枯山水の石庭は京都でも格別な美しさ!世界遺産・龍安寺に行こう

枯山水の石庭は京都でも格別な美しさ!世界遺産・龍安寺に行こう

枯山水の方丈庭園を「石庭」と呼ぶ『龍安寺』。白砂と石だけで見事に水の流れや橋を表現し、かってはエリザベス女王が絶賛した事もあって世界中の人が龍安寺にやってくるようになりました。小宇宙を感じさせるこの龍安寺で、皆さんは何を感じるのでしょうか。龍安寺の見どころを紹介します。

2016年09月21日

移り変わる龍安寺

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出典:ポセイ丼さんの投稿

龍安寺は、細川勝元が徳大寺家の山荘を譲り受け建立したものです。その後、応仁の乱で焼失し再興されています。何度も火災により焼失した後には、豊臣秀吉や徳川家康により保護され今にいたります。
移り変わる龍安寺767370

出典:takakiさんの投稿

龍安寺の石庭がここまで有名になったのは、海外メディアによる日本文化ブームではないかと思います。この龍安寺の魅力は、この石庭だけでなくどの箇所でも『禅の心』『人の心』を見ることができる事ではないでしょうか。

不完全こそが人間である禅の心が現した「石庭」

不完全こそが人間である禅の心が現した「石庭」767376

出典:

溜め息が出るような龍安寺の庭ですが、禅宗でこの庭を作るのも修行のひとつ。龍安寺自体は室町時代に『細川勝元』により創建されました。当時は禅文化が盛んな事もあり、室町時代に創建の寺院の庭の多くは枯山水庭園が作られています。
不完全こそが人間である禅の心が現した「石庭」767466

出典:ibexさんの投稿

龍安寺の庭の石は、どの角度から見ても全てを見ることができません。座ってみると平坦に見える庭ですが、実は立って見るのが正式だそうです。こちらの庭は左の奥と西壁も低く作られています。水はけや庭に深みを見せる為の方法だそうですが、緻密に計算された石の配置や小宇宙を表現したといい、昔の人の宗教に対する考え方だけでなく技術の高さに圧倒されます。
不完全こそが人間である禅の心が現した「石庭」792814

出典:うずらまめさんの投稿

方丈からでは全てを見ることは出来ませんが、中の部屋からは全ての石を目におさめる事ができます。計算されたものではないからこそ、神秘的に私達の心をとらえて離さない、そんな不思議な魅力を持っているのです。

秀吉が愛した侘助椿

見ごろは2月上旬~3月末

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方丈の東庭の隅に咲く侘助椿は、朝鮮から持ち寄られた椿で利休好みとも呼ばれ、茶室にも度々用いられました。花粉がなく花にかすかな香りがあることから秀吉が好み、利休の茶と楽しんだと言われています。秀吉は百姓上がりの足軽でしたが、風流を好み美しいものを非常に愛したと伝えられています。

銭形の「蹲踞」

銭形の「蹲踞」767483

出典:kiyotti3さんの投稿

蔵六庵の露地になる銭形の蹲は、水戸光圀寄進によるもの。『吾唯足知』の文字が刻まれているのは、釈迦の『知足の心』でもあるとされています。石庭の石は方丈からは全てを見ることは出来ませんが『何事も不満だけを思うのではなく、見えることに感謝し満足する心を大切に』しよとの教えだとか。
銭形の「蹲踞」767501

出典:

人は与えれば与える程に欲深くなりますが、今与えられているものに感謝をし、完璧を目指さない事で自分を戒める意味も持つようです。人はあくまでも人で、釈迦にはなれない戒めとも言えますね。

静かなる「鏡容池」

静かなる「鏡容池」767505

出典:dolcheさんの投稿

石庭が有名なので、こちらはあまり話題にはなりませんが回遊式庭園の真ん中に悠々とした姿を見せています。龍安寺が建立された時には、こちらの庭の方が有名であったのはあまり知られてはいません。
静かなる「鏡容池」767511

出典:yasal(たまに投稿)さんの投稿

平安時代には、龍頭の船を浮かべ公家がこぞって歌や舞を楽しんだそうです。衣笠山を背景に、これもまた素晴らしい景観を楽しめます。紅葉の季節には、夕日と衣笠山が赤々と美しいだけでなく池までも赤く染まる様は石庭に負けず劣らずの趣があります。

季節の見どころ

桜も美しい

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出典:dolcheさんの投稿

石庭には鮮やかな枝垂れ桜が溢れんばかりで、白砂の石庭が華やいだ空気に包まれます。この時期には、たくさんの人で賑わいますが鏡容池のある池泉回遊式庭園では、ソメイヨシノの乱舞が見られます。こちらは比較的人が少ないので、穴場スポットでもありますから忘れずに立ち寄ってください。

桜開花時期

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出典:takakiさんの投稿

例年は、3月下旬から4月上旬から咲き始め中旬まで楽しむ事ができます。鏡容池と桜苑、そして方丈庭園どこも桜で美しくため息がとまりません。

油土塀の紅葉を楽しもう

 油土塀の紅葉を楽しもう767526

出典:violinさんの投稿

石庭を囲むような油土塀の裏側には、散策路が伸びていて背の高い木が太陽から路を守るように覆い被さります。昼間にここを通ると燃えるように揺れる紅葉を楽しむことができます。石庭の紅葉も素晴らしいのですが、参道を歩きながらゆっくりと楽しんでくださいね。

紅葉の見ごろ

紅葉の見ごろ792824

出典:☆HIROKI☆さんの投稿

例年、紅葉の色づき始めが11月中旬となり、11月下旬から12月上旬が見頃になっています。鏡容池周辺が早く、石庭はそのあとくらいになるので12月上旬が一番美しいですよ。

龍安寺への交通アクセス

龍安寺への交通アクセス767743

出典:kiyotti3さんの投稿

・京都駅から市バス59番系統に乗車、龍安寺前下車、徒歩すぐ、または市バス50・55番系統に乗車、立命館大学前下車、徒歩約10分
・京福電車北野線龍安寺駅から徒歩7分

龍安寺近辺のグルメスポット

西源院

「西源院」外観 767642 「表門」 2014年03月

出典:chama_yurikaさんの投稿

龍安寺の境内にある「西源院」。美しい庭と京料理や精進料理がいただけます。おすすめは七草湯豆腐で、とろりとした京豆腐で心も溶けてしまいそう。
「西源院」料理 767653 精進料理:湯どうふ付き3300円

出典:マイヤーくんさんの投稿

こちらで食べたい精進料理は、心尽くしの一品。素晴しい庭と、精進料理で穏やかな1日を過ごせますように。

西源院の詳細情報

西源院

龍安寺、妙心寺、等持院 / 精進料理、豆腐料理・湯葉料理

住所
京都府京都市右京区竜安寺御陵下町13
営業時間
10:00~17:00
定休日
無休
平均予算
  • ¥1,000~¥1,999

データ提供

割烹 竹茶寮

「割烹 竹茶寮」外観 767583

出典:kunneyさんの投稿

等持院の門前に構える割烹料亭。食材は、錦市場の新鮮なものばかり。人気の湯豆腐定食や、鰆の味噌漬けなどたっぷりと味わえます。
「割烹 竹茶寮」料理 767588

出典:kunneyさんの投稿

シンプルにわさびでいただくとうふは、豆本来の旨味を味わうことができます。京都人好みの豆腐料理を提供しているお店なので、いつもとは異なる味をじっくり楽しんでください。

割烹 竹茶寮の詳細情報

割烹 竹茶寮

等持院、龍安寺、妙心寺 / 京料理、割烹・小料理

住所
京都府京都市北区等持院中町26
営業時間
昼の部 11:30~14:00 夜の部 17:00~21:00
定休日
水曜日
平均予算
  • ¥3,000~¥3,999

データ提供

Coffee FUKUI

「Coffee FUKUI」外観 767678

出典:薫美さんの投稿

ちょっと甘いものが食べたくなったら、こちらにふらりと立ち寄ってみましょう。ギャラリーのような雰囲気なので、落ち着いてティータイムを過ごせます。
「Coffee FUKUI」料理 767680 揚げたてドーナツ

出典:LUXE2010さんの投稿

こちらのおすすめは、揚げたてのドーナツとサクサクのマフィン! どちらも捨てがたいので、なんども足を運びたくなってしまいます。和菓子だけでなく、洋菓子も美味しい京都を楽しんでください。

Coffee FUKUIの詳細情報

Coffee FUKUI

妙心寺、龍安寺、御室仁和寺 / カフェ、ドーナツ

住所
京都府京都市右京区龍安寺住吉町21-10
営業時間
09:00-18:00
定休日
火・水曜
平均予算
  • ~¥999

データ提供

ロックガーデンだけではないその素晴らしさを目に焼き付けて

ロックガーデンだけではないその素晴らしさを目に焼き付けて792816

出典:nori_netさんの投稿

石庭はロックガーデンと呼ばれ、世界的にも評価が高い龍安寺。古来から日本では、石や岩を崇め祭事を行ってきました。龍安寺の石にはまだまだ解明されない謎が多いのですが、それを深く考えることなくその美しさに身をゆだね心穏やかに過ごしてみると本当の意味が見えてくるのではないでしょうか。

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