2016年09月23日

小学生のパパ&ママにおすすめ!働く乗り物いっぱい「名古屋海洋博物館」

小学生のパパ&ママにおすすめ!働く乗り物いっぱい「名古屋海洋博物館」

パパ&ママが週末のたびに悩むのが、子供をどこに連れていくかということ。いつもの公園ばかりじゃなくて、子供の知的好奇心も刺激できるところがいいですよね!そこで今回は、名古屋港にある「海洋博物館」をご紹介します。海について学習するだけでなく、海で働く船・機械を身近に感じられる楽しいスポットです。とくに働く乗り物に興味がある小学生にはおすすめですよ!

お出かけの穴場スポット「名古屋海洋博物館」

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出典:himedaka1さんの投稿

名古屋港ガーデンふ頭にあるポートビルの3・4階に、「人と海のきずなを学ぶ」ことをコンセプトにした施設「名古屋海洋博物館」があります。開館30周年を記念して平成27年3月にリニューアルオープンし、展示物がよりリアルになり、シミュレーションも充実した体感型博物館です。なぜか意外とすいている穴場スポットなんです。

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出典:キャプテンまこっちさんの投稿

名古屋港によく遊びに行く人でも、この港が巨大な物資交流ステーションだということにあまり気が付きません。私たちが日常的に購入したり食べたりしているものは空輸より船で運ばれる物のほうが多いんですよ。名古屋海洋博物館は「日本一の国際貿易港・名古屋港」をテーマとして、名古屋港の重要性や暮らしとの関係の深さを子供でも分かるよう、ジオラマや体験シミュレータ、実物見本を使って展示をしています。

それでは早速、名古屋海洋博物館へいってみよう!

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展示は大きく8つのパートに分かれています。今回は名古屋港のライブジオラマがある「日本一の名古屋港」と操船シミュレーターがある「おたのしみブリッジ」、巨大コンテナを運ぶクレーンを体感できる「体験リアルポート」を中心にご紹介します。本物をふれたり体験したりできるので小学生低学年でも十分楽しめます。

「日本一の名古屋港」の巨大さをジオラマと電動模型で体感

「日本一の名古屋港」の巨大さをジオラマと電動模型で体感799958

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エントランスを入っていくと、まず「自働化コンテナターミナル模型」と「ライブジオラマ名古屋港」がお出迎え。「自働化コンテナターミナル模型」は飛島ふ頭にあるコンテナターミナルの作業を電動で紹介するものです。船からコンテナを出し、ガントリークレーンで地上におろしてからAGV(自動搬送台車)に積み、トレーラーで搬出するという作業を流れに沿って見られます。

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「ライブジオラマ名古屋港」は長さ約10メートルの大型ジオラマ。名古屋港の主な施設の紹介を最新の航空写真を使って展示しています。日本一の面積を誇る名古屋港の巨大さがよくわかる展示です。

「おたのしみブリッジ」で船を操るシミュレータを体験、航海士と同じ訓練を受けてみよう

「おたのしみブリッジ」で船を操るシミュレータを体験、航海士と同じ訓練を受けてみよう799955

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海洋博物館のリニューアル後の目玉展示が「操船シミュレータ」です。シミュレータの目の前には65インチの大型モニターが5つ並び、CGで再現されたリアルな名古屋港が表示されます。その中を、みずから船をあやつりクルーズするものです。気象条件(晴れ・雨・嵐)や昼夜を選択でき、ガーデンふ頭をまわるコースとコンテナふ頭をまわる金城ふ頭コースの2種類があります。もともと本物の航海士が訓練に使っていた機械ですから、圧倒的にリアルです!

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こちらには、船のブリッジが再現されています。実物の舵輪(だりん)やレーダーがおいてあり、船長の制服と帽子も用意されています。目の前はガラス窓で名古屋港が一望できる、本気で船乗り気分でコスプレができる人気スポットです。

巨大コンテナを持ち上げるガントリークレーン!シミュレータで重量を体感しよう

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出典:古都ポタさんの投稿

港の働く乗り物「ガントリークレーン」。

「体験リアルポート」では、名古屋港を行きかうものと働く機械を紹介しています。コンテナ荷役の主役ガントリークレーンのシミュレータでは、コンテナを船から陸へ運ぶ操作を体験できます。地上約45メートルからの視点はまるで鳥のよう。映像だけでなく音も出るので迫力満点です。20フィートコンテナの実物も展示されており、巨大さがより強く実感できます。

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慎重に慎重に、コンテナを操ります。

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船に積むコンテナはこの巨大さ!頭でわかっていても、実物を見ると大きさに圧倒されます。

ここまで来たら、南極観測船ふじも見学しよう

海洋博物館の見学が終わったら、ぜひふ頭にある「南極観測船 ふじ」にも寄りましょう。本物の観測船に乗れる機会は、そうありません!

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「ふじ」は「しらせ」に続く2代目の南極観測船です。海上自衛隊の砕氷船(さいひょうせん)としてつくられ、暑さ80㎝までの海氷を連続砕氷することができました。現役引退後は名古屋港ガーデンふ頭に永久係留されています。船内に入ることができるので、一度は中を見学してみましょう。

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全長は100メートル、幅22メートル、深さ11.8メートルで最大速力は17ノット。毎年500トンもの荷物を南極まで運んだ船です。

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船内は現役当時のままで保存されており、臨場感たっぷりです。第一甲板にある士官室や調理室、第二甲板の船員居室や医務室なども見学できます。

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「ふじ」の定員は200人+南極観測隊員の35名、さらにヘリコプター3機を搭載することができました。海上自衛隊ヘリは今も「ふじ」にのせてあります。

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出典:

「ふじ」の近くには、南極観測に従事した陸上車両もあります。これがそのまま南極に行ったかと思うと感動です。絶好の写真スポットでもあるので記念にどうぞ♪

パパの仕事にも深くかかわっている名古屋港の大切さを体で理解しよう

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出典:三重のN局さんの投稿

ふだんは気にせず生活していますが、輸出品の多い東海エリアにとって名古屋港は非常に重要な意味を持っています。海洋博物館も南極観測船ふじも、体感的に理解しやすい展示方法をとっているので子供も飽きずに最後までまわれます。子供と一緒に、パパの仕事と関係があるかもしれない港の機能について学べば、きっと新しい発見がありますよ。

■アクセス
<名古屋駅から>
地下鉄東山線「栄」駅で乗り換え、名城線金山方面「名古屋港」行きで終点「名古屋港」下車。
<セントレア(中部国際空港)から>
名鉄常滑線「金山」駅で乗り換え、地下鉄名港線「名古屋港」行きで終点「名古屋港」下車。

名古屋海洋博物館の詳細情報

名古屋海洋博物館

住所
愛知県名古屋市港区港町1-9ポートビル3階
アクセス
地下鉄名古屋港駅から徒歩で5分
営業時間
9:30〜17:00(入館16:30)
定休日
月曜日(祝日の場合は翌日)、ただし、春休み・夏休み・冬休みは開館
料金
小学生 200円 中学生 200円 大人 300円 備考 備考:展望室、海洋博物館、南極観測船ふじの3施設共通入場券(大人700円、小中学生400円)もある。

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