり、さらに凍った氷を切り出すのも、かなりの重労働です。こうして冬場に手間暇かけて作られた氷は、夏まで「氷室(ひむろ)」という小屋に保管されます。

この氷室は、昭和初期には全国で100軒近くあったそうですが、現在残っているのはわずか5軒。日光の四代目徳次郎・松月氷室・三ツ星氷室、秩父の阿左美冷蔵、そして軽井沢の渡辺商会が、現在残る貴重な氷室業者です。冷凍冷蔵技術の発達や後継者問題、そして温暖化の影響などによって、天然氷の生産は年々困難になっているのだそう。天然氷は、非常に希少性の高い氷なのです。それではここから、手間ひまかけて作られた天然カキ氷が食べられるお店をご紹介していきます!

和菓子店ならではの天然カキ氷

だるまや餅菓子店

「だるまや餅菓子店」外観 613946

出典:かんみ♪さんの投稿

ひとつめは、東京・十条駅近くにある、昭和22年創業の「だるまや餅菓子店」です。商店街の中にある、どこか懐かしい佇まいのこちらのお店。餅菓子店という名の通り、昔ながらのあんころ餅やお団子、お汁粉、あんみつなどを販売しています。しかしそういった餅菓子よりも有名なのが、一年中提供しているカキ氷なんです。

「だるまや餅菓子店」料理 613966 普通の宇治金時

出典:うどんが主食さんの投稿

宇治金時

だるまやのカキ氷は、数量限定で天然氷を使用しており、その他は純氷で作られています。(夏季の間は天然氷を中止。詳しい再開時期などは公式HPでご確認ください)天然氷を食べたい場合は、事前にお店に確認しておくと良いでしょう。薄く削られた氷は、ふわふわでまるで雪のよう!また和菓子店だけに、抹茶やあずきへのこだわりも満載。定番の宇治金時は、抹茶のグレードによってスタンダード、特選、極上と3段階に分かれています。同じ宇治金時でもどう味が違うのか、食べ比べてみたくなりますね。

「だるまや餅菓子店」料理 613947 あまおう

出典:辣油は飲み物さんの投稿

極上あまおうかき氷

だるまやのカキ氷メニューは実に豊富!いちご、ブルーベリー、いちじく、和栗、珈琲、ワインなど、定番から変わり種まで揃っています。また同じいちごでも、とちおとめとあまおうの2種類を用意しているなど、素材への強いこだわりが感じられます。季節によってメニューが変わるので、何度も訪れたくなってしまいますね。数量限定となってしまいますが、都内で天然氷を気軽に食べられる、おすすめのお店です。

だるまや餅菓子店の詳細情報

5000

だるまや餅菓子店

十条、東十条 / 甘味処、かき氷、和菓子

住所
東京都北区十条仲原1-3-6
営業時間
[月]  11:00 - 18:30 [火]  定休日 [水]  11:00 - 18:30 [木]  11:00 - 18:30 [金]  11:00 - 18:30 [土]  11:00 - 18:30 [日]  11:00 - 18:30
定休日
火曜日
平均予算
  • ~¥999
  • ¥1,000~¥1,999

天然氷の本場、氷室で味わうふんわりカキ氷

松月氷室

「松月氷室」外観 614019

出典:こいのぼりさんの投稿

次にご紹介するのは、現在残っている氷室のひとつである、栃木・日光の「松月氷室」です。天然氷の蔵元が直接作るカキ氷は、おいしさが格別!足を延ばしてでも行く価値のある、天然カキ氷の名店です。ただし、平日でも行列ができるほどの人気ぶりだそうなので、時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。

「松月氷室」料理 614041

出典:pandAmourさんの投稿

きなこミルク+白玉トッピング

松月氷室の特徴は、「キンとこない」カキ氷。口の中で溶けるようなふんわりやさしい食感で、カキ氷なのにキーンと頭が痛くなることがないのです。一口食べれば、今までのカキ氷のイメージが変わるほどの衝撃を感じるはず。また、フレーバーはいちごやマンゴー、メロンなどのフルーツ系から、ココアやきなこ、抹茶、ミルクなど、幅広く揃っています。さらに白玉などのトッピングや、シロップのハーフ&ハーフもできるので、自分好みのアレンジを楽しめますよ。

「松月氷室」料理 614067

出典:こいのぼりさんの投稿

紫芋

こちらの写真は、少し珍しい紫芋のカキ氷です。シロップというよりも、まったりとしたクリームのような食感。カキ氷と濃厚なクリームって合うの!?と思ってしまいますが、水っぽくないふわふわの天然氷は、クリーミーなものとも相性抜群なんです。こんな珍しいフレーバーを楽しめるのも、天然カキ氷ならではですね。カキ氷好きな方は、ぜひ日光まで足を延ばしてみることをおすすめします!

松月氷室

閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。

後掛けシロップで天然氷本来の味を楽しむ!

天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店

「天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店」外観 614157 大きな「氷」の文字が目印

出典:ribbon914さんの投稿

続いてご紹介するのは、埼玉県秩父の氷室、「阿左美冷蔵」の「寶登山道(ほどさんどう)店」です。こちらも天然氷の蔵元が営むお店で、作りたての貴重な天然カキ氷を味わうことができます。松月氷室と同じく、阿左美冷蔵のカキ氷を目当てに、遠方からも連日多くの人々が訪れるのだそう。阿左美冷蔵には「金崎本店」とこちらの「寶登山道店」がありますが、寶登山道店の方が比較的空いており入りやすいようです。

「天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店」料理 614161 こだわり白桃

出典:mosriteさんの投稿

白桃カキ氷

阿左美冷蔵の天然氷は、宝登山麓から湧き出たミネラルたっぷりの水から作られており、まろやかな味わい。そんな氷本来の味も楽しめるよう、阿左美冷蔵のカキ氷はシロップを後掛けする仕組みになっています。自分好みの甘さに調節できますし、シロップが表面にしか掛かっておらず最後は味がしない、なんてこともありません。はじめからシロップを掛け過ぎず、氷本来の味を楽しみながら、少しずつシロップを足していくのがおすすめです。

「天然氷蔵元 阿左美冷蔵 寶登山道店」料理 614170

出典:うにいくら姫さんの投稿

見た目も名前もかわいらしい、「乙女のイチゴミルク」

見た目はとってもボリュームのある阿左美冷蔵のカキ氷ですが、口の中ですぐにほどけるふわふわの氷のため、女性でもペロリと食べられます。天然氷は頭にキンとこないので、夢中でパクパク食べてしまいますよ。また、いちごやみかん、和三盆糖の蜜など、自家製シロップがおいしいことでも評判です。

阿左美冷蔵 寶登山道店の詳細情報

阿左美冷蔵 寶登山道店

長瀞、上長瀞 / かき氷、甘味処

住所
埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞781-4
営業時間
[月]  10:00 - 16:30 [火]  定休日 [水]  10:00 - 16:30 [木]  10:00 - 16:30 [金]  10:00 - 16:30 [土]  10:00 - 16:30 [日]  10:00 - 16:30
定休日
火曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

どこか懐かしい、レトロな天然カキ氷

シブレット

「シブレット」外観 614211 201510

出典:うっぴさんの投稿

次にご紹介するのは、長野県・軽井沢の氷室、「渡辺商会」の直営店「シブレット」です。外観は昔ながらの喫茶店といった印象で、どこか懐かしい雰囲気。氷室直営の天然カキ氷が食べられるお店ですが、松月氷室や阿左美冷蔵のようには混雑しておらず、ゆったりとカキ氷を楽しむことができますよ。天然カキ氷の穴場スポットです!

「シブレット」料理 614212 かき氷(モモ)¥610

出典:牛泉 牛さんの投稿

ももカキ氷

シブレットのカキ氷は、鮮やかなシロップとそのボリュームが特徴。イチゴ、ブルーハワイ、モモ、マンゴーなど、子どもの頃に食べたような懐かしい味わいのシロップが掛かっています。最近のカキ氷店では見ないような色合いが、レトロな雰囲気の店内にぴったり。ただし天然氷なので、昔食べたものとは全く違う、驚きのふわふわ感を楽しむことができます。懐かしさと新しさがうまく調和したカキ氷です。

「シブレット」料理 614214 201510

出典:うっぴさんの投稿

コーヒーとケーキも味わえる

シブレットではカキ氷以外にも、コーヒーやケーキなどの喫茶店メニューを扱っています。特に、やさしい味わいのシフォンケーキが人気です。カキ氷がビッグサイズなので、カキ氷は1個をシェアして、一緒にケーキやコーヒーを注文する方も多いのだそう。レトロな雰囲気の店内で、ゆったりとした時間が過ごせそうですね。

シブレットの詳細情報

シブレット

軽井沢、中軽井沢 / 喫茶店、かき氷

住所
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢668
営業時間
[月]  10:00 - 18:00 [火]  10:00 - 18:00 [水]  10:00 - 18:00 [木]  10:00 - 18:00 [金]  10:00 - 18:00 [土]  10:00 - 18:00 [日]  10:00 - 18:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ~¥999

祇園で味わう、大人の天然カキ氷

祇園NITI(ニチ)

「祇園NITI」外観 614271 お店は京都祇園・花見小路にあります。

出典:焼肉姉妹さんの投稿

最後にご紹介するのは、京都・祇園にひっそりと佇むカフェ、「祇園NITI」です。祇園の花見小路から少し入ったところにあり、風情を感じる大人な雰囲気。昼はカフェ、夜はバーとして、2つの顔を楽しむことができます。

「祇園NITI」料理 614272 季節のかき氷「梅」

出典:

季節のかき氷「梅」

そんな「祇園NITI」のカキ氷は、栃木・日光の氷室、「四代目徳次郎」の天然氷で作られています。メニューには「淡雪」という名前で載っており、その名の通り雪のように溶ける、やわらかく軽い食感が特徴。味は季節の果実と抹茶宇治金時、ミルク金時珈琲添えの3種類が用意されています。風情のある祇園のカフェでカキ氷をいただけば、なんだかとても贅沢な気分になりそうです。

「祇園NITI」料理 614275 永谷宗園 ほうじ茶

出典:

ほうじ茶

ひんやりとしたカキ氷は、温かいお茶とセットで食べるのがおすすめですよ。「祇園NITI」にある日本茶は、永谷宗園の玉露、煎茶、ほうじ茶の3種類。日本茶は意外とカキ氷との相性が良く、氷で冷えた体も温めてくれます。おいしいお茶とカキ氷を楽しみながら、ゆったりとした大人の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

祇園NITIの詳細情報

祇園NITI

祇園四条、京都河原町、三条京阪 / バー

住所
京都府京都市東山区祇園町南側570-8
営業時間
[月]  19:00 - 01:30 [火]  19:00 - 01:30 [水]  19:00 - 01:30 [木]  19:00 - 01:30 [金]  19:00 - 01:30 [土]  19:00 - 01:30 [日]  定休日 ■ 定休日 日曜日 ただし連休の際は最終日のみ休業
定休日
日曜日
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥3,000~¥3,999

天然カキ氷で夏を満喫しよう!

天然氷で作ったカキ氷が食べられるお店をご紹介してきましたが、いかがでしたか?頭にキンとこない、やさしくふんわりとした食感が天然氷の魅力です。また、各お店のこだわりが詰まったシロップにも注目してみてください!同じ天然氷でも、シロップや氷の削り方によって、かなり印象が変わりますよ。今年の夏は天然カキ氷で、ちょっと贅沢に暑さを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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