2階建てゴンドラ「新穂高ロープウェイ」で、爽快な空中散歩に出かけませんか？

日本唯一の二階建てゴンドラで標高2,000mを超える山頂展望台へ。「新穂高ロープウェイ」は、春夏秋冬の美しい景色を楽しみながら、年齢を問わず、雲上の世界を体感することができます。山頂からの北アルプスの大パノラマは圧巻です！

「新穂高温泉駅」から第1ロープウェイで出発し、「鍋平（なべだいら）高原駅」へ。そして、「しらかば平駅」で乗り換えて日本唯一の2階建てゴンドラで山頂展望台へ向かいます。

新穂高ロープウェイは、残雪の春、新緑の夏、紅葉の秋、白銀の冬…四季折々の素晴らしい景観が楽しめ、どの季節に訪れても新穂高の違う表情を見ることができます。もちろん、季節によって出会える植物もさまざま。何度でも訪ねたい絶景スポットです。

展望台は、標高2,156mの西穂高口駅の屋上にあります。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に二つ星として紹介された素晴らしい景観。360度の大パノラマは圧巻です。上の写真は、9月。めったにないほどの快晴で、槍ヶ岳の眺めが見事です。

美しい樹氷と白一色に染められた山頂の雪景色。冬の新穂高は神秘的な雰囲気に包まれ、穂高岳、笠岳、槍ヶ岳、奥穂高岳など穂高連峰の3,000m級の山々の雄姿に魅了されます。下の写真は、春の新穂高。

「千石園地」は、山頂の西穂高口駅の外に広がる園地。原生林の間を縫う散策路があり、5～10月にかけてはさまざまな高山植物や山野草を見ることができます。また、冬には大規模な雪の回廊ができることで知られ、迷路のような雪の道を歩くのも楽しみのひとつです。

千石園地では、6月のミズバショウに始まり、7月のミヤマキンポウゲやクルマユリなど9月頃までさまざまな植物を見ることができます。

「山びこポスト」は、通年集配可能なものとしては、日本最高所にあるポスト。記念の絵ハガキなどを送る人もたくさんいます。木のハガキや手ぬぐい入りのお手紙なども購入して投函できるそうです。

喫茶・軽食「マウントビュー」は、西穂高口駅にある食堂で、飛騨牛を使った「雲海カレー」や、ラーメンといわくらげの混ぜご飯の「岳人セット」など雲上のレストランらしいメニューがそろいます。絶景が望めるロケーションのよさも魅力。

第1ロープウェイを「鍋平高原駅」で降り、「しらかば平駅」から第2ロープウェイに乗り換えて山頂を目指しますが、途中の「鍋平高原」にはさまざまなお楽しみが。自然豊かな遊歩道をはじめ、山野草ガーデン、ビジネスセンター「山楽館（さんがくかん）」、露天風呂「神宝乃湯（かみたからのゆ）」などがあります。行きか帰りにぜひゆっくりとめぐってみましょう。

鍋平高原にある自然散策路（ネイチャートレイル）は、全長2.3km。森林の中を、さまざまな植物を眺めながらゆったりと歩くことができます。また、冬はスノーシューを履いてのハイキングコースになります。

新穂高ロープウェイの鍋平高原駅の周辺、自然散策路沿いにある「山野草ガーデン」では、緑の季節にはさまざまな高山植物や山野草が咲き、散策途中に眺めることができます。

山楽館は、北アルプスに関することが学べる資料館で、奥飛騨の自然についても知ることができます。ガイドウォークやスノーシューツアーなどのイベントもいろいろ行っているので、ぜひ立ち寄って情報収集してみましょう。

新穂高の自然を代表する樹木・鳥・動物などを紹介するネイチャー・プロムナードや、100インチの大画面で北アルプスの四季を紹介するアルペンシアターなど見所がいっぱいです。

山楽館には、露天風呂「神宝乃湯」も併設されており、ゆったりと源泉かけ流しの天然温泉を楽しむことができます。男女別に2つずつ温泉があり、のんびりと足を伸ばしてくつろぎの時間が過ごせます。

■公共交通機関をご利用の場合/高山駅から濃飛バス「新穂高ロープウェイ」行きで1時間40分。■車利用の場合/東海北陸自動車道「高山IC」から国道158号線で平湯へ。国道471号線で栃尾温泉を経由し、県道475号線に入って新穂高ロープウェイへ。

しらかば平駅にある「アルプスのパン屋さん」は、クロワッサンが大人気！ロープウェイを待つ間に購入して食べる人がとても多いそうです。アップルパイや飛騨牛カレーパンも人気。

ロープウェイが出発する新穂高温泉駅にあるテイクアウトのお店。牛串や、名物のゴンドラ焼き、飛騨牛まんじゅうなどが人気です。足湯につかりながら食べるのもおすすめ。

季節ごとにさまざまな魅力をもつ新穂高ロープウェイ。緑の季節の爽やかな雲上散歩もおすすめですし、紅葉や雪景色の新穂高の美しさも格別。さて、まずはどの季節に訪れますか？