トロッコに乗って酒蔵見学!金山坑道跡にある本格焼酎蔵「薩摩金山蔵」

トロッコに乗って酒蔵見学!金山坑道跡にある本格焼酎蔵「薩摩金山蔵」

鹿児島県いちき串木野市の「薩摩金山蔵」は、金山坑道跡を利用した、世界でも類を見ない焼酎蔵です。専用のトロッコ列車に乗って、120kmもの坑道内に構えた甕仕込み・甕貯蔵の蔵を見学することができます。金鉱として栄えた当時の歴史を感じられる展示物もあり、焼酎好きはもちろん、そうでない人でも楽しめる観光地として密かな人気です。焼酎や清酒(清酒のみ有料)の試飲もありますよ♪詳しく見ていきましょう!(2016年08月03日 最終更新)

鹿児島県
エリア
いちき串木野
キーワード
酒蔵
観光スポット

「薩摩焼酎」と「串木野金山」。2つの歴史が融合した観光酒蔵

出典:

1994年の操業停止まで金や銀を産出し、350年以上の歴史を持つ串木野金山(くしきのきんざん)。薩摩藩の財政を支え、明治維新の原動力となったとも言われています。その跡地である坑道内を利用し、昔ながらの製法で本格焼酎を作っているのがここ、「薩摩金山蔵」です。

出典:芽紅さんの投稿

50余年にわたり掘り続けられた総延長120kmの坑洞は、
年間をとおして気温が一定で、焼酎の貯蔵・熟成にとてもよい環境です。
ここに、甕仕込みと甕貯蔵の蔵を構え、明治以前の焼酎づくりをコンセプトに、
女性杜氏による焼酎づくりを行っております。
これら、昔の業(わざ)を伝える仕込みの様子は、
坑洞内の仕込み蔵で実際にご覧いただくことができます。

出典:金山蔵について|金山蔵|濵田酒造

出典:

金山蔵を持つ濱田酒造は明治元年創業の老舗。他に「伝兵衛蔵(でんべえぐら)」「傳藏院蔵(でんぞういんぐら)」という2つの蔵を有しています。

金山蔵の雰囲気がわかる公式動画もチェックしておきましょう。

500年にわたって愛されているという薩摩の本格焼酎と、江戸時代からの歴史がある串木野金山。2つの歴史が融合した本格焼酎蔵を間近に見学できるので、家族やカップルでも楽しめそうですね。さっそく見学ツアーへ出発しましょう♪

焼酎蔵や金山跡を見学できるツアー。トロッコで地下坑道へ!

出典:

金山蔵では、坑道内の焼酎仕込み蔵や熟成貯蔵庫、金採掘を行っていた当時の機械等が見学できるツアーが行われています。貴重な明治以前の製法による仕込みの様子も見ることができるんですよ!レトロ感漂うトロッコに乗るのもワクワクしますね♪

※別途料金が必要です。金額やトロッコの運行時間については、公式HP等でご確認ください。

出典:

坑道内の見取り図。とっても複雑に掘り進められていたことが分かります。トロッコのチケットは、お買い物処「蔵乃仲見世」で購入できます。

出典:

トロッコの片道乗車時間は8分程度。地下坑道へ着いたらガイドと一緒に焼酎蔵や金山跡を歩いて見学し、再びトロッコで地上へ帰ってきます。

まるで異空間!?地下坑道での焼酎づくり

出典:

昔ながらの技と味にこだわった金山蔵の焼酎づくりを見学します。坑洞内は夏場でも19℃前後なので、薄手の上着を用意しておくといいですよ。

出典:

麹・酵母・さつま芋・水を同時に仕込む「どんぶり仕込み」は、江戸時代まで行われていた製法です。

出典:

焼酎の製造工程などがわかる展示物も多数あります。どんぶり仕込みの焼酎の管理には繊細な心配りが必要で、主に女性杜氏が行っています。

出典:

ずらりとならんだ甕の中身は、熟成中の焼酎。年間通して気温・湿度が安定し、紫外線も届かない坑道内は、焼酎づくりや熟成・貯蔵にぴったりの環境なんだそう。

金山としての歴史についても学ぶことができます

出典:

江戸時代には7000名もの人々が、ここ串木野金山で金銀の採掘を行っていたのだとか。金山として栄えた当時の様子が伺える機械等がいくつも残されています。こちらは、鉱石を運んでいた「グランビー鉱車」。

出典:

「巻揚機」という、「鉱石運搬車」と作業員を運ぶ「人車」を地底深くで上下に移動させるための機械。実際に使われていたもので、丈夫なワイヤーロープを高圧モーターで巻き上げます。

地底深く出現するパワースポット!?

出典:

地下坑道内にある「薩摩 開運神社」は知る人ぞ知るパワースポット。強運・勝負運の持ち主といわれた島津義弘公が祀られています。

出典:

「黄金の観音像」。太平洋戦争の際に金属回収令のために失われていたものを、昭和49年に鉱山の安全と繁栄、地域とのかけはしとなることを祈って再現されました。

お土産もお忘れなく

お土産を買うのも、旅の楽しみのひとつですよね。お買物処「蔵乃仲見世」では、さまざまな種類の焼酎を中心に、ここでしか手に入らない薩摩金山蔵オリジナル商品を含むお土産品を買うことができます。おすすめのお酒を一部ご紹介しますね。

出典:

試飲コーナーでは、各種焼酎の試飲もできます。

熟成と共に福来たり

原料に鹿児島県産さつま芋と幻と言われた米麹「黄金麹」を使用。江戸時代の伝統製法を再現したどんぶり仕込みとカブト釜式蒸留で手づくりし、坑道内で熟成させた本格芋焼酎です。嬉しいのが、上記の見学ツアーに参加の上で購入すると、最長5年間無料で坑道内で熟成保存してくれるサービスがあること有料で期間を延長することも可能)。また、ラベルには好きなメッセージが記入できます。

出典:

地下坑道内にある、「熟成と共に福来たり」専用の熟成棚。ここで希望の年数、大切に熟成保存された後、手元に届けられます。

薩摩焼酎 金山蔵

「唯一無二」の自信を持って送り出す、薩摩金山蔵を代表する本格芋焼酎です。原料のさつま芋は鹿児島県産の「黄金千貫(こがねせんがん)」。「黄金麹」で仕込んで金山坑道内に長期貯蔵した、金山蔵ならではの商品です。

出典:

原料の「黄金千貫」は、芋焼酎に最も適しているとされるさつま芋です。専用化粧箱付きで、贈り物にもおすすめ。

清酒 薩州正宗 純米酒/純米吟醸酒

実は県内で唯一の清酒蔵でもある薩摩金山蔵。芋焼酎も良いですが、高品質の国産米と米麹、地元いちき串木野の冠岳の伏流水で仕込んだ清酒をお土産にいかがですか。金山蔵では蔵元だからこその楽しみ、蔵から搾り立てを加熱殺菌を行わずそのまま味わう「生酒」もいただくことができます。

精米歩合70%の純米酒と精米歩合60%の純米吟醸酒があり、どちらも「冷や」がおすすめです。

どうやって行けば良いの?交通アクセス

薩摩金山蔵へ行く場合、車なら南九州自動車道「串木野インター」で下り、国道3号線を川内方面へ10分程度走ると到着します。ただし、せっかく本格焼酎蔵に行くのですから、現地で試飲などお酒も楽しみたいですよね。「運転手」がいないのならば、JRとバスを利用するのが良いようです。

最寄り駅はJR九州・鹿児島本線「串木野駅」。ここから川内方面のバスに乗り、「野下口薩摩金山蔵入口」で下りれば徒歩5分程度で到着です。なお、JR新幹線の停車駅である「鹿児島中央駅」からは、鹿児島本線・川内行に乗れば40分程度で「串木野駅」に停車します。

出典:

いかがでしたか?施設は全体的に和の落ち着いた雰囲気になっています。金山としての歴史を学べる「金山資料館」や四季を感じる庭が楽しめる休憩デッキなどもあり、本格焼酎蔵でありながら、薩摩焼酎ファンならずとも(ファンならばより一層)観光地として充分に楽しめる施設です。ぜひ、鹿児島観光のひとコマに取り入れてみてくださいね!
都道府県:
鹿児島県
キーワード:
酒蔵 (14)
観光スポット (700)

seed

seed

「読んで楽しく、ためになる」記事を作っていきます。楽し...

icotto公式LINE@をはじめました!

1日1回icotto編集部が厳選した記事をお届けします。

QRコードでLINEの
友だちを追加
LINEアプリを起動して、[その他]タブの[友だち追加]でQRコードをスキャン
or

IDで検索する[その他]タブの[友だち追加]で[ID/電話番号]を選択。[ID]にチェックし、[@icotto]と入力。