2016年07月11日

ぶらり湯めぐり食めぐり!鳴子温泉郷で名湯&グルメを満喫♪

ぶらり湯めぐり食めぐり!鳴子温泉郷で名湯&グルメを満喫♪

宮城県大崎市にある鳴子温泉郷は、秋保温泉と共に宮城の二大温泉ブランドです。温泉番付で「東の横綱」と認定されたこともあり、歴史を辿れば承和4年(837年)に発見され、源義経や松尾芭蕉が当地を訪れたエピソードもあるという千年の名湯。今回は、鳴子で温泉をのんびり楽しむ「湯めぐりチケット」と入浴前後に味わいたい鳴子グルメめぐりによる「鳴子めぐり」の楽しみ方をご紹介します!

千年の歴史と日本有数の泉質「東の横綱」鳴子温泉

千年の歴史と日本有数の泉質「東の横綱」鳴子温泉656827

出典:いせきさんの投稿

西の横綱「別府八湯」に対して東の横綱が「鳴子温泉郷」です!

「旅の手帖」(交通新聞社)による「青春18きっぷで行く温泉番付」(平成19年)で「東の横綱」に認定された鳴子温泉は、歴史と泉質に裏付けられた日本有数の本格温泉スポットです。

源義経から松尾芭蕉まで、東北の歴史と鳴子温泉

鳴子温泉には、源義経が立ち寄った時の言い伝えが各所に残っています。例えば鳴子温泉神社にある「啼子之碑」によるとこうです。兄・頼朝に追われて奥州平泉に向かう途中、正室である北の方が亀若丸を出産。亀若丸はなかなか産声を上げませんでしたが、この地で温泉につかってようやく声を上げたことから、この地を「啼子(なきこ)」と呼ぶようになり、今の「鳴子」になった…という言い伝えです。また、江戸時代に松尾芭蕉がこの地を訪れた際、「尿前の関所」で役人の取り調べが厳しく難儀したと「おくのほそ道」に書かれていますが、この「尿前」という不思議な地名は、亀若丸が初めておしっこをしたことに由来するという説もあります。時代を超えて、義経と芭蕉が重なり合う地。それが千年の名湯「鳴子温泉郷」です。

9種類の泉質が湧出する日本トップクラスの湯治スポット

9種類の泉質が湧出する日本トップクラスの湯治スポット656881

出典:

鳴子温泉郷の中でも人気の高い「滝の湯」は、酸性含明ばん(さんせいがんみょうばん)・緑ばん(りょくばん)・芒硝硫化水素泉(ぼうしょうりゅうかすいそせん)です。

日本国内にある温泉は11種類の泉質に分類されますが、なんとここ鳴子温泉だけで9種類の泉質があるんです!「横綱」の名は伊達ではありません!泉質を見て温泉を選ぶような温泉通も納得の湯治スポットです。それでは、鳴子温泉にある9種類の泉質を見てみましょう。
・単純温泉(新泉質名)
・重炭酸土類泉(炭酸水素塩泉)
・重曹泉(炭酸水素塩泉)
・食塩泉(塩化物泉)
・芒硝泉・石膏泉・正苦味泉(硫酸塩泉)
・明ばん泉(硫酸塩泉)
・緑ばん泉・炭酸鉄泉(鉄泉)
・硫黄泉・硫化水素泉(硫黄泉)
・酸性泉(酸性泉)
それぞれの特徴、効能などは下記「鳴子温泉旅館組合」さんのサイトからご確認ください。

鳴子温泉を楽しむための「湯めぐりチケット」

鳴子温泉を楽しむための「湯めぐりチケット」656811

出典:

「湯めぐりチケット」で訪れてみたいスポットの一つ「早稲田桟敷湯」は、湯の花が湯船いっぱいに広がる個性的な共同浴場です。

そんな鳴子温泉を満喫するために便利なのが「湯めぐりチケット」(湯めぐり手形)です。丸形のチケットには6枚のシールがついており、このシールを対応する温泉で必要枚数渡すと、現金よりお得に入浴することができます。「湯めぐり手形」ののぼりや看板がある旅館、共同浴場で利用できます。鳴子観光・旅館案内センターで販売しているほか、利用できる主要旅館でも購入可能です。詳しくは下記「鳴子温泉郷観光協会」さんのサイトなどからご確認ください。

そして鳴子グルメめぐりへ

そして鳴子グルメめぐりへ657765

出典:mnpさんの投稿

鳴子グルメといえば山の幸。山菜、きのこに蕎麦、うどん…

鳴子に来たのなら温泉だけではなく、鳴子ならではのグルメも味わってみたいですよね。この地だからこそ味わえる、鳴子グルメめぐりに出発しましょう!

「餅処 深瀬」で味わう鳴子名物・栗だんご

「餅処 深瀬」外観 657782

出典:のぶぼぼさんの投稿

お店は意外にもモダンな作りです。

食べない方の鳴子名物といえば「こけし」ですが、食べる方の名物はこちら、「栗だんご」です。「栗だんご」と聞いて想像するイメージとはずいぶん見た目が違うことに驚くかもしれません。とろとろのみたらし餡の中にぷにぷにの団子が二つ、そして中には栗が丸ごと1個入っています。みたらし団子が好きな方、栗が好きな方には特に味わっていただきたい、鳴子の甘味です。

「餅処 深瀬」料理 656755 栗だんご 漬物、お茶が付いて360円と安い!

出典:トントンマンさんの投稿

こちらが噂の「栗だんご」。おだんごたちがトローリ熱めのみたらし餡の湯船につかっています。チビ辛きゅうりと一緒にどうぞ!

「餅処 深瀬」料理 656756 大きな栗が丸ごと入ってます。

出典:トントンマンさんの投稿

初代深瀬吉丸氏が1900年代はじめに考案したメニューだそう。中には栗が入っています。

餅処 深瀬の詳細情報

餅処 深瀬

鳴子温泉 / 甘味処、和菓子、ケーキ

住所
宮城県大崎市鳴子温泉湯元24-2
営業時間
[月]  08:00 - 19:00 [火]  08:00 - 19:00 [水]  08:00 - 19:00 [木]  08:00 - 19:00 [金]  08:00 - 19:00 [土]  08:00 - 19:00 [日]  08:00 - 19:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ~¥999

山菜きのこ蕎麦から温玉カレーまで「ゑがほ食堂」

「ゑがほ食堂」外観 658020

出典:kobeoyajiさんの投稿

様々な看板がおすすめメニューを主張しあっています。

山菜やきのこなど鳴子の山の幸が存分に味わえる蕎麦・うどんのお店です。寒い季節に温かい蕎麦やうどんは温泉にピッタリですね。そして「温玉カレーライス」も意外な人気メニュー。店先でおにぎりの販売もしているようです。舞茸やふきのとうなど、季節によって具は違うそう。鳴子産ゆきむすび米でつくられたおにぎり、お土産にいかがですか?

「ゑがほ食堂」料理 659259 そばも、もっちり生そばで美味しい。

出典:トントンマンさんの投稿

鳴子の山の幸がどっさり!「山菜きのこそば」

「ゑがほ食堂」料理 656770 温卵カレーライス

出典:アスタさんの投稿

トロトロの温泉卵が人気の「温玉カレーライス」

「ゑがほ食堂」メニュー 658010

出典:フィンクスさんの投稿

「山菜」「きのこ」「なめこ」「舞茸」といった、この並びが鳴子の味覚!ぜひ温泉とセットでお楽しみ下さい。

ゑがほ食堂の詳細情報

ゑがほ食堂

鳴子温泉 / そば、うどん、食堂

住所
宮城県大崎市鳴子温泉湯元2-4
営業時間
[月]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 [火]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 [水]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 [木]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 [金]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 [土]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 [日]  09:00 - 16:00  17:00 - 20:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999
  • ¥1,000~¥1,999

「ふじや食堂」で食べたい鳴子のかき揚げ&天ぷら

「ふじや食堂」外観 658024 鳴子駅のすぐ近くです。

出典:asakusa777さんの投稿

鳴子温泉駅から徒歩1分、すぐ近くにある「ふじや食堂」さんです。

こちらも山菜そば・うどんのお店ですが、天ぷらやかき揚げにも目移りします。「ざるそばセット」についてくる天ぷらで山の味をほおばるもよし、「かき揚げそば」でボリューミーなかき揚げをバリバリやるもよし。温泉卵とかき揚げの組み合わせ、なんてのも鳴子らしくていいですね。

「ふじや食堂」料理 656776 ふじや食堂@鳴子温泉 ざるそばセット

出典:Ryumanさんの投稿

天ぷら&温泉卵の小皿がうれしい「ざるそばセット」

「ふじや食堂」料理 656777 冷しかき揚げそば

出典:SOUL SURVIVORさんの投稿

「冷やしかき揚げそば」かき揚げは汁につけてしっとりさせるか、固いままバリバリいくか――大き目のかき揚げなので両方楽しめそうです。

「ふじや食堂」料理 658058 かき揚げ天うどん&おにぎり(H27.12.4)

出典:TEC21さんの投稿

こちらは「かき揚げ天うどん」各メニューは「そば」か「うどん」か選べます。

ふじや食堂の詳細情報

ふじや食堂

鳴子温泉 / そば、うどん、食堂

住所
宮城県大崎市鳴子温泉湯元110-2
営業時間
[月]  10:00 - 20:00 [火]  10:00 - 20:00 [水]  10:00 - 20:00 [木]  10:00 - 20:00 [金]  10:00 - 20:00 [土]  10:00 - 20:00 [日]  10:00 - 20:00
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

いかがでしたか?

いかがでしたか?657747

出典:

名勝「鳴子峡」の紅葉。絶景かな!

温泉ファンには今更説明不要な名湯「鳴子温泉郷」ですが、「湯めぐりチケット」で名湯をはしごする贅沢な鳴子体験はいかがでしょうか?もちろん一度に全部は回れませんので、どことどこを回るか、どの順番で回るか、そう考える一時も楽しいものですよね。一度と言わず二度三度!「湯めぐり」と「味めぐり」をしに、是非鳴子に遊びに来てくださいね。

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