2016年12月22日

江戸時代そのまま!おひさまの舞台「長野・奈良井宿」がノスタルジック

江戸時代そのまま!おひさまの舞台「長野・奈良井宿」がノスタルジック

長野県・塩尻市にある奈良井宿は、約1kmにわたって町並みを形成する、日本最長の宿場町です。かつては、「奈良井千軒」といわれ木曽路一番の賑わいをみせた「奈良井宿」。旅籠の軒灯や、千本格子などが江戸時代の面影を色濃く残しています。多くの旅人が立ち寄った宿場町の魅力とおすすめの宿をご紹介します。

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出典:yoshiki120%さんの投稿

JR東海中央本線が走る「奈良井駅」。自動改札がなく古きよき昔の佇まい。

今も、江戸時代の面影が残る長野「奈良井宿」

江戸時代、江戸と京の都を結ぶもっとも重要な街道だった中山道の中で、最も多くの旅人でにぎわった「奈良井宿」。江戸時代から櫛、漆器などの木工業が盛んで、多くの旅人が険しい峠を越えるまでに、体を休めた宿場町でした。直線1kmにわたって宿や、食事処、お寺が立ち並ぶ奈良井千軒といわれる「奈良井宿」の魅力をご紹介します。

今も、江戸時代の面影が残る長野「奈良井宿」19512

出典:

入り口の案内板。駐車場もあるので、車を停めて散策もいいですよ。

今も、江戸時代の面影が残る長野「奈良井宿」19513

出典:小梨怜さんの投稿

春は美しい山々に囲まれ、冬は一面雪景色の季節の変化が楽しめるのも魅力。

NHK連続テレビ小説「おひさま」のロケ地

町を歩いてみよう

町を歩いてみよう19517

出典:

千本格子の建物が江戸時代の面影を残しています。文豪、島崎藤村や正岡子規なども訪れており、文豪にも愛される宿場町だったそう。

町を歩いてみよう19518

出典:

かつて中山道を行く旅人が、峠をこえるためにのどを潤した水場は、きれいな山の湧水が流れています。建物が密着しているので、火災の延焼防止にもなっていたそう。現在は、飲み水や町の人の憩いの場となっています。奈良井宿には6箇所あるので探してみてくださいね。

信州名物「おやき」を頬張る

「道中おやき 奈良井宿店」料理 19520 出来立て販売です

出典:men党さんの投稿

信州名物のおやきは欠かせません。長野名物の野沢菜やよもぎから、クルミ、カボチャ、ナスなどさまざまな種類のおやきが、熱々の状態で売られています。食べ歩きにもいいですね。

道中おやき 奈良井宿店の詳細情報

道中おやき 奈良井宿店

奈良井 / 肉まん、郷土料理

住所
長野県塩尻市奈良井598
営業時間
[月]  定休日 [火]  定休日 [水]  定休日 [木]  定休日 [金]  定休日 [土]  10:00 - 16:30 [日]  10:00 - 16:30
定休日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日
平均予算
  • ~¥999

散策途中に寄りたい「長泉寺」

散策途中に寄りたい「長泉寺」19523

出典:

奈良井宿を歩いていると見えてくるお寺「長泉寺」にも立ち寄りたい。御朱印を書いてくれるので、忘れずにもっていきましょう。

「越後屋」で信州そばをいただきます

「越後屋」で信州そばをいただきます19525

出典:

築200年の町屋を利用した「越後屋」。地元名物・手打ち蕎麦と、おやき、五平餅が食べられる食事処。お土産も販売しているので賑わっています。

「越後屋」で信州そばをいただきます19526

出典:

手打ち蕎麦と、五平餅のセット。五平餅のタレも自家製です。

越後屋の詳細情報

越後屋

奈良井 / そば、喫茶店

住所
長野県塩尻市奈良井666-1
営業時間
[月]  10:00 - 18:00 [火]  10:00 - 18:00 [水]  10:00 - 18:00 [木]  10:00 - 18:00 [金]  10:00 - 18:00 [土]  10:00 - 18:00 [日]  10:00 - 18:00 ■ 定休日 不定休
平均予算
  • ~¥999

「越後屋」で信州そばをいただきます19528

出典:ginkosanさんの投稿

歩いていると、触ると幸せになるたぬきの置物を発見。他にもタヌキの置物がいくつかあるので、探してみてくださいね。

「山の市場」で長野土産を買う

「山の市場」で長野土産を買う19530

出典:

食品が中心の「山の市場」。長野産の果物や、野菜、ワインなどのお酒も揃います。宿泊する場合は、ここで長野ワインを買って宿で飲むのもいいですね。

「山の市場」で長野土産を買う19531

出典:

伝統的工芸品に指定されている「木曽漆器」の発祥の土地でもあるため、いくつもの木曽漆器店をみかけます。美しい漆塗りの食器や家具は、職人の高い技術でつくられており、お土産にも人気のアイテム。

漆塗りの箸も人気のお土産。漆がはがれてしまった場合でも、塗り替えてもらえるそう。いつまでも物を大事にする人々の生活を垣間見た気がします。温もりあふれる籠もすてきですね。

「山の市場」で長野土産を買う19534

出典:

「中仙道」と書かれた竹笠があれば、暑い日でも雪の日でも大丈夫。お土産に購入すると、いつでも情緒あふれる奈良井宿の光景がよみがえります。女性にはかわいい風車もいいですね。

歴史を感じる宿に泊る

奈良井宿に訪れたら、ぜひ泊まって欲しいおすすめの宿をご紹介します。江戸時代の頃から修繕を繰り返していますが、今でもきれいな宿ばかりです。歴史を感じる宿に、江戸からきた旅人になった気持ちで泊まってみては。

いかりや町田民宿

いかりや町田民宿19538

出典:

粋な暖簾が目印の「いかりや町田民宿」。気さくなオーナー夫妻が出迎えてくれる、心温まる宿です。昔ながらの長屋の雰囲気を残しており、歴史を感じながらゆったりできますよ。

手作りの料理が美味しいと評判です。食べきれないというほどの量の郷土料理でおもてなししてくれます。コストパフォーマンスがいい、満足度の高い宿。

ゑちごや旅館

ゑちごや旅館19543

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1日に2組しか泊まれない宿「ゑちごや旅館」も、昔の風情を残した宿のひとつ。なんと210年以上もの歴史を誇る、中山道最古の旅籠なんです。料理にも定評があります。

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出典:

玄関口にある「旅籠行燈(はたごあんどん)」。江戸時代から灯り続けているその灯は、多くの旅人たちにとっての安らぎでもあったのでしょうか。

御宿 伊勢屋

御宿 伊勢屋19547

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江戸時代後期から奈良井宿に建つ「御宿 伊勢屋」は、木曽コウヤマキでつくられたお風呂があり、多くの旅人の疲れを癒してきました。

御宿 伊勢屋19548

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看板も年季が入っています。地元でとれた食材を用いた四季折々の料理が絶品です。

予約プランを見る:

民宿 しまだ

民宿 しまだ19551

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メイン通りに建つ「民宿しまだ」。リーズナブルな宿泊料金で山の幸たっぷりの夕食と朝食が付いてきます。お子さんと一緒でも気持ちよく宿泊できると評判です。

民宿 津ち川

民宿 津ち川19554

出典:

右側に看板が見える「民宿 津ち川」。珍しい3階建ての宿からは、奈良井宿の趣ある風景を高い位置から眺めることができます。

「民宿 津ち川」では料理を提供する際、伝統工芸の木曽の漆器を使用しています。こだわりの自家製のお米や漬物が素朴な味わい。

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出典:claptonさんの投稿

いかがでしたか。時代劇のセットさながらの「奈良井宿」。風情ある町に泊まるのもよし、散策するのもおすすめです。

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