2016年03月23日

島全体がアート!直島の「家プロジェクト」とは?アートなお土産とは?

島全体がアート!直島の「家プロジェクト」とは?アートなお土産とは?

瀬戸内海に広がるアートの島「直島(なおしま)」。ここは島全体にアート作品が散らばるだけでなく、美術館や宿泊施設が自然と一体化してお互いを包み込んだ美しさを展開しています。中でも、古民家や神社を改装して、古(いにしえ)の生活と現代を融和させた「家プロジェクト」は、日常では味わえない世界観に出会うことができます。今回はその魅力と、「直島」ならではのお土産をご紹介します!

24294

出典:雲くじらさんの投稿

「直島(なおしま)」はアートがいっぱい!そんなアートの島で、新しい感覚をたくさん発見してみましょう!

まず「直島」にはどうやっていく?

まず「直島」にはどうやっていく?24296

出典:雲くじらさんの投稿

本州から直島に向かう場合は、岡山の宇野港から「直島」に向かう方がアクセスが良いように思います。岡山駅から宇野駅まで、乗り継ぎも含めると1時間以上かかる場合が多いです。事前に接続の良い電車・フェリーの時間を確認しておくと、島で過ごす時間をたっぷりとることができます。

アート鑑賞にどのくらいの時間が必要?

エリアを絞って巡るなら、朝10時から午後16時くらいの間に、ひとつのエリアをゆっくり見て回ることができます。逆に、あれもこれも見たい方、自分のペースで島を巡りたい方は、宿泊しながらのんびり散策することをおすすめします。島内には、面白いホテルやアート感あふれる銭湯もあるので、ぜひ宿泊しながらゆっくり過ごしてほしいところ。

宿泊施設:ベネッセハウス

宿泊施設:ベネッセハウス24301

出典:kojiroxさんの投稿

ベネッセハウスエリアでの宿泊は、自然やアートに囲まれることができる贅沢な時間。

宿泊施設:島小屋

宿泊施設:島小屋24304

出典:

「本村エリア」の家プロジェクト付近にて、古民家の中にテントを設営する宿泊施設。アートの世界で宿泊することができるのは、ベネッセハウスだけではありません。

銭湯:直島銭湯「I♥湯」

銭湯:直島銭湯「I♥湯」24307

出典:

直島銭湯「I♥湯(アイラヴゆ)」は、建物の外観も内装もアートまみれ!島民とのふれあいの場としても活躍しています。

移動方法は?

レンタサイクル、町営バス、タクシーがあります。レンタサイクルを使う場合は、アップダウンの激しい地形だということを理解した上で臨みましょう。タクシーは島に1台しかないので、事前に予約をしておくことをおすすめします。

「直島」の主な見どころは?

①3つの美術館が展開される「ベネッセハウス周辺エリア」

①3つの美術館が展開される「ベネッセハウス周辺エリア」24313

出典:雲くじらさんの投稿

ベネッセミュージアムは、建物の外にもアート作品が点在します。また、島の植物、空、海までもがアートと一体化しているのが、「直島」の魅力!

①3つの美術館が展開される「ベネッセハウス周辺エリア」24314

出典:竹ちゃんさんの投稿

ベネッセハウス付近を歩いていると、こんなオブジェが!

②船が到着する港付近の「宮ノ浦エリア」

②船が到着する港付近の「宮ノ浦エリア」24316

出典:雲くじらさんの投稿

港では、船の発着をぼーっと見たり、瀬戸内海の海の様子を肌で感じることができます。

②船が到着する港付近の「宮ノ浦エリア」24317

出典:serge0215さんの投稿

中に入ることができる赤いカボチャのオブジェや、銀色のいすなど、撮影スポットがたくさんあります。

③「家プロジェクト」が展開される「本村エリア」

③「家プロジェクト」が展開される「本村エリア」24319

出典:

「本村エリア」には、7軒の古民家がアート作品として公開されています。それぞれ距離が離れているので、すべて見てまわりたい方は自転車でめぐることをおすすめします。路地の散策をいっそう楽しむことができます。

③「家プロジェクト」が展開される「本村エリア」24320

出典:TAKUROさんの投稿

また、世界的に有名な建築家、安藤忠雄の美術館「ANDO MUSEUM」があるのも、このエリアです。コンクリート打ち放しの壁と、光の明暗を活かした建造物が印象的。ここでは、現代的な建造物と古民家のよさを融合した建築が異彩を放っています。

今回は「本村エリア」を詳しく紹介します!

今回は「本村エリア」を詳しく紹介します!24322

出典:

「家プロジェクト」として公開される7軒は、離れた場所に位置します。いくつか見て回りたい場合は、時間を多く確保しておきましょう。また、複数軒を見学する場合は、「きんざ」を除く6軒が鑑賞できる共通券を購入することをおすすめします。この券があると「家プロジェクトツアー」に参加し、いくつかの建物の解説を聞きながら巡ることができます。

おすすめの家をご紹介!

①こんなところに○○が・・・・・・「はいしゃ」

①こんなところに○○が・・・・・・「はいしゃ」24325

出典:雲くじらさんの投稿

かつて歯医者を営んでいた民家を改装したという「はいしゃ」。この建物の中には、なんと……

①こんなところに○○が・・・・・・「はいしゃ」24326

出典:morishimoriさんの投稿

自由の女神がいる!

歯科医だった建物になぜか・・・…自由の女神像が!作者の大竹伸朗は、直島銭湯「I♥湯」のデザインも手がける、注目のアーティスト。鮮やかな色彩と彫刻が織り成す、意外性の連続に圧倒されてください。

②神社にガラス!?「護王神社」

②神社にガラス!?「護王神社」24329

出典:雲くじらさんの投稿

石室と本殿がガラスの階段で結ばれる「護王神社」。まさか神社を改装する、というアイデアが出てくるとは・・・・・・という衝撃と、神社建築の様相をすべてくつがえすことなく、作家が美意識を静かに主張する作品となっています。

②神社にガラス!?「護王神社」24330

出典:futa23さんの投稿

③家の中に滝!?「石橋家」

明治時代に塩作りを営んできた石橋家に、滝の絵で名高いアーティスト「千住博」が息吹を注ぎます。蔵の中には、本物!?と目を疑いたくなるほどの勢いある滝の絵「ザ・フォールズ」が広がります。

④築200年の建物にデジタルの世界出現 「角屋」

④築200年の建物にデジタルの世界出現 「角屋」24335

出典:

築200年前の建物を修復し、内部に宮島達男のアートの世界を展開する「角屋」。外観とはうらはらに、内部は真逆の世界が広がります。

④築200年の建物にデジタルの世界出現 「角屋」24336

出典:たろたろさんの投稿

部屋全体に水が張られ、色鮮やかなライトを点滅する「Sea of Time '98」。古民家ならではの静けさと、ついたり消えたりする光が絶妙です。

⑤「南寺」の中にある、ジェームス・タレルの世界

「南寺」という和のおもむきが感じられるこの建物は、安藤忠雄の建築です。中にはジェームス・タレルの作品が、私たちを異世界へいざないます。

⑤「南寺」の中にある、ジェームス・タレルの世界24339

出典:

中に入るには入場制限がかかり、整理券が配布されます。光が見えるか、見えないか……はたまた、見えているものは本当に光なのか……あなたの目で確認してください。「家プロジェクト」の中でも、人気の高い「南寺」です。

情報収集は「本村ラウンジ&アーカイブ」!

情報収集は「本村ラウンジ&アーカイブ」!24342

出典:

ここでは、「家プロジェクト」の関連書籍やグッズ、共通チケットなどが販売されています。インフォメーションセンターとしても機能しています。

情報収集は「本村ラウンジ&アーカイブ」!24343

出典:

ここにしか売っていないグッズもありますので、買い忘れのないように、よく見ておきましょう。

お土産にまでアートな世界!直島ならではのお土産は?

お土産にまでアートな世界!直島ならではのお土産は?24346

出典:

直島は、海に囲まれた温暖な気候を活かして、塩、のり、酒などの特産品を作っていることで有名です。さらに、直島ならではのかわいいお土産には、いつもアートの香りが感じられます。

お土産にまでアートな世界!直島ならではのお土産は?24347

出典:mrmonkey_777さんの投稿

直島ならではの数量限定のお酒もあります。

直島のかわいいお土産たちをご紹介!

直島のかわいいお土産たちをご紹介!24349

出典:

草間弥生さんのカラフルでポップなかぼちゃをモチーフにしたお土産は、存在感があり私たちの心を鮮やかに彩る力でみなぎります。

ほかにも、直島でしか買うことができない魅力的なお土産がたくさんあります。

お土産を買うなら・・・・・・

お土産を買うなら・・・・・・24353

出典:

直島のお土産は「ここに行けばすべて揃う!」というものではありません。その場所にしか売っていないお土産がたくさんあります。ベネッセハウスのショップ、宮ノ浦エリアの「みやげ屋」、直島銭湯「I❤湯」、つつじ荘カフェと併設された「つつじ荘SHOP」などは、オリジナルグッズがたくさんありますので、要チェックです。

お土産を買うなら・・・・・・24357

出典:

直島銭湯「I❤湯」には、店先にオリジナルTシャツが並びます。

驚きやワクワクを発見しに「直島」へ出かけてみませんか?

驚きやワクワクを発見しに「直島」へ出かけてみませんか?24361

出典:雲くじらさんの投稿

旅というと、たくさん下調べをして、あれもこれも、と計画を立ててしまいがち。でも、島を巡っている中で出会うことができるものもたくさんあります。なかでも、「家プロジェクト」の7つの古民家再生は、自分の感覚を大切にしながらゆっくり巡って欲しいところ。

関連記事

特集

関連キーワード