自分で作れるポテサラも！大盛況「串カツ田中」の人気メニューはこれだ！

串カツ田中の1号店がオープンしたのは、2008年12月という比較的最近のこと。創業の地に選ばれたのは、東急世田谷線の世田谷駅から徒歩3分の場所でした。

白い布地に「名物串カツ」「田中」「大阪伝統の味」と書かれた看板のデザインは、以降の店舗でも踏襲されています。誰が見ても一目で「串カツ田中だ！」とわかる視認性の良さは、大ヒットの秘訣のひとつかもしれませんね。

2009年の夏には、世田谷店は開店前から行列ができるまでになり、2011年ころには6店舗にまで拡大。移り変わりの激しい飲食業界ではこれだけでもスゴいことですが、その後の5年間の爆発力はさらに驚異的。

2016年7月現在、串カツ田中は関東を中心に、全国でおよそ120店舗を展開しているんです。しかも、今後も全国1000店体制を目標に、毎年30店ずつ増やしていくのだとか。マザーズ上場はそのための資金調達の一環なんですね。
まさにとどまるところを知らない快進撃なのです！

そんなに評判なら、今度行ってみようと思ったアナタ！串カツ田中にはいくつかのルールがありますので、事前に予習しておきましょう。

これは串カツの世界では当たり前ですね。串カツ店ではソースが共用なので、衛生上の問題から一度口をつけた串をふたたびソースにつけることは何人たりとも許されていません。串カツ田中でも、

一、口を付けた串の二度づけ禁止
一、口を付けたキャベツの二度づけ禁止
一、ソースにお箸をつける行為の禁止

がルールになっていて、これを破ると罰金として1000円を支払わなければならなくなってしまうので、気をつけてくださいね。

もし一度目でソースがうまくつけられなかったときのため、キャベツでソースをすくってかける、という必須テクニックは身につけておきましょうね!?

こちらは串カツ田中のオリジナルルール。
ハイボールを注文するときに、このチンチロリンハイボールを宣言すると、サイコロを使ったちょっとしたゲームにチャレンジすることができます。

店員さんが運んでくるのはサイコロが2つ入った丼。このサイコロ2つを振ってゾロ目が出ると、なんとハイボールが1杯無料になるんです。なんて太っ腹！

ゾロ目が出なくても、出た目の合計が偶数ならハイボールは半額。そのかわり合計が奇数だと、2倍量のハイボールが入ったメガジョッキを注文しなければなりません！
とはいえ、単純にハイボール2杯分の料金で2杯分の量を飲むだけなので、損はない仕組みになっていますよ。

それでは串カツ田中の人気メニューをご紹介していきましょう。まずは基本の串カツメニューから。
あつあつ、さくさくの串カツメニューは100円、120円、150円、200円の4段階になっています。

100円串は、基本の「玉ねぎ」「しし唐」「なすび」などの野菜串が並びます。

120円串になると「串カツ牛」「串カツ豚」「ハムカツ」「レバカツ」などのお肉系が登場！
また「大阪名物紅ショウガ」は酸味がきいていて、ビールやハイボールのアテに大人気。

150円串には「バナナ」「クッキー&クリーム」「もなか」などのスイーツ系が登場します。なかでもオレオに衣をつけて揚げた「クッキー&クリーム」は、高温によって溶けだしたクリームが濃厚な、新感覚串揚げなんです。

200円串になると「エビ」「ホタテ」「かき」「キス」などの魚介類が登場。1本まるまる揚げた「アスパラ」や、お酒に良く合う「チーズ」も人気です。

串カツ田中は串カツがメインのお店ですが、「このサイドメニューを食べるために来た！」ってひとも意外なほどに多いんです。

その筆頭格がこの「ポテトサラダ」。SNSでもご覧のとおり話題となっています。

串カツ田中のポテサラは、すり鉢のなかにじゃがいも、レタス、ゆで卵、ベーコン、マヨネーズが投入された状態でテーブルに運ばれ、付属のすりこぎをつかって自分のお好みのマッシュ具合に仕上げることができるんです。

じゃがいもの形が分かるほど粒々感のあるポテサラが好きな人も、なめらかにマッシュしたクリーミーなポテサラが好きな人も、これなら大満足ですよね。

こちらも人気のひと品。「かすうどん」というのは、大阪の郷土料理のひとつで、牛のホルモンをじっくりと時間をかけて揚げた「油かす」をトッピングしたうどんなんです。

じっくりと油にくぐらせることで、余計な水分や脂肪分を飛ばしているので、意外にも高タンパク・低脂肪なんですよ。

出たな〜っ、妖怪！
じゃなくて、こちらも大阪では比較的ポピュラーな料理。肉うどんからうどんを抜いたものと言えば、わかりやすいでしょうか？

もちろん関西のものなので、肉は牛肉を使用しています。そもそもは、吉本新喜劇の故・花紀京さんが、二日酔いであんまり食べたくなかったときに考案したのだとか。

こちらも名前だけではわからないひとが多いかもしれませんね。「さいぼし」というのは日本のビーフジャーキーみたいな伝統的な保存食のこと。ここ串カツ田中の「さいぼし」は、馬肉の燻製になっています。

馬刺しと同じように、ニンニクをつけて召し上がれ。噛みしめると馬肉独特のちょっとクセのあるうまみがあふれます。

酒飲みも、逆にアルコールに弱いひとも気になるのがドリンクメニュー。串カツ田中は、ビール、日本酒、酎ハイ、ワインなどの各種アルコールから、「ジンジャーエール」「昔懐かしいラムネ」などのソフトドリンクまで、豊富に取りそろっていますよ。
ここではちょっとめずらしいふたつのメニューをご紹介しますね。

「ガリ酎」は、お寿司屋さんや牛丼屋さんで見かけるあの「ガリ」がたっぷりと入った酎ハイ。

ほんのりした甘さで爽快感のある「ガリ酎」は、串カツの油をスッキリと流してくれるのでオススメです。ホッピーのように中だけおかわりすることも可能ですよ。

「ひやしあめ」は大阪の下町ドリンク。水飴をお湯で溶き、ショウガ汁を加えて氷で冷やした飲み物です。

関西のひとは屋台で飲んだ味を思い出すと言います。「ひやしあめ」はサワーやハイボールにしていただくこともできますよ。

いかがでしたか？ 串カツ田中では、11月11日を「串カツの日」として、11店舗限定の1111円での食べ放題を実施したり、ミスドのような「100円均一セール」をおこなったりもしていますので、よりリーズナブルに食べたいというひとは、ぜひそういう日を狙って行ってみてくださいね！