2016年08月11日

千葉・夏の日帰り旅行に!日本一の大仏と地獄のぞきで眺望体験を!「鋸山日本寺」
この夏の日帰り旅にぴったりな千葉県房総半島エリアから、豊かな自然、絶景、ハイキングが楽しめる場所をご紹介します。日本一の大仏や、絶景が楽しめる「地獄のぞき」、願いが叶うパワースポットなど、見どころ満載の「鋸山日本寺」へ訪れてみませんか。
鋸山日本寺は、千葉県鋸南町鋸山にある曹洞宗の寺院。聖武天皇の勅命により、725年に開山しました。鋸山の南側の斜面が日本寺の境内になっていて、その中には高低差もあり、2639段の参道があります。広い境内の中には、断崖絶壁から下を除くことのできる「地獄のぞき」や、日本一大きい大仏があったりと、見どころが満載!
鋸山は標高が329mとそれほど高くはないのですが、周りにさえぎるものがないので、頂上に登ると東京湾はもちろん、伊豆大島まで望むことのできる素晴らしい眺望を楽しむことができます。江戸時代には石切り場として栄え、その切り出された石は靖国神社や早稲田大学の構内に使われています。現在はその跡を見ることができます。
鋸山日本寺の一番の見どころ!
日本一大きい大仏!「薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)」
1783年、江戸時代後期に石工・大野甚五郎英令が27人の弟子たちと主に、岩を彫刻して建立した大仏。この大仏『薬師瑠璃光如来』は、昔から病苦を救ってくれる医薬の仏として信仰されています。左手に持っているのは、薬壺(やっこ)です。
建立した当時は、9丈2尺(約37.7m)ありましたが、昭和40年代に修復され、現在の高さは31mとなっています。これは、鎌倉の大仏の2倍もあるのです!座像、そして石仏として日本一の大きさの大仏です。近くで見ると、その大きさに感動です!
先端まで行って肝試し!「地獄のぞき」
山頂にある『地獄のぞき』も、鋸山に行ったなら外したくないスポットです。切り立った崖の上に岩が突き出た部分があり、ここから100m下をのぞくことができます。高所恐怖症の人は、足がすくんでしまいそうです。

切り立った崖と一緒に撮影をするなら『地獄のぞき』に向かう人と、手前の展望台で撮影する人の二手にわかれましょう。
小さいお地蔵さんにお願いを書いて奉納!「お願い地蔵尊」
大仏の前には、『お願い地蔵尊』があります。その名のとおり、お願い事を聞いてくれるお地蔵さんで、周りには小さなお地蔵さんがぎっしりと奉納されています。
売店で小さいお地蔵さんを購入して、名前を書いてお願い事をしながら奉納します。
注意点!名前は、一つのお地蔵さまに一つだけ書くようにしましょう。また、足の裏に名前を書くと願い事がつぶされてかなわないそうなので、背中に書きましょう。
そのほかのエリアの見どころをご紹介!
山頂エリア~「百尺観音」に眺めの良い「十州一覧台」
山頂エリアは、岩に彫り込まれた「百尺観音」、「地獄のぞき」や「十州一覧台」があり、日本寺の境内の中でも高い場所からの眺望を楽しめるエリアです。
「地獄のぞき」とは違い、恐怖心なく落ち着いて絶景を楽しむことができます。ここまでたどり着く参道の階段がちょっときついですが、頑張って登っていきましょう。
羅漢エリア~どこまでも並ぶ石仏が圧巻!「千五百羅漢道」
羅漢エリアには「千五百羅漢道」があり、ここになんと1553体の石仏が安置されています。大仏様を彫刻した大野甚五郎英令が、弟子たちとともに21年かけて完成させました。
笑っていたり、楽しそうに会話しているようだったり、すましていたり……。実に豊かな表情をしています。
大仏広場~ここはぜひ寄って!「大仏」と「お願い地蔵尊」
岩場が多い鋸山日本寺の境内の中では、大仏様があるエリアは広場になっており、くつろげる場所です。
中腹エリア~日本寺のご本尊が安置されている「薬師本殿(医王殿)」
大仏広場から少し下ったところにある中腹エリアには、「薬師本殿(医王殿)」、弘法大師作の石仏〝大黒尊天〝がまつられている「大黒堂」、休祭日に茶屋として公開されている「呑海楼(どんかいろう)」、源頼朝がお手植えしたとされる樹齢800年を超える「頼朝蘇鉄」があります。
表参道エリア~「仁王門」をくぐって、「観音寺」へ!
ロープウェイから一番遠い、表参道エリア。こちらに表参道があるんです!「仁王門」には、慈覚大師作と言われる二対一体の金剛力士像があります。これをくぐると、「観音寺」、草書体の〝心〝の字をかたどった「心字池」があります。
散策に疲れたら一休み!「呑海楼(どんかいろう)」
よくお手入れされた庭越しに見える海は、展望台から見る海とまた違った味わいです。土、日曜・祭日のみ営業しており、それ以外の日は立ち入り禁止になっていますので注意しましょう。
呑海楼の詳細情報
鋸山から記念の手紙を送ってみるのはいかが?
鋸山ロープウェイの名物、石のポスト「シャロンポストーン」とツーショットにゃ♪ pic.twitter.com/AcP9S7EHAv
— かなにゃん (@kanannyan) 2014年5月24日
昔は石切り場だった、鋸山。ここから切り出された「房州石」を使って作られたポストが鋸山山頂駅の展望台に設置されています。このポストに投函すると、地元の金谷郵便局で〝ロープウェーと地獄のぞきと金谷港が描かれた風景日付印〝を押して、配達してくれます。鋸山日本寺訪問記念に、大切な人に、自分に、絵葉書でも送ってみませんか?
鋸山日本寺を訪れるときの注意点!
日本寺の境内はとても広く、また山頂にありますから、上ったり下りたりが多いのです。ロープウェイで山頂まで向かうとしても、歩きやすい靴、服装で行くようにしましょう。また、公衆トイレは〝大仏広場〝下にある1か所のみです。山寺のため、水道水がひかれていません。節水に努めましょう。
鋸山日本寺への交通アクセスをご紹介!
電車を使っていくとき
内房線「浜金谷駅」、もしくは「保田駅」下車。
・ロープウェーで登る場合は、「浜金谷駅」よりロープウェー乗り場まで徒歩8分。
・表参道から登る場合は、「保田駅」で下車して表参道へ通じる遊歩道へ(保田駅より仁王門まで徒歩45分くらいが目安です)。
・ロープウェーで登る場合は、「浜金谷駅」よりロープウェー乗り場まで徒歩8分。
・表参道から登る場合は、「保田駅」で下車して表参道へ通じる遊歩道へ(保田駅より仁王門まで徒歩45分くらいが目安です)。
車で行くとき
館山自動車道富津金谷ICから車で鋸南方面へ 県道237号、国道127号線を経由
浜金谷ICより約10分、有料の「鋸山登山自動車道」の入口へ着きます。こちらで登ると、有料道路専用山頂駐車場に車を置いて観光できます。ここから「山頂エリア」「羅漢エリア」が近いです。
無料の「鋸山観光自動車道」の入口は、国道127号をさらに1km館山方面に行って左折します。看板に従って登っていくと、無料駐車場があります。こちらは「大仏広場」が近いです。
浜金谷ICより約10分、有料の「鋸山登山自動車道」の入口へ着きます。こちらで登ると、有料道路専用山頂駐車場に車を置いて観光できます。ここから「山頂エリア」「羅漢エリア」が近いです。
無料の「鋸山観光自動車道」の入口は、国道127号をさらに1km館山方面に行って左折します。看板に従って登っていくと、無料駐車場があります。こちらは「大仏広場」が近いです。
ハイキングで登りたい人はハイキングマップを手に入れて!
鋸山へは、手軽に楽しめるハイキングコースもあります。
いくつかコースはあるのですが、浜金谷駅から比較的短時間で行ける「車力道コース」と「関東ふれあいの道コース」がおすすめです。ハイキングマップは、浜金谷駅、金谷観光案内所(Pizza GONZO)、金谷港で手に入れることができますので、尋ねてみましょう。
いくつかコースはあるのですが、浜金谷駅から比較的短時間で行ける「車力道コース」と「関東ふれあいの道コース」がおすすめです。ハイキングマップは、浜金谷駅、金谷観光案内所(Pizza GONZO)、金谷港で手に入れることができますので、尋ねてみましょう。
「車力道コース」は、昔石切り場で切り出した岩を運んだ道。切り立った石切り場の跡、コケに覆われた石の道を、歴史に思いをはせながら歩くことができます。
「関東ふれあいの道コース」はゆったりとした登山ルートで、東京湾を眺めながら登山できます。
「関東ふれあいの道コース」はゆったりとした登山ルートで、東京湾を眺めながら登山できます。
まとめ
夏の日帰り旅行にぴったりな「鋸山日本寺」をご紹介しましたが、いかがでしたしたか?首都圏からのアクセスも良く、気軽に出かけることができるのも魅力の一つ。「地獄のぞき」でヒヤッとした後は、「お願い地蔵尊」で、お願い事をするのを忘れずに!夏の思い出作りの助けになれば、うれしいです。