大阪から電車で気軽にハイキング♪「箕面の滝」で癒されよう

元は山岳信仰の聖地でもあった箕面の滝は、現在は周辺も含めて「明治の森箕面国定公園」として整備されています。落差は約30mほどあり、箕面大滝とも呼ばれるこの滝は、日本の滝100選にも選ばれているんですよ。自然豊かな場所にあるので、ハイキングにはぴったりです！

箕面の滝を擁する箕面国定公園は、阪急箕面線の箕面駅から歩いて5分ほどのところにあります。大阪中心部から電車で1時間足らずで行けてしまう好アクセスです。また千里中央駅から箕面駅までのバスもあり、こちらを利用しても便利です。駐車場が込み合うこともよくあるので、なるべく公共交通機関で向かうのがいいでしょう。

箕面国定公園に入ると、滝まではおよそ3キロほどの道のりです。緩やかな登りを歩いて行くことになります。渓流沿いに続く自然の散策路は「滝道」と呼ばれていて、四季折々の自然を楽しみながら歩くことができるのが魅力です。

公園内の散策路なので、道はある程度整備されていて、とても歩きやすいです。箕面川に沿って歩くので、常に水を感じられる心地の良い遊歩道です。橋があったり、虫や植物を観察したりと、思い思いのペースで歩くことができます。

箕面公園の滝道は紅葉の名所としても知られていて、秋になると、一面紅葉が赤く染まって全く違う表情を見せてくれます。この時期は紅葉狩りの人もたくさん訪れ、滝道は一気に賑やかになるんです。

滝道沿いには休憩所や茶屋も点在していて、休憩を取ることもできます。休憩時に味わってみたいのが、名物だという「もみじの天ぷら」です。文字どおり、もみじの葉をあげたもので、パリパリとした食感が病みつきになります。滝道沿いのお店で販売しており、お店によってフレーバーが違ったりしますが、スナック感覚で食べられます。塩漬けにした葉っぱを上げているので通年食べられるそうです。

滝道を歩いて行くと、終点にあるのが箕面の滝です。程よい落差と規模で、美しい姿の滝は、透き通る水を次々と滝壺へ運んでいます。

春や夏には緑が映えてとても涼しげな風景を楽しめますし、マイナスイオンもたっぷりもらえそうですね。実際、滝の効果だと思いますが、周辺は夏でも結構涼しく過ごせるそうですよ。

夏場の夜間にはライトアップもされていて、夜来ても楽しむことができます。夜の滝なんてなかなか味わう機会がないと思いますので、夜のハイキングというのも良さそうですね。

もちろん秋には見事な紅葉が。見頃の時期にはもちろん混み合いますが、この迫力の紅葉は一見の価値があります。是非訪ねてみたい紅葉の名所ですね。

箕面の滝へ行く道すがらには、美味しいものが味わえる魅力的なお店もあります。お弁当を持って行くのも楽しそうですが、こうした素敵なお店で滝と滝道の風景を楽しむのもおすすめですよ。

山本珈琲館は滝道の中ほどにあるコーヒー専門店です。こちらもちょっとレトロでシックなとても落ち着いた「ザ・喫茶店」という雰囲気。コーヒーは流石の美味しさで、苦味と酸味がちょうどいいと評判です。スイーツも種類が多く、アフタヌーンティーを楽しむこともできます。食事はサンドイッチやホットドックなどの軽食のみですので、腹ごしらえには向いていませんが、休憩スポットとしては最強でしょう。

いかがでしたか？大阪の街中からあっという間に自然の中のハイキングスポットへ。お弁当を持って出かけてみるのも素敵ですね。是非行ってみてください！