2016年09月21日

青森「奥入瀬(おいらせ)渓流」で、マイナスイオンをたっぷり浴びよう♪

青森「奥入瀬(おいらせ)渓流」で、マイナスイオンをたっぷり浴びよう♪

美しい手付かずの自然が残る奥入瀬(おいらせ)渓流。どの季節も、一期一会の美しさで私たちを出迎えてくれます。特別保護区となっている場所ですので、ルールをしっかりと守り、準備を整えてお出かけしましょう。珍しい動物や光景にも出会えるかもしれませんよ。

奥入瀬(おいらせ)渓流とは

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出典:加奈多 *ฅ•ω•ฅ*さんの投稿

青森県と秋田県の2県にまたがる十和田湖は、日本で3番目に深い湖としてよく知られています。その十和田湖の青森県側の湖畔から太平洋に向かって流れ出ているのが「奥入瀬(おいらせ)川」です。特に「子ノ口(ねのくち)」から「焼山」までの約14キロメートルの美しい景観をなす渓谷は、「奥入瀬渓流」と呼ばれ、国の特別名勝及び天然記念物に指定されています。

お出かけ前に必ずチェック!奥入瀬渓流の基礎知識

国の指定する特別保護地区

国の指定する特別保護地区795394

出典:haru20160821さんの投稿

奥入瀬渓流は、国立公園として指定されている区域内にあり、特別保護区にも指定されています。したがって、散策中などに動植物を採取することは禁じられています(山菜取りもダメ)。もちろん、故意に傷つけるようなこともご法度です。また植生を保護するために、歩行は、基本的に遊歩道もしくは整備された車道のみとなります。

国の指定する特別保護地区795357

出典:K まつきちさんの投稿

このように自然がそのままに残るところですから、軽装で訪れるべきではありません。しっかりとした準備をして出かけましょう。

どんな服装がおすすめ?

どんな服装がおすすめ?795358

出典:30DDJさんの投稿

運動靴もしくは、登山靴を履きましょう。ヒールの高い靴やサンダルなどは不向きですし、危険です。

どんな服装がおすすめ?795359

出典:gorou 五郎さんの投稿

気温が急激に下がることもあるので、一枚余分に羽織るものを持っていくようにしましょう。また、梅雨や秋雨のシーズンには、雨具は必携です。傘は遊歩道が狭いこともあり不向きですので、合羽を持つようにしましょう。

その他の注意点

その他の注意点795360

出典:ニケ.さんの投稿

「焼山から子ノ口」までの全行程を歩くと、約6時間ほどかかりますが、名所を巡るだけの30分程度のコースもあります。休憩所なども整備はされていますが、渓流を散策するコースには基本的にトイレがありません。どのようなコースを巡るのかによって、準備も変わってきます。事前に計画をしっかりと立てて、お出かけするようにしましょう。なお、携帯電話は「ほとんどつながらない」そうです。

ベストシーズン

新緑の季節

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出典:コットンさんの投稿

5月半ばごろから、渓はみずみずしい緑に覆われ始めます。また、普段は目にすることのない珍しい草花なども楽しむことができます。押し花などにしたくなるかもしれませんが、「採ってはダメ」ですので、写真やスケッチに収めましょう。

マイナスイオンをタップリ浴びる夏

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出典:よぐ@notさんの投稿

青森とはいえ、夏は夏。もちろん、暑い季節です。ですが、そんな暑さも、渓流から大放出されているマイナスイオンをタップリ浴びながらすごせば、心地よく感じられるかもしれません。

紅葉の錦を堪能する秋

紅葉の錦を堪能する秋795363

出典:taka1451さんの投稿

十和田湖周辺の紅葉は、八甲田山から始まります。八甲田山の紅葉は、10月くらいからはじまり、やがて十和田湖へとおりてきます。奥入瀬渓流そのものが紅葉するのは、10月半ばから11月ごろまでです。

息を呑む氷と雪の造形

息を呑む氷と雪の造形795364

出典:T@KAさんの投稿

11月半ばごろからは、雪の便りも聞こえてきます。本格的な雪景色を楽しむなら、12月後半です。特に、「氷柱」や「しぶき凍り」が見られるのは、もっとも寒い2月です。

奥入瀬渓谷の見どころをチェック!

三乱(さみだれ)の流れ

三乱(さみだれ)の流れ795366

出典:juntarouさんの投稿

奥入瀬渓谷屈指の名所。豊かな水が穏やかに流れるなかに、ムラサキヤシオの花が咲き誇る光景は、まるで日本庭園のよう。

石ヶ戸

石ヶ戸795370

出典:【nao】さんの投稿

「石ケ戸」とは石でできた小屋の意味。大きな岩がカツラの巨木に支えられて小屋のように見えます。ここには、かつて美しい女盗賊が住んでいた、という伝説があるそうですよ。

石ヶ戸の瀬

石ヶ戸の瀬795374

出典:juntarouさんの投稿

穏やかな流れと急な流れとが、絶妙に交じり合って「これぞ渓流」という景色を作り出しています。

阿修羅の流れ

阿修羅の流れ795376

出典:くさやさんの投稿

奥入瀬渓流のポスターやCMでは、必ずといっていいほど出てくるのがこちら。繊細ながらも猛々しい水の流れは、まさに“阿修羅”そのもの。

雲井の滝

雲井の滝795383

出典:野良犬野郎さんの投稿

奥入瀬渓流は滝が多いことでも有名ですが、そのなかでもっとも人気のあるのがこちら「雲井の滝」。水の流れる様子もさることながら、凍った冬の姿も迫力があります。

銚子大滝

銚子大滝795386

出典:syuuuさんの投稿

奥入瀬渓流本流にかかる滝で、高さ7メートル、幅20メートルの大きな滝です。流れ落ちる水が霧を生み、そこに木漏れ日が差し込んで光の筋を作り出します。こちらは「ジャパニーズ・スモール・ナイアガラ」とも呼ばれています。

アクセス方法

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出典:mumaさんの投稿

渓流区間は、1時間に1本の割合でバスが運行しています。JRバスは「青森駅~十和田湖」「八戸駅~十和田湖」です。子の口や宇樽部などの主要な中継地点や奥入瀬渓流の見どころでの下車も可能となっています。

最後に

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出典:加奈多 *ฅ•ω•ฅ*さんの投稿

四季折々に美しい姿を見せてくれる奥入瀬渓流。全行程14キロメートルを堪能するために、しっかりと準備をして本格的なトレッキングに挑戦してもいいですね。もちろん、有名な景勝地だけをのんびりと気軽に散策しても十分に楽しめます。観光名所とはいえ、安易な装備で行くと事故や事件につながります。楽しいお出かけにするためにも、事前の準備をしっかりと整えるよう心がけましょう。

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