白壁土蔵が続く城下町。岐阜の「飛騨古川」を散策してみましょう

白壁土蔵が続く城下町。岐阜の「飛騨古川」を散策してみましょう

清らかな瀬戸川に鯉が悠然と泳ぎ、白壁の土蔵や昔ながらの町家が立ち並ぶ「飛騨古川」。高山の奥座敷ともいわれ、高山とはまた違った魅力をもつ、しっとりとした城下町として知られます。荘厳な寺院もあれば、天下の奇祭「古川祭り」を体感する施設や、飛騨の匠の技とふれあう施設など観光スポットは数々あります。伝統的な和ろうそくのお店や酒造場などをめぐるのも楽しみのひとつ。そんな「飛騨古川」をゆったり歩いてみませんか?

2016年07月09日

歴史ある白壁の土蔵が続く「飛騨古川」

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出典:washidyaさんの投稿

高山の奥座敷「飛騨古川」は、出格子(でごうし)の家並みや白壁の土蔵が続く、歴史ある城下町。町を流れる瀬戸川には鯉がゆったりと泳ぎ、情緒あふれる雰囲気が旅人の心を癒してくれます。
歴史ある白壁の土蔵が続く「飛騨古川」652980

出典:kabachiさんの投稿

壱之町(いちのまち)、弐之町(にのまち)、三之町と古い家並みが続き、しっとりと風情ある景観が楽しめるうえに、それほど大きくない飛騨古川は、のんびりと散策するのにぴったり。今回は飛騨古川のおすすめスポットを紹介します。

白壁土蔵街(しらかべどぞうがい)

白壁土蔵街(しらかべどぞうがい)653002

出典:い・ろ・は・すさんの投稿

町中を流れる瀬戸川に沿って、500mにわたって出格子の家屋や白壁の土蔵が立ち並ぶ、飛騨古川を象徴するエリア。この町並みは、江戸時代の増島(ますしま)城主・金森可重(かなもりありしげ)が高山と同じような町づくりをしようとしたためだとか。瀬戸川には、春から秋にかけて1000匹余りの鯉が放流され、エサをあげながらそぞろ歩きが楽しめます。
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出典:ginkosanさんの投稿

四季折々の景観が美しい白壁土蔵街は、飛騨古川で一番のおすすめスポット。三寺まいりのひとつ、円光寺などもあり、古き良き景観が堪能できます。

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起し太鼓の里

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出典:uuukiさんの投稿

「起し太鼓」で知られる「古川祭り」。“やんちゃ祭り”“けんか祭り”ともいわれる勇壮な祭りで毎年4月に行われますが、まつり広場と飛騨古川まつり会館では、その祭りの雰囲気を体験できます。
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出典:

飛騨古川まつり会館には、からくり人形の実演コーナーがあり、コンピュータで人が操るのと同じ動きを見せてくれます。立体映像3Dホールでは迫力あふれる起し太鼓を再現も。また、まつり広場では起し太鼓の試し打ちもできます。
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出典:

下の写真は、古川祭り(毎年4月19・20日開催)。豪華絢爛な屋台の曳き揃え(ひきぞろえ)と、熱気がほとばしる勇猛果敢な起し太鼓が目玉。天下の奇祭ともいわれます。

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起し太鼓の里飛騨古川まつり会館の詳細情報

起し太鼓の里飛騨古川まつり会館

住所
岐阜県飛騨市古川町壱之町14-5
アクセス
1) 飛騨古川駅から徒歩で5分 2) 東海北陸自動車道飛騨清見ICから車で30分 3) 北陸自動車道富山ICから車で90分
営業時間
[3月1日〜11月30日] 9:00〜17:00 [12月1日〜2月下旬] 9:00〜16:30
料金
子供 300円 団体 270円 大人 500円 団体 450円

データ提供

伝統の技を結集!「飛騨の匠文化館」

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出典:

古くから飛騨は「匠の里」として知られ、多くの匠が都に派遣されて、平城京や平安京などの建築にたずさわったといわれています。そんな飛騨の匠の技を集結し、歴史や道具などを展示した「飛騨の匠文化館」は見応えがあります。散策の前にこちらに立ち寄り、知識を得てから町めぐりをしてみると、より興味深いかもしれません。
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出典:

「飛騨の匠文化館」の建物は、飛騨の木材を使い、飛騨の匠の技を受け継ぐ大工さんの手により、釘を1本も使わずに建てられています。さまざまな組み木や継ぎ手、そして大工さんの紋章ともいえる「雲」が施され、その技の素晴らしさを実感できます。館内には、千鳥格子などを組む体験コーナーもあり、2階からは美しい瀬戸川の眺めも楽しめます。

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飛騨の匠文化館の詳細情報

飛騨の匠文化館

住所
岐阜県飛騨市古川町壱之町10-1
アクセス
1) 古川駅から徒歩で5分 2) 東海北陸自動車道飛騨清見ICから車で30分 3) 北陸自動車道富山ICから車で90分
営業時間
[3月1日〜11月30日] [木] 9:00〜17:00 [12月1日〜2月28日] [木] 9:00〜16:30
料金
子供 100円 小中学生団体 80円 大人 300円 団体 160円

データ提供

伝統の技を受け継ぐ工房や名店

飛騨古川は、建築だけでなく、ざまざまな伝統の技が息づく町。いまでは珍しい和ろうそくの店や織りものの工房、そして300年余の歴史を誇る酒造場など、数多くの飛騨の匠の工房や名店がそろっています。

三嶋和ろうそく

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出典:

「三嶋和ろうそく」は、240年の歴史をもつ、全国でも珍しい和ろうそくの老舗。NHK朝の連続テレビ小説「さくら」の舞台にもなりました。すべて天然の植物性原料を使い、ススが出にくく、火が消えにくいのが特徴。お土産としても人気です。ご主人の説明を聞きながら、和ろうそくの手作りの実演を見ることもできます。
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出典:

蒲酒造場(かばしゅぞうじょう)

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出典:

地酒を造って300年以上の歴史をもつ老舗の造り酒屋。酒米「飛騨譽(ひだほまれ)」と清らかな飛騨の水を使って培った、まさに飛騨の味。「白真弓(しらまゆみ)」「やんちゃ酒」や、シャンパンのようなのどごしといわれる「じゃぱん」など銘酒がそろいます。建物は、国の登録有形文化財指定。予約をすれば、蔵の中の見学や試飲もできます。

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飛騨古川の三寺まいり

「三寺まいり」とは、飛騨古川に伝わる伝統的な行事で、毎年1月15日の夜に町内の3つの寺(円光寺、真宗寺(しんしゅうじ)、本光寺)を詣でる習わし。いずれのお寺も、飛騨の匠の技が生かされた美しい建造物ですので、飛騨古川を訪れたらぜひめぐってみたい必見スポットです。春夏秋冬、さまざまな表情が楽しめます。

円光寺

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出典:ライトハウスさんの投稿

瀬戸川に面してたたずむ白壁土蔵街と円光寺の景観は、飛騨古川らしい風景として知られています。明治時代の大火から寺を守ったといわれる“水呼びの亀”の彫り物と、立派な鐘楼(しょうろう)も印象的な円光寺。お寺の山門は、増島城の城門を移築したものだそうです。

本光寺

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出典:

本光寺は、木造建築としては飛騨最大で、圧倒的な存在感を放つ門構えに魅了されます。飛騨の匠の技が随所に。信州の製糸工場に出稼ぎに行った飛騨の女性たちを描いた小説「あゝ野麦峠」を記念した文学碑もあります。

本光寺の詳細情報

本光寺

住所
岐阜県飛騨市古川町弐之町1-17

データ提供

真宗寺

三寺まいりのもうひとつの寺・真宗寺は、寺の荘厳な雰囲気と朱色の欄干の今宮橋のコントラストが美しく、撮影スポットにもなっています。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の景観が楽しめる表情豊かなお寺です。

飛騨古川へのアクセス

■鉄道利用の場合…「高山駅」からJR高山本線で「飛騨古川駅」へ。約15分。■車利用の場合は、高山市から国道41号線で飛騨古川まで約30分。また、北陸自動車道「飛騨清見IC」からは、県道90号線で約30分。

いかがでしたか?

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出典:JUNKINさんの投稿

瀬戸川のせせらぎを耳にしながら、ゆったりと眺める白壁土蔵街のたたずまい。歴史にふれ、伝統や文化に感動を覚える…飛騨古川には、そんな密度の濃い時間が待っています。

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