2016年09月29日

美術館に泊まろう!アートを身近に感じられる直島の「ベネッセハウス」
美術館に泊まれる宿泊ハウス「ベネッセハウス」をご存知ですか?美しく穏やかな瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)にあり、館内はもちろん、施設のいたるところで現代アートに触れながらゆったりと贅沢な時間を過ごすことができるんです!今回は、そんなベネッセハウスの魅力をご紹介したいと思います。
ベネッセハウスとは、香川県高松市に所属し、瀬戸内海に浮かぶ直島という島の中にある宿泊施設。これが単なる宿泊施設ではなく、「自然・建築・アートの共生」というコンセプトの元完成した、美術館の中にできた宿泊施設なんです。
通信教育をはじめとした、育児、生活、語学などの事業を手掛けるベネッセコーポレーションが事業主体となり建築した施設。客室やホテル内だけではなく、周辺にある林や、浜辺にも数々の芸術作品が展示してあり、現代美術を楽しむことができます。芸術に特別興味がなくても楽しく泊まれるというところからも、国内だけではなく、世界各地のメディアにも取り上げられ、人気のリゾート地になっているのです!
アクセス
JR高松駅から徒歩約5分にある高松港からフェリーに搭乗。約60分ほどで直島の宮浦に着。もしくは、JR宇野駅から徒歩約3分にある宇野港からフェリーに搭乗。約20分ほどで 直島の宮浦に着
※宮浦からはベネッセハウス宿泊専用送迎バスで約10分ほど
※宮浦からはベネッセハウス宿泊専用送迎バスで約10分ほど
ベネッセハウスがある直島
ベネッセハウスがある直島は、人口約3200人ほどのこじんまりとした島で、 「ベネッセアートサイト直島」ともよばれています。ベネッセハウスを中心にアートに取り組んでおり、 島全体に現代アートのラボや作品が点在しているんです! 昔からある日本家屋や、直島の自然を活かした芸術は見ごたえがあり、作品を探して散策するだけでもとっても楽しいですね。
アートを感じられる4つの客室
ベネッセハウスには、それぞれのテーマを持つ4種類の客室があります。
ミュージアム
美術館の中にあり、芸術作品に一番近いのが魅力の客室です。建物が外に向かって大きく開かれているので、瀬戸内海の海や、四季折々の自然あふれる景観を楽しむことができます。お部屋のタイプは4つ。客室には収蔵作家の絵画や版画などが展示されており、広々と開放的な部屋で思う存分アートを楽しめます。
神秘的で非現実的な現代アートを数多く楽しめます。
オーバル
ミュージアムからモノレールで移動した丘の上にある部屋です。たった6室のための、贅沢で落ち着いた空間!建物にはオーバルに宿泊する人のみしか入れないので、とっても静かでのんびりと過ごすことができます。
奇跡的にベネッセハウスのオーバルの予約が取れたヽ (´〰`)ノ pic.twitter.com/YicetMTZ2E
— nave (@navetan) 2014年9月20日
モノレールはこぶりで味があって素敵です。
パーク
海岸前に広がるながらかな場所に位置する木造施設で、館内にはアーティストが手掛けたアートスペースがあり、思う存分現代アートに触れ合うことができます。宿泊者のみが利用できるラウンジやスパがあり、ゆったりとした滞在を楽しめるのが魅力的。テラスレストラン海の星やショップなども併設されていて使い勝手もいいのが嬉しいですね。
美しく芸術的なアートがなんとも幻想的です。
ビーチ
最も海辺に近い場所にある、全ての客室がスイートタイプのとっても贅沢な宿泊棟です。波打ち際までわずか数歩。瀬戸内海の潮風とキラキラと輝く水面を間近に感じられ、まるで海の中にいるみたい!それでいて、隣接するショップやスパへのアクセスも良好なのが嬉しいです。
ビーチ スイートは1階なので、波打ち際まですぐに出られるのが魅力的です。ビーチ スイートダブルは2階に位置するため、瀬戸内海を真下に見下ろすことができ、とってもブルジョアな気分に!1室では、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーによる新作コミッション・ワークを鑑賞することができます。
部屋からの景色。とっても素敵ですね。
ベネッセハウスのグルメ
ベネッセハウスは宿泊やアートだけではありません!絶品グルメが食べられると評判のレストランもあります。特別な空間で特別なお料理を是非味わってみたいですね。
テラスレストラン海の星 Etoile de mer
日本やフランスで複数のフランス料理店を経営する巨匠・吉野健がプロデュースするフレンチ。店名にもある通り、大きくとられたガラス張りの窓からは、瀬戸内海が一望でき、素晴らしい景観の中で絶品フレンチを味わえます。
ミュージアムレストラン 日本料理 一扇
地下一階にある日本料理屋で、アメリカンポッアートの第一人者として名高いアンディ・ウォーフォルの作品を眺めながら繊細な料理を味わうことかできます。日本料理屋らしからぬスタイリッシュな店内は、国内外問わず常に満席の人気ぶりです。
併せて行きたい、直島の観光スポット
家プロジェクト
直島の木村地区において展開するアートプロジェクトで、点在する日本家屋や神社を改修し、空間そのものをアートとして魅せている作品です。現在は「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7箇所が該当。古き良き時代の名残と現代アートが見事に調和し、見ていて飽きません。
#直島 #パワースポット#直島八幡神社 #護王神社 #トトロhttps://t.co/h32cL2RIhC pic.twitter.com/m3bpz12dZ7
— daishidance (@daishidance7) 2016年8月17日
こちらは足利時代に建てられた神社が現代アートとコラボレーション。直島のパワースポットとしても名高い場所です。
■アクセス:宮浦港から町営バスで10分ほど
直島銭湯
アーティストである大竹伸朗が手がけた、ひときわ目を引くユニークな外観をした公衆浴場です。実際に入浴ができ、地元の人からも愛される憩いの場所。外観はもちろん、銭湯内にもタイル絵を活かした浴場タイル壁画、絵付けトイレ・洗面など、アートがたっぷり!
■アクセス:宮浦港すぐ
いかがでしたか?
以上、現代アートを身近に感じながら特別な時間を過ごすことができる施設、ベネッセハウスをご紹介しました。洗練された非日常的な空間に是非行ってみたいですね。