2016年06月17日
仙台なのに家康を祀る?仙台東照宮みどころ~グルメまで紹介♪
みなさんは「東照宮」と聞いて何をイメージするでしょうか?日光にある徳川家康公、すなわち東照大権現を祀る「日光東照宮」を思い浮かべる方がほとんどだと思います。ですが、実は日本各地にもミニ東照宮が存在し、様々なゆかりで東照大権現(徳川家康公)を祀っています。そんなミニ東照宮の中でも、国指定重要文化財でありひときわ特別な存在感を持っているのが「仙台東照宮」です。今回は、東北有数のパワースポットともいわれる仙台東照宮と共に周辺エリアのおすすめ食べ処を紹介します。
仙台東照宮は仙台藩二代藩主、つまり伊達政宗の子である伊達忠宗が三代将軍徳川家光に造営を願い出て、承応3年(1654年)に完成しました。東照大権現はいわば徳川幕府公認の神様なわけですから、諸大名としては自分たちの「家」「領地」を守ってくれる神様としてこれほどの存在はありませんでした。以来、伊達家の守護神として手厚く祀られ、江戸時代には領内最大の祭り「仙台祭り」が行われていたそうです。今でも街の中心部から仙台東照宮へと続く道が「宮町通り」として残っており、お宮町を行き交う往時の参拝客を想像できそうな直線道路が仙台駅方面から仙台東照宮へと伸びています。
そんな仙台東照宮の目の前にはJR仙山線の駅、その名も「東照宮駅」があります。仙台駅から1駅ですので、仙台駅から乗り換えて気軽に訪れることができます。仙台駅からは歩いても30分程度ですので、さきほど紹介した宮町通りを散策しながら仙台東照宮を目指す、というコースもいいですね。ちなみに、宮町通りに接する地区名は「宮町」の他に「花京院」がありまして、この名前に反応できるマンガファンの方は、聖地「花京院」からの仙台東照宮巡りというコースもアリです。
伊達家ゆかりの地にある葵の御紋。伊達と徳川の縁が交じり合った場所として、仙台を訪れる歴史ファンには青葉城と共におすすめしたいスポットです。
最近「御朱印ガール」なんて言葉も出てきてひそかなブームになっている「御朱印集め」ですが、ここ仙台東照宮の御朱印は葵の御紋!「仙台市」と「葵の御紋」の組み合わせは、なんとも不思議です。
2011年3月11日の東日本大震災によって、仙台東照宮も少なからず被害を受けました。本殿など建造物に大きな被害がなかったことは幸いでしたが、境内の石灯籠の大半が倒壊、しばらくは修復もままならず、訪れる度に倒れたままの石灯籠を眺め、震災当日を思い出す日々が続いていました・・・。ですが、現在は倒れた石灯籠など一通りの修復も終わり、また元の仙台東照宮に戻っています。とはいえ、注意深く見ると石灯籠の一部が欠けていたり、石灯籠の近くには「地震発生時にはただちに石灯籠から離れて下さい」と注意喚起する看板があったりと、震災の影響を見ることができます。
仙台東照宮の行事、お祭りというと、正月の初詣、どんと祭と続いて、翌2月3日には節分祭で豆まきが行われます。4月にはちょうど桜の開花シーズンにあわせて「東照宮春まつり」が行われ、神楽奉納やみこし、境内参道には露店も並び、仙台の春を楽しむ風物詩になっています。また毎月第4日曜日には骨董市も開かれ、この日は物珍しい骨董品が参道の両脇に並べられていますが、これもまた仙台東照宮の顔になっています。
仙台東照宮の春祭りに行ってきました。
— 天ten (@tententen_) 2014年4月20日
午前中に出発したお神輿が、わたしが行ったころ、ちょうど戻ってきました。
楽しかった! pic.twitter.com/wyAqEFuTQd
かつてお宮町だった東照宮エリアは、落ち着いた住宅街です。小・中学校が近くにあるため、今では仙台でも珍しい駄菓子屋が2店舗あることも特徴です。そんな東照宮エリアには、地元で愛される庶民的なお店が並んでいます。
下で紹介している駄菓子屋さんと隣接する、庶民的なラーメン店です。こぢんまりとした店の雰囲気とリーズナブルな価格帯、それでいてボリューム多め。食べ盛りの学生や地元住民の日常の中にあるラーメン屋さんとして、親しまれています。
めん処八吉
閉業や休業等の理由により食べログに店舗情報が存在しないか、一時的な障害で店舗情報が取得できませんでした。
さきほど紹介したラーメン店「めん処八吉」と隣接している駄菓子&お好み焼きの店です。すぐ近くに小学校があるため、放課後の時間帯には店の前に子供用自転車が何台も止められ、店内は子供たちでにぎわっています。そういった駄菓子屋の中にあって、食事スペースはおまけ程度のものですので、駄菓子屋でおばちゃんと子供たちの交流にまざりながらお好み焼きを食う、ぐらいのイメージがいいかもしれません。持ち帰りも可能です。
ぷちやの詳細情報
ぷちや
東照宮 / お好み焼き、かき氷
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区東照宮2-6-8
- 営業時間
- [月] 11:00 - 20:00 [火] 11:00 - 20:00 [水] 11:00 - 20:00 [木] 11:00 - 20:00 [金] 11:00 - 20:00 [土] 11:00 - 20:00 [日] 定休日
- 定休日
- 日曜日
東照宮駅を降りてすぐそば、踏み切りの横にある焼肉店です。比較的小さな店内は席数も少ないのですが、近所の住民に昔から愛されている「街の焼肉屋」さんです。人気はタン塩、カルビ。肉が旨けりゃそれでいい。ビールを飲んでワイワイ食う。そう、俺たちの焼肉屋です。
焼肉海鮮TETSUJINの詳細情報
はい、来ました!仙台名物「ずんだ/づんだ餅」。「ず・づ」両方の表記があり、一般的には「ずんだ」が主流ですが、ここエンドー餅店さんは「づんだ餅」です。仙台に来てずんだ餅を買おうとすると仙台駅構内、駅ビルの店舗でだいたい済んでしまうのですが、ちょっと待った!地元ずんだ通の間で名店と一目置かれるエンドー餅店の「づんだ餅」も要チェックです。「他のずんだ餅とは一味ちがう」と言われる「づんだ餅」が、ここ東照宮にあります。
エンドー餅店の詳細情報
エンドー餅店
東照宮 / 和菓子、甘味処、スイーツ
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区宮町4-7-26
- 営業時間
- [月] 08:30 - 18:00 [火] 08:30 - 18:00 [水] 08:30 - 18:00 [木] 定休日 [金] 08:30 - 18:00 [土] 08:30 - 18:00 [日] 08:30 - 18:00 ■ 営業時間 東北大学病院 催事 2022年11/8(火)、11/22(火)、12/6(火) 仙台三越2022年12/26(月)〜31(土) ーお休みのご案内ー 2022年 11/3(木)、11/10(木)、11/17(木)、11/24(木)、12/1(木)、12/8(木)、12/15(木)、12/22(木) 只今お持ち帰りのみの販売でございます。 ■ 定休日 催事などで変更になる場合がございます
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ~¥999
仙台市内観光で、仙台東照宮&周辺エリアの食べ処はちょっと地味かもしれません。ですが、伊達家に手厚く祀られ、東照大権現(徳川家康公)の鎮座するパワースポットとしても注目される仙台東照宮と、地域の飾らない庶民派店舗、そして仙台名物「づんだ餅」の聖地がここにはありました。青葉城、松島、うみの杜水族館などメジャーな観光と共に、仙台東照宮へ足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか?